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最近の卒業証書はどのような文面なのか判らない。
が、少なくとも卒業生の氏名、生年月日、卒業年月日を記して学校長名でこれを証明している事は間違いない。
そして学校印が押印してあり、これが唯の紙切れではない事を証明し権威をつける。
卒業証書を受け取った卒業生は感激に涙する。(・・人もいる)
「卒業式とかけて何と解く」
「オナラと解く」
「その心は」
「泣き泣きコウモンを出る」
尤もこんな学生は今頃あまり見ないけど・・・。
◇ ◇ ◇
彼等は卒業式を3月1日に無事終えていた。
卒業式の日には野球部員としての登録も終了していた。
その二日後に、彼等は打ち上げを居酒屋で行い、そこで飲酒、喫煙をした。
学業と野球部の同時卒業。
多少気が緩むのも少しはワカル。
だが、それが発覚して新聞ダネになった。
彼等が普通の高校の元野球部員であったらこれほど大問題にはならなかった。
幸か不幸か、彼等は甲子園優勝の有名校のオービーであった。
しかし、彼等は3日の時点で既にその学校の生徒ではなかったし、勿論野球部員でもなかった。
彼等が未成年である事を理由に彼等の行為を、学校長が叱責するのは結構。
ところが、・・・ところが、である。
既に卒業した元野球部員の連帯責任で、何の関係も無い現役の1,2年生部員の甲子園参加を辞退させる権限をもっているのか(怒)。 校長さん。
あの3月1日発行の「卒業証書」は唯の紙切れだったのか、駒大苫小牧高校の校長さん!
それに、高野連も無責任だ。
「出場辞退はあくまで学校サイドからの申し出」なんて云わずに「1、2年生は無関係だから出場すべき」と、何故意見を公表出来ないのか。
「・・誠に残念。1、2年生には関係ないのに厳し過ぎるという意見もある」と言うのなら・・・・。
◇ ◇ ◇
◆駒苫野球部員ら卒業打ち上げで飲酒、14人補導
夏の全国高校野球選手権大会で一昨年、昨年と57年ぶりの連覇を果たし、今春の選抜大会に2年連続3度目の出場を決めている駒大苫小牧高校(北海道苫小牧市)の野球部員11人を含む3年生14人が、1日夜、苫小牧市内の居酒屋で飲酒、喫煙したとして、苫小牧署に補導されていたことが2日、分かった。
野球部員のうち、5人ほどが甲子園経験者という。同高は、昨年6月と8月に当時の野球部長が3年生部員に暴力を振るっていたことが昨夏の甲子園連覇後に発覚している。
学校関係者によると、居酒屋で騒いでいる集団を不審に思った周囲の客が、甲子園出場選手がいることに気付き、同署に通報したという。同高は1日が卒業式で、部員らは打ち上げをしていたと話しているという。
既に日本高等学校野球連盟に報告されている。
高野連は「選抜出場については、学校からの正式な報告を待って審議したい」としている。
高野連の規程で「卒業日まで部員登録を継続する」となっている。
(2006年3月3日2時2分 読売新聞)
◆駒大苫小牧がセンバツ出場辞退…監督辞任、校長辞職
選抜高校野球出場辞退の会見で頭を下げる駒大苫小牧高の篠原校長 昨年夏の全国高校野球選手権大会で2連覇を達成した駒大苫小牧高校(北海道苫小牧市)の篠原勝昌校長は3日、同校で記者会見し、3年生の野球部員らが飲酒、喫煙をして補導されたとして、選抜高校野球大会(23日開幕)への出場を辞退することを表明した。6日にも、日本高等学校野球連盟(日本高野連)に辞退届を提出する見込み。
(・・・・・・略・・・・・・・・)
大阪市の日本高野連で記者会見した脇村春夫会長は「選抜大会を盛り上げると期待していただけに、誠に残念。1、2年生には関係ないのに厳し過ぎるという意見もあるが、出場辞退はあくまで学校サイドからの申し出」と述べた。
(2006年3月3日23時24分 読売新聞)
【追記】
連帯責任という戦前の遺物で、高校球児の夢を打ち砕いておいて、自分はさっさと辞めれば済む。
無責任ではないかよ、校長さん(怒)!
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