夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

鰻をとると 川に流るな

2023年06月25日 18時54分00秒 |  食べるために生きる

 

暑いですよね~

こんな暑い日には鰻って、、 

ほんと、決まり事には弱いのです、おいちゃんは

だって、あのお腹を見れば夏だから、暑いから、夏痩せしないように鰻を食べるなんて必要ないのは一目瞭然なのに、、、

鰻を食べに参りました。

いつも行くとこはお店を閉めたそうで、それよりちょっと離れているところの鰻屋さん、、

一口食べてから写真を撮るのを思いつきましたので、ちょっとばかし欠けてます、、

 

レビューでは肉が厚くって柔らかで、味が濃すぎないって書いてありましたが、そのどれも私が行っていたお店の方がよかったかも、、、でも美味しかったです。

夏痩せはしませんでしょうけど、懐は痩せました。

鰻を待つ間、ふと、以前の職場のそばの老舗の鰻屋さんのHPを見ましたら、うな重5,500円だそうで、、 やっぱり都会の人は痩せるわけですね~

 

ところで、夏の鰻って言うと例の大伴家持の

石麻呂に 我もの申す 夏痩せに よしというものぞ 鰻とり食せ

とその次の詩

痩す痩すも 生けらばあらむを はたやはた 鰻をとると 川に流るな

 

万葉集の 16-3853と3954

最初のはよく知られていますよね。

その次のは「どんなに痩せてようと生きているのが一番。鰻を獲ろうとして川に流されないように」、、、って意味ですよね。

 

何度も言うようですけど、おいちゃん、できるならば夏痩せ、、激痩せすることを夢に見ているんですけど、、水を飲んでも太るんですよ、、、鰻を食べるなんてとんでもないことなんですけど、、、

まあ、老い先短いこの身、ちょっとぐらいはやりたいこと、食べたいことを満足させてもいいじゃないですかねぇ。