この前で、平貞文の
今よりは植ゑてだに見じ花薄
穂にいづる秋はわびしかりけり
古今集 4-242
をご紹介しましたけど、この詩を元に式子内親王はこんな詩を詠みました。
花薄まだ露ふかし穂に出でば
ながめじとおもふ秋のさかりを
新古今集 4-349
なんて、前の詩の続きとして簡単に出してきましたけど、ちょっと後悔しています。
この詩、かなり難しい。
さら~~っと読んでしまえば、
薄の穂が出てきたら、秋の盛りを眺めましょうかいね、、、
って、でも、、、これ、不正解ね。
花薄=美しい女性、、、(なもん、昔はいたんだね~ 今や絶滅したようだけど、、なんてことは口が裂けても言っちゃいけませんよ)
露ふかし=涙が涸れていない、、、(もちろん、恋人を想う涙よね。玉ねぎを切ったからってのは、あんた、あまりにもひどすぎるっちゃ)
そんな気持ちで花穂をつけてくれば、、、
その次の、ながめじ、、、、(こりゃたいへん。おいちゃんには手ごわすぎる)
世の中の秋の美しさを眺めたくないと思う、、、、
なんて、これで大丈夫かな~
おいちゃん、完敗だね、、、
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