今朝の沖縄タイムスの一面と社会面トップは軽井沢の「バス転落事故」に譲ったものの一面の中段はこの大見出し。
海兵隊CH53ヘリ追突
ハワイ2機12人 海上で炎上
記事によるとCH53ヘリは、2004年に沖国大に墜落した機種と同じとのこと。
「オスプレイは米軍用機中最も事故が多い」と言う趣旨のキャンペーン中の沖縄タイムスとしては、事故機がオスプレイでなく、旧型ヘリでは「嬉しさも半分なり」という気分だろう。
事故は2機が衝突したというから操縦ミスと思われるが、現在事故原因の解明中とのこと。
軽井沢のバス事故にせよ、軍用ヘリの事故にせよ、神ならぬ身の人間が作った乗り物に事故・故障を完全に無くすことは出来ない。
宜野湾市長選の志村候補を支援する「オール沖縄」や沖縄2紙が「オスプレイ反対」だけを、声高に叫んで、バスや乗用車の反対運動を起さないのは、彼らの主張がイデオロギーで凝り固まっているからだ。
今朝の沖縄タイムス2面トップに宜野湾市長選に関連して、次の見出しが目を引いた。
辺野古計画への選挙影響
首相に続いて2閣僚
菅官房長官「全くない」
中谷氏も推進強調
菅官房長官は15日の記者会見で、宜野湾市長選の結果が辺野古移設に影響するかと問われ、「全くない。 極めて危険な状況の普天間飛行場の危険除去と閉鎖は1日も早く行わなければならない。 このことは沖縄県と共通の認識だと思う」と答えている。
菅氏は一昨年の県知事選の前にも「誰が当選しても辺野古の工事は進む」と発言し、その通り実行中である。 仮に「反辺野古派」の志村候補が当選しても、辺野古の工事が粛々と進むことは、県知事選で実証済みである。
宜野湾市長選をめぐって安倍首相は、12日の国会答弁で「安全保障に関わることは国全体で決めることで、一地域の選挙で決めるものではない」と一国の首相として当たり前の答弁をしている。
今回の菅氏の発言は「沖縄米軍基地負担軽減相」というもう一つの顔を持つ菅官房長官が安倍首相の発言をダメ押しする形となった。
ところが沖縄には当たり前でない人々が住んでいる。
市長選の結果どころか、公民館の意見として、「国の安全保障に関わる案件」に反対する異常な人々だ。
■八重山日報 1月16日
3公民館が抗議文提出 現候補地に「断固反対」 陸自配備計画
防衛省が計画している石垣島への陸上自衛隊配備計画をめぐり、候補地周辺の開南公民館の川平重治館長、嵩田公民館の金城哲浩館長、於茂登公民館の嶺井善館長は15日、石垣市役所を訪れ「平得大俣地区への配備計画に断固反対する」とした中谷元・防衛相宛ての抗議文を提出した。
中山義隆市長は同日、報道陣の取材に対し、抗議文を防衛省に届ける考えを示した上で「3公民館は抗議したが、まだ(市民)全体の声ではない。市が直接反対するとか、抗議するという対応はできない」と述べ、現時点で市が3公民館と同調して反対を申し入れる考えはないことを明らかにした。
☆
外国が侵略したときは「話し合いをせよ」と主張する人々に限って、反対意見を表明するときに話し合いを拒否する。
⇒現候補地反対を確認 防衛省の説明も拒否 陸自配備で3公民館
防衛省の説明を拒否するとは一体どういう了見なのだ!(怒)
中国が、軍艦を改造した武装船を尖閣近海に常駐させている現況をどのような考えているのか。
機関砲を装備した武装船と「話し合い」するため公民館の代表を派遣したらどうだ。
八重山日報 1月16日
武装船 尖閣「常駐」 改造軍艦、緊張高まる
石垣市の尖閣諸島海域で、中国政府が昨年12月から軍艦を改造して武装した中国海警局の船を航行させるようになり、緊張がさらに高まっている。現在までに尖閣海域で確認されている武装船は「海警31239」「海警31241」の2隻。機関砲のようなものを搭載している。今年に入って既に3回の領海侵犯も発生し、中国政府が武装船を尖閣海域に常駐させる意図が鮮明になった。
香港の報道によると「海警31239」「海警31241」は中国海軍のフリゲート艦を改造した船。中国外務省の報道官は12月23日「海警局の船の装備は標準的なもので、国際的に使われているものと変わらない」「釣魚島(尖閣の中国名)は古来、中国の領土であり、パトロールに(日本が)口を挟む余地はない」と強調した。
【追記】
つい見落としてしまったベタ記事の紹介です。
第二社会面の最下部にこんな見出し。
ゲート前抗議
運転男性逮捕
時事通信はこのように「報じている。
辺野古抗の議52歳男逮捕=警官の足ひいた疑い-沖縄県警
沖縄県警名護署は15日、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)移設への抗議活動中に警察官の右足を車でひいたとして、公務執行妨害容疑で沖縄市の男(52)を現行犯逮捕した。「身に覚えがない」と否認しているという。警察官は右足親指に軽傷。
逮捕容疑は同日夕、移設先である名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前で、警戒中の男性警察官(45)の足をひいた疑い。
同署によると、男は工事車両の進入を妨げるように車を徐行させ、警察官の制止を無視した。(2016/01/15-22:20)