![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/31/9b8534813debaae50532ead372a3cf79.jpg)
田んぼのあぜを一人の老人が杖を突きながら歩いています。
いつも見慣れた風景。
でも、ときおり、なんだか白いものがおじいさんの足元から飛び跳ねている。
おじいさんの足元は稲穂に隠れて見えないのです。
なんだろう。
最初は小さな犬かと思いました。
でも、小さな犬にしてはおじいさんの肩あたりまで跳ねているのです。
あぜ道が見渡せるところまで車が来ました。
おじいさんのほうを見ると、、、
なに? あれ。
小さな鶏のような鳥がおじいさんの杖にまつわるようにして一緒に散歩をしているのです。
よくよく見ると、鳩でした。
ピョンピョン(これは二足で跳んでいるころ)
ピョコピョコ(走っておじいさんについていこうとしているところ)
バサバサ(おじいさんに遅れそうになって、あわててバサバサとおじいさんの前まで飛んできたようす)
おじいさんは、歩調をえないで、ゆっくりゆっくり歩いてきます。
鳩は、そのおじいさんをしっかりと見ながら、前になり、後ろになりながら、ついてきます。
おじいちゃんになんかあったら、救急車を呼んでくるんだからねってでも、いいそうな様子でした。
見ていて頬がひとりでに緩んでしまいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/bb/8cca8e6556bff7448b143e4acd9ce05e.jpg)
「お散歩ですか、これ鳩ですよね」
「捨てられた伝書鳩を飼っているんだけど、散歩についてくるんだよね」
鳩は
「あんた誰?」って顔をしてこちらを見ながら、おじいさんとの会話を聞いていました。
犬と猫をたくさん連れて散歩している人もいました。
山羊を散歩させている人もいました。
それは私もやった覚えがあります。
でも、鳩との散歩。
一度やってみたいですね。
おじいさん、鳩君、和やかな気持ちありがとうね。
そして、また、おじいさんは散歩を始めました。
鳩も、おじいさんについていきました。
ピョンピョン、 ピョコピョコ、 バサバサ
おじいさんの杖のところをぴょんぴょん跳んで着いていくのですよね。
話をしているときにも首をぐるぐる回してこちらを見ていました。
とても可愛い感じでしたよ。
私もこのお爺さんに飼われたい。。。そうしたらもっとまん丸になって、もっとかわい~くなって、引く手あまたの人生が。。。
一つ悟らせていただきました。
ありがとうございます。
私素直なので額面通りに受け取っておきますわ
はい。
ねぇ、