祝!松川宜野湾市長が記者会見を開き、再度県民大会への不参加を表明した。
県は、照会した疑義に答えられなかったのだろうか。
以下は本日10日付沖縄タイムス2面中段のベタ記事である。
勧告へ態度表明
松川市長が延期
宜野湾県の回答待ち
県民投票への不参加を表明している松川正則宜野湾市長は、県からの勧告に対する態度表明で9日に予定した会見を延期した。 投票に関する疑義を県に照会中だが、期限とした同日中に回答を得られなかった。 県は10日午前中に回答する予定。 松川市長の会見に知事は未定。 松川市長は①地方自治法にある事前協議がなく、法的に誤りがないか②知事、県職員の広報上の中立性がなく、条例違反では③米軍普天間飛行場の危険性除去や早期閉鎖、返還にどう取り組むかーの疑義を県に照会している。
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宜野湾市の松川市長は、県民投票への不参加を正式に表明した。 これに対し県は、考え直すように「是正勧告」をした。
松川市長は投票に関する疑義を県に照会し、9日が期限の県の回答が得られなかったので、態度表明を延期した。
県は10日午前中に回答予定とのことで、松川市長は回答を受けて態度表明に会見を開く。松川市長が県に照会した疑義は次の3件。
①地方自治法にある事前協議がなく、法的に誤りがないか
②知事、県職員の広報上の中立性がなく、条例違反では
③米軍普天間飛行場の危険性除去や早期閉鎖、返還にどう取り組むか
そして先ほど確認した松川市長の態度表明を報じる沖タイの記事。
沖縄タイムス+プラス ニュース
宜野湾市長、県民投票不参加を再表明 沖縄県の勧告に疑義
沖縄県名護市辺野古の新基地建設の賛否を問う県民投票を巡り、米軍普天間飛行場を抱える宜野湾市の松川正則市長は10日午後に市役所で会見し、県の投票実施の勧告に対して不参加を再度表明した。
松川市長は12月25日に県民投票不参加を表明。県の勧告に対して、投票に疑義があるとし①地方自治法にある事前協議がなく、法的に誤りがないか②知事、県職員の広報上の中立性がなく、条例違反では③米軍普天間飛行場の危険性除去や早期閉鎖・返還にどう取り組むか―を県に照会し、回答を得て会見に臨んだ。
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記事では松川市長は「回答を得て会見に臨んだ」としているが、回答の内容には触れていない。
松川市長が不参加を再度表明したということは、県から回答がなかったのか、あるいは納得できる回答が得られれなかったからだろう。
松川市長が県に突き付けた疑義は、いずれも良識ある県民なら疑問に思う点ばかりだ。
松川宜野湾市長の疑義にまともに答えられないような県民投票に血税を浪費する理由はない。
他の市町村長も松川宜野湾市長と同じ疑義を県に突き付けて、県民投票への不参加を表明すべきだ。
欠陥だらけの県民投票を拒否するのが首長としての良識である。
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◆東子さんが同じ論点でコメントをくださっているので紹介する。
「【視点】県民投票に異論の声相次ぐ 2018/12/14」
http://www.yaeyama-nippo.co.jp/archives/4237
>宮古島市議会の意見書では、県民投票について「米軍基地建設のための埋め立ての賛否のみを問うものであり、米軍普天間飛行場の移設による危険性の除去について県民の意思は問われていない」と疑問視している。
>この点は解説が必要かも知れない。
>県民投票の設問は、普天間飛行場の早期返還や危険性除去といった背景には一切触れていない。
>問題になっているのは米軍基地建設のための埋め立ての賛否のみである。
宮古島は、↑の理由で県民投票に協力できないと言っているにもかかわらず、↑の疑問に何も答えない知事↓。
参加してもらおうと考えるなら、当然、誤解を解く努力をするでしょ。
ところが、しない。
ということは、宮古島の疑問は誤解ではないということ。
誤解でないから、解くことができない。
「玉城知事、宮古島市を説得 県民投票 下地市長「不参加変わらず」 2019年1月10日 05:00」
県民投票 玉城デニー 下地敏彦 宮古島市 辺野古新基地建設
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-859187.html
>玉城知事
>「投票の権利と実施の義務が全市町村に課せられていることを説明した」などと述べた。