狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

「新たな事態」による奥港の使用許可撤回は、法令不遡及の原則に反する

2017-11-18 16:05:00 | 辺野古訴訟

 

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防衛局は環境アセス条例に則って、奥港の使用を申請し、県がこれを法令裁量で許可した。

ところが、その後県が「新たな事態が出てきている」として条例を改正し、使用許可を撤回する動きが浮上した。

県がなりふり構わず、許可を撤回することは、法令の原則からありえない。

 

法令は施行と同時にその効力を発揮するが、その法令は原則として将来に向かって適用され法令施行後の出来事に限り効力が及ぶ。

 

法令は原則として将来に向かって適用されるもので過去の出来事には適用されない。

 

これを法令不遡及の原則という。

 

 

 

奧港からの海上搬入「新たな事態が出てきている」

/翁長雄志沖縄県知事/ぶら下がり会見/2017年11月15日

 

《冒頭、翁長雄志沖縄県知事が文書「知事コメント」を読み上げ》

 奧港の使用許可および海上運搬について

 普天間飛行場代替施設建設事業に係る国頭村奧港の使用許可について経緯をご説明させていただくとともに、沖縄防衛局が同港から石材の海上運搬に着手したことについてコメント申し上げます。

 奧港に関しましては、民間業者から本年6月に使用許可申請がなされた時点で、県としてどのような対処が適当であるか、弁護士とも相談しながらさまざまな観点から検討をいたしました。

 その結果として、港湾関係の法令上、「港湾施設を損傷するおそれがあるとき」など、特定の場合に該当するときを除いては、許可することが適当とされ、何人に対しても不平等な取り扱いをすることは禁じられているものであり、港湾施設の管理および運営上からも、不許可にすることは困難であったこと、また、県として不許可にできる余地はないか、許可不許可の判断を保留することができるかについて弁護士に相談したところ、弁護士からも、申請者に帰責事由がない場合に不許可にするのは難しく、判断の保留も難しいとの助言があったことなどから、許可せざるを得ないものと判断したものでございます。

 今回の件につきましては、県民に多大な不安と懸念を与えてしまいましたが、昨日県は、国頭村と奧区をお訪ねし、この度の経緯などについてご説明申し上げたところであり、工事車両などによる粉じん、騒音などの地域への影響については、国頭村、奧区と連携しながら対処し、地域の生活や安全面への配慮に努めてまいりたいとご説明を申し上げたところであります。

 県としましては、今後、奧港の使用に伴い想定される影響については、公有水面埋立法など関係法令に基づき、厳正に対処していきたいと考えております。

 一方、K―9護岸に台船を接岸して石材の海上搬入を行うことは、願書の添付図書である環境保全図書で予測がされておらず、埋立承認の際の留意事項に基づく変更承認が必要となる可能性があることから、10月2日付けで、県との協議が調うまでは実施しないよう行政指導を行っておりました。

 しかしながら、県の行政指導に従うことなく、また、地元集落が求める説明を行わないまま、沖縄防衛局が拙速に海上搬入を行ったことは極めて残念であります。

 埋立承認願書には、K―9護岸を、建設途中で仮設桟橋として係船機能を持たせる設計は記載されておらず、また、海上運搬に関する記載は、「購入土砂など」の埋立用材や海上ヤードに関するものであり、傾斜堤護岸造成のための石材はダンプトラックによる陸上輸送による旨が明記されております。

 奧港からの石材の積み出しおよびK―9護岸を使用した海上搬入のいずれも、環境保全図書を変更して環境保全措置を講ずる必要があることから、県としましては、沖縄防衛局に対し、直ちに奧港を使用した海上搬入を停止して、留意事項に基づく変更承認の手続を行うよう求める文書を本日付で発出したところです。

 今後、県民の皆様に丁寧な説目を心かけるとともに、辺野古に新たな基地を造らせないという県民との約束を実現するため、県庁一丸となって取り組んでまいりますので、引き続きご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

 平成29年(2017年)11月15日 沖縄県知事 翁長 雄志

《以下、翁長雄志沖縄県知事と記者団の一問一答》

 「この4、5日で私が沖縄にいない間にも動きもあったようであります。そういったことを踏まえて質問に答えたい。細かい法律的なところは事務方に振ることもあるのでよろしくお願いしたい」

 ―海上からの資材搬入の受け止め。こうした手続きが適切と考えるか。今回の県の行動について、辺野古の反対派からも疑問の声が上がっている。県の対応は?

 「3つあるので1番目から。  海上搬送をしたということについてどう思うかと言うことであります。私ども、この件がいわゆる奥港を含め、許可申請が出たときに大変悩ましかったのは、この岩礁破砕、公有水面埋立法ですね、こういったことと港湾法が全く違う形で整理をしないといけない、ということがあった。

 そういう中で、県民の間からもありとあらゆる手段で止めるというのに、そういうことをして、そういった方向性が見えるのか、という声があるということも十二分に聞いている。そういう中で、ある意味合法的に物事を進めることと、その心配、いわゆる港湾法との関わりで、不許可にするデメリット、そういったことと、今後の新辺野古基地を造らせないという中で、どのように調整するか、ここ数カ月間、大変議論をしたところだ。 いま海上搬送については、奥港自体の、使用しての海上運搬や、K9護岸を桟橋として使用することについては、公有水面埋立承認願書などに、記載のない事項であるので、公有水面埋立法上の問題点があることから、この点で沖縄防衛局を追及できるものと考えている。ですから国がなりふり構わず基地建設を推し進めていくということについては、私どもも心して、この不条理なやり方で物事を進めることについて、しっかりと対応したい」

 ―こうした手続きが適切と考えられるか?

 「海上搬送については、K9護岸を桟橋として利用するということは、けしからんというものだ。いわゆる公有水面埋立法承認願書などに記載のない事項であるから、これは留意事項違反ということも含めて、これから議論ができるということでありますので、海上搬送については、それを念頭にこれから対処をしたい。

 最後に県民からの声も、これは奥港のことが表に出てからは、いろんな形でお声を耳にしている。耳にしながら、私自身がその声の気持ちと、全く一緒であるものですから。気持ち的には。それがいわゆる行政として、結果的に良い結論を出すのに、どういう方向性がいいのか。これは、いろんな角度から考えていかないといけない。1つ1つの法律の問題の適法性もふくめて、それから法廷闘争の維持の問題、それから対本土の世論等々も含め、何が一番できるかということについては、県民の思いも胸に秘めながら今日まできたところだ。

 今もその気持ちは持っているので、いま申し上げた冒頭のコメント、1回目の質問で答えたことなどを踏まえて対処をしていくということであるので、また皆さん方の質問を受ける中でお話をしたい」

 ―きょう市民団体が県庁にきて、奥港の使用撤回を求めた。その中で山城博治沖縄平和運動センター議長が、知事が奥港の使用許可を出したことについて、これまであらゆる手段で止めるといっておきながら、許可を出したのは公約違反だ、言行不一致だと厳しい批判をした。受け止めは。

 「先ほどのことにもつながるが、特に山城さんの場合、本当にこの1000日、正確にはもっとそれ以上になるが、現場で頑張られて病気も克服しながら多くの方々を、その目的のために頑張っていただいたと。そして不法な不当な刑事的な扱いも受けたという意味で、大変、山城さんの思いを考えると、私自身も忸怩たるものがある。そういう中で、許可をしたというのは公約違反ではないかというのも、当然率直な気持ちとして出てくるのは否めない。

 ただ私が申し上げたように、この公有水面埋立法と港湾法の法律の違い。いわゆる港湾法に書かれている文言というものが、なかなか不許可に値するというものが難しいと。 それを厳しくするということも、やろうとすればやれるんでしょうけれども、おそらくは法廷闘争になっていくでしょうし、そういったことの中で、どちらがどうなのかということについての問答が、今日まで担当職員とも、弁護士ともいろいろ議論をしたところだ。 今回山城さんが大変な思いで、私はそこにはいなかったが、全部どういう話であったかというのは聞いているので、こういった気持ちで来られていましたよ、というのを、お聞きしていますから、この思いを、これもしっかり受け止め、これからの一つ一つに生かしていきたいという風に思っている」

 ―知事としては公約違反ではないという認識か?

 「公約違反というものの、物の考え方になるが、公約違反、この埋め立てをさせないということについての有効な方法、新辺野古基地建設を阻止するという一つ一つの過程の中でやっていくことについて、これからある意味10年闘争というか、長くあればそういうことになるわけですけど、その場面場面で私どもがしっかりと民意をつけて、そして対本土という意味でも、理解をする人を増やして、その中から色んな選挙などを含めて、やっていくということであるので、今の時点で公約を違反しているとか、そういった問題ではございません

 十二分にこれからも公約を意識しながら、私は造らせないということで当選したので、いまある意味で、法律と大変かけ離れた形で結論を出すことが、造らせないことにつながるのかどうか。これも冷静に私なりに判断をしている。しかし私自身は、今日までの言動から含んでも、絶対に造らせないという決意は変わらない。変わりませんので、いま言ったように、今ある時点からの反省材料を含め、例えば奥の区民に説明が十分でなかったとか、それから道路あれだけの粉じんをあげながらトラックがダンプが通っていくと。

 こういうことについての認識を、現実的に奥の区民に伝えられなかった。それは一切上、港湾法との関係でどうなるのか、と。新たな事態が出てきているので、こういったことも含めて、この辺の対処について、しっかりやっていきたい」

 ―明日で当選から3年。北部訓練場の返還でも発言に批判があったが、今回は中でも厳しい状況ではないか。この3年を振り返って、どうみるか。

 「明日が3年になるとは全然意識がなかった。明日が3年目と、ああ、3年終わったということになるのか。それで振り返ってどうかということだが。簡単にそのことを話すと、当初の半年間は(政府は)会ってくれなかった。これだけ安全保障を沖縄に負わせておきながら、政府と考え方が違う知事が誕生したら、半年間は会ってくれなかった。 そして取り消しを公約にしたんだから、公約をしろというのは、3年前の2月、3月から明日か明後日か、というのがあった。そして第三者委員会を設置して、その結論を待つ中で、正確ではないが、6月の末ごろに結論が出たという中で、集中協議を提案されて集中協議のために一カ月間工事が止まったということもあった。

 しかしそれも安保法政との関係でアリバイ作りではなかったか、という批判もあったが、私たちからすると話し合いをすることが大切だったということと、ひとつ物事の展開ができないかというのもあった。

 しかしそれも関係なく物事が進んだから、もう2カ年前になるか、10月13日に取り消しをした。そのときも遅い遅いと、物事は一つ一つ進んでいるじゃないか、ということがあったが、第三者委員会という客観的な判断を持ちながら、それをベースにして説得力のあるような裁判逃走もやって、そして取り消しもやっていくということを心がけてやっていたら、裁判の途中で、おそらく政府側のミスだったと思うが、これを受けて和解勧告が出された。

 これも蹴飛ばすこともできたが、和解勧告をしない中での法廷闘争も、どういうものが見えてくるかというものも、わたしたちの大変な思いだった。 和解の勧告を受け入れたところで、また8カ月ぐらい工事が止まったと思うが、この工事が止まったという所で、一定の公約の一つを前に進むことができたと思う。あれはあれなりに、時期も含めて、決断の、大変な決断ではあったわけだ。

 しかしながら、高裁判決の内容と最高裁の判決内容を見たところ、とても耐えられるものではなかったが、司法に物を申すというのは意見としては言えるが、それ以上の言葉で言うことはできないので、その流れの中できた。 そうすると、今度は撤回というものが出てきている。

 撤回も、私自身はあちこちで表明しているから、私自身の責任でこれはやりますと、今日までの一番直近の大きな集まりでも申し上げたところだ。 だから、これからもこういったことなどを踏まえて、私自身の公約の実現、あるいはまた、そういった撤回も含めて、物事の進み方の5年も10年も先を見据えながらの、毎年毎年の一つ一つのけじめというようなものを作り上げていきたいと思っているので、まずもって、それを私なりに決断をするのは、最終的に私がやりますということで申し上げている」

 ―山城さんの話だと、こういう状況だと2期はないという言い方まで。知事としては、長くかかるとみているが、2期目も引き続き考えているか。

 「今、県民の思いは、日米両政府の理不尽な、それこそ先ほど申し上げた、600人の機動隊、あるいは自衛隊のヘリ、その中で着々と私どもが、行政指導しようが何しようが、蹴散らして前に進んでいく。そして現場では(座り込みをすると)機動隊に引っこ抜かれて大変ご苦労されている。こういった方々の思いというものが私に向かうというのは、私からするとこれは当たり前のことではないかと思っている。 やはり新辺野古基地を造らせないということの、一番最前線、先頭に立って、県民の思いを胸に秘めながら、私たちの責任を感じつつやっているわけだから、そういったことを県民が抱くということについて、私がこれについて、言葉を使うことはないわけで、逆に言うと、私からいうと、全身全霊、新辺野古基地は造らせないというようなものを、日々、一日一日、いい形で実現できるように努力していくということを申し上げて、これからの、おそらくは1日後とか、1週間後とか分からないが、いろんな場面が出てくると思うので、こういった中で県民と心を一つにして頑張っていきたいと思う」

 ―撤回は1期目のうちにやるか。

 「こういうのも私の責任でやるという話で、これは明日やりますか、1カ月後にやりますかというようなことは、ただでさえ、国家権力の大きな者と対峙(たいじ)をしているときに、その時期まで明示しながらやるということは、私はいま考えていない。しかし、必ず、私自身は公約を果たしていく。以上だ。

 赤十字の集まりで夕食会のあいさつをしないといけない。もともと決まっていた時間帯なので。失礼する」(おわり)

                                              ☆

 

東子さんのコメント

「奧港からの海上搬入「新たな事態が出てきている」/翁長雄志沖縄県知事/ぶら下がり会見/2017年11月15日 2017年11月15日 23:00」
会見全文 米軍普天間飛行場 新基地 名護市辺野古 護岸工事 翁長雄志 沖縄県知事 会見
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-614680.html

 

 

>―きょう市民団体が県庁にきて、奥港の使用撤回を求めた。
>私が申し上げたように、この公有水面埋立法と港湾法の法律の違い。
>いわゆる港湾法に書かれている文言というものが、なかなか不許可に値するというものが難しいと。
>それを厳しくするということも、やろうとすればやれるんでしょうけれども、おそらくは法廷闘争になっていくでしょう

 

 

 

(要約)
これ以上法廷闘争はやりたくない。
しかも、今回の場合は、弁護士太鼓判の負け確定だし……。
だから、違法となる不作為はしない。

 

 

 


>―知事としては公約違反ではないという認識か?
>絶対に造らせないという決意は変わらない。
>今の時点で公約を違反しているとか、そういった問題ではございません。

 

 

 

(要約)
「絶対に造らせないという決意は変わらない」から、公約違反でない。

 

 

 


>今ある時点からの反省材料を含め、例えば奥の区民に説明が十分でなかったとか、それから道路あれだけの粉じんをあげながらトラックがダンプが通っていくと。
>こういうことについての認識を、現実的に奥の区民に伝えられなかった。
>それは一切上、港湾法との関係でどうなるのか、と。新たな事態が出てきているので、こういったことも含めて、この辺の対処について、しっかりやっていきたい」

 

 

 

(要約)
許可を優先して奥の区民への説明を省いた結果、奥の住民に犠牲を強いてしまったことを認める。

 

 

 


いくら「違法になるから」と言っても、国も困っているのだから、許可する前に交換条件を出すのが常識。
なのに、「違法になるから」とこれ以上の負け訴訟を抱えることに怯えて、そういう指示をしなかった翁長知事に交渉力無し。

 

 

「奧港からの海上搬入「新たな事態が出てきている」/翁長雄志沖縄県知事/ぶら下がり会見/2017年11月15日 2017年11月15日 23:00」
会見全文 米軍普天間飛行場 新基地 名護市辺野古 護岸工事 翁長雄志 沖縄県知事 会見
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-614680.html

 

>―山城さんの話だと、こういう状況だと2期はないという言い方まで。

 

山城被告は、県民の民意は無視した、山城被告の一存で知事が決まるような言い方をしているのか。
県民なんて、煽り様でどうにでもできるってか。
沖縄県民もなめられたものよのう。

 

と言っても、民主党政権で懲りたように、翁長知事県政に懲りている人、多いんじゃないの?
もう、煽りには騙されませんってね。 
 

                       

 翁長知事は、「あらゆる手段で辺野古阻止」と言いながら、辺野古埋め立てのための奥港使用を認めた。

これは奇しくも仲井真前知事が、2013年12月、辺野古埋め立てを承認したのと同じ行政機関としての法治最良である。

仮にこれを、知事の恣意的判断によりたな晒しなどの引き延ばしをしたら、行政に不作為で提訴された100%敗訴する。

翁長知事としては、法的手段では打つ手がないと思われるのだが、沖縄タイムスは「港の使用許可を撤回せよ」という。

沖縄タイムス

タイムス×クロス 平安名純代の想い風

 

 

 

 9月上旬、沖縄県は辺野古の新基地建設に使用する石材の海上搬入を請け負った業者に、奥港(国頭村)の岸壁と港湾施設用地の使用を許可した。県は港湾関連法に基づいて審査した結果と説明し、法に則って許可せざるを得なかったと自身の正当性を主張するが、それでは翁長雄志知事が普段から強調している「あらゆる手段で建設を阻止する」ことは果たして可能なのか。

 米側では県の許可を歓迎する見方が広がっている。ある国務省筋は「埋め立て承認の効力は生きており、県もそれに沿って対応していくということが確認できた」と述べ、県には法的に工事を止める手段がないのだから、工事は今後も進んでいくとの見通しを語る。国防総省筋は「陸路に比べ、大量の資材搬入が可能になった。工事を加速する手助けであることは間違いない」「事態はまた一歩前進した。埋め立て承認を撤回したとしても、今回の許可との矛盾で展開は県に不利になるのではないか」との見解を示す。

 県外移設を掲げていたのに埋め立てを承認し、「法的に不備がないから許可した」と自己弁護を繰り返した仲井真前県政、そして「法に則って」のフレーズを多用して工事を強行する安倍政権。米側には翁長県政も同一線上に並んだと分析する声もあるようだ。

 今回の奥港の使用許可をめぐっては、沖縄地元紙の第一報は県が許可した9月上旬から2カ月も遅れたうえ、琉球新報が2日付の2面1段、沖縄タイムスは3日付の2面3段の扱いだった。事態の重要性を伝え、県民の注意を喚起するのに果たして妥当な大きさだったのか。

 翁長知事を支える県議らの動きも見えてこない。知事が間違った判断をした場合に軌道修正を求めず、監視能力もなくしてしまったというのであれば、沖縄の三権分立はもはや機能していないということになり、残るは民意、つまり現場で闘っている人々次第ということになりかねない。

 新基地建設計画をめぐり責任を問われるべきは工事を強行する日米両国だ。その両政府に沖縄が立ち向かうには、一寸の緩みもないほどに内側を引き締め、一枚岩となる必要がある。

 「あらゆる手段で建設を阻止する」と言いながら、工事を加速させる許可がなぜ出せるのか。知事は自身の言行不一致への理解を求めるのではなく、直ちに許可を取り消す必要がある。(米国特約記者・平安名純代)

                                             ☆

>県外移設を掲げていたのに埋め立てを承認し、「法的に不備がないから許可した」と自己弁護を繰り返した仲井真前県政・・・

 仲井真前知事の埋め立て承認と同じというなら、その通りである。

二枚舌でないのなら、翁長知事に対しても「金で沖縄を売った最悪の知事」の手法を踏襲する最悪の知事として糾弾すべきではないか・

>「あらゆる手段で建設を阻止する」と言いながら、工事を加速させる許可がなぜ出せるのか。知事は自身の言行不一致への理解を求めるのではなく、直ちに許可を取り消す必要がある

翁長知事は、一旦許可しておきながら、沖縄2紙や山城博治被告ら反基地活動家の恫喝で、前言を翻す可能性を示している。

 それが、工事車両の「騒音や砂ぼこりによる」というから呆れてしまう。

奥港の使用許可を撤回するためには、環境アセス条例を改定するという。

 辺野古新基地が対象か、政府に波紋 沖縄県の環境アセス条例改

 

 沖縄県が環境影響評価(アセスメント)条例の改正手続きに着手した件で、名護市辺野古の新基地建設を進める政府内で波紋が広がっている。政府関係者によると新たな条例では対象地を「20ヘクタール以上の土地」とするため、新基地建設の陸上部分の工事の一部も対象となれば、工期に影響が出る可能性があるためだ

                              ☆

同記事によると、「改正で自衛隊駐屯地整備のはか、沖縄防衛局が主体の辺野古新基地の陸上部分などの米軍基地内工事も対象になる可能性がある」とのこと。

もし、翁長知事が目的達成のため「条例改正」を行うとしたら、沖縄は翁長知事のお蔭で無法地帯になることを意味する。

県が法令不遡及を踏みにじることになるからだ。

法令の効力が現実化するのはその法令の施行後である

法令は施行と同時にその効力を発揮するが、その法令は原則として将来に向かって適用され法令施行後の出来事に限り効力が及ぶ。

法令は原則として将来に向かって適用されるもので過去の出来事には適用されない。

これを法令不遡及の原則という。

 

人がある行為を行おうとする場合には、その行為時の法令を前提としているのであるから、その行為後の法令によって予期したものとは異なる効果を与えられたのでは法律関係を混乱させ社会生活が不安定なものとなるためである。

防衛局は環境アセス条例に則って、奥港の使用を申請し、県がこれを法令裁量で許可した。

その後県が条例を改正し、使用許可を撤回するという。

だが、これは法令の原則からありえない。

 

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コメント (3)

反戦壁画「ゲルニカ」を気取るバカな「芸術家」、米軍機墜落モチーフの作品、うるま市が非公開へ

2017-11-18 06:05:33 | 未分類

 

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最近起きた米軍ヘリ事故を、ひとりの死傷者も出ていない不時着であったに見関わらず、天地が引っくり返った大惨事のように誇大報道するのは、沖縄2紙に得意技。

2004年に沖国大に墜落した米軍ヘリ事故が一人の死傷者も出ていないにもかかわらず、無差別大虐殺の原爆投下と同じように報じるのも沖縄2紙である。

沖国大のヘリ事故の「壁」(墜落時に壁に付いた煤を消さずに残してある)をピカソがナチスの無差別攻撃を描いた「ゲルニカ」と比べる愚かな記事を書くのも沖縄2紙である。

 以下は過去記事の引用である。

「ヘリ墜落」は事故であり、「攻撃」ではない2007-08-17

 
  
米軍ヘリ事故語り継ごう 沖国大の学生らコンサート
中日新聞 - 2007年8月12日
沖縄県宜野湾市の沖縄国際大に米軍普天間飛行場の大型輸送ヘリコプターが墜落した事故から13日で3年になるのを前に、沖国大の学生らが12日、「NO FLY ZONE」(飛行禁止区域)と題するコンサートをキャンパスで開いた。 事故当時を知る最後の学年となった4 ...
ヘリ事故展示見学 普天間第2小児童「壁」にメッセージ
琉球新報 - 2007年8月12日
宜野湾】宜野湾市立普天間第2小学校(出盛光朋校長)4年3組の生徒約20人と引率の登川亜紀教諭、父母らが12日午後、沖縄国際大学を訪れ、米軍ヘリ墜落事故の展示を見学した。 展示は、同日午後に沖国大の学生らによって行われた「NO FLY ZONE ...

ヘリ墜落3年 決意新た【写真】 沖縄タイムス

沖国大の減り墜落事故跡を、原爆遺跡やゲルニカの壁絵に並ぶ戦争の遺跡にしようと言う運動がある

 

これに対して、8月10日のエントリーで次のように書いた。

沖国大構内に墜落した米軍ヘリコプターの油煙跡の残る壁を保存する運動には理解も出来る。

だからと言って、幸いにして一人の死傷者も出なかった事故の“壁”と、死者数10万にも及ぶ広島、長崎の原爆遺跡とを同列に扱う神経を疑う。

基地被害を訴える余り「事故」と「大惨劇」を同列に扱うことは広島、長崎の被爆者に礼を失すると言うものだろう。

原爆遺跡と沖国大の“壁”を実際に見た者として、その余りにも大きな“意味”の差に、この文章をコラムとして報じる琉球新報に怒りさえ感じる。原爆遺構と沖国大の“壁”

 

基地被害を訴える余り「事故」と「大惨劇」を同列に扱うことは広島、長崎の被爆者に礼を失すると言うものだろう。

ここで原爆投下のことを「大惨劇」と表したが、これでは「事故」との本質的違いを表してはいない。

「大惨劇」ではなく、アメリカによる「大虐殺」と訂正しおく。

ヘリ事故も原爆投下も主体はアメリカだが、ヘリ事故の操縦士は事故を起こす意思はなく、ましてや「加害の意思」などなかったはずだ。

ところが原爆投下機の操縦士は明らかに「加害・虐殺の意思」で原爆を投下をしている。

ここで再び言おう。

一米兵の起こした「交通事故」と人類が犯した最大の罪である「原爆投下」を同列に扱うような「ヘリ事故跡保存運動」は原爆被害者を冒涜することになる。

 沖縄には米軍基地を売り物にしているお笑い集団もいる。
 笑いの力(8月11日朝刊26面)

 引用終了

いつの時代にも反戦壁画「ゲルニカ」を気取るバカな自称「芸術家」がいるものである。(失笑)


朝日新聞デジタル 11/16(木) 21:17|Yahoo!ニュース

米軍機墜落モチーフの作品、市が非公開へ 沖縄・うるま

沖縄県うるま市の伊計(いけい)島で18日から開かれるアートイベントで、美術家の岡本光博さん(49)=京都市=が米軍機の墜落事故をモチーフとして商店のシャッターに描いた作品「落米(らくべい)のおそれあり」を、共催の市が公開しない方針であることがわかった。市は「建物の所有者である自治会から強い反対があった」と説明している。

 作品は幅約4メートル、高さ約2メートル。「落石のおそれあり」という道路標識を模し、星条旗の図柄を用いながら、米軍ヘリコプターの墜落などに注意を促した内容だ。岡本さんは「島の上空は米軍機の往来が激しく、今年1月にはヘリの不時着事故も起きた。島の現状を映し出す注意看板として作った」と説明する。2015年には島から約14キロの海上で米軍ヘリが輸送艦への着艦に失敗して大破し、乗員がけがをする事故もあった。

 市によると、イベント「イチハナリアートプロジェクト+3」は市が市観光物産協会に委託し、国の沖縄振興特別推進交付金を充て毎年開催。人口265人の伊計島など、過疎が進む島嶼(とうしょ)地域のアートによる活性化が目的で、今回は国内外38組の作家が参加する。

 作品は先週中に完成し、13日に報道機関向けの内覧会があった。商店は伊計自治会の運営で、開会前に会長の男性(60)に住民から苦情が届いたという。会長は「基地問題には色々な意見があるが、作品は作家の政治的な主張をアピールしている。多くの人を地域に呼び込もうという趣旨に合った作品が、この場にはふさわしい」とし、絵を消すよう求めている。市は「地域の方々の協力が不可欠」とし、作品を板で覆うことを検討している。

 一方、沖縄市で画廊を経営し、イベントのディレクターを務める秋友一司さん(49)は「島や沖縄の平和を祈るメッセージが込められている作品だ」と評価する。(丸山ひかり)
朝日新聞社
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■普通の宜野湾市民さんのコメント


このコメント欄には画像の掲載が出来ないが黄色と黒の二色で「落石のおそれあり」の注意換気の標識を模した「落米のおそれあり」というアート作品らしい。
が、ハッキリ言って模倣、パクリ作品。

「落石」の代わりにパラシュートや戦闘機、戦車、ヘリコプターが三角の「崖(山)」に模したアメリカ国旗から堕ちてくる事を連想させる構図になっている。

>岡本さんは「島の上空は米軍機の往来が激しく、今年1月にはヘリの不時着事故も起きた。島の現状を映し出す注意看板として作った」と説明する。

 >一方、沖縄市で画廊を経営し、イベントのディレクターを務める秋友一司さん(49)は「島や沖縄の平和を祈るメッセージが込められている作品だ」と評価する。

このアートと称する「落米のおそれあり」を見て「平和のメッセージが込められている」と感じるのは自称・市民の皆様しかいないだろう!

>会長は「基地問題には色々な意見があるが、作品は作家の政治的な主張をアピールしている。
>絵を消すよう求めている。
>市は「地域の方々の協力が不可欠」とし、作品を板で覆うことを検討している。

自治会会長の判断はごもっともで、うるま市は検討ではなく作品を即排除すべき!

イベント「イチハナリアートプロジェクト+3」は過疎化が進む島の活性化を目的としている。

このアートと称する「落米のおそれあり」を見に集まって来るのは自称・市民の反基地活動家の皆様で、活動家の活性化にしか繋がらない!

「表現の自由」は作り手の勝手で自由に作品を作れば良いが、イベントの主旨にふさわしく無ければキッパリと「排除」すべき!

前列を作ると取り返しの付かない事になるのは目に見えている。

 

■東子さんのコメント

新報が騒ごうとしたが、湿った「捏造・偏向」だったために、不発(笑

昨日普通の宜野湾市民さまが取り上げていらした「イチハナリアート」。

「岡本さん作品を非公開に 「イチハナリアート」で事務局 「離島振興にそぐわず」 2017年11月17日 10:15」
イチハナリアートプロジェクト イチハナリ うるま市観光物産協会 うるま市の島しょ地域の活性化 伊計自治会 伊計島
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-615232.html

>市観光物産協会(神村盛行理事長)は16日までに、京都市の美術家岡本光博さんの作品「落米のおそれあり」を公開しないことを決めた。
>運営事務局は「『うるま市の島しょ地域の活性化』というプロジェクトの趣旨に合わない」と説明している。
>「落米のおそれあり」は伊計自治会の共同売店のシャッターに描かれた。
>道路標識の「落石注意」にかけてパラシュート、戦闘機や戦車、ヘリコプターを配置している。

「米軍批判したら公開されないという『差別』を受けた」「言論封殺だー」っぽい記事。
こんなツイッターも回っている。

eitoeiko@eitoeiko 11月15日
11/18からはじまるイチハナリアートプロジェクトのために岡本光博が制作した岡本光博作品「落米のおそれあり」がクレームのために消されようとしています。戦争の歴史と現在の沖縄の状況をも消去する気でしょうか。みなさんで考えてほしいです。


作者:岡本光博氏のfacebookも。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=908441599307863&set=a.119908124827885.26507.100004260939577&type=3&theater


しかし、記事の↓の部分が気になった。

>岡本さんは当初予定していた別の作品を運営事務局と伊計自治会に提示していた。
>しかし、伊計自治会は「売店にそぐわない」として作品変更を求めた。
>その後、自治会に対し、事務局や岡本さんから説明がないまま作品が描かれた。


真相は、

indigo‏ @indigo45rpm
いつもの琉球新報の論調なら、表現の自由の侵害だーと大騒ぎしそうな案件だけど…。
この作者、嘘の申請によって審査に合格し、制作費や滞在費が支給されたにも関わらず、現場で勝手に申請作品から変更した詐欺的行為があるから。
反戦無罪。
https://twitter.com/indigo45rpm/status/931390695948009473


indigo@indigo45rpm
これ、作品の申請段階では全く違う物だったそう。現場で無断で勝手に変更したって。
しかも審査合格者には、滞在費用諸経費等で60万(公金)支給されてます。
折角のイベントに水を差され、現場スタッフは落胆してるようです。
午後1:55 · 2017年11月17日
https://mobile.twitter.com/indigo45rpm/status/931385326525755393


indigo@indigo45rpm
厳密に言ったら、公金詐取と言われても仕方がないと思います。
返金請求も検討しているとか。
応募要項 https://pbs.twimg.com/media/DOz4CGdUQAA0frl?format=jpg&name=small
https://mobile.twitter.com/indigo45rpm/status/931391951974174721


indigo@indigo45rpm
全く違いますね。
この件は
作品応募→合格→滞在・制作費が支給(公金)→応募と違う作品を現場で勝手に制作→展示不可
明らかに詐欺的行為です。
事前申請・審査は明確にしています。
表現の自由以前の問題です。
嘘はダメです。
このツイ撤回すべきです。
午後3:40 · 2017年11月17日
https://mobile.twitter.com/indigo45rpm/status/931411718328107008


milkplant🏴🏴鳥党派‏ @nikkiestale___2
これはいかんでしょ、いくらなんでも。別の作品を出して許可したのに、店主の変更の要望も聞かないで描くとかある意味営業妨害だもの。
この画家、何様なのかね
https://twitter.com/nikkiestale___2/status/931391817324433408

 

【おまけ】

 

#沖縄・うるま市 米軍機墜落モチーフの作品「イベントの趣旨に合わない」自治会からの苦情で非公開へ~ネットの反応「慰安婦像と同じく悪趣味でしかない。 『落米』とかヒドすぎ」

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米軍機墜落モチーフの作品、市が非公開へ 沖縄・うるま

沖縄県うるま市の伊計(いけい)島で18日から開かれるアートイベントで、美術家の岡本光博さん(49)=京都市=が米軍機の墜落事故をモチーフとして商店のシャッターに描いた作品「落米(らくべい)のおそれあり」を、共催の市が公開しない方針であることがわかった。市は「建物の所有者である自治会から強い反対があった」と説明している

<中略>

作品は先週中に完成し、13日に報道機関向けの内覧会があった。商店は伊計自治会の運営で、開会前に会長の男性(60)に住民から苦情が届いたという。会長は「基地問題には色々な意見があるが、作品は作家の政治的な主張をアピールしている。多くの人を地域に呼び込もうという趣旨に合った作品が、この場にはふさわしい」とし、絵を消すよう求めている。市は「地域の方々の協力が不可欠」とし、作品を板で覆うことを検討している。

 一方、沖縄市で画廊を経営し、イベントのディレクターを務める秋友一司さん(49)は「島や沖縄の平和を祈るメッセージが込められている作品だ」と評価する。(丸山ひかり)

http://www.asahi.com/articles/ASKCH7GG6KCHUCVL030.html

関連ツイート

 

 

 

管理人
ネットの反応

 

名無し
KYAN 〈チーム・イージス〉‏ @MARINA89583987
政治的意図を持った作品をアートと呼ぶのは勝手だが、作品展示テーマに趣旨にそぐわない
建物の持ち主からのクレーム
なのだから撤去も当然でしょう

 

名無し
KYAN 〈チーム・イージス〉‏ @MARINA89583987
作品を採用するかしないかは主催者側に決める権利があり
出品者が意義をとなえる権利はない

 

名無し
普通の沖縄県民‏ @mwmtlo
もしこの馬鹿な絵をアメリカ人が見たらどう思うか。そもそも趣旨にそぐわない作品。慰安婦像と同じく悪趣味でしかない。
「落米」とかヒドすぎ。

 

名無し
NEO皇民‏ @NEOimperialpeop
所有者いらん言うてるのに抵抗て馬鹿か?

 

名無し
しるば‏ @silvermomo
全部が全部とは言わないけど、こういう関係の人って、こんなのが多いよね。
みんなが考えた結果、消されるんだよ。

 

名無し
最高豚@さいこうとん‏ @tkol7421
品性を疑いますねぇ。

 

 

 

 

 

 

 

 

7 件のコメント

 

 

 

 

 

  • / より:

    「イベントのディレクターを務める秋友一司さん」出身は大阪
    典型的なアート活動にかこつけた、反戦活動家だな… 沖縄の大学職員なんかも
    こういう出身のひとだらけだよ。

 

 

  • 匿名 より:

    こんなもん、基地問題を抱えてる沖縄とかの場所関係なしに駄目に決まってるだろ
    これが許されたり、人々から拍手喝采される様な場所なんて、露助と支那
    南北朝鮮と一部の中東地域以外に心当たり無いわ

     

 

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コメント (13)