狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

焦点は「ブログ告発」 石垣市長選

2010-02-26 07:08:53 | 資料保管庫

中山・大浜氏の争い 石垣市長選

28日投開票 街頭で第一声

 【石垣】任期満了に伴う石垣市長選は21日告示され、新人で元市議の中山義隆氏(42)=無所属、自民、公明推薦=と、5期目を目指す現職の大浜長照氏(62)=無所属、社民、共産、社大、民主推薦=が立候補を届け出た。28日に投開票される。(略)

                     ◇

21日投票の長崎県知事選挙と町田市長選挙で民主党系候補が敗北した。やはり鳩山・小沢という与党の2トップの「政治と金」疑惑の影響なのだろうか。
 
三日後に迫った石垣市長選挙でも「長崎ショック」が直撃し、5選で20年の長期政権を狙う大浜現市長の命運が尽きるのか。
 
全国の熱い目が沖縄本島のはるか南の島、石垣市の市長選挙に注がれている。 
 
沖縄の一地域である石垣市長選挙に全国の注目が集まるとは少しオーバーだという向きもあるだろう。
 
なるほど、同じ市長選とはいっても、先日行われた名護市長選では普天間基地の移設先という争点で全国の注目を浴びたが、石垣市には全国の注目を浴びるような米軍基地の存在はない。
 
だが、当日記の読者なら今回の市長選の注目点が、通常選挙で争われる「ベテラン候補vs新人候補」でもなければ、「革新候補vs保守候補」という対立構図でもないということを先刻承知のこと。 
 
長期政権を誇る大浜市長が、八重山近海を警備している自衛隊艦船の休養のための石垣寄港に反対したり、既に使用許可済みの市民会館の使用を自衛隊の音楽会だという理由だけで拒否したりする極端な左翼思想の持ち主であるのに対し、一方の中山候補は自衛隊の石垣寄港を感謝の念をもって歓迎するという。この対立構図も一部には興味を引くだろう。 
 
だが、これも全国の熱い視線が注がれるというほどのものではない。
 
■市長選の注目点は「ブログ告発」(婦女暴行疑惑)■
 
では、南の島の市長選の注目点とは一体何か。
 
そう、昨年の10月から年末にかけてネット上を賑わした対する元石垣市職員であるサラさんの大浜市長に対する「ブログ告発(婦女暴行疑惑)」である。
 
この件に関しては昨年12月大浜市長が、弁護士同席で「ブログ発信者」を那覇地検に刑事告訴するとの記者会見を開いた。
 
これを報じる地元紙、八重山毎日新聞を引用するとこうなる。


大浜長照市長は19日、官公労職員会館で記者会見し、石垣市の元女性職員が市長から暴行(未遂)を受けたと書き込んだブログ問題について「弁護士が18日午後3時すぎ、那覇地検に告訴状を提出した」と述べ、名誉棄損事件として刑事告訴したことを明らかにした。

大浜市長は「時間的都合から来週早々に受理するということで検事が預かっている」と報告、「法廷の場で事実でないこと、身の潔白を示していきたい」と述べた。

ただ、告訴状の内容や告訴する相手など基本的な事項に関して質問が及ぶと「告訴状は今日の夕方届くことになっている」「今日は申し上げられない」「この場では差し控えたい」と言及を避けるなど、今週中に告訴、受理されると議会で答弁した約束を履行した、という事実を示すだけの会見内容となった。

会見には仲山忠亨後援会長、与党6人が同席した。那覇地検に告訴状を提出したと発表する大浜長照市長
 
 
あれから既に2ヶ月以上経過した現在、被告の「ブログ発信者」に対する那覇地検の事情聴取や参考人聴取の話は筆者の耳には聞こえてこない。
 
市長本人はブログ告発を「事実無根」だと主張し、詳細は法廷で明らかにするとしているが、一般市民ならともかく、選挙で選ばれた公人としての大浜市長にこの主張は許されない。 
 
市議会や市長会見という公的場で弁明、釈明の機会のある市長は、少なくとも「事実無根」なら、法廷とは別に石垣市民に対してきちんと説明をすることが市長としての責務ではないのか。
 
そもそも「事実無根」なら告発以来二ヶ月も経過してからの記者会見も不可解だが、上記写真でも分かるように仰々しく弁護士を3人も立てて多くの仲間を従えての会見も不可解である。
 
市長が言うように、「ブログ告発」が「心科に通院する女性」による事実無根の一方的中傷であるなら、あのような集団を従えての会見ではなくとも権力者の市長一人で対処しても充分ではなかったのか。
 
それに地元紙以外のマスコミは会場から閉め出しての会見も疑念を呼ぶ。
 
那覇地検への刑事告訴にしても市議会で「事実無根なら何故即刻告訴しないのか」と野党議員に詰め寄られた結果、アリバイ作りのためやむなく告訴に踏み切ったというのが実情ではないのか。
 
それを示すような映像がある。 大浜市長が「刑事告訴する」と言質をとられる石垣市議会のシーンを「動画」でご覧下さい。

石垣市長ブログ問題 市議会質問1

 
 
 
 
 
 
映像の中で、仲間議員が市長からサラさんに支払われた50万円の意味を問われた大浜市長は、「この点は裁判の重要部分なので弁護士に発言を止められている」(要旨)として説明を避けている。
 
だが、告発者への金銭の支払いがウソであるなら、「事実無根」と一言否定すれば済むことで、何も弁護士云々する問題ではない。
 
「弁護士から止めている云々」で説明しないのでは、「事件」に対する口止め料か何かの金だと疑われても仕方がない。 
 
そもそも50万円もの大金を市長が何の関係もない市職員に何の理由もなく支払うことが不可解なのだから。
 
今回の石垣市長選の注目点は「グログ告発」を石垣市民がどう受け取るかであるが、筆者の知る限り沖縄タイムス、琉球新報はあえてこの核心部分に触れようとしない。
 
そんな中で八重山毎日新聞が社説で「ブログ告発」に触れているので該当部分を抜粋し引用する。
  

2010年2月24日付 八重山毎日新聞社説

石垣市の未来、誰に託すか

市政の刷新か継承か、迫る選択のとき

■ラストスパート
 石垣市の最大の政治決戦である任期満了に伴う市長選挙は、前市議で新人の中山義隆氏(42)=自民、公明推薦=と、過去最多の5期目を目指す現職の大浜長照氏(62)=民主、共産、社民、社大推薦=の一騎打ちの争いとなり、両陣営は28日の投開票に向けて早くもラストスパートに入った。

(略)

■鮮明な対立軸
 今回の選挙では、中山氏が「日本一幸せあふれる石垣市」づくりをテーマに掲げ、長期政権によるスピード感のない市政のマンネリ化を批判しているのに対し、大浜氏は社会安定度日本一などの実績をアピールして市政継続で「市民協働のまちづくり」を強調。長期政権と多選をめぐる対立は鮮明だ。

 確かに長期政権のよしあしはそこの市民が評価するもの。しかしこの問題と元市女性職員のブログ問題が、かつて過去4期も支持してきた公明党離反の要因となっており、これに市民がどういう判断を示すか注目される。
 一方、中山氏は、自衛隊や米艦船の石垣寄港などへの対応で大浜陣営から批判されているが、これも両候補の対立軸の一つといえるだろう。(略)

                      

【おまけ】

市長選の注目点は「ブログ告発事件」だと書いたが、自衛隊に対する両候補の姿勢も興味を引く対立軸である。

大浜候補は沖縄タイムス記事で「争点は」と問われ、

「憲法を守る市長か、そうでないか」と答えているが、憲法で認められた自衛隊を「殺人装置」と罵倒し、それを議会で追及され「自衛隊は合憲である」としぶしぶ認めさせられている。 しかも議会での合憲発言を踏みにじるような「自衛隊反対」の言動をその後も示しているのは明らかなダブルスタンダードである。

その時の議会での質問者が奇しくも今回の対立候補の中山議員(当時)である。

自衛隊に対する両候補の姿勢を知る参考に【動画】をご覧下さい。 

【動画】⇒石垣市議会 中山義輝議員の質問と市長の応答

【動画2】⇒チャンネル桜の井上和彦キャスターによる中山議員のインタビュー

【おまけ2】
読者よりの情報ですが、大浜候補はウソをねつ造し中山候補を貶めるビラを撒いて泥仕合に持ち込む魂胆のようである。
 
【動画】⇒ 2010年 石垣市長選
 
 
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コメント (3)

石垣市長の五選を阻止せよ!

2010-02-26 01:53:14 | 資料保管庫

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以下は過去エントリー 「自衛隊を「人殺し」、国境の島の市長が」に一部加筆編集した再掲です。

                    ◇

水が澱(よど)めば腐敗する

腐敗物はガスを放つ

四期にわたる長期政権

五期を狙えば20年にも及ぶ

独裁政権の誕生だ

驕り高ぶった大浜石垣市長が放った一言

それは腐敗ガスそのものだ

大浜市長が発した言葉はこれだ!

自衛隊は「殺人装置だ!」

己が放ったガスの恐ろしさに気がつき、慌てて取り消しはしたのだが・・・。

覆水盆に・・・いや、放ったオナラは元には戻らない。

 

沖縄タイムス 2008年12月19日【夕刊】 政治 

自衛隊「殺人装置」一転「命がけに敬意」/石垣市長が発言陳謝【政治】
 【石垣】大浜長照石垣市長は十九日の市議会(入嵩西整議長)十二月定例会の最終本会議で、前日の一般質問で自衛隊が「人を殺すための国家の物理的な装置」と発言したことについて、「全部撤回する。認識を新たにする」と語り、陳謝した。

 市長は十八日の仲間均議員の一般質問で、「自衛隊も米軍も基本的には軍隊」「人を殺すための国家の物理的な装置」などと答弁した。

 発言撤回の中で市長は「自衛隊は不発弾処理や救急患者の輸送をしているほか、多くの隊員が国を守るため、命がけで訓練しており、その情熱に敬意を表する」と釈明した。

 入嵩西議長は「議場での市長発言は重い。軽々しい発言、感情の赴くままの発言は慎んでもらいたい」と注意を促した。

 市長は議会終了後に記者会見し、「日米同盟の強化が進み、米軍と自衛隊の共同訓練が行われる中、米軍と混同して話してしまった。自衛隊は専守防衛の組織で、人殺しの訓練はやっていないと聞いている」と語り、あらためて関係者に謝罪した。

                    ◇

共産党、社民党、民主党といったアレな政党の強力な支持で、4期14年も勤め、これに公明党の組織票が絶大な長期の権力を生んだ。

さらに偏向マスコミに煽てられて気が緩んだ大浜市長は、何を言ってもマスコミがフォローしてくれると慢心した。

そこで常日頃の信条をつい吐露してしまったのだろう。

何よりも、「自衛隊『殺人装置』」発言には沖縄紙は及び腰だった。

だがマスコミがいくら偏向報道で擁護しても、ネット情報はマスコミ報道をすり抜けて全国のネット網で事実を伝える。

発言撤回の中で市長は「自衛隊は不発弾処理や救急患者の輸送をしているほか、多くの隊員が国を守るため、命がけで訓練しており、その情熱に敬意を表する」と釈明した。

多くの島で成り立つ沖縄県で、緊急時の自衛隊のヘリ移送が不可欠なのは、長年市長をやっておれば気がつかないはずはない。それに不発弾処理も自衛隊の仕事だ。

何が今さら取ってつけたように、「敬意を表する」だ!

寝言は寝て言え!

敬意を表するのなら市民会館の使用を拒否したのは何のまねだ!

>「自衛隊も米軍も基本的には軍隊」「人を殺すための国家の物理的な装置」などと答弁した。

中国が石垣市の行政地域(尖閣は石垣市に属する)を侵犯してもおとなしくしておいて、自国の自衛隊を「殺人装置」呼ばわりとは・・・

中国の工作員ではないのか。

>米軍と混同して話してしまった。

自国の自衛隊と米軍とを混同するとは、寝ぼけていたのか。

再度言おう。

寝言は寝てから言え!

 

 ★八重山日報 2006年4月15日

自衛隊の市民会館使用を不許可石垣市
 陸上自衛隊の第一混成団音楽隊が六月三日に石垣市民会館大ホールで演奏会を計画していた件で、大浜長照市長は市民会館の使用を許可しない方針を決定し、市教育委員会が十四日までに自衛隊側に伝えた。(略)

十一月十日の演奏会会場前では「自衛隊は違憲」と訴えるビラを配布した。

八重山毎日新聞
2005市民会館使用許可で抗議 自衛隊音楽会で九条の会

大浜市長は過去に自衛隊楽団の市民会館の使用を拒否した売国奴市長です。

大浜市長のメッセージ
沖縄戦研究家によりますと、当時の南西諸島は合囲地境(ごういちきょう:完全に敵に包囲されている状態)であり、民政は存在せず、全て軍の命令、強制であったとしています。このような状況のなかで、住民たちは進んで死を選んだわけではないと多くの沖縄戦研究ははっきり述べています。このことは従来の教科書には記されていましたが、戦後62年の今になって文部科学省は軍命があったとはいいきれない、現在係争中なので教科書から削除すべきと検定意見を申し入れ、出版社はそれに従ったのです。
 これは歴史の隠蔽であり、沖縄戦の証言に反しています。非常に大きな問題といわざるを得ません。>

こんな市長がもし、五期も勤め、中国に媚びて寝言を言い続けるようでは、

尖閣の次は「石垣島は中国の固有の領土」と言い出しかねない。

既に有志ブロガーの皆様が告知徹底しているとはおもいますが、当日記も石垣市長への抗議コピペに賛同します。

◆緊急のお願い(主権回復を目指す会より)

<自衛隊を「人殺し」と叫ぶ大濱長照・石垣市長へ猛抗議を>

  石垣市長が自衛隊を「人殺し」と議会で暴言を吐く
 自衛隊を貶め、尖閣諸島をシナへ売り渡す売国奴を許すな!


12月18日に開かれた石垣市議会で、仲間均議員の一般質問(米軍と自衛隊機に抱く市長の感情)に対し、大濱長照
市長は「(自利隊は)人を殺すための」「(人を)刺す訓練をしている」と一つの現象を言挙げして国土を護る自衛隊を誹謗
・中傷した。

◆東シナ海を蹂躙しては尖閣諸島の領有を公言するシナ・中共へ媚びへつらう売国を許すな!


【石垣市役所】
kirameki@city.ishigaki.okinawa.jp (メールアドレス)
電話0980-82-9911
FAX0980-83-1427

【石垣市議会】
mailto:gikai@city.ishigaki.okinawa.jp(メールアドレス)
Tel  0980(82)4054
Fax  0980(82)1570


【参考】
○仲間均 >市長にお伺いします。米軍機と自衛隊、日本を護る米軍機と自衛隊機、どうしてこうも感情がでるのでしょうか。
この市長の感情についてご答弁を賜りたいと思います。

○大濱長照・市長 >自衛隊も米軍も基本的には軍隊ですよね。軍事力を持っていたり、あるいは戦闘機を持っていたり、実体
軍隊なんです。人を殺すための様々な国家の物理的な装置であって、私自身は平和憲法をしっかり守って、世界の国々と平和
せ外交の中で生存していこうというふうな考え方を取っとります。従いまして、米軍であろうが自衛隊であろうが、今の実体に対して
は大変恐怖心を持っております(略)

○大濱長照・市長 >現在殺しているわけじゃありませんよ。だけど殺す訓練をしている。それを言ってるわけです。これは敵であろうが
同じ人間だということで人を人を殺すということを言っているわけです。

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