
往路は春うららが家路につく4時過ぎには暑い位のバカ陽気に変わっていた。
行方定めぬ小さな旅には実は前回(14日)同様、密かな目的があった。
先日、友人から今帰仁土産に貰った新種のミカンを買うのががネライだった。
ヤンバル名産のシークワーサーとタンカンの掛け合わせ新種「サンセットクイーン」。
柑橘類シークワーサーとタンカンの良い面を受け継いだようだ。
シークワーサーは香りが良いが甘味ではタンカンに劣る。
タンカンは甘いが皮を剥くのに苦労する。
サンセットクイーンはとにかく甘くて美味しい。香りもよい。
が、何よりもタンカンのように皮を剥くのに苦労をしない。
でも「サンセットクイーン」というネーミングは気取りすぎて覚えにくい。
勝手にネーミングさせてもらうと、タンカンのイメージ・太陽のサンはそのまま使わしてもらい、シークワーサーのシーと海のシーをかけて「サンシー柑(カン)」。
呼びやすいし、これで決まり!
因みに「道の駅」での値段はタンカンが100グラム280円なのに対して、「サンシーカン」は100グラム500円だった。
名護の旧市街がシャッター店舗が目立ち人影が少ないのに対し、周辺地区の発展は目覚しい。
各コンビニの勢ぞろいに加えて、ジャスコ、マックスバリュー、サンエー、メイクマン、サクモト、青山と殆どの大型店が出店している。
名護から本部に向かう伊豆見街道は観光客目当ての店が軒を連ねている。
山間に喫茶店があると云うので看板につられて横道に入って見た。
山の中は喫茶店だらけになっていた。
通る車も人影も無い山の中にあっちにも喫茶店、こっちにも喫茶店。
伊豆見街道は沖縄ソバ屋と喫茶店の激戦地と見た。
許田の道の駅は相変わらず観光客で大賑わいだった。
◇ ◇ ◇
◆琉球新報 (3/7 10:33)
給食の新顔大人気 サンセットクイーン
生産量が少なく、なかなか味わうことのできない果物サンセットクイーンが、学校給食のデザートとして児童・生徒の人気を集めた。給食のメニューには3、4年ほど前から中部地区の小学校を中心に取り入れられ始めた。1月初旬から2月下旬までの“旬の味”として児童や生徒たちに提供された。
サンセットクイーンは、タンカンとクガニーを掛け合わせて作られ、県内では名護市中山で7年ほど前から生産されている。年間千数百トンが出荷されるタンカンやシークヮーサーに対し、サンセットクイーンの生産量は年間10トン程度。サンセットクイーンを取り扱う青果店によると、収穫までの手入れに手間がかかることや、生育地を選ぶ品種であることで、大量生産は難しいという。
今季は、那覇市内の小学校からも多くの注文が寄せられ、需要に対応できなかった。給食センターなどに納入する青果類を専門に扱う比嘉青果(沖縄市)では、生産量を増やしてもらうよう今後、農家に働き掛けていくことにしている。
比嘉青果の比嘉昭さん(50)は「タンカンには食べ飽きた、という子どもたちから別のミカンを望む声が上がっていると聞き、新しいものを探してきた。皮がむきやすいことも人気の一因のようだ」と話している。
那覇市の開南小学校(新川純子校長)ではことし、デザートとして3回サンセットクイーンが登場。屋宜宣彦君(1年)は「酸っぱくて種がいっぱい入っていた。すっぱいところがおいしい」と話していた。
