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■沖縄戦後史を歪めた
マッカーサーの大ウソ
【#20 対談】サンフランシスコ講和条約と憲法について語る (Vol.7 格闘王・前田日明の主張と魅力! ザ・エキスパート第3回目のゲスト)
■売国奴吉田茂と白洲次郎
格闘家王で希代の読書家として知られる前田日明が、サンフランシスコ講和条約の締結者、吉田茂首相の事を「売国奴」と罵倒した。
前田はその著書『日本人はもっと幸せになっていいはずだ』の中で次のように続ける。
𠮷田茂の権力欲が日本を腐らせたのだ。なにより吉田が最悪なのは、対米従属こそが上手な生き方なのだ、と言う最低の因習を日本の官僚や政治家たちに残したことだろう。アメリカの意のままになることが最も賢い方法だと範を日本の政財界に残していった最悪最低の男が吉田茂なのである。
ところが大多数の国民は、「売国奴」とは真逆の印象を持つ。
𠮷田茂と言えば、優れた政治感覚と強いリーダーシップで戦後の混乱期に得意の英語でGHQと渡り合い日本を盛り立て、戦後日本の礎を築いた名宰相、という印象を持つだろう。
そんな吉田を再び、名宰相化しようという動きが起こっている。
昨年(2020)5月テレビ東京系列で吉田茂を主人公にしたドラマが作られた。 タイトルは「アメリカに負けなかった男」だそうだ。 同じ年の12月には吉田茂と白洲次郎をW主人公にした映画『日本独立』が公開された。キャッチコピー「戦争に負けてもこの国は誰にも渡さないーー」というから開いた口が塞がらない。本当に繰り返し、繰り返し、よくもまあ、こんなデタラメをつづけられるものあと感心する。
戦後のどさくさにの中で、吉田のように対米従属の種を撒いた日本人やメディアが、日本の独立を妨げているのだ。
つづく
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