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辺野古新基地:ゲート前で抗議行動続く
ゲート前の仮設テントでは、9日正午からの県庁包囲行動への参加が呼び掛けられている。沖縄平和運動センターの山城博治議長は「9日は那覇での行動に参加してほしい。成功させよう」と話した。
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■「無知は至福である」 by トーマス・グレイ
7日の「植草・喜納シンポジウム」に辺野古テント村から駆けつけたY氏は、フロアからマイクを握りこう発言した。
「辺野古で抗議する中高年の抗議団やその指揮官は、植草先生の指摘する翁長氏のウサン臭さを知らずに毎日抗議している」
つまり辺野古で連日抗議している老抗議団やその指導者は自分たちが熱烈支援する翁長氏に関し、無知なままで活動しているというのだ。
一体彼らは何の目的で抗議しているのだろう。
新聞が取り上げてくれるのだけが楽しみだとしたら、あまりにも哀れにみえる。
彼らは抗議そのものが幸せなのだろうか。
ロバート・エルドリッジさんの孫引きだが、 18世紀の詩人トーマス・グレイの「無知は至福である」という諺は、現在の辺野古の浜でも生きているようだ。
■仲井真氏が翁長氏へ公開質問状
自分の敵対する相手に公開質問状を渡すことは、それ自体特に珍しいことではない。
だが、今回仲井真氏の選挙母体である「沖縄21世紀ビジョンを実現する県民の会」が翁長氏に突きつけた公開質問状ほど破壊力を秘めた選挙戦略を、筆者は寡聞にして知らない。
公開質問状が破壊力を伴うにはその内容もさることながら、その前提条件としての「露払い」が不可欠であった。
今回の四件の「露払い」の全てが見事なほど翁長氏を真綿で締め上げている。
いや、真綿というよりむしろ鋼鉄の輪で締め上げ、全身の骨を砕いてしまうほどの威力だ。
それほど今回の質問状には破壊力がある。
これまで、これといった有効な戦術の欠片も見出せなかった仲井真陣営としては、必勝の道を切り開く久々のホームランである。
翁長氏に公開質問状 基地・選挙態勢問う仲井真陣営
県内主要選挙で公開質問状の手法が取られるのは異例。14日までに文書での回答を求め、回答された場合は内容を公開する。
質問は(1)普天間移設を「いつ、どこへ」と考えているかを選挙前に具体的に示してほしい(2)辺野古埋め立て承認を「撤回」としない理由(3)翁長氏の選挙母体は「革新」ではないか(4)オール沖縄を掲げながら選挙母体事務所を2カ所に設置する理由(5)那覇軍港の浦添移設と普天間の辺野古移設の相違について-の5項目。
県民の会関係者は「公開討論会などでは時間や質問数が限られるため、仲井真氏ではなく組織として疑問をただすため」としている。
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先ず5項目の質問の内容を列記してみよう。
(1)普天間移設を「いつ、どこへ」と考えているかを選挙前に具体的に示してほしい
(2)辺野古埋め立て承認を「撤回」としない理由
(3)翁長氏の選挙母体は「革新」ではないか
(4)オール沖縄を掲げながら選挙母体事務所を2カ所に設置する理由
(5)那覇軍港の浦添移設と普天間の辺野古移設の相違について。
いずれも翁長氏自身が曖昧にした項目だが、特に(2)などは記者の質問に対して逆切れしたくらい返答に窮する質問だ。
これらの質問は14日の翁長氏の回答を楽しみに待つとして、質問に対しその内容を上回るほど破壊力を秘めさせた前提(露払い)条件とは次の四つだ。
①9月13日の翁長氏の立候補記者会見
②上記記者会見での翁長氏の曖昧発言に怒った喜納昌吉氏の「オール沖縄」離脱と自らの立候補声明。
③同じく翁長氏の曖昧発言に疑念を持つ植草一秀氏らサヨクブロガーの翁長氏批判の続出。
④そして10月7日、喜納氏・植草氏両氏による翁長氏批判のシンポの開催。
偶然のいたずらとはいえ、8日に提出の公開質問状は上記四つの出来事が見事なまでに露払いの役目を果たしているではないか。
あえて「露払い」条件を追加するなら、 私の沖縄日記―広島編のような生真面目な純粋革新派の活発なネット活動だ。
次のブログは拙ブログでも紹介したが、7日の「植草講演会」では植草氏により紹介されている。
今回も「『革新候補』の擁立を切望する」、と題して革新派としてはごく真っ当な意見を述べているが、結果的に仲井真陣営の公開質問状を援護射撃(露払)する役目を果たしているのは皮肉以外の何物でもない。
2014/10/07
沖縄知事選、「革新候補」の擁立を切望する
沖縄県知事選挙で、反基地・平和・民主の革新陣営が翁長雄志那覇市長を擁立・支持することに異論を唱えている私に、沖縄の友人が言いました。「では君は知事選でいったい誰を支持するのか」。
私の考えを述べます。
革新陣営は、心から支持できる候補者を擁立すべきです。まだ遅くはありません。告示まで23日あります。今からでも「革新候補」を擁立すべきです。
その中心的役割は、「沖縄の平和創造と人間の尊厳の回復を求める100人委員会」の有志の方がたが担うべきだと考えます。
「革新候補」の政策は、次の6点が柱になると思います。
①辺野古新基地建設に断固反対し、埋め立て承認を撤回(取り消し)する。
②高江のヘリパッド(オスプレイ)建設に反対し、そのための可能な手段を講じる。
③沖縄本島・宮古・与那国への自衛隊配備強化と日米軍事一体化に反対する。
④天皇元首化、国防軍の創設を図る自民党の「自主憲法」制定に反対し、第9条はじめ憲法の平和的・民主的条項を守る
⑤日米軍事同盟(安保条約)に反対し、地位協定の改定、嘉手納をはじめ米軍基地の全面撤去を目指す。
⑥カジノ誘致に反対し、県民の立場に立った経済・福祉を推進する。
これらは従来の革新の主張であり、目新しいものではありません。①~④は「100人委員会」の結成総会(2013年4月27日=写真左)で、特別声明として全会一致で採択された内容です。
こうした考えに対しては、「理想論では仲井真(現知事)には勝てない。仲井真に勝てる候補は翁長氏しかいない」という反論があります。
しかし、選挙はただ勝てばいいというものではありません。どのような政策を掲げて勝つかこそが問題なのではないでしょうか。
現下の情勢で必要かつ正当な政策を掲げ、その実現を目指す大義のためには、一見勝ち目がない候補者を擁立したり、安易な相乗りに妥協しないことが必要です。
例えば、日本共産党が全国の自治体や国政選挙で、「勝ち目のない」独自候補を擁立するのもその大義のためではないのでしょうか。
「原発再稼働阻止」が大きな争点になった昨年の東京都知事選で、「再稼働反対」を主張する細川元首相に相乗りすることなく、宇都宮候補でたたかい抜いたのも、「原発」だけで妥協できない重要な課題・政策があったからではないのでしょうか。
たとえ今は選挙で勝てないとしても、正しい政策を掲げて支持を拡大していく。そしてそれを選挙後の運動の土台にする。それが政治・社会の改革の道ではないでしょうか。
まして、今回の沖縄知事選は、「保守乱立」です。その中で唯一堂々と革新の政策を掲げてたたかう候補が、「勝てる見込みがない」とどうして言えるでしょうか。
「100人委員会」の主要メンバーの中にはすでに「翁長擁立」の中心になっている人たちもいます。残念ながら「100人委員会」全体でということは無理でしょうが、ぜひとも同憂の有志のみなさんで、革新候補の擁立を検討し、決断していただきたいと切望します。
東アジアの平和にとって重要な沖縄の県知事選挙で、平和・民主・革新の灯が消えることがないことを、心から願うばかりです。
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このブログ主にとって「基地利権に群がるウジムシ」(喜納氏の発言)のような翁長氏を支援することは、死ぬよりつらいことなのだろう。
だが、あえて「無知の至福」より「既知の苦しさ」を選択したのだ。
今朝の沖縄タイムス2面のトップはこれ。
民主県連と決別へ
連合沖縄、当面の協議拒否
執行部不信「修復できない」
翁長氏の曖昧発言には耳を閉ざし、ひたすら翁長氏支援に命を欠ける連合沖縄は、辺野古の浜の無知な老活動家たちと同じレベルであることを暴露した。
喜納民主党県連代表が説明のため面談を申し込んでも「民主党県連の方とお会いすることはない」と門前払いのようだ。(沖縄タイムス)
連合翁は、沖縄2紙が事あるごとに主張する「話しあい」を拒否しているのだから民主主義の基本である言論を拒否したことになる。
それとも支援する翁長氏の曖昧発言に対し正論で立ち向かう喜納氏と面談したら、己の無知が暴露されるのが怖いのだろうか。
連合沖縄にとってもトーマスグレイの「無知は至福である」という諺は生きているのであろう。
もっとも喜納氏は、「県民世論は承認の撤回であり、そこが一番の妥協点になる。 翁長氏がのめば、私が出る理由はない」(沖縄タイムス)と真っ当な発言をしている。
だが、喜納氏に「基地利権に群がるウジムシ」と例えられた翁長氏が喜納氏が提示した条件を飲むとしたら、自ら「ウジムシ」であることを認めることになる。
翁長氏が喜納氏の条件をおいそれと飲むとは思えないが、仲井真氏が突きつけた質問状の(2)に明快に答えれるためには飲まざるを得ない。
飲むべきか飲まざるべきか、それが問題だ。(アル中のようだが・・・)
2014/10/08 18:53 政治・経済
民主党 喜納代表の解任を県連に指示
11月の県知事選挙をめぐり民主党本部の馬淵選対委員長が沖縄県連の役員らと会談し、出馬を表明している喜納代表の解任を求めるとともに、従わない場合は除籍の手続きを進める考えを伝えました。
きょう沖縄を訪れた民主党本部の馬淵選対委員長らは喜納代表の知事選への出馬をめぐって県連側と協議しました。
この中で馬淵氏は喜納代表の解任を県連側に指示した上で、それに従わずに出馬した場合は、除籍する考えを伝えました。
この後、県連は今後の対応を検討した結果、喜納代表の出馬取り止めを前提に知事選に出馬する翁長前市長側と辺野古移設問題など政策面で協議していく方針を確認しました。
一方、民主党の最大の支持団体・連合沖縄は、きょう、県知事選挙について今後、県連と一切協議せず対話を含めて今後の関わりを拒否する方針を伝えました。
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