2010年のイギリス、アメリカ、ドイツの合作映画です。失政と圧政により信望を失ったジョン王が、諸侯からマグナ・カルタへの署名を強いられますが、巻き返しを図って反乱軍を次々に下します。次第に失地を回復したジョン王は、統治の要であるロチェスター城を奪おうとしますが、反乱軍の雄であるオルバニー卿は、仲間を募り防衛に立ち上がります。
圧倒的な攻撃軍に、20人足らずでどの様に守るのか。ハラハラドキドキ。脚本 . . . 本文を読む
長谷川裕行著、ブルーバックス刊
本当に分かり易く役立つ内容でした。特に「RAW現像のコツ」と「プリントのテクニック」は、参考になりました。入門レベルから中級レベルまでの方に良い書籍であると思います。2008年の出版ですが現在でも役立つ、内容が充実した良書です。
因みに著者は下記のURLを見て驚きましたが、プログラミングでもプロとして活躍されているようです。
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200年公開のイギリス映画です。盗まれたダイヤを巡る悪党達(そうでない人もいますが)が入り乱れて争奪戦を繰り広げます。カメラのアングルなど非常にユニークで、びっくりしました。また何とも惚けた笑いがあります。その一方で、拳闘シーンなど見応えがあるかと思えば、死体を切り刻んで豚に喰わせるなど、残虐な場面もあり、ごった煮、という風情の映画です。主演のジェイソン・ステイサムがまだ下手くそな感じですが、他の . . . 本文を読む
津田晴美著、マガジンハウス刊
日々使う物で、素敵な、或いは上等な品物の数々を、端正な写真と共に紹介してます。簡潔な文章で著者の個性を適度に表出していて絶妙です。欲しくなったモノは、「canyon トリガー・スプレーヤー」と「山喜包装株式会社の漆紙のたたみケース」です。前者はネットでも販売していますが、後者は手に入れるのが難しそうです。
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2011年公開のアメリカのSF映画です。モガドリアンという邪悪な宇宙人に滅ぼされたロリアン星人の生き残りの9人が地球に逃げてきますが、モガドリアンはそれらの生き残りを順番に殺して行きます。主人公は、そのうちの四番目の少年です。3番まで殺されてしまい、いよいよ魔の手が伸びてきますが・・・・。
主人公とヒロイン、それに周囲の人達の配役が良く、脚本がまぁまぁ。演出が良い。楽しんで見られました。
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北原亞以子著、文春文庫
北原さんの著作を初めて読みました。挫折と長い雌伏の後に直木賞を受賞した作品です。「恋風」、「男の八分」、「後姿」、「恋知らず」、「恋忘れ草」、「萌えいずる時」の6編からなる短編集ですが、いずれも江戸で手に職食を持った女性が主人公です。それぞれの話の中で、他の話の女主人公の名前が出てきており、同時代を生きた「江戸のキャリアウーマン」として描いています。女性ならではの繊細な感情 . . . 本文を読む
スパイダーマンシリーズのリブート作品とのことです。2012年公開ですが、こうしたSFアクション映画を上手に作るのはアメリカの文化によるものと思います。特に本作は、マーティン・シーン、サリー・フィールドの二入の名優を養父母にキャスティングしたこと、主人公に「ソーシャル・ネットワーク」で印象的な学生を演じたアンドリュー・ガーフィールド、ヒロインに個性的な魅力を持つエマ・ストーンを起用したことが良かった . . . 本文を読む
勢古浩爾(こうじ)著、PHP新書590刊
余程の鈍感な人でもなければ、生き来た中で、周囲との違和感に悩み戸惑った経験があると思います。それは自分と他者とは絶望的な程「他人」の関係であることが理由です。それを覚悟さえできれば、わずかに得られる共感や承認が生きる力になろうというものです。しかし、それを理解するにはそれなりの経験と時間が必要です、
思うに勢古さんは、適応障害の気味があったのではないかと推 . . . 本文を読む
アメリカとドイツの合作SF映画です。バイキングが活躍し、キリスト教の布教が浸透しつつある北部ヨーロッパが物語の舞台です。遠い銀河から来た宇宙船が地球で遭難し、一人だけ生き残った乗組員(これが全く人間と同じですが、何の説明もありません)が、救難信号機を作動させてから周辺を調査すると、集落が何者かに襲われていました。と、突然謎の男達に捕らわれてしまい、彼らの集落に連れて行かれるのですが・・・。
冒険S . . . 本文を読む
山本周五郎著、新潮文庫刊
敬愛する山本周五郎の著作を久し振りに読み返しました。17篇の短編集で、昭和20年前後の作品が多く収録されています。取りようでは、戦前の封建制度や軍国主義に染め上げられた、或いは、女性に過度な負担を強いる視点から描かれていると解釈するかも知れません。しかし、解説で述べられているように、周五郎は、人の生きるべき姿を、時代劇に仮託して描いているに過ぎません。時代とともに人々の価 . . . 本文を読む
13年前に植えたミカンは、大きなカリンの木の下で、大きくなれずに、少しずつ、日の差す方へ枝を伸ばしていました。そして、実がなったのは2年前。数個のミカンが生ってびっくりしました。そして昨年は十数個。今年は何と30個ほども収穫できました。まだ細い幹と枝に実ったミカンを手折ってみると、車の通りで大分汚れているような。で、しっかりと洗ったのが画像の様子。大小あり、傷物ありで商品にはしがたいのですが、何と . . . 本文を読む
小泉武夫著、日本経済新聞社
小泉さんの著作は愉快だ。発酵学者としての学識と生来の食いしん坊が合体し、見事に熟成した感じです。本書は、著者の既刊の中から抜粋したもので、4つのパートで構成されています。
○未知との遭遇Ⅰ アジアの滋養は底抜けだ => アジアの珍食を紹介しています。
○未知との遭遇Ⅱ 奥が深いぞ、日本の味 => 日本の珍食を紹介しています。
○食魔亭クッキング => ご自身のレパートリ . . . 本文を読む
2013年公開のアメリカ映画です。ウィル・スミスと息子のジェイデン・スミスが親子役で出演しており、息子が主役です。舞台は、地球を破壊し尽くして脱出した人類が、他の惑星で生き延びている遠い未来です。父を尊敬し、父と同じレンジャーになりたく努力するものの、試験に合格できない息子と将軍である父が、あることから、地球に不時着します。生存したのは親子だけで、父親は動けないほどの重傷をおってしまいます。救難信 . . . 本文を読む
デジカメだからできるビジネス写真入門
田中長徳著、岩波アクティブ新書12刊
本書は、ベテラン写真家が、2001年当時、まだまだ発展途上であったデジカメを取り上げ、その特徴と可能性を分析し、有効な活用法を提案して、デジカメの購入を検討している初心者の背中を押す、「デジカメのススメ」といった趣の著作です。デジカメで撮った多くの写真が掲載されていますが、現在と比べかなり性能が見劣りしていた時代の、普通の . . . 本文を読む
茨城県陶芸美術館で開催中の展覧会です。茨城県ゆかりのガラス工芸品を、県内の古墳から出土したガラス玉に始まり、県内で製作活動を行っている作家の作品まで幅広く展示しています。
古墳から出土した製品は、渡来したガラス製品を加工したものとのことですが、濃い色の青磁のような色合いで、私は今まで天然石を加工したものと思い込んでいました。その他徳川家に伝わるクリスタルガラスの見事な製品や、竜ヶ崎市のカガミクリス . . . 本文を読む