青木皐(のぼる)著、集英社新書刊
何年か前に抗菌グッズが世に出始めた時には、凄い便利なモノが出現したと驚きました。特に、ボールペンなどで他の人が持つ可能性があるものなどは、女性が嫌がるそうで、かなり売れ行きが良かったように聞いています。そして、近年のヒット商品は除菌スプレーです。私は足に汗をかくので、靴の中の消臭に重宝しています。(妻は足に余り汗をかかないようで、靴のにおいは気にならず、当然靴下も . . . 本文を読む
友人が大変に面白かった、と勧めてくれました。確かに面白かった。理屈抜きに。本作は、二度目のリメイクだと下記のURLで知りビックリです。
本作のキャストが凄い。豪華です。そして、役所に適った訳者が配されています。冒頭、切腹して果てるのが内野聖陽さん。幕府の老中に平幹二郎さん、主演に役所広司さんと市村正親さん、。13人の刺客も立派です。何と言っても、松方弘樹さんの太刀捌きが見事でした。他の出演者とはレ . . . 本文を読む
松延博著,大月書店刊
「子どもとつくる」シリーズの一冊です。段ボールを切り抜いてつくる方法が主ですが,その他にも,粘土で造形した型の上に和紙を重ねて張り合わせて作る本格的なものまで紹介しています。
著者は,東京教育大学体育学部教授を退職後に,遊具づくりや運動遊び,演劇の実践と研究に携わり,その中でお面づくりに取り組んがそうです。「はじめに」の中で,著者は次のように述べています。
「あるコミュニティ . . . 本文を読む
面白かった。ホントニ。本作は、2010年のフランス映画で、原作がリュック・ベンソン。いい加減で徹底した娯楽向けの作品でありながら、キャラクタが実に鮮やかでした。主演のジョン・トラボルタがワイルドで繊細なエージョント役で格好良かった。相棒の役のジョナサン・リース=マイヤーズも良かった。役所を良く理解して演技している様子に好感が持てました。そして、何より、不思議異な魅力を持つ瞳の持ち主です。
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板倉聖宣(きよのぶ)、田中良明著、仮説社刊
偏光板というものが身の回りにあるらしいということは知っていたし、その働きも知っていました。しかし、実際の生活で意識することはほとんど無いと思います。例えば、釣り人が水面からの反射光がまぶしいのを避けるために偏光グラスのめがねを掛けていることは知っていましたが、他の具体例はほとんど知りませんでした。
本書では、まず光の性質を説明するのに音波について考えます . . . 本文を読む
この間、シドニー・ルメット監督の「ネットワーク」を観て良かったので本作を観ました。本作も名作として知られているそうで、特に、主演のアル・パチーノの演技が絶賛されたそうです。
本作品は実話を下敷きとしているそうですが、映像がドキュメント風でリアルです。そして、俳優の演技がまたリアルです。銀行強盗の相棒役のジョン・カザール、銀行の支店長や年かさの女子行員などなど。次の展開が全く読めない緊張感溢れる名作 . . . 本文を読む
成田奈緒子著,芽ばえ社刊
ファミレスなどの公共スペースで騒ぎ立てる子供たちをほったらかしにしている親を見かけます。昔から,公共の場所での子どもの躾というものに価値を見出さない親がいたものですが,最近は度を過ぎた例が見られます。
私の娘の育児スタイルを見ていると,公共という概念は乏しいように感じます。少なくとも,娘には公共の場所で騒がないように育てたつもりですが,どうも,子どもの自主性というか自由を . . . 本文を読む
かつてのアメリカで起こった赤狩りを背景に、映画の脚本家を主人公にした2001年のアメリカ映画です。アメリカ映画の良質な部分を寄せ集めたような映画です。分かり易くて人への希望を持たせる、そして、意外な展開と達者な役者達。
いずれも素晴らしい俳優でしたが、主演のジム・キャリーは、この映画で初めて見ました。非常に不思議な顔の持ち主で、目だけが顔の中で異質です。表情があるようでないような不思議な眼差しで . . . 本文を読む
中村うさぎ著、新潮社刊
中村さんの著作の中から二冊目として選んだのが本書です。元々は「新潮45」という雑誌の2005年10月号「『人妻デリヘル嬢』をやってみました!」、同11月号「続『人妻デリヘル嬢』をやってみました!」、同12月号「余は如何にして『人妻デリヘル嬢』となりし乎」という連載に加筆し、書き下ろし原稿を加えたものだそうです。
内容は、どのような経過でデリヘル嬢を体験したのかが語られ、その . . . 本文を読む
山田太一さんの原作を映画化した作品です。山田さんは「ふぞろいの林檎たち」ですっかり好きになった脚本家です。それで、本作品の原作も読みました。普通の小説とは異なり、かなり映像に近い作りだと感じました。
この作品は、1988年公開とのことなので、今から20年以上前の映画です。主演は風間杜夫さん、両親に片岡鶴太郎さんと秋吉久美子さん、恋人役に名取裕子さんです。主演の風間さんはもちろん名優ですが、片岡さん . . . 本文を読む
アルフレッド・ランシング著、新潮文庫刊
河口慧海(えかい)著、旺文社文庫刊の「チベット旅行記」を読んだ時は、こんな艱難辛苦を乗り越えることが出来るのか、と感動しましたが、本書は、それを上回る驚きと感動でした。驚きと言うよりは驚愕と呼ぶに相応しいドキュメントです。
1914年にイギリスを出発した南極探検隊は、流氷群に閉じ込められてしまいます。現在と異なり、貧弱な石炭によるボイラーでの動力を搭載した木 . . . 本文を読む
1976年制作のアメリカ映画です。非常に台詞の多い観念的作品で、今日ではヒットしないタイプの映画だと思います。しかし、密度が高く見る価値のある映画でした。何しろ、今から25年前の映画作品でありながら、今日の金融に左右される世界情勢の端緒となった感のある、当時のアメリカの状況を描いているのですから。
かつて、昭和50年代に、アメリカのコングロマリット(古い表現だなぁ~)が、国家の境界を乗り越えて世界 . . . 本文を読む
塩野米松著、草思社刊
塩野さんの著作は何冊か読んでいます。失われつつある漁師や職人の聞き書きの書籍です。いずれの著作も、語り手の職人達のお人柄までも感じさせる文章です。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/塩野米松
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2007年製作の映画です。CIAの特殊部隊の工作員が暗殺を指示されます。イギリスに渡り任務を成功させますが、脱出に失敗して逃走。地元の協力員は逃げる際に死亡してしましたが、とりあえず、その協力員のアパートに逃げ込みます。
一方特殊部隊にはアメリカ政府の追及の手が迫っており、工作員の上司は、口封じのため工作員を抹殺しようと動き出す、という筋書きです。
主演はウェズリー・スナイプスですが、私はこの俳優 . . . 本文を読む
浜井幸子著、徳間書店刊
著者の情報はネットには余りないようです。本書の著者紹介によれば「1966年神戸市に生まれ。19歳で上海を訪れて以来、アジアの激うまごはんと、次に何が起こるかわからないアジアの不条理に取りつかれ、中国、台湾、韓国、タイ、ベトナムへアジアの国民食を求めて、旅を続行中。・・・」とのことです。
本書は2003年に発行されています。内容は、著者が自ら歩いたベトナム各地で、実際に食した . . . 本文を読む