夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

春されば卯の花ぐたし

2011年05月31日 19時59分50秒 |  気になる詩、言葉


春されば卯の花ぐたしわが越えし
     妹が垣間は荒れにけるかも
        詠み人知らず 
        万葉集 10-1899


この時期、毎年この空木の花をアップしています。
卯の花の匂う垣根に、、、なんてね。

卯木(うつぎ)でも、卯の花を指さない時には、空木って書きますよね。

箱根空木、梅花空木、錦空木、、、
今、ここ岬でも野にも庭にも純白の花を咲かせています。(一部は赤があったりしますけどね)

上の万葉集の詩も、上にリンクを張った日記ですでに紹介しておりました。
卯の花を読んだ詩はたくさんあるんで、そちらを紹介すればいいのですけど、なんとなく、上の二つに頭の中が固まっておりましてね、、、、
御免なさい。

夏虫の 身をいたづらになすことも

2011年05月31日 12時04分02秒 |  気になる詩、言葉


夏虫の 身をいたづらになすことも
    ひとつ思ひに よりてなりけり
          詠み人知らず
          古今集 11(恋 1) 544

昔々には、そんなこともあったのですよね、、、、
世の中、軽く、便利になりました。はい。