狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

日中共同歴史研究は沖縄争奪戦だ!

2010-02-02 07:05:25 | 未分類

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昨日(1日)の沖縄タイムス一面トップは、次のような

白抜きの派手な見出し。

日中共同歴史研究

南京虐殺者数一致せず 

【中国】 30万人以上   【日本】 20万人上限

日本軍の残虐性を全社一丸となって糾弾してきた沖縄タイムスだけあって、当然の如く中国の歴史観を代弁する立場が見出しにも表れている。

共産党の歴史観で自国の歴史を決める一党独裁の中国と、歴史学者にも右から左と多種多彩の日本で歴史観が一致しないのは想定内であり、むしろこのような共同研究をすることにさえ疑念を抱く。

まぁ、結果はともあれ共同研究をすること自体に意義があるのかもしれない。

で、タイムスの見出しの「虐殺者の数」だが、見出しだけを見ると、日中の数の誤差は「30万vs20万」の差のように感じるが、

日本側は「南京事件」の犠牲者数を「2万~20万人」としており20万人を主張する学者は日本側でも少数派に過ぎない。

一方の中国側は「30万人以上」としているので、日本側の少数派の20万人を見出しに使い、日中で誤差はあっても、数十万万単位で虐殺をした「残虐非道の日本軍」というのが沖縄タイムスの首尾一貫したスタンスである。

日中共同歴史研究の焦点である「南京事件」の犠牲者数については、歴史専門ブログ等に任せてここでは深く触れないが、同じ共同研究で「琉球処分」や「沖縄の帰属」についても日中で議論が分かれたという。

同じ沖縄タイムスの一面の日中歴史共同研究の記事にこんな見出しもある。

琉球処分・帰属で論争

日本 抵抗は一部の層

中国 日本が横取りした

沖縄タイムスが中国側歴史観に立つのはこれまでの同紙の記事を検証すれば明らかだが、当日記でも過去にこれを何度か取り上げた。

琉球処分に際し、琉球王府の一部の中国帰化人達(脱清人)が既得権を失うのを嫌って清に亡命し、清に援軍を頼んだとされている。

続・琉球処分 歴史の流れを見誤った人々と本物のバカ

上記エントリの次の文を嬉々として引用しているタイムス記者は、「石垣市長暴行疑惑」で市長を告発したサラさんの実弟である。

《つい最近、北京大学の徐勇教授が「沖縄が日本の領土になったのは琉球王国に対する侵略の結果であり、第二次世界大戦後の米国からの返還も国際法上の根拠を欠き『主権の帰属は未確定』」との論文を発表した。》

さらに付け加えると、この徐勇北京大学教授は今回の日中歴史共同研究の中国側のメンバーでもある。

当日記は琉球処分について、日本史の大きな流れで見ると同じく明治初期に断行された廃藩置県と同じ意味をもち、琉球王府の既得権者達の処分であったと見る。

明治政府は全国諸藩の武士階級から税収を含む既得権を奪ったのと同じように琉球王府の王を含むサムレ-(侍)階級から既得権を奪ったので彼ら一部の支配層に小規模な抵抗が抵抗があったのは事実だ、西南戦争のような大規模な抵抗にまでは至っていない。

その意味で琉球処分は「琉球王府処分」と称した方がその実態を伝えていると考える。

沖縄タイムス解説記事によると、琉球の帰属を日中両国は次のように主張している。

◆日本⇒ 琉球は日清両属の位置にあった。 明治政府による琉球処分への抵抗は支配層中心で、民衆には明らかに良い方向への変化

中国⇒ 琉球は中国の臣下となった独立国だったが、日本が横取りした。 琉球を併合した日本は朝鮮半島へ拡張行動をエスカレートさせた

徐勇北京大学教授は沖縄タイムスの紙面ではお馴染みの人物だが、このような人物が沖縄の帰属は「日本の侵略だ」と述べたり「第二次大戦後の米国からの返還も国際法上の根拠を欠き『主権の帰属は未確定』」と沖縄左翼を扇動し、これを沖縄タイムスが嬉々として紹介する。

こんな新聞が日本国内に存在する限り、日中共同歴史研究を行う前に先ず日流共同歴史研究の必要を感じてしまう。

徐勇教授のほかにも沖縄ではおなじみの中国人工作員まがいの学者に朱建栄東洋学園大学教授がいる。

朱教授は日本語が堪能なので、沖縄の自治労の研修会などでは、度々講師として「沖縄独立を扇動している。

一国二制度を論議 全国集会「おきなわ自治研」 カメラ  (10/27 9:40)  

◆お知らせ

2月1日から三日間の予定で引越しをします。 

PC移動も伴いますので、その期間中は予約エントリしておきますが、もし何かの不都合で更新できない場合は引越しの際の不手際ですのであしからずご了承ください。

狼魔人

【おまけ】

ネットがまだ繋がらないのでついにネットカフェ難民になりました。

沖縄タイムスの今日のコラム大弦小弦はひどいね。

中国の原子力潜水艦が領海侵犯をしても、母国の艦隊が沖縄を救援に来たといった認識しか持っていない沖縄タイムスの歴史観には改めて言葉を失う。

[大弦小弦] (2010年02月02日 09:06)

 2004年に中国の原子力潜水艦が石垣島近海を領海侵犯する事案があったが、本紙の扱いはそれほど大きくはなかった▼当時、防衛庁担当の全国紙記者から「なぜもっと大きく取り上げないの。沖縄が一番危ないんだぞ」といらだちとも取れる忠告を受けた記憶がある▼この話をある保守系の政治家に向けると「中国と沖縄は兄弟のようなものだから攻めてはこないよ。今までの歴史があるから」。米軍基地問題にも通じる本土と沖縄の「温度差」を日中関係でも感じさせられた▼1日紙面掲載の日中両国の有識者による歴史共同研究の報告書が興味深い。琉球王国時代の沖縄について「日清両属」とする日本側と「清と冊封関係にある独立国家」とする中国側の見解が分かれたという▼昨年1年間にわたって本紙で連載された「御取合400年 琉球・沖縄歴史再考」を読むと、これまで従属的とされてきた薩摩藩支配下でも、巧みな戦略と外交力を用い、国としての独自性を失わなかった先人たちの奮闘ぶりがうかがえる▼報告書には「日本は琉球を横取りした」との中国側の認識もある。そこから将来的な「侵略」の意図を読み取るよりも、沖縄が日中の「津梁(しんりょう)」となり得る可能性を見いだしたい。大国のはざまでどう生きるか。数百年たっても変わらない沖縄の課題がある。(浜元克年)

 

◆琉球大学にはこんな中国工作員も⇒沖縄併呑計画 林准教授のアンケート調査はヨタ話の類

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