本を頂きました。
智書房出版の「木の名 草の名」
俳句と絵のコラボ。
俳句は小泉信さん、絵は三村伸絵さん
三村さんの墨絵のような絵は凛とした雰囲気があり、デッサンも微塵の狂いもない素晴らしいもの。墨絵のようなというのは、墨だけでなく、薄く色が載っているのですね。
同じような材料で写真を撮っている私としては、プロの仕事というものが自分のものとかくも隔絶したものなのだって、、、、かなり落胆しながら見ているのです。まあ、素人と比べられたら三村さんもお怒りでしょうけどね。
ところで俳句に関しては、浅学なので一言だけ。どの句の言葉もすんなりと心に落ち着く。気負いのない言葉づかい、風のような、木漏れ日のような暖かな目と感覚そんなものを感じました。
ところでなぜ、カテゴリーが多摩川散歩なのかというと、三村さん、今はどうか知らないけど、昔は、つい数日前にチビ太と私が歩いていた散歩コースよりもちょっと上の多摩川でスケッチされていたから。他に入れるカテゴリーがなかったんですよ。
![]() | 句画集 木の名 草の名 |
小島 信,三村 伸絵 | |
智書房 |
画家の三村さんの多摩川は登戸より少し下流ですが、ホントに彼女の墨絵はすごいです。数年前に「多摩川礼賛」とい題で多摩川の自然を描かれた墨絵を見たことがありますが、あの時は多摩川が主役、今度は一つ一つの小さい命が主役です。ご好評を頂き嬉しーいです。
気持ちの座りが端然としている感じ。
多摩川礼賛だったのでしょうか、墨絵というからには違うのでしょうね。以前に見た多摩川風景はもっと色の多い、渋くかつ華やかな物でした。ただ、その時の絵も、琳派よりも中国の南画なんかに根っこが繋がってるんじゃないかって、、、
今回の絵も、私的には中国を感じるんですけどね。
ところで本文、ちょっと付け加えました。