夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

呆け 徘徊

2020年12月09日 09時16分06秒 |   ボクとおいちゃんと ときどきおねえ

 

 

今朝5時半ごろ、なんだか妙な胸騒ぎがして目が覚めました。

見ると、チビ太が寝室のドアのカーテンの前でフリーズしています。

寝室のドアはチビ太のために常に開けてあり、暖気を逃さないようにカーテンをつけているのです。

普通なら、チビ太は頭でカーテンを押して行き来しているんですけど、今日はそれが分からないみたい。

 

カーテンを開けてあげると、しばらくしてノロノロと動き出しリビングに入っていきましたが、目はうつろ。

動きもぎごちない。そしてリビングをあちこち徘徊して回っています。

ベランダの窓のところでまた止まりましたので、窓を開けてあげましたら、外へ出ました。

外でおしっこでもするかなと見ていますと、やはりのろのろとグルグル回っているだけ。

 

チビ太の認知症もだんだんとひどくなってきているんですね~

自分もそうだから、呆けが呆けを介護する。

老々介護ではなくって、呆け呆け介護。

まあ、こちらも思い当たることがあるから、彼の気持ちを想像できる部分があるけど、、、

 

3時間くらい経って、やっと少し落ち着いてきたみたい。リビングで横になっております。

目にも少し生気が戻ってきたみたい。

こっちはいつもよりも早く起こされて、3時間近くもぼけ老人のあとをおろおろとストーキングさせられて、、、

体がもたないよ~

 

 

 

若いころは動物を飼うなら、死ぬまで面倒見るのが当たり前なんてこと、普通に言えたけど、

どうせならこっちが動けなくなったり、完全に呆ける前に、あっちにいって私の席をとっててほしいなぁって切に思ったりして。