夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

猛女

2005年12月10日 00時25分55秒 |  姥捨て山は大騒ぎ
昨日「卒業」を書いてから、人に会いに銀座に出た。
結局昼から深夜までのアポになったけど、ほんとにしんどかった。

この人とその仲間たちのことは削除した久米仙人のブログに書いたことがあるけど、本当に人間とは思い難いグループ。
そのグループでは彼女が一番若く、それでも私よりも大分お姉さま。
グループの中核は彼女よりさらに10歳以上。
そしてトップはなんと100歳オーバー。

今回の上京の目的は、彼女の作品を見せることだったけど、前回会ったときは、F1の写真展を彼女が企画して展覧会をやっていた。58でレーシングライセンスをとり、今でもハンググライダーのインストラクターをやれる女性。でも藤間も杵屋も京都の花町でもお師匠さんで通る腕。植物に関しては、私が逆立ちしてもかなわない。
日本の伝統文化に関してはもう、比べることもできないだろうと思う。

上京して5日以上、昼間はお店で作品の額装、夜は朝の4時ころまで作品の選定などをしているという。そのエネルギーには周りの人々がやけどをさせれそう。
お店の担当者が嘆いていた。
「この人は周りの人のエネルギーを吸い込んで、自分のエネルギーにしている。だからこの人が来ると、死に死にになる。」

その彼女からスキーに誘われている。野沢には彼女の家があり、彼女の仲間の山野草の専門家の夫婦がいて、仲間たちがいる。グループの要の人の体調がよくなく、来年の恒例のヨーロッパスキーツアーは取りやめになったそうだけど、白寿の記念にモンブランを滑った人のグループって言えばお分かりになるかな。本当に人間とは思えない人たちの集まり。


彼女に昨日の「卒業」の骨子の話をしたけど、ただ一言「会社辞めたばかりだから、そういう風に感じるのよ。しばらくすればまた変わるわよ。」

この歳でグループの一番の若造。とにかく80近くになってもやれスキーやなんだってアフリカや南米など世界中を飛び回っている集団。

このグループではないけど、この猛女と同じ歳の、女優さんのことも書いたことがありますよね。毎年座頭として自分の舞台を作り、日本中を駆け巡っている人。
ほんと、世の中には恐ろしい人たちがいる。
いや気持ちのどこかでは、あの人たちは人じゃないんだろうって思ってるけど。

ただの人間の私には、とても就いていく自信はない。行けば命はないかも。





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