夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

貧乏人は芋を食え  追記 ダメでした。

2023年04月02日 11時18分01秒 |  食べるために生きる

恥ずかしながら、おいちゃん、さつま芋結構好きなんです。ところがこの辺のお店ではおいちゃんの好きなほこほこ系の芋は売っていない。あるのはしっとり系の紅あずまや紅はるか、シルクスィートなんですね。アマゾンを見ておりましたらほこほこ系の芋が売ってありました。鳴門金時。もうポチっとするしかないですね。

 

ところで、今日の話。

えっ、麦じゃないかっておっしゃるんですか。この状態で麦が出てくるというのは相当な後期高齢者ですね~

日本じゃ麦かもしれませんけど、最新版では芋なんです。

 

去年の5月ぐらいでしたか、ウガンダのムセベニ大統領がウクライナ侵攻で麦の値段が上がり、パンが食べられなくなったって批判に対して、なら芋を食べればいいじゃないって言ったのがいろいろ問題を起こして、、、 

ウガンダではキャッサバという芋が主食だったんですね。

 

日本では麦、アフリカでは芋、、、 そしておフランスではブリオッシュ。

こちらでも「パンがなければ ブリオッシュを食べればいいじゃない」"Qu'ils mangent de la brioche"って宣ったたいへん身分の高い女性がいたってのが知られていたりして。ブリオッシュって日常の食事にするにはとても高いものだったんですよ。 でも真偽は今でも分からないけど。

おまけに、このフランス版には原点があって、この話より100年ぐらい前のイギリスのこれまた高貴な女性が「ケーキを食べればいいじゃない」"Let them eat cake"なんて言ったの言わないの。。。

 

世を揺るがす不平不満は食べ物が起因していることが多いのですね~

 

蛇の足ですけど、ゴッホのPoteto eatersもそんな殺伐とした生活を見事に表していますけど、、これの説明でゴッホ美術館のホームページは秀逸。興味ある方は一度ご覧になってもよろしいかと。

 

ところで、もっともっと悲劇なこと

この辺自然薯が採れるんです。麦が手に入ったらとろろご飯でもって思うじゃないですか。でも、芋も麦もおいちゃんにはとても高価すぎて、見果てぬ夢に終わりそう。。。

何百年前のフランスやオランダ。昔の日本、そしてアフリカ。せめてそれくらいの人生を楽しむ余裕があれば、、、 貧しくて芋も麦も手に入らない生活とおさらばできればと切に思うのでありますよ。

 

 

残念なる追記

蒸かしてみましたが、よかったのは最初の数本だけ。後は全部頭からお尻まで黒っぽい筋が入っており、蒸かすとその周りも変色して、味も変。なので全て棄ててしまいました。