夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

恥ずかしながら、、、、

2019年07月10日 08時40分11秒 |  気になる詩、言葉

 

 

恥ずかしながら、長い間、カンゾウ(トップの写真の花ね)を甘草と間違えてきたんです。

この花のどこを採ったら甘いんだろうなんてね、、、、

でも、ほんとはこれは萱草。甘草とは違うんですよね。

 

カンゾウって書くとまた間違えそうだから、萱草。 これは藪萱草ですね。

解熱や利尿の薬草にもなります。

夕萱や黄萱なんかの仲間。ワスレグサ属。

一日でしぼむ(と、思われているんですけどね~ ちょっと異論あり)ので忘れ草。

そこから人の憂いを忘れさせてくれる花って発展してきました。

 

大伴旅人の詩にも、、

忘れ草 わが紐に付く

香具山の故りにし里を忘れむがため
     万葉集 3-334

この詩、以前にもご紹介しましたよね。



蛇の足
甘草のほうは、リコリス。甘味料として使われました。
喉の薬になり大昔から知られたマメ科の凄く有用な薬草です。