恥ずかしながら、長い間、カンゾウ(トップの写真の花ね)を甘草と間違えてきたんです。
この花のどこを採ったら甘いんだろうなんてね、、、、
でも、ほんとはこれは萱草。甘草とは違うんですよね。
カンゾウって書くとまた間違えそうだから、萱草。 これは藪萱草ですね。
解熱や利尿の薬草にもなります。
夕萱や黄萱なんかの仲間。ワスレグサ属。
一日でしぼむ(と、思われているんですけどね~ ちょっと異論あり)ので忘れ草。
そこから人の憂いを忘れさせてくれる花って発展してきました。
大伴旅人の詩にも、、
忘れ草 わが紐に付く
香具山の故りにし里を忘れむがため
万葉集 3-334
この詩、以前にもご紹介しましたよね。
蛇の足
甘草のほうは、リコリス。甘味料として使われました。
喉の薬になり大昔から知られたマメ科の凄く有用な薬草です。