夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

いすみ風景   080309

2008年03月10日 13時25分02秒 |  岬な日々


山のはを出づる朝日のかすむより 
   春の光は世にみちにけり
         西園寺実兼


朝日が顔を出し、あたりを照らし出す
眠りから覚めたビーナスが
春風に乗って物憂げに天空へと戻っていく
薄絹の裾裳がさ~っと目の前から消えていき
野原がおずおずと顔を出す



この時期、春霞に満ちた日の出の一瞬
野原では冬と春の花々の交代がひっそりと繰り広げられています。
急ぎ散り落ちるものもあれば



まだ、ひっそりと存在を示しているものもあります



本来なら、もう終わりになってもいいはずのものが、その盛りを誇示しているのも



私みたい?
いえ、私はもうそれほどのエネルギーは持ち合わせていませんよ、



彼女らはあきれるほどに元気よく



次へ来るものに、まだ自分の存在を主張していました。
でも、確実に時の歯車は回っています。



次へ来る世代へと



これは生き物にはどうにもならない自然の摂理なのでしょう





修理に出していたカメラとレンズが帰ってきました。
サポートの受付では、ピントがおかしい、露出レバーもおかしいかもということでしたけど、工場では異常なしとのことでした。
千葉県いすみ市でカメラテストです。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿