昨日は、なぜかこのブログの「デューク・エリントン 柴田 浩一」を検索して見に来られた方が数名おられました。エリントンのファンの柴田さんの渾身の一冊の発売の記事でした。
何で今更、まさか柴田さん亡くなったわけじゃないですよね。 まだお若いのに、、、、
なんて、気になって今までやったこともないのですけど、wikipediaを覗いでみましたら、なんと彼って私の弟よりも若いんだ。
同窓生なら(彼は同窓生じゃありませんけど)わが校の麗しき伝統として一才でも下の子は奴隷。ですから彼は奴隷の奴隷くらいの歳だったんですね。
会っているときには、なんとなく同じくらいの歳の人かと思っておりましたけど。
なら、香典は積み立てでよいのですよね。満期は50年くらい先にして、、、、
なんせ、寿命が延びてますからして。。。
なんて馬鹿話は別にして、改めてこの記事を見ておりましたが、11年も前の話でしたね~
ついでにこの本でリンクを貼っておりました、出版記念のパーティでの板橋文夫に触れた記事と そのパーティに行く電車の中で読んでいた本の話、本は安岡正篤氏の「新編漢詩読本」だったけど、タイトルは何故か「Proceed with caution」だったんです。
まあ、この3つは私としては珍しく、書評であったり、演奏への感想であったりしたものでしたけど、、、私としては、私にまだ感性の残滓がこびりついて残っていたころの、遠い遠い昔の話になりましたですね~
ブログ(このブログの前にも、Gooでブログを書いていてこちらへ引っ越しましたので、もう10年以上経ちますけど)を残していて、昔の自分を見るということ、、、これは現在なにかを発表(なんて、おおげさですけどね)する以上に価値のあることなのかもしれませんね~ 歳をとれば余計にね。
柴田さんのことで心残りは、家に来たいって言っていた彼が、当時、どっかの会社のテレビコマーシャルで流れていた素晴らしいピアノ、あれを自作自演していた可愛い女性を連れて来るけど、我が家にピアノある?なんて聞いてきて、ないよって答えたら、そのままになっちゃった。
ないけど、彼女にその気があるなら、この辺のホールでリサイタルでもなんて言ってたんだけど、信用してもらえなかったのかな。
私だって文化催事のプロデュースを生涯の仕事にしてきた人間だったんだけどね~
それ以上に心残りは、彼の奥さんのピアノを聞けなかったこと。彼は「クラッシクだから」って言ってたけど、柴田さん、私はむしろそっちの方だったんだけど、、、、
それにしても、、、歳をとりすぎた。
今となっては、あの彼女がピアノを弾いてくれても、奥さんが名曲を奏でてくれても、セミの声と区別がつかないほど、目も、耳も、衰えてしまっちゃったし、、、、、
昔、オランダの片田舎で深みのある赤の素敵なティセットを見つけました。欲しかったんですけど、まだ旅は長く続きそうで懐が心配、それに旅の最後はロンドンからの帰国だったんで、コーヒーの国オランダよりも、お茶の国のロンドンに行けばもっといいものがあるかも、、、なんて、我慢をしたんです。でも、欲しいものな~んもなくって、結局、現代版の景徳鎮のデザインが秀逸な大きい花瓶を買っちゃった。飛行機に乗るときに、キャビンに持ち込みたいって言ったら、大きいから預けてくれって、、、さんざん喚いたんだけど、聞いてもらえなくって、、、、帰国してみたら、中でボロボロに割れちゃってた。
その話を母親にしたら、ほんとに欲しいと思ったら、どんな無理をしても買うべきなのよ。あなたって極端に無茶をやるかと思えば、変に考えすぎて馬鹿をやっちゃう、、、って、どっちも馬鹿ってこと?、、、って、大笑いされちゃった。
あの時も、弟からグランドピアノ一台、あげるよって話が来てたんだけど、これ以上、部屋が狭くなったらとか、調律の費用をどうしようとか、馬鹿なことを考えてうじうじしてたんですよね。
ほんと、私って、、、、って言っても仕方ないか。それが私だもんね~
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