月草に衣は摺らむ 朝露に
濡れてののちはうつろひぬとも
作者不詳
万葉集 7-1351
ちょっと検索をかけるとこのブログでも何度も繰り返し使っている詩です。
月草(露草ですよね)で衣を染めましょう。朝露で濡れたら消えてしまうとしても、、、
私のようなガサツな老人からすると、この詩、けっこうエッチな詩に見えちゃうのですけど、まあ、そんなことは別にして、、、
男性が女性を誘っているにしては、終わったら消えちゃうよ~なんて思っても口にしないでしょうし、
これは女性が詠んだ詩なんでしょうかね~?
露草で書くと消えてしまうのですよね。
だから、染めの下書きに使ったりするんですけど、(昔ですよ、今、ツユクサを集めて染料を採ろうなんて悠長な人はいない、、、たぶん、、でしょうからね)
なら、最初から白だったら???
蛇の足
ちなみに古今集の247にもこれと同じような詩が収録されています。