狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

去年の今日の記事 朝日記事に立腹

2008-09-25 16:57:39 | 県知事選

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私事で恐縮だが本日9月25日は筆者の誕生日である。

マスコミは麻生内閣の誕生で朝から大騒ぎの模様。

麻生内閣が発足/沖縄通去り不透明(09月25日)

去年の今日はどんなエントリーをしているか覗いて見たら、品格の無い記事と題して朝日新聞の記事にイチャモンをつけている。

安倍内閣の終焉を喜ぶ朝日新聞の記事に大いに立腹して噛み付いているようだ。

読み返して見たら、腹は立てているが我ながらまともなことを言っている。

一年前の誕生日の自分を褒めておこう。

 

これから新都心の居酒屋にでも行って、連れ合いと二人で誕生日でも祝って見ようかと考えています。

それにしても朝日の記事には腹が立つ。

以下再掲です。

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2007年09月25日00時02分 朝日新聞

 やつれたような表情、張りのない声……。入院から12日目、東京都内の慶応大病院で記者会見した安倍首相にかつての力強さはなかった。辞意表明の時期を「最悪のタイミングだった」と自ら反省。辞任を決めた最大の理由は体調不良だったと強調した。会見のテレビ中継を見た識者らは、病状を気遣いつつも、厳しい印象を口にした。

 安倍氏は、辞任の最大の理由が健康問題だったとしたうえで、「在職中に自らの体調について述べるべきでないと考えていた」と釈明した。

 コラムニストの石原壮一郎さんは「自分勝手な美学で情報を隠し、国民を混乱させた」と話す。

 辞任時に体調不良を明らかにしていれば無用な混乱はなく、イメージダウンも防げたのではないかと指摘する。

 「『アタシ、もうアベしちゃおうかな』という言葉があちこちで聞こえる。仕事も責任も放り投げてしまいたい心情の吐露だ。そんな大人げない流行語を首相が作ってしまったのがカナシイ」

 安倍氏は濃紺のスーツに青いネクタイ。顔色は青白く見え、話しながら何度も唇をなめた。

 高木勝・明大教授は「生気がなく別人のようだった」と気遣いつつも、「厳しいようだが、健康管理ができない人に首相の資格はない」。

 謝罪の言葉はあったが、国民に対する謝罪は政府、与野党関係者の後だった。高木教授は「順番が逆だ。会見は単なる言い訳ばかりだった」。

 この日の安倍氏は、目に力が感じられず、声にも張りがなかった。自身は「ここ1カ月で、自らの意志を貫く基礎となる体力に限界を感じた」と説明。医師からは、入院から12日たっても食欲が回復せず、5キロ減った体重が元に戻っていないことが明らかにされた。

 精神科医の和田秀樹さんは「機能性胃腸障害だけでなく、精神的にも追いつめられていたのではないか」と指摘する。

 「そうだとすれば、『無責任』とか『逃亡した』といった批判は、病状を悪化させるおそれがある。安倍さんの政治信条に共感はしないが、今回の件では、気の毒に思えてしまう」と案じた。

 安倍氏は入院中の21日、53歳の誕生日を迎えた。会見では、25日の首相指名の投票に参加し、次期衆院選にも立候補する意向を表明。そのうえで、「1人の国会議員として力を尽くしていきたい」と語った。

 草野厚・慶大教授は「国会議員を辞めるなら『お疲れ様』と言ってあげたいところ」としながらも、「再起を期すつもりなら、ウソをついてはいけなかった」と指摘する。辞任会見では、インド洋で自衛隊の給油を継続するための「局面の転換」を辞任の理由に挙げていた。小沢民主党代表に呼びかけた党首会談が実現しなかったことも一因に挙げていたからだ。

 「本当は体力がもたないから辞めるのに、人のせいにした。よくよく反省しないといけない」

 さらに草野教授は、「議員辞職の可能性まで一部で報じられた中で、この会見は、まだまだ政治家として仕事をしたいというアピールだった、とも受け取れる。アピールにしては弱すぎるけれども」と話した。
                 

                     ◇

わざわざこの記事を取り上げたのは内容を一々批判するためではない。

去り行く自国の総理大臣に対しての品格の無い記事の代表として晒すためである。

それにしてもよくも悪態をつく発言者を揃えたものだ。

罵詈雑言のオンパレードだ。

朝日新聞のこの嬉々とした記事を読んで「水に落ちた犬を打つ」という中国の格言が脳裏をよぎった。

犬は打たないとまた這い上がって人に噛み付くからという。

これは敗者に花を向ける日本の文化と大いに異なる。

上記朝日記事には惻隠の情のひとかけらも見当たらない。

昨日の安倍首相のお詫びの記者会見を報じたテレビ朝日の政治記者(名前は失念・ほくろの有るヤツ)は「会見の中でお詫びの言葉は三度ほどしか無かった。 これでは国民の理解は得られない」と言っていた。

瞬間、思わずテレビ画面に向かって突っ込みを入れた。

「謝罪の言葉を数えるようなゲス野郎! 理解しないのは、てめーだけだろう!」

まさに中国の発想そのもので一国の総理大臣を「水に落ちた犬」とでも見ているのだろうか。

いや、朝日は「水に落ちた犬を叩くのではなく、自ら犬を水に落とした」して嬉々としているのかもしれない。

同じテレビ朝日の「やじうまプラス」のコメンテーター元朝日編集委員の萩谷順のコメントも中国文化そのものだった。

会見中の「一国会議員として」の一言を捉えて

「経験も無ければ能力も実績も無いのに一国会議員も無いだろう」と発言し議員さえも辞めろといわんばかりの態度。

この男、現在は法政大学教授というが、以前の田嶋陽子教授といい、この男といい、こんな連中が教授をするようじゃ法政大学のレベルも下がったものだ。

思想信条が違うのはさて置いても、去り行く首相が病気でやつれた姿で謝罪するのを棒で叩く マスコミの暴言に品性のかけらも無い。

安倍首相を政権の座から引きずり落としたのはマスコミと官僚の利害が奇妙にも一致したからだ。

ライオンヘアを振り乱して抵抗勢力に立ち向かう小泉前首相に比べて安倍首相はパーフォーマンスの派手さで格段に劣った。

だが、短い期間で成し遂げた実績は決して前首相に劣らない。

あまりマスコミは取り上げなかったが(むしろわざと取り上げなかったのだろうが)、安倍内閣が歴代内閣が先送りしてきた教育基本法の改正、教育関連3法の改正、国民投票法の制定、防衛庁の省昇格、公務員法の改革を断行した功績は大きい。

だが、この功績も裏を返せば、安倍首相とは思想信条の対極にある大手マスコミにとっては負の功績に過ぎなかったのだ。

「戦後レジームからの脱却」とは有る意味で朝日新聞を代表とする左翼メディアの壊滅を意味していた。

「日の丸・君が代反対、護憲」の朝日にとって安倍政権は打倒すべき仇敵であった。

一方、公務員制度改革に密かに反抗する官僚たちを敵に回したことで、計らずもマスコミと官僚にとって安倍政権は打倒すべき共通の敵となった。

以前に安倍内閣は公務員制度改革という虎の尾を踏んでしまったと書いたが、同時にマスコミという狼、もとい、ハイエナの尾も踏んでしまったのだ。 

政治家は意識するしないに関わらず叩けば多少のほこりは出るもの。

それが安倍内閣になってから突然異常にほこりが出続けた理由は官僚のチクリと不作為の抵抗にある。 決してこれまでの歴代閣僚が清廉潔白であったわけではない。

それを連携プレーで針小棒大に騒ぎ立てたのがマスコミだといえば分かりが早い。

その間をうまく泳いで参院選で民意を勝ち取ったのが民主党だといえばなお分かりやすい。
 
福田VS麻生の対決もマスコミの「麻生クーデター」とかの怪しげな風評でかく乱しマスコミの思想信条に近い福田に導いた構図も同じだった。

マスコミの思想・信条に近い媚中派内閣には早速中国より歓迎の知らせが入っているときく。福田新総裁 中国紙「アジア重視」に好意的(産経イザ/共同配信記事)

福田新首相に中国が祝意「戦略的互恵関係を推進」 (9月25日 18:35)

総理大臣選出後は中国に金印を貰いに柵封の旅をすると揶揄する向きもあるが・・・。

日本のマスコミでは椿発言が今でも生きている。

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李登輝氏が県知事と会食

2008-09-25 07:20:23 | 県知事選

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今朝の沖縄タイムス朝刊に李登輝元総統と仲井真県知事との会食との報道が掲載されているが、よく見たら沖縄タイムスの独自取材ではなく「共同配信」。

大臣の靖国参拝を仰々しく「中国の反発も」と中国向けの提灯持ち記事を書くと、それに呼応して中国が反発の声明を出す。

共同はいつものこのパターンで「中台」向けに発信したようだが、中国は毒餃子、汚染米、メラミン牛乳等々でとても共同の扇動にお付き合いしている余裕はないだろう。

とにかく「中国の圧力」を撥ね退け李登輝元総統と会食をし、そのツーショット写真を配信させた仲井真県知事の接遇は当然とはいえGJと一応評価しておこう。

李登輝元総統に渇を入れられ、神妙な面持ちの仲井真知事の写真だが、何時になったら宿願の「尖閣視察」を実現させるのだろうか。

尖閣諸島は「日本の領土」 李登輝氏、中台の反発も【共同通信】画像有り


 昼食会であいさつする台湾の李登輝元総統(右)。左は仲井真

 沖縄を訪れている台湾の李登輝元総統(85)は24日、日本や台湾、中国が領有権を主張する尖閣諸島(中国名・釣魚島)について「日本の領土だ」と述べ、領有権や漁業権の問題は存在しないとの見方を示した。同諸島沖で6月に船舶事故が起きた際、馬英九政権が日本領海内での抗議活動に巡視船を同行させたことについては「漁場問題と関係なく政治的にやっているだけ。神経質にならない方がよい」と語った。

 沖縄市で行われた仲井真弘多県知事らとの昼食会で話した。李氏はこれまでも同様の主張を繰り返しているが、馬政権は「釣魚島は中華民国の領土」とし、巡視船の侵入も「違法性はない」と強調しており、李氏の発言は台湾で議論を呼びそうだ。中国が反発する可能性もある。

 台湾の欧鴻錬外交部長(外相)は「中華民国の主張は決まっており、個人的な言動にコメントしない」と述べた。

 李氏は、中国が東シナ海で天然ガス田の開発を行っている海域についても「海洋法上は日本のもの」との見方を示した。

                                            ◇

もっと知りたい ニュースの「言葉」
Kyodo Zoom尖閣諸島(2006年8月17日)沖縄県石垣市に属する南西諸島西端の島々の総称。最大は約3・8平方キロの魚釣島でかつては、かつお節工場などがあったが現在は無人。明治政府が、他国の支配が及んでいる痕跡がないことを確認した上で1895年に領土に編入。第2次大戦終了後は米国の施政権下となったが、1972年に沖縄とともに返還された。東シナ海の海底地質調査で石油資源埋蔵の可能性が指摘され、70年代に中国、台湾が領有権を主張。中国は「釣魚島」の名称を用い92年、中国領と明記した領海法を制定した。

 

                    ◆

それにしても上記ツーショット写真の李登輝さんのド迫力はどうだ。(笑) 

とてもご高齢には見えずマフィアの親分?(失礼)

ゴッドファーザーの前でビビッテいるクタビレタ男が仲井真知事というところか。

琉球放送がニュースとして「李登輝講演会」を報じ、昨日は李登輝氏とのインタビュー映像をを放映していた。

更新日: 9月23日火曜日

 きのうから沖縄を訪れている台湾の李登輝元総統は、23日、宜野湾市で、日本の文化や沖縄の今後のあり方について講演しました。

 沖縄を初めて訪れている李登輝氏は、23日午後、宜野湾市のコンベンションセンターで、福沢諭吉の著書、『学問のすすめ』と日本の文化の特徴について講演を行いました。
 この中で、李登輝氏は、日本は戦後60年余りで大きな経済発展を遂げたものの、近年は日本特有の精神や文化を軽んじる傾向にあり、伝統なくして進歩はないと警鐘を鳴らしました。
 また、日本と台湾の現状については、強いリーダーシップのある指導者がいないことが国民の混乱を引き起こしていると述べました。
ニュース映像

                   ◇

■仲井真知事の尖閣視察騒動■

自分の「行政管轄地域」(石垣市)である「尖閣諸島」の視察をぶち上げた仲井真県知事。

中国の横やりが入って二転三転、当初の強気は何処へやら。

最後には天気のせいにして、

「いずれは行きたい」で幕引きしたが、

「いずれと坊主の頭は何とやら」

未だに視察は実現していない。

そのドタバタ劇の顛末は、

次のエントリーを順を追って読めば分かる仕掛けになっている。

 暇と興味のある方は覗いてください。

「知事の尖閣諸島上空視察」に中国が待った!

尖閣諸島視察 県知事は小渡県議にレクチャーを受けよ!

尖閣視察決行! 中国の横槍には「何で?」の一言でОK

知事の尖閣視察・慎重・推進派が交錯 【速報】視察中止

尖閣視察 知事「いずれ行きたい」

 

【おまけ】8:15

■マスコミシャットアウトの晩餐会での李登輝発言■

李登輝氏沖縄到着の22日、歓迎レセプションはマスコミをシャットアウトして行われたようで、マスコミが危惧した「政治的談話」の連発だったようだ。

レセプションに参加した日本李登輝友の会杉本拓朗様の文を

『台湾の声』http://www.emaga.com/info/3407.htmlより引用させていただきました。

≪「台湾は現在五里霧中状態にあり、方向が見えない」とのお話

22日、李登輝先生は日本李登輝友の会主催の歓迎晩餐会において、台湾の民主主義は危機に対面していると指摘された。

この問題の原因は内外に起因しており、ハンチントン教授の論文で指摘されている4つの原因が今の台湾に起きていると説明された。

一つ目は民主運動家の腐敗
二つ目は反民主主義イデオロギーの勝利・復活
三つ目は民選市長である行政の権力の乱用・横暴
四つ目は政府の人民に対して抑圧

これらは馬政権、台湾国民双方に問題があり、この問題の解決は非常に難しいとはいえ何とかしなくてはならない。高い精神性が重要であると解決策を提示した。

対中関係においては、台湾政府と中共政府との間にプラットフォ
ームができ、台湾政府に強い影響を与えていることを危惧された。

また、日台間に日本と台湾は中華思想の精神束縛から離れて、東西文明の融和を図りつつも国固有のアイデンティティを保持しつつも作ることが大事である。

日台間に正式な国交がないので心と心の絆を築くこと、精神的な交流を図り、両国のアイデンティティを涵養することが重要であると、今後の日本と台湾の方向性を述べられた。

私自身の感想としては、
1、草の根レベル・民間レベルの交流を、政府間の交流に強固にすること。
2、わが国自身が真の独立国家となることが必要。
が重要であると痛感した。

その為にも思想・哲学を持ち、またその思想・哲学は普遍的意味
・世界精神(ヴェルト・ゼーレ)を持つリーダーを選択・育成す
ることが、日台新時代ならびに混迷する世界情勢をを作るには重要である。また、その哲学は国民に浸透することが大事である。

このように我々日本人に指針・考えるきっかけを85歳という高
齢でありながらも、与えてくださる李登輝先生に感謝してもしき
れない。

この場を借りて李登輝先生に感謝を申し上げたい。

「先生、ありがとうございます。我々は必ず変わります。」








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