我が庵はみやこのたつみしかぞすむ
世をうぢ山と 人は言ふなり
喜撰法師
古今集 18-983
我が庵は、こんな風景の所にありまして、隠遁生活を行うにはまことに適した場所なのであります。
上の詩は古今集だけでなく、百人一首にも入っていますね。
「しかぞすむ」には然ぞすむと言う説と、然ぞすむと鹿ぞすむを掛けているんだって説といろいろあるようです。まあそんなことは専門家にお任せして、たしかに都の巽の我が家には、鹿(キョンは小型ではありますけど、鹿ですので)が毎日訪れてきております。
二か月ほど前は、チビ太と同じくらいの大きさのが2~3頭。それよりちょっと大きいのがやはり2~3頭、メスの大人が2~3頭。オスの大人が一頭いたんです。
大人は柴犬どころか、秋田犬ほどの大きさがあります。とても小型の鹿なんて言えないくらいですよね。
昨日は、またチビと同じくらいのを3頭見ました。そしてそれよりちょっと大きいのが一頭。二か月ほど前に見た同じ大きさのは、もうかなり大きくなっていると思いますので、また新しい住人ができたのでしょうね。
それらが夜な夜な(奴らは夜行性なので)鳴き叫んでいるのですよ。
憂じ山は転じて、騒音の山と化しておりますよ。
とても隠遁の生活を楽しむ環境ではなくなってきております。
どなたか、岬で鹿と猪のジブリ料理屋さんを開こうとされる方、相談に乗りますよ。
追記;コメントにありますように、ジブリではなく、ジビエでした。
ほんと、私って馬鹿ですね~