狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

色眼鏡と中東の笛で審判役だって?

2011-09-08 07:36:52 | 八重山教科書採択問題

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本日(8日)は沖縄メディアや竹富教育長支持派が最後の望みを賭ける井戸端会議(全教委教)が開かれる日。

大方の予想はついていたが、沖縄タイムスの一面トップはこれ。

全教育委員会きょう協議

八重山教科書 県側立会い

全教委教の会議が本日行われるのはともかく、協議会の場に「県側立会い」と県側も必死の様子だが、「中東の笛」を持った県教育委が審判役になっても、事態を混乱させるだけだけ。

県側は、何の法的権限もない井戸端会議に必死で「権威付け」しようとの魂胆が見え見えの「立会い」である。

立会いについて、「中東の笛」を期待する沖縄タイムスの記事は、こう説明している。

県教育庁が同地域の採択分裂を重く見て同日の総会に法解釈などを支援する「審判役」として立会うことも7日までにわかった。≫(沖縄タイムス 8日)

県側が審判役として法解釈などを支援するというが、色眼鏡をかけて「中東の笛」を持った県教育委がどちらを支援するかは、これまでの経過を見てきた者には火を見るより明らか。

誰にファウルの笛を吹くのか。

言うまでもなく玉津協議会長に決まっている!(怒)

それを示す証拠を八重山日報が特ダネとして暴露している。

何と、県教委は「事実誤認」の情報に基づいて玉津協議会長を「指導」していたというのだ。

■八重山日報社 9月7日

「事実誤認で指導」
県教委の文書に市教委が疑義

 教科書問題で、県教育委員会が教科用図書八重山採択地区協議会(会長・玉津博克石垣市教育長)に対して行った一連の指導助言や要請について、協議会事務局の市教育委員会が「事実誤認に基づいて」と指摘していることが6日までに分かった。県教委はあいまいな事実認識のまま、指導助言や要請を行ってきた可能性がある。
 市教委が指摘しているのは、8月17日と31日に県教委に提出された「教科用図書八重山採択地区協議会の状況について」という文書。
 協議会で混乱が生じている要因として
(1)規約に定めた役員会を省いて調査員が選任された
(2)協議会委員の中から学校関係者が省かれた
(3)規約が採択作業の途中で変更された
という事実認識を示している
 このうち規約の変更については、6月27日の協議会で承認された。承認後、新規約に基づいて委嘱された新委員によって、同日から教科書採択作業が開始されている。
市教委は協議会は「規約が採択作業の途中で変更された」という事実はないとしている。
 また、
規約変更で委員から「省かれた」のは教育委員職員の指導主事や補助職員で「学校関係者ではない」(市教委)。調査員の選定については、後日の役員会で、さかのぼって承認されており、規約違反の状態ではないとしている。
 県教委は、文書で示された事実認識に基づいて、協議会に対し、委員の追加要請や「規約の手続きを遵守し、地域住民に疑念を抱かせない」ことなどを求める指導助言を行っていた。
 
市教委によると、一連の教科書問題で、県教委が直接、玉津教育長に聞き取り調査をしたのは8月2日、八重山教育事務所を通じて1回だけだったという。
 前日の8月1日には、
市議会の野党など議員有志が県教委を訪れ、協議会会長の玉津教育長を指導するよう要請したばかりだった。協議会運営に批判的なマスコミ報道も、このころから目立ち始めており、県教委の指導助言が、こうした外部事情に影響された可能性もある。
 市教委の事実認識について、文書で照会することも検討している。玉津教育長は「県教委は事実を検証せず、誤認に基づいた指導を行ってきたのではないか。何を根拠に(指導助言など)判断してきたのか」と批判した。
 県教委は義務教育課は5日、市教委から詳細を聞いていないとしてコメントを避けた。

                            ☆

次々出てくる、「反対派」の「悪事」には、16年も極左市長の独裁に支配されていた八重山地区だと思えば、いまさら特に驚くこともないのだが、次のくだりにはさすがに言葉を失った。

協議会運営に批判的なマスコミ報道も、このころから目立ち始めており、県教委の指導助言が、こうした外部事情に影響された可能性もある。

一連の騒動は、最初にマスコミが火をつけ、マスコミに平伏す県側がマスコミの意向に沿って慶田盛教育長後押しする「指導」を行ってきた考えていた。

ところが八重山日報によると、マスコミが「発狂報道」を始めたのは県側が「事実誤認」で指導した後からというではないか。

これでは県が最初から発狂して、その「発狂ビールス」がマスコミに飛び火し、さらにそれが県側に再感染して一連の「奇痴害大狂騒曲」を演じたというのが正しいのではないか。

沖縄マスコミが「全体主義」で全国に恥さらしをしているのはよく知られたことだが、県教育委も一緒になって全体主義に加担するという恥の上塗りをしているというから驚くのだ。

発狂ビールスのキャリアが跋扈する八重山地区で、良識ある住民を代弁して元校長の鳩間昇さんが、義憤に燃えて再度八重山日報に「寄稿」を寄せているので次に紹介する。

特に県教委には目を見開いて熟読して欲しいものである。

■八重山日報 9月7日 【寄稿】

県教委に望むこと  
 
            
鳩間昇

八重山地区教科書採択について、先にも県県教委へ読むとして所見を述べたが、ここ2~3日の報道を見る限りで、どうしても納得しがたい2点について所見を申し上げ、一日も早い収拾を望むものであります。 なお法律名及び名称に等は、略記にてご容赦願います。

(1)一本化というマジック
本地区の教科書採択は、すでに一本化されていると認識している。 協議会が全ての教科書選定し、すでに答申も終えている。 これを一本化と言わなければ、何というべきだろうか。 竹教委は、地教行法持ち出して協議会の答申を否定し、答申外のものを採択した。 ここで問題が発生している。 地教行法だけで採択が出来るというなら、何も協議会設置の必要もないだであろう。 地教行法は、教科書無償措置法の上位法ではないから、それをのみをもって採択権だということは、独断としか言いようがない。 すなわち採択においては、教科書無償措置法及び地教育行法の両方に従わなければならない訳で、竹教委の処置は全く片手落ちであり、教科書無償措置法違反と言えよう。 協議会を置いた上、そこでの選定答申を尊重して決定することが委員会の運営ではないかと考える。 会合で協議する以上、決定に際しては多数決もあるのが、民主主義である。 協議会では多数決であったが、その決定に反対して措置することは、行政の責任者の採るべき行為ではないだろう。

(2)教委協会とは
教委協会で話し合い、一本化を図れとの声もある。これらの言動の狙いは、あくまでも竹教委の言う通り決定すべきであるとの考えであろう。 しかし、この教委協会、採択に対して如何なる権限を持つものであろうか。もともと友誼(ゆうぎ)団体の組織であると聞く。 なぜこの団体が持ち出されたのか、大方、三市町村の全教委が揃えば、竹教委の言う方向に決まるからだと思ってのことであろう。 竹教委の教育長が強力に
見出し言う地教行法でも決定は委員会であるから、各教委では答申通りということになる。 ここに至って教委協が出てくること自体がおかしい。

(3)県教委は善処を
報道によれば、県教委は「一本化できれば、教委協も一つの方法」との趣旨のコメントになっている。 しかし①県教委は、協議会が決定し答申まで終えていることを認めていないように読み取れるが、そのような認識をお持ちのことに大変疑問を感じる②教委協の話し合いに期待感を持ってのコメントのようにも読めるが、ここにも大きな疑問を持たざるを得ない③採択協議において運営されている協議会は、県教委の指導を受けて設置されているものと思う。 それを協議会決定に反対した教委が出たからといって方法を変えて採択することになれば、行政の、また民主主義の破綻ということになろう。あるいは、県教委がそのような指導をしたとなると、不当介入ともなるであろう。

(4)県教委の指導は、片手落ちの違法的行為に出ている竹教委になされるべきであると思慮する。 他に方法はなかろう。 竹教委への指導こそが本問題の解決策と考え、一日も早い善処が施されることを切望する。(石垣市平得282 元小・中学校長)

               ☆

 

★「パンドラの箱掲載拒否訴訟」第三回口頭弁論のご案内★

表現の自由と著作権の侵害を争点とした上原正稔氏の戦いは、沖縄の言論空間と歴史の偏向を糺す運動にも影響を与えるものとなっています。 三回目の口頭弁論と報告会を左記の如く行いますので、参加賜りますようご案内申し上げます。 尚。上原正稔公式サイトで検索頂ければ、裁判の経緯も順次掲載されます。

           記

■第三回口頭弁論

日時:9月13日(火) 午前10時

場所:那覇地方裁判所

■報告会

日時:同日  午前11時

会場:沖縄県護国神社内社務所会議室

                ★

★「パンドラの箱訴訟」の支援カンパ依頼

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記号 17010   番号 10347971
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井戸端会議に最後の期待?

2011-09-07 17:32:14 | 八重山教科書採択問題

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八重山地区の中学校の教科書採択は、8月31日で全て法的には完了している。

したがって9月に入ってからの竹富町教委の再度の採択拒否や、県教委の「全教委」による一本化の「指導」は、全て何の法的根拠もない違法行為である。

竹富町教育長は、3教育長名義で「教科書無償措置法」と「地方教育行政法」のどちらが優先するかと、文科省の見解を要請したが、文科省の回答は「どちらかが優先するということはない」とのこと。

万策尽きて、必死の印象操作に思わず涙目になってしまいそうな沖縄タイムスの記事である。 

ちなみに明日開催予定の全教委協の臨時総会は、法的に何の根拠もない井戸端会議のようなものである。

八重山教科書:文科省方針に肩すかし

沖縄タイムス 2011年9月7日 09時13分 
  【八重山】八重山地区の中学校教科書の採択問題で、石垣市教育委員会の玉津博克教育長は地区内で採択教科書が異なる場合に「教科書無償措置法」と「地方教育行政法」のどちらを優先すべきか、文部科学省に問い合わせたところ、6日に回答があった。同省は「どちらかが優先ということはない」と両立を求めた。  同地区で石垣市、与那国町が「新しい歴史教科書をつくる会」系の育鵬社版公民教科書を採択したのに対し、竹富町教委は東京書籍版を採択した。地区内で同一教科書の採択を規定する「無償措置法」を盾に、玉津教育長と与那国町の崎原用能教育長は竹富町の慶田盛安三教育長に育鵬社版採択を迫っている。  玉津教育長らは文科省から「無償措置法」を優先するようにとの「見解」を引き出し、自身の根拠固めの材料にしようとしていたが、「両立を」との回答に肩すかしを食らった格好だ。  むしろ、同省の見解は地方教育行政法が定める「採択権は各教委にある」と主張する竹富町の正当性を裏付けた。  県教委も竹富町教委の独自採択を問題視しているのではなく、「地区内の採択が一本化されていないことが問題だ」とし、いずれの法律も重視するとの見解を示している。  文科省や県の見解に対し、玉津教育長は「法律は二つあろうが、義務教育の教科書は無償で与えるという無償措置法の趣旨を実現しないといけない」とあくまでも同措置法を優先する考えを堅持している。

           ☆

文科省の回答が玉津教育長の見解に不利なので、「肩透かし」を喰ったと言いたいのだろうが、何度も繰り返すが、八重山地区の中学校教科書の採択は、8月31日で法的に全て完了している。

いまさら肩透かしでも、肩こりでもないだろう。

玉津教育長が懸念するのは採択が正式に決定した後、竹富町教委があくまでも「地方教育行政法」を盾に「採択件は竹富町教委にある」と言い続けるなら、竹富町には「無償措置法」の適用が出来なくなり、適用外の教科書は有償になるということである。

そうなれば騒動の張本人である慶田盛教育長がポケットマネーで教科書代を負担せざるを得なくなるのを心配しているわけである。

もっとも騒動に火を点け油を注いで煽った沖縄タイムス、琉球新報、八重山毎日の極左3紙も相応の分担金の責務はあると思うが。

八重山地区での採択手続きは8月23日の八重山採択地区協議会で、育鵬社版の公民教科書を含む、全教科について一種類の教科書が選定され、石垣市教委と与那国町教委は、協議会の答申通りの教科書を採択した。

竹富町教委は「地方教育行政法」を根拠に、協議会の答申を拒否したが、再協議の機会を与えられ、協議会の規則に則って8月31日の協議会の役員会で再協議し、再度育鵬社版の採択が最終的に決定している。

それ以降の竹富町の不採択決議は全て違法であり、ヤクザの言いがかりにも等しい行為である。

ヤクザの言いがかりを、あたかも英雄的行為であるかのように必死に誤誘導しようと必死の沖縄タイムスの記事に思わず涙目になる今日この頃である。

琉球新報 9月7日
6割「つくる会系」反対 教科書問題・本紙世論調査

琉球新報の必死の記事には読者のタマさんのコメントがピッタリなので次に引用します。

まーた新報が発狂してますね。ネタがなければ自分で作ればいいじゃない、と言わんばかりにアンケートをとって何面にも亘って記事を書いています(ついでに与那国の自衛隊配備についてのアンケートもしたみたいですが…)。

あれだけの偏向報道、印象操作をした上でのアンケートに意味があるとは思わないのですが、新報はこれを盾に民意がー、ミンイガー連呼してます
。≫

            ☆

沖縄タイムス、琉球新報、八重山毎日の極左地元3紙に対し、彼らにとって「不都合な事実」を次々と県民の前に暴露し、1人気を吐いている八重山日報が、極左新聞が決して掲載することのない「教科書採択の法的解説」を掲載しているので次に引用する。

■八重山日報 2011年9月7日

井戸端会議で正規の決定を覆すことはできない

拓殖大学客員教授 藤岡信勝

八重山採択地区の中学校教科書の採択事務が混乱している。問題はどこにあるのか、整理してみたい。 新聞報道によれば、事態の経過は次の通りである。

①8月23日 採択地区協議会が開かれ、全種目につき一種類の教科書を採択。 このうち公民には育鵬社の教科書が選ばれた。

②8月26日 石垣市と与那国町の教育委員会は、採択地区協議会の原案通り、育鵬社の公民教科書も含めて採択した。 

③8月27日 竹富町教育委員会は、公民の育鵬社の教科書を不採択とし、かわりに東京書籍を採択。

④8月31日 採択協議会の役員会(構成は3教育長)再協議し、再度育鵬社の採択を決定。

⑤9月2日 竹富町教育委員会は、再び公民の教科書を不採択とした。 

この経過のうち、①から④までは採択地区協議会の規約に基づく合法的手続きの範囲内でことが進行している。
竹富町は育鵬社の教科書を2回にわたって不採択とする決定を行っているが、その意味するところは異なる。
③の1回目の不採択は法律に違反するものではない。協議会規約がそういう事態もありうることを想定して、第9条5項で、「採択地区教育委員会がの決定が採択地区協議会の答申内容と異なる場合は、沖縄県教育委員会の指導・助言を受け、役員会で再協議できる」と定めているからである。
その通りの再協議が行われ、原案が再確認されたあとどうするか。協議会規約には特段の規定がない。それは当然で、2回目の決定を行ったあとは、単位教育委員会は当然それに従うことが前提としているからである。
ところが、竹富町教育委員会は⑤で再度、育鵬社の不採択を決定した。これは教科書無償措置法に違反する行為である。

無償措置法第13条4項
は次のように規定している。「
採択地域が二以上の市町村の区域を併せた地域であるときは(中略)当該採択地域の市町村の教育委員会は、協議して種目ごとに同一の教科書を採択しなければならない。」 
右の条文、「一種」ではなく、「同一」と表現しているのは、「それぞれの採択行為はあくまで別箇に行われるのであるから、それぞれ採択したものが結果的には同一の種類になるという趣旨を示したものである」という。(諸沢正道「義務教育諸学校の教科用図書無償措置法 逐条解説」1964年、第一法規)
 
そして、その「同一」を保証するのが「協議」である。「強化用図書八重山採択地区協議会規約」は右の法律の条文の裏付けをもっており、この規約に基づく決定のみが法律に根拠を持った正規の決定である。「地域内で同一教科用図書を採択することが法律上強制されている」(前掲書)のだから、竹富町教育委員会は法律に従わなければならない。残る問題は、以上のようなことを県教育委がよく説明して、法律に従うよう同町教委を説得すればよいだけのことである。 
ところが、報道によれば、9月8日開催予定の、3市町村の13人の全教育委員が集まる「地区教育委員協議会」の臨時総会で、「公民教科書の一本化に向けた合意形成」に乗り出すという。(「沖縄タイムス」9月3日)。 冗談も度が過ぎている。 そういう会合で教育委員が親睦と研修を深めるのは大いに結構だろうが、教科書採択については何の権限もない。 だから、そこで何を話し合おうと、所詮は法的根拠のない井戸端会議に過ぎない。 井戸端会議で正式に手続きを踏んだ決定を覆すことなど出来るはずもない。 
真に驚愕すべきは、それらを適切に指導すべき立場にある県教委が、この「合意形成」なるものに期待をかけ、後押ししているらしいことである。マスコミが情報操作しているだけかも知れないが、県教委はしっかりした見識を示さなければ混乱をますます助長するだけになるだろう。 それはみずからの失態としてはね返ってくるだろう。

            ☆

【追記】

県教育委員会は、明日午後、石垣市で開かれる予定の八重山教育委員協議会という法的権限のない団体が採択した教科書を八重山採択地区の「採択教科書」とみなすという重大な過ちを犯そうとしている。

もし県教委の誤った「指導」がまかり通ったら、沖縄地区の教育行政は以後大混乱に陥り、沖縄の教育史に恥ずべき汚点を刻み込むことになる。

県教委の恥は沖縄県民の恥であるということを、県は肝に銘じて行動すべきである。

沖縄県を、無理が通って道理が引っ込む無法地帯にしてはいけない、と思う方

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コメント (2)

バーター取引を危惧する、県「問題ない」、全教委協の決定に

2011-09-07 06:19:18 | 八重山教科書採択問題

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昨日(5日)の沖縄タイムスと琉球新報の沖縄2紙が教科書採択問題に関しては引き気味なので、八重山日報と八重山毎日新聞の2紙を掲載する。

両記事を比較し行間を読み取って頂くと絶好のメディアリテラシィーの教材になるとおもうのだが。

         ☆

■八重山日報社 9月6日

教育委員会
8日の臨時総会招集
県教委、事態打開に期待

 竹富町教育委員会が育鵬社の公民教科書を不採択とし、石垣市、与那国町教育委員会と判断が分かれた問題で、市教委の仲本英立委員長は5日、3市町の全教育委員13人で組織する八重山教育委員協会(会長・仲本委員長)の臨時総会を8日午後2時に招集すると通知を出した。臨時総会に先立ち、午後1時からは3市町教育委員会の話し合いも行われる。
県教育委員会義務教育課は取材に対し「採択の責任と権限のある教育委員13人で決めてもらうしかない」と述べ、臨時総会で打開策が見出されることに期待感を示した。

「法律の根拠ない」
 開催疑問視する声も

3市町の全教育委員13人で組織する八重山教育委員協会の臨時総会が8日に開催されることが決まったが、識者からは「法律の根拠がない会議を招集すること自体が法律違反だ」と開催の意義を疑問視する声が上がっている。委員の意見がどこまで集約できるのかも未知数で、事態打開のめどが立たないまま、時間だけが費やされる状況になりかねない。
 自由社版歴史教科書の代表執筆者で、教科書採択の制度に詳しい拓殖大の藤岡信勝客員教授は
「法治国家なので、すべての決定は法律に根拠がないといけない。(教科書採択に)法律的な根拠がない組織が、
どんな会合を開こうと無効だ」と指摘。
 臨時総会での事態打開に期待感を示す県教委の姿勢についても
「(本来なら)県は竹富町を指導するべきだ。行政の中立性を侵している」と疑問視する。
招集権者の仲本委員長自身が育鵬社の教科書採択に強く反対しており、同協会の招集には、育鵬社版採択の白紙化を狙う意図があると取り沙汰される。「そういう目的で教育委員を集めて議論することにも問題がある」と強調した。
 一方、竹富町教委からは「教科書の採択権者は教育委員会」「全教育委員が集まり、意見を出し合うだけでも意味がある」と臨時総会開催を積極的に評価する意見が出ている。
3市町での教科書採択をめぐる議論からすると、育鵬社版に反対する委員は過半数に達する。
 ただ、与那国町の崎原用能教育長のように臨時総会の開催そのものに反発する委員もおり、具体的な教科書名を挙げて一本化の議論ができるかどうかさえ不透明。
 
県教委のあいまいな態度に不信感を強める市教委幹部は「最終的には国の判断を仰がない限り、決着しないのでは」という見通しを示した。

  ****************

■八重山毎日新聞 8月6日

教科書問題
取り決め次第で ”採択”可能
8日の八教委協会
県義務教育課「問題ない』
 

公民教科書の一本化について話し合うことを目的に八重山地区教育委員協会(会長・仲本英立石垣市教育委員長、委員3市町村教育委員)が8日に招集する臨時総会について義務教育課は5日、事前の取り決めがあれば、この会議で教科書を、“採択”することも可能であるとの見解を示した。協会自体に採択県はないが、協会の構成員が採択権者の3市長教委となっていることから、臨時総会を一本化する会議と位置づけ、結果を採択とみなすと申し合わせがあれば、「問題ない」としている。

3市町村の教育委員で構成する八重山採択地区は、公民教科書の採択結果が育鵬社(石垣市、与那国町)と東京書籍(竹富町)に別れたため、同一になっていない。 すでに教科書措置法の採択期限(教科用図書を使用する年度の前年度の8月31日)を逸脱して前例のない違法状態 同一教科書の速やかな採択が法的に求められており、県義務教委は、全教育委協による8日の話し合いで「ぜひ一本化を」と期待する。
具体的な選択肢としては育鵬社か」東京書籍かのいずれかになるが、
市や与那国の教育委員には「教科書無償法に違反しているのは竹富町」との意見が根強くあり、臨時総会は入り口で堂々巡りの議論に陥る可能性がある。
このため、8日の臨時総会は▽一本化する会議と位置づけることができるか▽どのような方法で一本化できるか▽一本化した教科書を各教育委採択とみなすか▽意見がまとまらなかった場合の対処法はどうするかーなどの点を事前に確認することができるかどうかがポイントとなりそう。 県義務教は「合意の持ち方や決め方をしっかり議論してもらいたい」と指摘する。
教科書の発行に関する臨時措置法は9月16日までに教科書の需要数を文科省に報告しなければならない。文科省は「10日まで期限があるというものではなく、8月31日を過ぎているので早急に採択して下さい」と註文をつけている

どちらを優先するか
法解釈の回答求める
3教育委員長名で文科省に提出  
     

八重山教科書採択問題で、八重山地区教育委員協会(会長・仲本英立石垣市教育委員長)事務局の石垣市教育委は5日夕、採択地区内で同一の教科書を求める教科書無償化措置法と、教科書採択の権限を市町村に与えている地方行政法のいずれが優先されるのか確認を求める3教育委員長名の文書を文科省と県に送付した。8日の臨時総会までに回答を得たい考えだ。
8月31日に再協議を行った教科用図書八重山採択地区協議会の役員会(3教育長)では、教科用図書採択地区協議会の答申通り決定した石垣市・与那国町教育委と、答申外の採択をした竹富町教育委との間で法解釈をめぐって意見が対立し、決裂した経緯がある。 
このため、法解釈の見解を求めることになった。 回答の結果、どちらにころんでも文科省が示した結果に従うという。 文科省が採択期限を過ぎても教科書が同一になっていない違法状態について「前例がない」としていることを受け、玉津博克石垣市教育長は「これが文科省の見解」と述べ、無償化法が優先するとの認識を示している。 
臨時総会は8日午後2時から市教委の2階会議場で開催されることになった。 議題は「教科用図書採択の早期実現について」。 仲本会長と事務局の市教育委が5日、調整して決定した。総会前に3教育委員長で協会の目的、審議、議決などの規定を確認する。

         ☆

8日に採択権限のない全教委協の臨時総会が開催されることは決定したが、県の義務教育課に取材した八重山日報と八重山毎日新聞の報道で、県の見解を表す表現が微妙に異なっている。

■八重山日報
県教育委員会義務教育課は取材に対し「採択の責任と権限のある教育委員13人で決めてもらうしかない」と述べ、臨時総会で打開策が見出されることに期待感を示した。≫

■八重山毎日新聞
県義務教育課は5日、事前の取り決めがあれば、この会議で教科書を、“採択”することも可能であるとの見解を示した。協会自体に採択県はないが、協会の構成員が採択権者の3市長教委となっていることから、臨時総会を一本化する会議と位置づけ、結果を採択とみなすと申し合わせがあれば、「問題ない」としている。

八重山日報は、全教委協は採択権はないがそれでも一本化に期待したい、と全教委協の結論に消極的な印象だが、八重山毎日新聞は「臨時総会を一本化する会議と位置づけ、結果を採択と申し合わせすれば『問題ない』」とまで言い切って、積極的印象を受ける。

八重山毎日は育鵬社版を拒否する立場だから、県の取材にも自分の希望的観測を含めて、全教委協の採択決定で「問題ない」と言い切っているのだろう。

が、現実はそんなに簡単に「採択の申し合わせ」が出来るはずはない。

本来の採択者である採択協議会で議論してもまとまらなかったから多数決にしたのではなかったか。

全教委協の臨時総会でまとまらなかったらどうするつもりだ。(怒)

まさか殴り合いで決めるわけにもいかない。

結局は多数決以外に決定の手段はないだろう。

自分の気に入らない多数決の決定は拒否し、自分の気に入る多数決は採択とするなら、各々が駄々をこねて堂々巡りではないか。 

まさに「勝つまで続けるヤクザのジャンケン」ではないか。

八重山毎日によると、八重山教育委協は、文科省の法解釈を求める文書を文科省に発送したとのこと。

■新政権との「バーター取引」を危惧する

折りしも、野田新内閣に替わって、普天間移設問題が再浮上してくるはずだ。

前内閣から「辺野古移設」を受け継いでも、公有地の埋め立ての許認可権は仲井真県知事が有している。

知事の許認可権は辺野古移設を狙う新政権にとっても目の上のたんこぶである。

最近とみに左傾化した仲井真政権。 

左翼の巣窟とも言われる県教育委の教科書採択に対する立ち位置は、沖教組の推薦する教科書を採択したい立場である。 つまり育鵬社版を拒否する慶田盛・竹富町教育長の主張に軍配を上げれば全てはうまくいくのである。

筆者は以前から民主党政権が「政治主導」を発揮して、「普天間移設」と教科書問題を「バーター取引」しないかと以前から危惧していた。何しろ4年前の「11万人集会」には野党時代の菅民主党副代表が参加し「教科書検定意見撤回!」を叫んで拳を突き上げていたのだ。

菅内閣と教科書問題、菅直人は「11万人集会」に参加していた!

読者の太平山さんも同様なことを懸念しておられる。

次に「九仞の功」と題する太平山さんのコメントを転載する。

毎日のエントリーお疲れ様です。最近の記事を読むに当たって、「これは油断出来ないぞ、九仞の功を一簣に虧く」そのような事態にならなければといささか懸念しています。

県教育委員会はそもそも沖教組とグルですから、話をまとめるつもりはさらさら無く、混乱させるのが本意でしょう。彼等の目的は育鵬社教科書の採択阻止にあるのですから、話が長期化するのは願ったり叶ったりです。要は採択させなければ良いだけの話で、そのためには教科書などどうでもいい、目的のためには手段を選ばない、それが彼等のやり口で子どもの事など露ほども考えません。加害者のくせに弱者、被害者、正義をきどる、それが彼等の常套手段です。高校生の投書を新報が掲載したことなどもその典型ですね。

彼等は国の権威や指導など「へ」とも思いません。ましてや今回の野田内閣にも日教組の親分、貧乏神の権化がいますから彼等にとっては有利に働きます。話をこじらせ長期化させる、その間に県民世論を喚起させ「県民の総意」「県民感情」を盾に、翻意を迫ることは十分に考えられます。

国が普天間基地問題で出て来ればそれこそ幸い、教科書問題と絡ませれば県民の総意(反育鵬社)は容易に形成できる、まずは長期化させることが当面の目標だと考えているふしがある、私はそう考えますがどうでしょうか。

最近、沖縄タイムスや琉球新報の論調が静かになったのはその狙いがあるものと思っています。自らはできるだけ黒幕になって市民や生徒に語らせる、判官びいきの感情は沖縄にもありますから、過度の玉津教育長叩きは逆効果だと認識したでしょう。その上での方針転換です。

昨日の朝、NHKが初めて八重山の教科書問題を放送しました。育鵬社の教科書を、元つくる会の執筆者メンバーが作成した教科書と紹介していましたが、わざわざそのような紹介をするあたり、印象操作や否定的感情があることを否めません。10年前は「つくる会」のことを「この勢力は・・」とも言っていましたから。

何はともあれ、玉津教育長、崎原教育長とってはここは踏ん張りどころです。県民感情にとらわれること無く、毅然として絶対にブレないで欲しい。そう激励します。≫

 

【追記】

反対派は、各市町の教育委員会と県教育委員会に採択のやり直しを要求するメールやFAX,電話を入れるように通達しています。

そこで、全国の有志の方々にもご協力頂き、与那国町の崎原教育長と石垣市の玉津教育長に激励を入れて頂ければ、幸いです。
 
昨日の那覇市の集会では、採択支持より、反対が数倍も寄せられているという報告をしていたようです。

また、県教育委員会には、法律の則った採択にいちゃもんをつけるのは、不当介入そのものでという意の抗議を入れて頂ければ幸いです。

■激励
 
石垣市教育委員会
教育長 玉津博克
TEL:0980 - 82 - 2604 / FAX:0980 - 82 - 0294
 E-MAIL:kyouiku@city.ishigaki.okinawa.jp
 
与那国町 教育委員会
kyouiku@town.yonaguni.okinawa.jp
教育長 崎原用能
0980-87-2002

 

■抗議
 
沖縄県教育委員会
教育長 大城 浩
098-869-8753
mailto:kyouiku1@pref.okinawa.lg.jp
 

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教科書問題は常に政治問題ですが、何か

2011-09-06 07:07:29 | 八重山教科書採択問題

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ごく当たり前のことを冒頭でわざわざ断らざるを得ないとというのが沖縄論壇の特徴であるが、言うまでもなく日本は法治国家であり、沖縄県は日本の一部である。

したがってわが国が北朝鮮や中国のような人治主義でないことは論を待たない。

ところが「沖縄は特別」と扇動する沖縄2紙は、法を遵守する人の議論を法を盾に応酬とまるで悪代官のように扱い、その一方で法を踏みにじる「悪もの」をまるで英雄のように祭り上げて報道する。

その結果、教育行政の責任者が民主主義を踏みにじる言動をして憚らないという風潮が蔓延し、彼らが危惧する「子どもたちの教育」に致命的悪影響を与えている。

■政争の犠牲者は常に子ども

子どもの教育を危惧するそぶりを見せながら、子どもをイデオロギー闘争の場に引き込むのは何時も左翼勢力の側である。

そしてその犠牲になるのは常に子どもたちである。

八重山毎日新聞に『八重山の民主主義の行方は?』と題する投稿をした八重山高校の三年生は、その犠牲者の典型である。

万策尽きて藁ををも掴む思いの沖縄2紙は恥もなく、高校生の投稿記事を使い回しして、被害の傷口をさらに大きくしている。

投稿文の全文を引用するのは憚れるが、米国留学の経験で民主主義を学んだとのことで、文章の大半を生固い述語の網羅で占め、後半から次のような書き出しで、やっと教科書問題に触れている。

さて、日本に帰ってきて、連日地元マスコミをにぎわしている教科書の採択問題を目にして「八重山の民主主義は大丈夫?」と大きな不安を感じずにはいられなかった。≫

アメリカ留学で本場の民主主義を学んだ高校生が「八重山の民主主義は大丈夫?」と疑念を抱くのだから、民主主義のルール破りをした慶田盛教育長の行為を諌めるのかと思いきや、結局は新聞報道を鵜呑みにし、「説明責任」を果たすべきだとして玉津教育長に批判の矢を向けている。

民主主義を勉強する意欲だけは満点のようだが、この高校生にとっての不幸は、「連日地元マスコミをにぎわしている」とあるように彼女の唯一の情報源がデタラメヲをばら撒く地元紙だったことだ。 彼女のような高校生が、いくら賢いとはいえ、新聞に書かれていることは常に正しいと信じ込み、それを根拠に投稿するのはやむを得ないことではある。

いつの日にか、信じていた新聞がデタラメを垂れ流す発狂新聞であると知ったときの彼女の驚きはいかばかりかと考えると、気が重くなる。

八重山日報や複数の地元紙、ネット情報等を教材にして「メディアリテラシィー」(新聞に騙されないために)を、高校の授業にも取り入れるべきと主張する所以である。

この高校生の投稿を見て、25年ほど前、読谷高校の女子高校生が卒業式に掲揚された日の丸を引きずり下し式を大混乱させた事件を想いだした。

これも左翼教師の政治活動に高校生が引っ張り込まれその犠牲になった例だが、これについて詳しく述べるのは本題から外れるので興味のある方はここ⇒25年前の日の丸・君が代強制?

ちなみにこの女子高生、地元の某大学に進学した。 大学で左翼活動の女性闘士に成長?したと期待した地元テレビが、彼女の取材を試みたが「若気の至り」を恥じたのか、カメラとマイクを無言で振り払い、人ごみに消えた姿が印象的だった。

結局彼女も左翼教師の政争の犠牲者だったのである。

 さて、お待ちかねの沖縄タイムスだが、一面、社会面から教科書問題は完全撤退だが、一瞬見落としがちな第二社会面に、「教科書左翼」の大物である俵義文教科書ネット事務局長の談話を囲み記事で載せている。

俵義文さん 教科書ネット事務局長 

「つくる会採択 強引手法」

現場意見 聞かぬ制度に変更

詳しい記事内容は省略するが、聞き手の新垣綾子記者も、応じる俵氏にも教科書騒動は、8月31日で「一区切りが付いた」という認識を示しており、今頃囲み記事を掲載するのは負け犬の遠吠えのような印象の記事である。

昨日のエントリーで八重山日報の仲新城記者の記事を引用して、教科書問題は政治的問題であり、特に「自衛隊問題」を避けては通れないと書いたが、前にも紹介した沖縄発ブログ「ヒジャイ」さんの秀逸な記事を紹介したい。

余分なコメントは蛇足になるので省くが、新聞記者の知的レベルよりブロガーのレベルが遥かに上を行っていることを示す論考である。

 

2011.09.04

いつも政治的な駆け引き





 「中国の船が入ってきたら沈めてしまえ」という衝撃的な言葉を最初に持ってくるのは、中国のあくどい行為を和らげるための技術的な表現だ。「中国の船が入ってきたら沈めてしまえ」と言った生徒が本当にいたかどうか疑問である。もし居たとしても中国漁船の巡視船への体当たりを見ればそう思う中学性がいてもおかしくない。中国漁船の巡視船への衝突はひどい行為だった。

 「中国漁船の巡視船への体当たり」とは言わないで、中国漁船衝突事件と単なる事故のイメージを与えるような書き方は中国に悪いイメージを持たさないような表現工夫がされている。
中国漁船は日本の領海を守る巡視船に衝突したのである。中国漁船の行為は日本をあざ笑っている行為であり、許せるものではない。

 社会科教師の上原邦夫氏は、「衝突事件で中国が悪かったのは事実かも知れない。しかし、『だから尖閣の守りを固めるのは当然』のような話をするのはおかしい」と述べている。中国漁船団は衝突事件が起きる前は、尖閣諸島の領海で日本の漁船を追い出して我が物顔で漁をしていた。中国は尖閣諸島は中国の領土だと主張している。東南アジアの海の支配を広げる戦略が中国にはある。軍艦を改造した巡視船を尖閣諸島の領海に接近する行為を繰り返している。中国の戦艦や潜水艦が八重山近海を頻繁に通っているなどを考慮すれば、政府が尖閣の守りを固めるのは当然だ。いや、今まで尖閣の領海の監視を怠っていたことが間違いだ。

 本来なら、日本の領海を守るために南西諸島に自衛隊配備をしているべきであった。そうすれば中国漁船の尖閣諸島領域の占拠はなかっただろうし、巡視船への衝突もなかっただろう。
 領土を軍隊が守るのは全ての国がやっている。やらないのがおかしい。復帰前はアメリカ軍が尖閣諸島は守っていた。だから、中国漁船が尖閣諸島の領海に侵入することはなかった。
 復帰後に日本が尖閣諸島の領土・領海を守ることを怠ったから尖閣諸島の領海が中国漁船に占拠されたのだ。

 平和教育は戦跡がなければできないというのがおかしい。沖縄の教師による平和教育は沖縄戦だけを材料にしている。戦後、朝鮮戦争、ベトナム戦争、カンボジア内戦など多くの戦争があり、アジアだけでも1000万人近くの人が犠牲になっている。平和教育は沖縄戦だけを材料にしなくてもできる。

 戦争が起こる原因も時代によって違う。特に第二次大戦とそれ以後の社会主義国家と資本主義国家の対立による戦争は戦争の原因が違う。
 上原邦夫教諭は戦争の原因を「武力での解決は『やり返す』という負の連鎖を生む。行き着く先は戦争だ」と述べている。上原邦夫教諭はそんな戦争が日露戦争、日清戦争、太平洋戦争だというのだろうか。もし、日露戦争、日清戦争、太平洋戦争を「武力での解決は『やり返す』という負の連鎖を生む。行き着く先は戦争だ」で説明しているのなら、上原邦夫氏の説明は幼稚であり事実でもない。「武力での解決は『やり返す』という負の連鎖を生む。行き着く先は戦争だ」で過去の戦争を説明するのなら上原邦夫氏は教師の資格がない。
 日本が帝国主義を名乗り、植民地を大陸に求めて起こったのが日露、日清戦争であり、太平洋戦争までは植民地の獲得が原因として戦争が起こったのだ。

 「国の主張がぶつかったとき、平和的な解決方法として何が一番いいのか考えさせ、教えなければならない」と上原邦夫氏は述べているが、「国の主張がぶつかったとき、平和的な解決方法として何が一番いいのか」を教えるのなら歴史的事実を無視しないで教えてほしいものだ。圧倒的に武力が勝る中国は武力でチベットを支配した。抵抗する人々を武力で弾圧しているからチベットは戦争状態ではない。そんな平和もある。
 武力に勝る中国はベトナムやフィリピンの領海を支配した。フィリピンはアメリカと軍事演習をしたり、軍事力を強化しながら中国と交渉をしている。
 平和的な解決にも軍事力は必要であり、軍事力があるからといって戦争をするわけではない。

 城所さんは、「今は政治的な駆け引きのように見える」と感じているが、教科書問題はずっと政治的な駆け引きだった。今までは沖教祖の天下だったが、沖教祖
と対立する自民党系の育鵬社が登場して、沖縄では初めて八重山のように沖教祖対自民党の構図ができた。


           ☆
あえて蛇足を付け加えると、文中頻繁に登場する上原邦夫教諭は教育会館で行われた「採択抗議集会」で熱弁を振るった沖教組の幹部であり、城所さんは八重毎日新聞に投稿したばっかりに、沖縄2紙に使いまわしにされ、挙句の果てに石垣や那覇の左翼集会にまで引っ張り出され、政争の道具にされてしまったあの高校生である。

 

【追記】

反対派は、各市町の教育委員会と県教育委員会に採択のやり直しを要求するメールやFAX,電話を入れるように通達しています。

そこで、全国の有志の方々にもご協力頂き、与那国町の崎原教育長と石垣市の玉津教育長に激励を入れて頂ければ、幸いです。
 
昨日の那覇市の集会では、採択支持より、反対が数倍も寄せられているという報告をしていたようです。

また、県教育委員会には、法律の則った採択にいちゃもんをつけるのは、不当介入そのものでという意の抗議を入れて頂ければ幸いです。

■激励
 
石垣市教育委員会
教育長 玉津博克
TEL:0980 - 82 - 2604 / FAX:0980 - 82 - 0294
 E-MAIL:kyouiku@city.ishigaki.okinawa.jp
 
与那国町 教育委員会
kyouiku@town.yonaguni.okinawa.jp
教育長 崎原用能
0980-87-2002

 

■抗議
 
沖縄県教育委員会
教育長 大城 浩
098-869-8753
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無理筋だった「発狂報道」

2011-09-05 19:09:28 | 八重山教科書採択問題

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産経新聞 2011.9.4 20:45

折れぬ竹富町、違法状態 育鵬社教科書、2度拒否 県教委の指導も根拠なく
 沖縄県石垣市と与那国町、竹富町からなる「教科用図書八重山採択地区協議会」が選定した育鵬社の公民教科書を、竹富町教委のみが不採択とした問題が混迷を深めている。竹富町教委の2度にわたる“育鵬社拒否”のため、同地区は8月末の採択期限までに教科書を統一できない違法状態となった。識者からは、竹富町のみならず、法的根拠のない指導に踏み切った県教委の違法性も指摘する声が出ている。

 選定前から八重山採択地区では、「日本教育再生機構」のメンバーらが執筆した育鵬社の採択反対運動が過熱していた。県教委も日程延期を求める中、3市町の教委代表者らでつくる協議会は8月23日、来春からの中学公民教科書に賛成多数で育鵬社を採択した。

 教科書無償措置法は、採択地区内の教委で同一の教科書を採択するよう求める一方、地方教育行政法は、教科書採択の権限を市町村教委に与えている。

 教科書採択に詳しい拓殖大学の藤岡信勝客員教授は「2つの法律の要請を満たすため、採択地区協議会の決定を市町村教委が追認するという形式が長年行われてきた。協議会の決定に最後まで従わなかった事例はない」と指摘する。

 しかし竹富町教委は同協議会の決定に従わず、8月27日に育鵬社を不採択とし、東京書籍を採択した。

 同協議会の規約では、協議会と教委の決定が異なる場合、3市町の教育長の役員会で再協議できる


同協議会は県教委の指導を受け、再協議を8月31日に開催。しかし合意に至らず、石垣、与那国両市町の教育長による賛成多数で、竹富町教委に、協議会の決定通りに採択するよう要請したが、竹富町教委は9月2日、再び不採択とした。

 藤岡教授は「再協議という規約上、竹富町は1回は拒否できるが、それ以上は無償措置法違反になる」と指摘。「マンション建て替えで少数反対派の居住者が、個人の財産権を根拠に拒否するのと同じ。全体の利益を守るためには多数派に従わなければならない」と解説する。

 県教委の狩俣智義務教育課長は当初、「地方教育行政法より無償措置法が優先され、各教委は協議会の決定を踏まえて採択しなければならない」としていた。ところが県教委は竹富町教委の2度目の不採択後、3市町の教育委員長に打開策を検討するよう指導した。

 藤岡教授は「法令に従って指導するのが行政。竹富町教委の違法性を指導せず、法的根拠もない教育委員長会を求めることは無償措置法を侵犯する」と批判。「文部科学省が県教委を指導すべきだ」とする。

 3市町の教育委員長は、いずれも育鵬社反対とされ、同協議会関係者は「育鵬社以外の教科書を選ばせるためとしか思えない」と不信感を募らせる。

 8日には、3市町の教育委員が参加する八重山教育委員協会の臨時総会が開かれる。教育委員長会の代わりとなりそうだが、何か決まるかは白紙の状態で、採択の行方は見えない。

           ☆

沖縄タイムスにとって、一連の「発狂騒動」は元々無理筋の戦いであった。

何しろ八重山地区で行われていた沖教組主導による違法な採択法を是正して民主的コンプライアンスに則った教育改革を実践する玉津会長を悪玉に仕立て挙げ、本来糾弾されるべきルール破りの慶田盛・竹富町教育長を正義の人として喧伝したわけだから、時間の経過とともに化けの皮が剝げてくるのは当然の帰結である。

沖縄2紙は連日、一面と社会面のトップを発狂したような大見出しで飾り、世論を誤誘導しようとした。

が、皮肉にも、騒げば騒ぐほど良識ある読者には、事の真相が見えてきたのだ。 万策尽きた沖縄タイムスは、8日に予定している八重山教育委員協議会の会合の結果に最後の望みを託しているようだ。

ところが、肝心の仲本会長が頭を抱え込んで困惑しているのがいるの象徴的だ。

そりゃそうだろう。

事の真相を知れば知るほど、泥濘に入っていく。 これ以上の恥の上塗りは勘弁して欲しいもの。

昨日那覇市内で行われた、八重山教科書採択に抗議する集会に参加した知人の話によると、参集した反対派の面々も、育鵬社版の採択をひっくり返すのは事実上無理と踏んでいる雰囲気だったとのこと。

あとは最後の圧力運動として各市町の教育委員会と県教育委員会に採択のやり直しを要求するメールやFAX,電話を入れるように通達しているとのことである。

八重山地区の調査員(教員)が育鵬社版教科書の調査報告書に丸写ししたというパンフレットの発行元である 「子どもと教科書全国ネット21」の俵義文事務局長も参加したようだが、調査員のパクリ行為を隠蔽する沖縄2紙の姑息な行為を読者が知ったら何と思うだろう。

左翼活動家の高嶋琉球大学名誉教授の「頑張りましょう」という言葉が、9回裏ツーアウトでツーストライクまで追い詰められた監督の負けを覚悟の強がりのように聞こえてならない。

鵬社不採択へ 那覇で460人アピール 沖縄タイムス  2011年9月5日 09時54分 
≪ 状況打開の期待がかかるのは、8日に予定されている八重山地区の教育委員13人による会合だ。琉球大の高嶋伸欣名誉教授は「終わり良ければすべて良しという成果につながるように、頑張りましょう」と呼び掛けた。≫

八重山教科書「意図的採択打破を」 460人、那覇で集会 琉球新報 2011年9月5日      
 教科用図書八重山採択地区協議会の一連の問題を受け、「八重山教科書採択問題」報告集会(沖縄戦の歴史歪曲(わいきょく)を許さず、沖縄から平和教育をすすめる会主催)が4日、那覇市の教育福祉会館で開かれ、教育関係者や平和団体など約460人(主催者発表)が参加した。八重山地区からの報告や有識者による育鵬社版公民教科書の問題点の指摘が行われ、学校現場の調査研究と保護者、地域住民の意見を尊重した公民教科書採択を求める集会アピールを採択した。
 
大会では「子どもと教科書を考える八重山地区住民の会」の大浜敏夫事務局長がこれまでの経緯を報告。
 沖教組八重山支部の上原邦夫執行委員長は、自身が調査員の依頼を取り消されたり、例年学校関係者もほとんど来場しない教科書展示会に特定政党の支持者が多く来場するなど、問題発覚前から不穏な動きがあったことを報告した。
 前宜野湾市長の伊波洋一さんは、育鵬社採択の背景に尖閣諸島問題や中国を敵視した日米軍事同盟強化など政治的な思惑があると説明。「基地をなくしていく中で育鵬社の目指す教育はあり得ない。意図的な教科書採択を打破していきたい」と力を込めた。
 県憲法普及協議会の加藤裕さんは「日本国憲法の価値をおとしめている」などと問題点を指摘した上で「多様な見解を記述せず、巧妙な形で一方的な価値観を押し付けているのが最大の問題点。どこをとっても使ってはならない教科書だ」と批判した。
 子どもと教科書全国ネット21の俵義文事務局長は、育鵬社と自由社の教科書採択について全国の動向を報告。「現場教員の調査報告を無視するなど、八重山で起こっていることは全国共通」と指摘した。

         ☆

集会が行われたのが左翼の巣窟といわれる那覇市の教育会館だけに、知事選で敗退した伊波洋一前宜野湾市長を筆頭に極左思想の持ち主として知られる有名人が次々と演壇に登場し、「教育に政治を持ち込むな」の掛け声とは裏腹の「モロ政治集会」そのものだったという。

 

【追記】

反対派は、各市町の教育委員会と県教育委員会に採択のやり直しを要求するメールやFAX,電話を入れるように通達しています。

そこで、全国の有志の方々にもご協力頂き、与那国町の崎原教育長と石垣市の玉津教育長に激励を入れて頂ければ、幸いです。
 
昨日の那覇市の集会では、採択支持より、反対が数倍も寄せられているという報告をしていたようです。

また、県教育委員会には、法律の則った採択にいちゃもんをつけるのは、不当介入そのものでという意の抗議を入れて頂ければ幸いです。

■激励
 
石垣市教育委員会
教育長 玉津博克
TEL:0980 - 82 - 2604 / FAX:0980 - 82 - 0294
 E-MAIL:kyouiku@city.ishigaki.okinawa.jp
 
与那国町 教育委員会
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教育長 崎原用能
0980-87-2002

 

■抗議
 
沖縄県教育委員会
教育長 大城 浩
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頭かかえる全教委協会長

2011-09-05 08:55:13 | 八重山教科書採択問題

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さて今朝の沖縄タイムスのおめざ記事は・・・

一面からは昨日に続き完全撤退で、社会面トップは不発弾騒動をデカデカと取り上げ、まるで戦争でも勃発したような狂乱の見出し。

で、肝心の教科書問題は、・・・写真付きながら社会面の中断に次の小さな見出し。

やはりフェイド・アウェイを目論んでいるのか。

育鵬社不採択へ声

那覇で集会アピール承認

昨日は沖縄タイムスが完全撤退だったので、本日の「メディアリテラシィー」テキストは八重山毎日新聞と八重山日報の対決記事を・・・。

さすがに「不都合な事実」を隠し通すのが苦しくなったのか、八重山毎日新聞の「仲本会長、頭かかええ込む」の見出しには笑ってしまった。

単なる親睦団体の意味しか持たない全教委協。

沖縄2紙によって全知全能の組織のように祭り上げられた仲本会長が、頭をかかえ込んで、困惑する気持ちはわかる、ワカル、よくわかる。(涙目)

■八重山日報社 9月4日

「推薦に拘束性なし」事前確認
  中学校教科書選定で

来春以降使用される中学校教科書を選定した
教科用図書八重山採択地区協議会
(会長・玉津博克石垣市教育長)が7月19日の会合で、調査員(教員)による
教科書の推薦に「拘束性を持たせない」と確認していることが3日、関係者の
話で分かった。
 
当時の出席者から特に反論は出なかったという。育鵬社の公民教科書が選定
されたことについて「調査員が推薦していない教科書が選定された」と批判
する声が上がっているが、玉津教育長は「当時の会合では反論がなかったのに、
後から批判するのはルール違反ではないか」疑問視している。
 関係者によると、同日の会合では、玉津教育長が「今回は(教科書)の順位
付けはしないことにした」「拘束性を持たせない推薦という手法は、従来から
考えていますので、調査員の意見を聞く方向で、それを含めた評価のための
話し合いをしたい」と提案。いずれの方針も会合で確認されていた

教科書は8月23日の会合で選定された。

■八重山毎日新聞 9月4日

最大の焦点は意思統一の仕方
プロセスをどうするか
仲本会長、頭を抱える

 八重山郡内の中学校で来年度から4年間使用される公民教科書が石垣市と与那国
町で育鵬社、竹富町で東京書籍と採択結果が異なり、違法状態に陥っている八重山
地区の教科書採択をめぐる問題で8日開催される八
重山教育委員協会(会長・仲本
英立石垣市教育委員長)の臨時総会は、異なる意見をどう集約して意志統一を図る
かが最大の焦点となる。仲本会長は3日、本紙取材に「そこまでもっていくプロセ
スをどうするか」と頭を抱え、「竹富、与那国の委員長と議論の進め方を話し合い
たい」と述べるにとどめた。「
法的根拠のない単なる話し合いだ」と反発する意見
も出ており、役員は難しいかじ取りを迫られそうだ


仲本会長は、臨時総会を招集した理由について「役員会で決裂したことをかんがみた」
と説明。「この問題は協会のも目的に合致する。そこしか(解決の道は)ないと思う。
八重山の教育行政の課題といったら今はこれしかない」と意欲をみせた。
 8月31日に再協議を行った教科用図書八重山採択地区協議会の役員会(3市町
教育長)は、協議会にしか絞り込む権限はないと答申通りの採択を求める石垣・与那国
と、採択権は各教委にあるとする竹富の主張がぶつかって決裂。育鵬社、東京書籍
それぞれの内容に関する議論は行われず、法律論や手続き論に終始した。このため
総会では内容に踏み込んだ議論が求められそうだ。
 育鵬社は、調査員が作成した報告書で「推薦したい図書」にも「特徴・特色ある
教科書」にも挙っていない上、協議会で6分程度の意見交換のあとに投票した結果、
5票を獲得して選定された経緯がある。
 選定理由には3点しか挙げられておらず、推薦外図書を選んだ割には説得力に
乏しかった。仲本会長は「説明責任を果たしていないからこういう事態になって
いる」と指摘する。臨時総会ではこの点を追求する声が出るのは確実で、これに
育鵬社を推す委員がどう具体的に答えていくかも注目点の1つ。
 一方、
総会の召集自体に「まだ議題も決まっていないし、総会ができるのか、
協会に採択の法的効力はなく、話し合い程度にしかならないのではないか」と
疑問視する見方が出ており、仲本会長は「合意形成を図りたいが、委員が納得
しないと元にもどる」と総会の進め方に慎重を期す考えだ


          ☆

八重山地区の教科書の根底に横たわる「自衛隊問題」について八重山日報の仲新城誠記者が9月4日付八重山日報にコラム記事を書いているので紹介する。

■八重山日報 8月4日コラム

教科書問題を読み解く

本質は「自衛隊問題」

教科書問題に対する一般住民の関心は高いものの「では、どう思いますか」と聞くと「何が問題になっているか分からない」と答える人が多い。 教科書の話となると何となく難しいきがして議論は教育の専門家に任せましょうという風潮すら感じる。 
しかし教科書問題の本質を読み解くと「教科書問題」は「自衛隊問題」にほかならないと気づく。 教科書をめぐる攻防は「自衛隊の存在をどう考えるか」「八重山への自衛隊誘致を認めtるか」という問題と底流でつながっているのだ。 
反対派から問題視されている育鵬社の公民教科書。 「自衛隊は日本の国防に不可欠な存在であり、また災害の救助活動などの面でも国民から大きくきたいされています」「戦後の日本の平和は自衛隊の存在とともにアメリカ軍の抑止力に負うところも大きいといえます」と自衛隊の役割を積極的に評価している。 
一方、八重山採択地区協議会の調査員(教員)が推薦し、竹富町教育委員会が採択した東京書籍版は「平和を安全を守るためであっても、武器をもたないというのが日本国憲法の立場ではなかったという意見もあります」(ママ)とあり、自衛隊が憲法違反だとする指摘に重点を置いているようにも読めます。 
調査員の報告書を詠むと、育鵬社、自由社が相応しくない理由として「軍事力に頼らない平和への努力や、憲法9条が果たしてきた役割がほとんど記述されていない」「自衛隊による軍事抑止力を強調し、憲法9条を改正する方向へ誘導する内容」などと自衛隊についての書き方が槍玉に上がっていることが分かる。 
この報告書の指摘は育鵬社、自由社の採択に反対するパンフレットから丸写しした文章であることが判明、報告書としての信頼度が揺らいでいるのだが、それは別にしても、両者の教科書に反対する人がイコール自衛隊に批判的な人だという図式は見える。 
事実、八重山で育鵬社、自由社版に対する反対行動を繰り広げている人たちはは「反自衛隊」を訴える人たちとぴったり重なる。 反対派が3日に開いた集会の決議でも、「自衛隊の存在についても最近の先島への自衛隊配備問題を見越してか、それを教育の場に持ち込み、戦争を容認する子どもを育てる」と育鵬社版を非難する一節があった。 
教科書問題の議論を分かりにくくしているのは、自衛隊の評価をめぐる考え方の違いが、実は最大の論点であるだということが、覆い隠されているからだ。 
この日の集会では、教科書問題について、「調査員が推薦しない教科書が選定されたから問題」「育鵬社版の教科書はふさわしくない」という議論がメイン。 それでは、一般住民には手の届かない議論にになりかねない。まさに「何が問題化分からない」という話になってしまう。 
与那国町では、基地建設計画が本格化し、石垣島、宮古島でも自衛隊配備計画が取りざたされるなど、自衛隊をめぐる議論は、八重山の住民にとってもはや避けられない。
尖閣諸島を」めぐる中国などとの摩擦、東日本大震災で自衛隊が示した存在感も、議論の必要性を後押しする。 
防災訓練で自衛官が続々と石垣市入りした中で、教科書問題がヒートアップしたのは、いかにも象徴的だ。
 一般住民がより良く教科書問題を理解し、自分たちの問題として考えるにはこうした視点も必要になる。(仲新城 誠)

             ☆

知人の1人に、「沖縄にも八重山日報のような保守系の新聞があるのは頼もしい」といわれた。

即座にこう答えた。 「保守系というより中立・バランス系じゃないの」と。

この数週間、八重山日報の報道を見ていて感じるのは、沖縄のように極左新聞が圧倒的シェアーを占める地域では、読者が左側から物を見る習慣が無意識についてしまう。

左から見れば、八重山日報が保守系に見えるのだろう。 極左とは左側の端であるから、立ち場を左の端に置いて見ると、おのずと見るもの全ては右に見える。 

八重山日報は沖縄タイムス、琉球新報、八重山毎日新聞という極左3紙に慣れ親しんだ読者には保守系に見えるだろう。

だが、その実、八重山日報は、極左3紙が決して報道することのない「不都合な事実」を県民の前に暴露し、読者の知る権利に応えてるに過ぎないのである。

上記コラムも教科書問題が表面は「教育問題」のように見えても、問題の本質は保守、革新を問わず「政治問題」であり、さらに焦点を絞ると「自衛隊問題」であり、行き着くところは「安全保障問題」であると喝破している。

育鵬社版教科書に反対する側は、よく議論に子どもを引っ張り出して「子どもの目線で」とか「教育に政治を持ち込むな」などと大合唱するのが常套手段だが、その行為自体が政治活動そのものである。

仲新城記者は、今回の教科書騒動を契機に「自衛隊問題」「安全保障問題」を真剣に議論すべきと示唆しているがこれは保守・革新に関係のない極めて的を射た正論である。

 ■慶田盛教育長は腹を切って詫びよ!
 
9月に入り、来週から石垣市・竹富町で、議会が開催される。
 
竹富町教育長は、このままでは議会を乗り切れないので、町議会開催を前にして、今年12月で任期を迎える慶田盛教育長の振り上げたこぶしの納めどころとして「辞任」という声も、町議会関係者の間では囁かれている。
 
これだけ世間を騒がせたのだから、教科書の有料負担という重荷を竹富町民に負わす愚を避けるため、いつまでもガキのように駄々をこねるのはいい加減にして、ここらで腹を切って辞任というのが当然考えられる「大人の知恵」だろう。
 
石垣市議会でも、教科書問題が最大のテーマとなると予想されるが、議会勢力で多数『13対9(保守系野党が2名)』となる与党が一枚岩となれるはず。これも石垣市民が、長年の極左政権から、市長、市議会とも保守系への「政権交代」を支持した結果に他ならない。
 
  
先週9月2日(金)、石垣市で仲新城記者が指摘する現在の教科書騒動の本質を象徴する二つの出来事が同じ日に重なった。
 
その一つ新港埠頭を主会場とした開催された「沖縄県総合防災訓練」。
 
今回の防災訓練は、3月11日の東日本大震災後、沖縄県で初めて行われる総合防災訓練で、過去(1771年)に明和の大津波に襲われた八重山地方での防災訓練ということもあり、陸海空自衛隊が700名余りが参加する過去最大規模の訓練となった。
 
また、この防災訓練では、陸海空自衛隊それぞれの総監も来島したが、全国でも陸海空自衛隊のそれぞれの総監が顔を揃えるのは異例中の異例とのことで、防衛省自衛隊のこの地域に対する並々ならぬ意思が感じ取れる。
 
ところが今回の防災訓練には、石垣市議会の革新系野党議員は一人も参加ていなかった。
市議会に対して、担当する石垣市総務課が事前に防災訓練の概要説明を行い、市議会議員専用の席も用意していたにも関わらずである。
 
市民の生命財産を守る防災訓練に多くの自衛隊が参加しているからという理由でなのか。
 
イデオロギーを優先させ欠席するとは言語道断である。
 
 驚くのそれだけではない。
 
 この革新系野党議員は、同じこの日の夜行われた教科書糾弾集会には参加しているのだ。
 
市民の生命の安全よりイデオロギーを優先するこの革新議員たちを、良識ある石垣市民は決して許さないだろう。
 
奇しくも同じ日に行われた「防災訓練」と「教科書糾弾集会」という二つの催し物。
これに対処する左翼議員達の行動は、極佐前市長の残した負の遺産の象徴であると同時に、仲新城記者が指摘する教科書問題の本質を象徴して余りある。
 
【おまけ】
 
石垣港には自衛隊艦船が入港し、昨日は石垣市民に一般公開された。
  
石垣市の長年続いた極左政権では、自衛隊艦船の入港は許可されなかった。
現政権になってから海上自衛隊の艦船の入港が許可されるようになり、石垣港や石垣港周辺の状況が確認によって今回の汎用護衛艦の入港接岸が出来たことは、災害時・有事の際の自衛隊の活動にとって大きな意義がある。 
今回の護衛艦「ゆうだち」の一般公開は、朝8時半から午後4時まで行われましたが、訪れた市民は、2,020名だったという。

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全教委協という虚像

2011-09-04 11:22:58 | 八重山教科書採択問題

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散々世間を騒がせておいて、コンプライアンスでは分が悪いと感じた、沖縄タイムス、琉球新報、八重山毎日新聞の左翼宣伝ビラ三紙は、最後の頼みの神として八重山教育委員協会(全教委協)を担ぎ出した。

ところが、特ダネを連発している八重山日報が、全教委協の虚像を暴き出している。

宣伝ビラ3紙にとっては、次々と自分らの思惑を叩き潰していく八重山日報は、憎んでも憎みきれぬアン畜生という存在なのだろう。(笑)

沖縄2紙の記事と八重山日報の記事を読みくらると、大学の「メディアリ・テラシィ」講座の絶好の教材になると書いたが、「新聞に騙されないために」という副題を付けて、むしろ高校の教材にしたほうが良いのではないかという気さえする。

で、今朝のおめざは・・・。

あれほど狂いまくった沖縄タイムスのコケオドシの大見出しが、沖縄タイムスの全紙面から消えた。

玉津・崎原連合軍に雨霰と浴びせかけた「デマの暴風」も、お2人の改革に対する確固たる信念の前に砕け散ってしまい最早打つ手がないというのが現状だろう。

いやいや、最後の頼みの全教委の多数決で一発逆転もあり得るって?

それが本日の「メディアリテラシィー・新聞に騙されないために)」のポイントである。

■沖縄タイムス

八重山教科書:全教委で一本化協議
  2011年9月3日

 【八重山】八重山地区の中学校教科書の採択をめぐる問題で、石垣市、竹富町、与那国町の教育委員(計13人)で構成する地区教育委員協会の仲本英立会長(石垣市教育委員長)は2日までに、臨時総会の8日開催に向けて各委員を招集するよう、事務局の市教委に要望した。3市町の公民教科書の一本化に向けた合意形成に乗り出すとみられる。一方、県教委の中野吉三郎委員長も2日、打開策を検討するよう3市町教育委員長に要望する通知を出した。

 石垣、与那国2市町がともに教員が推薦しなかった「新しい歴史教科書をつくる会」系の育鵬社版を採択したことに関し、教育委員13人のうち過半数が否定的とみられる。臨時総会が開かれた場合、育鵬社版を採択しなかった竹富町の決定を尊重するような見解や判断が出される可能性もある。

 教育委員協会は「八重山教育行政の共通の諸問題を検討して、これらの解決実現を図ることを目的」としており、仲本委員長はこれまでも県の指導などを理由に総会招集に意欲を示していた。協会事務局の市教委によると、臨時会が開かれるのは初めてという。

 県教育庁義務教育課は「教育委協会の開催は非常に有効な方法」とみている。教科書の無償配布に関する措置法に記された「協議」のあり方については、「必ずしも教科書採択地区協議会の形式に限らず、何らかの形で協議の場をもつこと」としている。(略)

           ☆

>石垣、与那国2市町がともに教員が推薦しなかった「新しい歴史教科書をつくる会」系の育鵬社版を採択したことに関し、

「現場を知る専門家」という触れ込みの教員が教科書採択の権限を持つ」というのは沖縄タイムスが撒き散らしたデマであり、組合の言いなりななった教員が「順位付け」などで、組合の気に入らない教科書は教員の調査の段階で足切する、という弊害を無くすため文科省は、各都道府県に通知を出しており、沖縄県教育委も八重山協議会にその旨の通知を出している。(産経新聞)

「教員が推薦しなかった教科書」というのが育鵬社版を拒否する根拠にしているが、この教員の推薦しないという行為そのものが教師の越権行為であり教育改革の是正すべき対象なのである。

>県教育庁義務教育課は「教育委協会の開催は非常に有効な方法」とみている。教科書の無償配布に関する措置法に記された「協議」のあり方については、「必ずしも教科書採択地区協議会の形式に限らず、何らかの形で協議の場をもつこと」としている。

このくだりを読むとあたかも、指導に乗り出した県が「教育委協会」による多数決で一本化が出来るような錯覚を与えるが、そもそも県が指導できるのは、違法な手続きで教科書採択が行われた場合であり、適法に選定された今回の八重山地区の場合は口出しすべき相手を間違えている。

指導すべき相手はルール破りの竹富教育委員会である。

県教育庁義務教育課は「教育委協会の開催は非常に有効な方法」という発言は沖縄タイムスの希望的観測に過ぎず、このはかない願いは八重山日報の記事で見事に打ち砕かれている。

■琉球新報

育委員協会で決定へ 竹富、育鵬社再び不採択

2011年9月3日      
 【八重山】八重山地区の教科書採択をめぐる問題で、教科用図書八重山採択地区協議会(会長・玉津博克石垣市教育長)から答申通り育鵬社版教科書を採択するよう要請を受けた竹富町教育委員会(竹盛洋一委員長)は2日、臨時教育委員会を開き、育鵬社版を不採択とした8月27日の委員会決定を再確認し、県に報告した。
 これを受けて
県教育委員会(中野吉三郎委員長)は、石垣市、竹富町、与那国町の教育委員長に対して通知文を送付し、3教育委員長で話し合い、早急な解決を図るよう求めた。3教育委員長は、8日に八重山教育委員協会(会長・仲本英立石垣市教育委員長)の臨時総会を開催することを決定した。
 異なった教科書を採択し、一本化できない状態が続いている3教委の
合意形成の場は、3教委の教育委員全員(13人)が参加する同臨時総会に移された。同協会の竹盛副会長(竹富町教育委員長)は個人的な意見と前置きした上で「一人一人の委員の意見を聞き、多数決ではない形で決定したい」と話した。
 「義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律」の規定では、同じ採択地区内の市町村の教委は協議して、種目ごとに同一の教科書を採択しなければならないと定めている。

           ☆

八重山教育委員協会のことを必要以上に権威付けし、そこが一本化の解決をする、と県もお墨付きを与えたような涙ぐましい印象操作では沖縄タイムスと大同小異なので、詳述を避ける。

■八重山日報  9月3日

「3教育委員長で打開を」
期限内に一本化できず

 竹富町教育委員会(竹盛洋一委員長)は2日の臨時会で、育鵬社の公民教科書を
不採択とする方針を再確認し、教育委員会が定めた報告期限である同日までに、
3市町教育委員会は公民教科書を一本化できなかった。県教委(中野吉三郎委員長)
ほ同日、3市町教育委員会の委員に対し、話し合って打開策を検討し、早急な解
決を図ってほしいと求める通知を出した。
3市町の教育委員全員で組織する八重山
教育委員協会(仲本英立石垣市教育委員長)の臨時総会を8日に開催する動
きがあることから、同協会での合意形成に期待感を示したものと見られる。

3市町教育委員長による話し合いや、同協会の開催に向けた動きは、週明け後に
本格化しそうだ。竹富町教委は臨時会で同協会の開催と教科書を選定した八重山
採択地区協議会(会長・玉津博克石垣市教育長)での再協議を求めることを決め、
同日、要請書を事務局の市教委に届けた。
市教委の仲本委員長は8日に同協会の臨時総会を開催する方針を固めているが、
同協会に教科書を選定、採択する法的権限はなく、すでに育鵬社版の採択を
決めている市教委や与那国町教委の関係者からは反発の声が上がっている。
市教委幹部も2日、同協会の開催について「勉強会にしかならないのではな
いか」と疑問視した。
協議会も同日、採択業務の終了を県に報告しており、
再協議には難色を示すと見られる。
同協会副会長でもある竹富町教委の竹盛委員長、同協会の開催について「教
育委員一人ひとりが、どういう思いをを持っているかを聞くだけでもいい」
と強調。「どこかで意見をまとめられるか、決を取るかどうかは会長に
一任したい」と述べるにとどめた。
県教委義務教育課は取材に対し、3市町で教科書が一本化できない現状
について「(教科書無償措置法に違反する)違法な状態」と明言。
同協会を開催する動きについては「そちらで話し合いをして、早く
一本化できる方向になればいい。(同協会の臨時総会)もっと早け
ればいいと思っている」と早期の招集に期待感を示した。

「要請に効力無し」 
 県教委が見解
県教育委員会義務教育課の担当者は2日、取材に対し、教科用図書八重山
採択地区協議会が竹富町教育委員会に答申通りの教科書採択を求めたこと
について「協議会は審議会であり、諮問に対して答申する機関。採択
権限は市町村教育委員会にある」と述べ、要請文には効力がないという
見解を示した。
 ただ教科書の一本化に対し、県があいまいな態度を取り続けている
ことに対し、市教委からは「県の指導力不足が問題だ」と批判する声が
上がっている。今後の県の対応しだいでは、両者の溝が深まる可能性もある。

          ☆

市教委の仲本委員長は8日に同協会の臨時総会を開催する方針を固めているが、
同協会に教科書を選定、採択する法的権限はなく、すでに育鵬社版の採択を
決めている市教委や与那国町教委の関係者からは反発の声が上がっている。


採択権限のない全教委協を開催しても混乱に火を注ぐだけで何の意味もない。

これまでの経過を見れば子どもでもわかること。

今回の教科書騒動で県教育委は「指導する」を連発しておきながら、とんでもないことに介入してみたり、指導すべき相手を間違えたりで、指導どころか益々混乱に油を注ぐような愚行を繰り返している。

そもそも8月4日に剪定予定だったのを県が介入し、大幅に選定日を延期させたことも混乱の要因である。

上記記事でも教科書採択の基礎知識さえないと思われる醜態を、八重山日報の取材により晒している。

それは、次のくだり。

「県教育委員会義務教育課の担当者は2日、取材に対し、教科用図書八重山
採択地区協議会が竹富町教育委員会に答申通りの教科書採択を求めたこと
について「協議会は審議会であり、諮問に対して答申する機関。採択
権限は市町村教育委員会にある」と述べ、要請文には効力がないという
見解を示した。」

八重山日報の取材が正しいとしたら、この県の担当者はとんでもない言質を、八重山日報に取られたことになる。

「要請文に効力がない」ということは、県は竹富教育委の主張を認め、協議会側には教科書採択の権限はないということになる。

そうなれば竹富町の意見が通るまで何度でも選定をやり直しができるということになる。

これでは前に例えた「勝つまで続けるヤクザのジャンケン」そのものではないか。

大方の法律は常識の上に成り立っている。

仮に県の担当者が主張する解釈がまかり通るとしたrどうなるか。

そうなれば先ず協議会自体の存在意義がなくなる。

さらに全国に数多ある各市町村の教育委が協議会で選定された教科書が気に入らないと、夫々の主張をごり押しすることが出来るということになる。

その結果が大混乱に至ることは容易に想像できること。

現行の教科書採択制度が崩壊することは自明である。

今回の教科書騒動は、沖縄メディアがデタラメな情報を垂れ流しそれに乗った慶田盛竹富町教育長が暴走したもとにも責任があるが、教科書採択の法的知識のないままに「指導」として採択業務に不当介入をし混乱に油を注いだ県担当者の指導力の無さにも大きな責任がある。


八重山日報のその他 見出し

「民主主義守る戦い」
育鵬社版、”断固拒否”

「教育委員全員で採択を」
育鵬社反対で集会


■八重山毎日新聞
見出し

全教育委員で協議へ
県教委も後押し
8日に八重山教育委協会
意思統一図れるか

協議会の要請を拒否
竹富町教委 
要請自体に不満も

「調査委員の意見尊重を」
育鵬社版公民を非難
不採択求め決議文

               ★

【付記】13:20

一部事実誤認がありましたので訂正しました。

 

■■講演会のご案内■■

青山繁晴氏、ケビン・メア氏 in 宜野湾市

【祖国と沖縄に光あれ  戦後日本と日米同盟 ―これからの沖縄の行方―】

日時:9 月19 日(月) 15:00開場 15:30開演~18:00終了

開場: 宜野湾市民会館

入場料: 無料

第一部/ 基調講演 青山 繁晴氏

第二部/ パネルディスカッション

ケビン・メア氏(前米国東アジア・太平洋局日本部長) 

屋良  朝博氏 (沖縄タイムス社 社会部部長)  

花城  大輔(JC 沖縄地区協議会会長)

お問合せ先TEL.098-858-1110

公益社団法人 日本青年会議所沖縄地区協議会フォーラム

※会場定員の1200 名に達し次第受付終了となります。また、駐車場に限りがございます。公共交通機関をご利用ください。
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育鵬社採択、教師らの妨害 メディアも糾弾キャンペーン 

2011-09-03 19:02:54 | 八重山教科書採択問題

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極左市長が16年間も独裁政権を思うままにした南の島。

尖閣諸島を行政管轄する石垣市で、今教育改革の嵐が吹きまくっている。

そして民主主義を真っ向から否定する全体主義集団に対し敢然と立ち上がった二人の教育長。

玉津石垣市教育長と崎原与那国町教育長が、メディアや左翼集団の激しいバッシングに晒されている。

事の発端は16年の長きにわたる極左ペンギン市長の独裁専横に対し、良識ある石垣市民が退陣の断を下したことに始まる。

替わって登場した保守系の中山市長は、これまで沖教組の独占的教科書採択がまかり通っている八重山地区の教育の状況に鑑み、その違法な採択手法を是正し、教育改革を断行すべく、八重山高校の校長を務めていた信念の男・玉津博克氏を三顧の礼を尽くして口説き落として市教育長のポストに迎えた。

極左ペンギン市長の負の遺産が依然として力を有している八重山地区で、沖教組が独占する教科書採択に風穴を開けるのは容易なことではない。

これまで沖教組が唱える「反戦平和」のお題目を免罪符にして数々の違法行為を見てみぬ振りをしていた沖縄メディアが、免罪符を有しない「中山・玉津」の教育改革を拱手傍観する筈はない。

沖縄メディアはこぞって玉津教育長の教育改革を、あたかも独裁者の暴走でるかのように大バッシングを展開した。

発狂したという表現が違和感を感じさせないほどの沖縄2紙の狂態は現在も続いている。

沖縄タイムス、琉球新報、八重山毎日新聞の沖縄3紙連合軍に対し、敢然と立ち上がり報道の中立を守るべく、特ダネを連発した小さな新聞があった。

日本最南端の小さな新聞・八重山日報である。

八重山日報の真実を伝える戦いはネットを通して全国に拡散され、南の島の教科書騒動は、いまや全国の耳目を引きつける大事件に発展している。

全国紙の産経新聞がいち早くこの騒動を報道し、全国民の関心は嫌が上でも南の島の日一日の動向に注がれている。

以下は産経新聞の精力的報道の引用。

2011.9.2 21:19 (1/2ページ)
産経・育鵬社採択、目立つ教師らの妨害 メディアも糾弾キャンペーン 

 今回の採択では育鵬社や自由社などをねらい撃ちした採択妨害が各地で繰り広げられた。

 ■議事かき回し

 全国最大の採択区の横浜市はじめ神奈川県では在日韓国人らが暗躍。大韓民国民団(民団)が県内全市町村議会に要望書を出し、小田原市議会が民団の陳情を踏まえ自治体の意思として両社の不採択を求めた。

 横浜市や藤沢市などの教委には連日、左翼グループらが押しかけた。藤沢市では採択当日もやじで議事をかき回し、横浜市では反対運動を多くのメディアが肯定的に報じるという相変わらずの光景が繰り返された。こうした圧力から両社の採択を避けた自治体も多く、広島県呉市などのように公表自体を遅らせた自治体もあった。

 東大阪市では教科書を調べ資料作りをするはずの審議会が“1次選考”する絞り込みが長年続いていた。審議会には多数の教師が集いふるいをかける。外された教科書は“審議”すらされなくなるため、本来、教育委員が持つ採択権を縛ることになるとして文部科学省も禁じている

 ■順位付け廃止

 沖縄県石垣市や与那国町、竹富町からなる八重山採択地区協議会でも、教師が希望教科書をランク付けする順位付けが残っていた。順位付けも文科省が禁止し、協議会側が廃止した。ところが、これが「戦争賛美の教科書を採択する布石だ」「教師の意見を排除するのは民主主義に反する」などと批判された。

教育委員は公選された首長に推薦され、議会の承認を経て任命された民主的手続を経た存在。こうした手続を全く経ていない教職員や外部勢力が教科書選びに口出しするのはおかしい。それこそ教育委員会制度の否定だ」(教委関係者)という立場はかき消された。

 沖縄県では地元メディアが連日糾弾キャンペーンを展開。県教委がこれに沿って協議会に採択延期を求める「介入劇」も起きた。

 ■公開討論会も

 一方で今採択では、内容本位の民主的採択を模索する取り組みも見られた。名古屋市や東京で開催された教科書採択の公開討論会だ。

 公開討論会への参加に既存の教科書会社は消極的なうえ、静かな採択環境をいかに確立するかといった課題もあるが、「公開討論会は教科書選びを内容本位に変えていく貴重な機会」と期待する向きもある。

 

産経・育鵬社批判はいかに的外れか 教科書の中身とは 2011.9.2 21:23

 採択の中で、いわれなきレッテルが貼られた育鵬社教科書だが、実際に読むと、批判がいかに的はずれかがわかる。

 ■領土

 尖閣諸島について育鵬社は「沖縄県八重山諸島北方の尖閣諸島は、日本の領土です。しかし中国は『1970年後半東シナ海大陸棚の石油開発の動きが表面化するに及びはじめて尖閣諸島の領有権を問題とする』ようになりました。ただし、中国が挙げている根拠はいずれも『領有権の主張を裏付けるに足る国際法上有効な論拠とはいえません』」と、日本の立場を踏まえ、中国の主張に正当性がないと明記している。

 記述自体がなかったり、日中の主張を単純併記して済ませたりした他社との大きな違いだ。

 ■沖縄戦

 沖縄戦の集団自決では「日本軍によって集団自決に追い込まれた」(東京書籍)と、他社では日本を断罪する記述が相変わらずだ。育鵬社は「日本軍は沖縄県民とともに必死の防戦を展開し米軍に大きな損害を与えました。(中略)この戦いに従軍して命を落とす人も少なくありませんでした。米軍の猛攻で逃げ場を失い、集団自決する人もいました」とした。

■共産主義

 「わたしたちは国民としての意識だけでなく、地球に生きる人間(地球市民)としての意識を持つことが求められています」(東京書籍)。多くの教科書では、国家意識や国民としての自覚は常に巧妙に歪(ゆが)められる。

 フランス革命を「市民を中心とした自由で平等な新しい社会への道を開いた」(教育出版)、ロシア革命を「女性と労働者などが、パンと平和を求めて立ち上がった」(教育出版)と、社会的弱者の革命が歴史を変えるという幻想や共産主義幻想を引きずる記述も目立つ。育鵬社は、共産主義の負の側面なども明記した

 ■ポスコロ

 例えば東京書籍の教科書では、「明治時代には政府による同化政策によって、アイヌ民族はそれまでの文化や生活をうばわれていきました」と、アイヌや在日外国人、沖縄などを日本に暮らしや文化、生活を奪われた、抑圧対象ととらえた記述が目立つ。

 旧植民地に残るさまざまな課題を広範囲に取り上げる「ポストコロニアル(ポスコロ)」という潮流が教科書に持ち込まれた。歴史の事象を冷静に記述した育鵬社との違いが際だった格好になっている。

 2011.9.2 21:35
産経・育鵬社を改めて不採択 竹富町教委 沖縄・八重山教科書問題
 沖縄県石垣市と与那国町、竹富町からなる教科用図書八重山採択地区協議会が選定した育鵬社の公民教科書を竹富町教委のみが不採択とした問題で、同協議会から答申通りに育鵬社を採択するよう要請された竹富町教委は2日、改めて育鵬社を不採択とした。

 結局、県教委が求める3市町間での合意形成は不調に終わり、県教委は2日、今度は3市町の教育委員長間で協議し、打開策を検討するよう通知した。しかし3教育長間での協議も決裂しており、地元教育関係者からは県教委の指導力不足を指摘する声が出ている。

 一方、3市町の教育委員全員が参加する八重山教育委員協会は8日に臨時総会を開く予定で、この場で県教委の通知を受けた協議が開かれる見通し。

青山繁晴氏、ケビン・メア氏 in 宜野湾市

【祖国と沖縄に光あれ  戦後日本と日米同盟 ―これからの沖縄の行方―】

日時:9 月19 日(月) 15:00開場 15:30開演~18:00終了

開場: 宜野湾市民会館

入場料: 無料

第一部/ 基調講演 青山 繁晴氏

第二部/ パネルディスカッション

ケビン・メア氏(前米国東アジア・太平洋局日本部長) 

屋良  朝博氏 (沖縄タイムス社 社会部部長)  

花城  大輔(JC 沖縄地区協議会会長)

お問合せ先TEL.098-858-1110

公益社団法人 日本青年会議所沖縄地区協議会フォーラム

※会場定員の1200 名に達し次第受付終了となります。また、駐車場に限りがございます。公共交通機関をご利用ください。
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ウルトラCか?全教委登場!

2011-09-03 06:54:21 | 八重山教科書採択問題

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昨日は石垣市で市民集会を名乗る左翼集会が開かれたので、今朝の沖縄タイムスの社会面トップは狂喜乱舞の大見出し。ちなみに一面からは完全撤退の模様。

★社会面トップ

全教委で一本化協議

八重山8日にも総会

育鵬社採択 460人抗議 八重山

平和教育に危機感

生徒「子の目線に立って」

無理を通して道理を引っ込めようとする左翼集会を「市民集会」とするのは良識ある石垣市民にとっては迷惑だとの声もあるが、法の遵守で対応する玉津会長に追い詰められた左翼勢力は、最後の手段の「ウルトラC」として八重山教育委員協会(全教委)の登場を要求したというから大爆笑である。 しかも協議をするというだけでこの大騒ぎだ。 よっぽど追い詰められたのか。

参加人数を水増しするは何時ものことだが、実際に参加した知人の報告によると多くても250人程度とのこと。

2倍程度の水増しはご愛嬌か。(笑)

ちなみに事務局発表は7:30=350名、9:30=456名とのこと。

ところで、全教委って一体何だろう。

一昨日の琉球新報にこんな記事があった。

全教委、近く臨時会 教科書問題で八重山3市町

琉球新報 2011年9月1日      
 【八重山】「新しい歴史教科書をつくる会」系の育鵬社版公民教科書をめぐり同一採択地区内の石垣市、竹富町、与那国町の各教育委員会が異なる教科書を採択した問題を受け、3教委の教育委員全員(13人)が参加する八重山教育委員協会(会長・仲本英立石垣市教育委員長)が近日中に臨時総会を開く方向で調整していることが31日、関係者の話で分かった。同社版を各教委に答申した教科用図書八重山採択地区協議会(会長・玉津博克石垣市教育長)は同日の役員会で再協議したが決裂。一本化できなかったため、教育委員全員による協議で合意形成を図る考えだ(30、31面に関連)
 
同協会は教育委員相互の連携を密にし、八重山共通の教育行政の諸問題を検討して解決、実現を図るのが目的。臨時総会の招集権限は仲本会長にある。
 教科用図書八重山採択地区協議会は31日、3教育長による役員会を石垣市教育委員会で開催。育鵬社版を不採択にした竹富町教委に対し、答申通り同社版を採択するよう求める要請文を会長名で送ることを決め、同日付で手渡した。
 役員会は育鵬社版を採択した石垣市教委の玉津教育長、与那国町教委の崎原用能教育長が竹富町教委の慶田盛安三教育長に対し、答申に沿って採択するよう要求。慶田盛教育長は「採択権限は教育委員会にある」と拒んだ。
 竹富町教委は要請を受けて臨時委員会の開催を検討するが、開催したとしても育鵬社版を再び不採択にする見通し。

             ☆

教育行政には似たような役職が多く、県教育長、各市町村の教育長、そして各教育委員長と一般の読者にはその違いが分かり難い。

上記記事で突然登場する「八重山教育委員会協会(全教委)」もわかり難い組織であるが、琉球新報の「(同協会は)八重山共通の教育行政の諸問題を検討して解決、実現を図るのが目的」という説明を読むと、各教育委員会の上部に位置するよう組織のように印象操作されてしまう。

石垣市教育委員会と与那国教育委員会が八重山採択協議会の答申通り育鵬社版を採択したのに対し、竹富教育委員会が反対したため、八重山地区の3教育委員会の上部組織の八重山教育委員会協会が、3教育委員会の合意形成に乗り出してきたという印象操作だ。

いずれにせよ教委協会長である仲本英立石垣市教育委員長の考え方が気になるところだが、仲本氏は育鵬社版の採択には反対意見だという。

そこで同じニュースを報じる八重山日報の記事を参照すると、琉球新報の印象操作の全てが見えてくるから愉快である。八重山日報は八重山教育委員協議会を教育委協と記している。

八重山日報 9月2日

「採択白紙」狙いか

教育委協の開催案浮上

3市町村で対立する教科問題を打開するため、1日、全教育委員で構成する「八重山教育委員協会」を開催する案が浮上した。ただ、同協会には教科書選定、採択する法的権限はないことから、事務局の市教育委員会や与那国町教委からは「何を話し合うのか」と困惑の声が上がっている。
これに対し、育鵬社の公民教科書に反対する竹富町教委などは、八重山採択地区協議会の委員の入れ替えなど、玉津教育長による一連の改革を問題視、協議会の選定そのものが認められないとして、全教育委員による話し合いで教科書の一本化を図る考えを示す。「他に解決策はない」と主張する声もある。
教育委員は石垣市、竹富町各5人、与那国町が3人。 教科書採択をめぐる3市長教育委の審議から推定すると、全教育委員13人中、過半数を超す。 多数決を取れば育鵬社版の選定、採択を覆す決議が可決される可能性は高い。
召集権者である仲本英立石垣市教育委員長が、26日の市教委で育鵬社版に強く反対していたことから、育鵬社版の採択を白紙に戻すための「ウルトラCだ」という観測も流れる。
ただ、育鵬社版を選定、採択した協議会や市教委も多数決だった経緯があるだけに、市教委関係者は「自らも自己矛盾に陥る」と指摘する。
仮に同協議会が育鵬社版の選定、採択を覆す決議を行った場合は、3市町村教委に対するアピール力を持つと見られる。ただ、決議に法的拘束力はないため、いずれかの教育委が決議を拒否した場合は「堂々めぐりになる」という懸念もある。 
関係者の1人は、権教委が明確な見解を示すほか打開策はないとして「県教委の指導力不足が問題だ」と不満をあらわにした。

            ☆

先ず重要なポイントは八重山教育委員協会は、教科書選定や採択に関しては何の権限もなく、各地区協議会の親睦団体的性格の組織であること。

そこをを押えておけば、琉球新報の印象操作に引っかかることはない。

玉津石垣市教育長は協議会会長という立場上、言葉を選んで発言している感がする。

だが、その点崎原与那国町教育長は常に問題の核心をストレートに発言している。

八重山教育委員協議会の招集についても「何を話し合うのか」と、何の法的権限もない組織が改めて召集されても意味のないことを率直に発言している。

育鵬社版の採択に反対の仲本会長のパフォーマンスに過ぎないことは教委協会の法的性格を知る者なら誰でも分かること。

仮に教委協による多数決で育鵬社版を拒否したとしら、「ウルトラCの秘策」どころか「ウルトラC級の赤恥」を全国に晒すことになる。

民主主義に無知な教育関係者として慶田盛教育長が悪名を全国に轟かしてきた。

今度は民主主義に無知な教育関係者の2番手として、仲本英立石垣市教育委員長が全国に恥を晒すことになる。

八重山日報がいみじくも指摘するように、採択権者の協議会が多数決で決めたことを、全教委協が多数決で否決した所で、全国の物笑いになるのがオチである。

百歩譲って、この理不尽な多数決を石垣市民が是認するようだったら、八重山地区では教科書採択で永久に堂々めぐりの愚を続けることになる。

何しろ自分が気に入らない、多数決は拒否して自分の気に入る結論が出るまで多数決を続けるというのだから、議論するのもバカバカしい。 

こんな無法者の教育指導を受ける子どもたちが可哀そうである。

元小・中学校の校長・鳩間昇さんが、八重山地区の良識を代弁して八重山日報に寄稿されているので次に紹介する。

■ 八重山日報 9月2日

寄稿  『教科書問題に思う』 鳩間 昇

 今回の教科書採択問題は第二の教科書騒動と思っている。第一は検定そのものを違憲として
争った家永教科書裁判である。しかしこの裁判は殆どが家永側の敗訴であったことは周知のと
ころである。
 なぜ裁判を持ち出すか、と言われるかも知れないが、今回の問題もいつもの圧力団体の
パターンがこれまでと酷似しており裁判まで行き着くであろうと思うからである。
 これまでマスコミを通して読んだ限り今回の問題では、多くの問題を持っているが、
具体的なことは後日に記すことにし、本日は三つの件について私見を述べてみたいと思う。

(一)採択について
採択業務について、調査員置いている県は少ないと聞く、しかも調査結果は、あくまでも
参考であり、それに基づいて採択を決めるなどと言うことは、全く有り得ないことだと
聞いている。順位付けなど他府県では無いということである。ましてやマイナスなどと
評価したとの報道もあるが、検定を合格した教科書にマイナスはないのである。それを
あえてマイナスを付すということは、特定の思想の視点で見ているからとしか思えない、
だとしたら調査員の資質を疑うものである。
 次に採択協議会について述べるが、これは教科書無償措置法(法名略記)及び同法
施行令によって、県教委の指定する採択地区の教育委員会で協議し、教科事に一種の
教科書を採択する、ということになっている。
 これらの事項に沿って考えると、協議会の会長が、これらの法令に従い採択方法を
改革したことは、全く正当な措置であるといえる。それで協議された事項は、各委員会
で決定されるに当たり、尊重されるべきことであると考える。法令が定めているのは
そのことではないのか、即ち各教委はそれを尊重して採択を決定することであろう。
 教科書は指導要領に従って検定されており、全国を視野において編集されるいわゆる
全国版であって沖縄版ではない、内容においても大同小異であり、教科書の通例である。

(二)竹富町教育委員会の不採択
協議会の決議を尊重すべきと記したが、竹教委はそれと別の教科書を採択したとのこと
である。これは明らかに法令違反と言える。決定は委員会にあると言うが、協議会の
決定に反しても良いという法令はなかろう。
 <竹富町>教育長は、行政(教育)のベテランと思っていた。しかし、自分の意に
添わぬことは賛同しない従わないとの意志のようだが、それが民主主義というの
だろうか。疑問だらけである。あまりにも独善的と言わざるを得ない。昨今においては
「民意は尊重する必要を発信しているが、行政者の取るべき道は、法令に従い措置を
講ずることが民意への責任であろう。民意についてであるが、殆どのマスコミが
こぞってバッシングと思えるほどのキャンペーン的の後になされたにもかかわらず、
五〇%近い賢明な市民、群民がおられる事は大変心強く思うものである。民意尊重
も結構だが、その前に協議会決議を尊重すべきであろう。<竹富町>教育長をはじめ
竹教委の皆さんは猛省されることを乞う。

(三)県教育委員会に望む
県教委に置かれる審議会は八月十五日で終了していると思うので、今回の問題に
対しては一般的指導助言ななろうかと思う。それぞれの採択決定も、それまでに
終了しているべきであろう、十六日以降にずれた八重山地区は、石垣、与那国の
両市町が協議会の決定を尊重して、速やかに決議している。問題は、竹教委の
協議会無視にあると思う。であるならば、県教委が指導すべきは、竹教委で
あると考える、すみやかに地区一種の教科書が決定されるよう指導して頂きたい。
それが正しい行政措置であると考える。
すみやかにとは採択決定後における教科書事務が教育委員会の事務として多忙を
極めるからであろう。県教委の適切なる指導を切望して終える。

石垣市平得二八二 (元 小、中学校長) 鳩間 昇 

          ☆

沖縄メディアや左翼団体が強要する解決法は、勝つまで続けるヤクザのジャンケンのようなのもの、・・・

と言ったらヤクザ屋さんに怒られそうだ。

「 今時のヤクザはそんなアコギなことはしない」と。

【おまけ】

9月2日の八重山日報の見出し

教科書問題
全教育委員会で8日協議へ
「一本化」へ事態打開目指す

「採択白紙」狙いか
教育委員協の開催案浮上

竹富町、きょう臨時教委
協議会の要請審議

「こどもにふさわしい教科書を」
住民の会、育鵬社採択に抗議

公立中388校使用見込み
育鵬社の歴史・公民教科書

                    ★

何の権限もない会議を招集して、多数決をするという全教委。

こんな恥の上塗りをするくらいだったら、皆で集まって、お茶でも飲みながら孫の自慢話でもしたほうがましだ、と思う方

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コメント (2)

法を盾に応酬

2011-09-02 20:31:28 | 資料保管庫

八重山教科書:3教育長が法を盾に応酬  沖縄タイムス 又吉嘉例

八重山地区の中学公民教科書の一本化について開かれた31日の採択協議会役員会。答申通りに育鵬社版教科書を採択した石垣市の玉津博克教育長と与那国町の崎原用能教育長は、教科書無償法を盾に「協議会答申に沿った採択」を迫る。東京書籍版を採択した竹富町の慶田盛安三教育長は、地方教育行政法を根拠に「採択権は教育委員会にある」と応戦。激しい議論は法律論や教科書購入の費用負担にまでおよび約1時間、平行線のまま決裂した。

公開された役員会。報道陣や教育関係者ら約20人が見守る中、玉津教育長が再三繰り返したのは無償措置法に基づく法律論だった。「協議会は無償措置法に基づく。同一地区について同一の教科書を採択しなければならない」と、答申と異なる教科書を採択した竹富町の“違法性”を臭わせて同町の翻意を迫った。「国の情報によると、法に従わなければ全教科が有償になる。八重山の中学生の手元に教科書が届かないという事態も想定される」と指摘し、「県通知も協議会の答申に合わせ採択してくださいと命令している」など独自の解釈で圧力。崎原教育長も「教育委員会には教科書を決める権限はあるが、協議会のように一本に絞る権限はない。竹富のせいで無償措置が受けられないことになる」と玉津教育長を援護した。

法や通知をかざして竹富を追い込む発言に対し、慶田盛教育長は「竹富町は悪者なのか」と強く反発。「最も大事なのは調査員(現場教員)がやってきた専門的な教科書内容の把握だ。推薦にも上がらなかった教科書が採択されたことに、客観的な説明ができるのか」と応酬し、協議会による再協議や、地区の教育委員でつくる教育委員協会に審議を委ねることを提案した。

同提案には玉津教育長も「4年後の採択に向けて、いろんな意見を出し、組織を組み替えてもいい」と問題を先送り。結局、反発する竹富町教委に対し、答申通りに採択するよう求めた要請を石垣、与那国の賛成多数で押し切った。役員会後、慶田盛教育長は「再協議なのに教科書内容の話が出なかった。内容に問題があるから(竹富町教委では)不採択にしたのに、再度委員会を開いても育鵬社が採択されるはずはない」とあきれ顔だった。

コメント

誰にも分かる教科書採択制度、沖縄紙よ勉強しろヨ!

2011-09-02 06:53:13 | 八重山教科書採択問題

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南国沖縄でも、9月ともなるとさすがに朝夕は肌に秋の気配を感じる。 あれほどうるさかったセミの声も最近聞かなくなった。

7月、8月と連続で紙面を大狂乱の渦で飾ってきた沖縄タイムスも秋の到来とともに、教科書問題からフェイドアウトするつもりなのか。

今朝の一面から教科書問題が消えた。

ふと「金武町流弾事件」を想いだした。

散々騒ぎまくった挙句、総括もしないまま沈黙してしまったあの「事件」を筆者は忘れてはいない。

そう、「メア発言」大バッシングも同じ構図だ。

★一面 ⇒教科書問題が消えた!

★社会面左トップ

育鵬社疑問突出14件

調査員指摘 5社は2件以下

今日市民集会【八重山】

発狂度満開の頃に比べると10分の1以下のスペースである。教科書採択制度の法律論では分が悪いとみたのか、決着がついたはずの採択教科書の内容を取り上げているが、「調査員指摘」の調査員が左翼団体のパンフレットをパクッた事実を隠しておいて、この見出しは大爆笑ものだ。 

八重山日報のこの記事と比べると笑いは倍加する。【必見】!⇒特ダネ!教師がカンニング!八重山日報の告発

「現場を知る専門家」の教員がこの体たらくだ。 恥ずかしくないのか。

八重山の「市民集会」が左翼集会であることは、左翼活動家の山口剛史琉球大学准教授が講話をするというから推して知るべしである。

沖縄2紙が「識者の見解」と称して、県内外の大学教授を引っ張り出し、特定の人物を罵倒することよく知られた手法である。(沖縄イニシアティブ方式)

今回の八重山地区の教科書選定に絡む、沖縄2紙の「玉津バッシング」を見ていると、3月に起きた「メアバッシング」が脳裏を過る。

元米国国務省日本部長のケビンメア氏が「沖縄県民はゆすりの名人」と発言したとする米大学生の講義メモを根拠に沖縄2紙が発狂したと思われる大バッシングをした件である。

沖縄2紙が配給元の共同記事をそのまま報道をするのは理解しても、その時の沖縄2紙の報道は配信記事の常識をはるかに逸脱し、内外の「識者」をおよそ30名ほど動員し、連日大バッシング記事を書きまくったことは記憶に新しい。

これは元ネタの共同記事に沖縄紙の想像を付け加え、配信記事をはるかに逸脱した創作記事であった。

共同の元ネタが石山記者の「創作」であったのを、いいことに沖縄2紙がそれに輪をかけたデタラメ記事でメアバッシングをしたというのが事の真相である。 沖縄2紙のデタラメ記事の更なる尻馬に乗って吠えまくったのが前述30人の「識者の群」であることは言うまでもない。

結局、メア氏はアメリカの大学にネットワークを張る左翼集団の罠にはめられ、その主導者が国際的左翼活動家猿田佐世弁護士という「成りすまし大学生」だったことは、当日記で詳述してあるのでここでは深く触れない。

筆者が今回の教科書騒動でメアバッシングを連想するのは、「有識者」たちが事の真相を自分の手で確かめることもなく、専ら沖縄2紙のデタラメ記事だけを資料に大バッシングをしたからである。 

筆者はこの「識者」の群れを渡部昇一教授の例えを借用し「虚に吠える万犬」と呼んだ。ここで言う「虚」とは、沖縄2紙のデタラメ記事である。

翻って今回の教科書騒動で紙面に頻繁に登場する大学教授たちが吠える「虚」とは何か。

勿論、沖縄2紙が連日垂れ流す教科書採択のデタラメな情報である。

沖縄の「識者」と言われる高良鉄美琉球大学大学院教授が、「9条教信者の会」などで持論の「平和憲法論」を展開する分には思想信条の自由で、誰も文句は言わないだろう。だが今回のような教科書問題で紙面に登場し、持論に反する内容の教科書を「戦争を煽る教科書」などと批判するのは、とんでもない話である。

高良教授のように極端に思想の偏った人物が単に大學教授というだけで教科書問題にしゃしゃり出て生半可な知識を「識者の見解」として垂れ流すのが、とんでもないと言うのである。

ここ一週間の紙面を見ただけでも、高嶋琉球大学名誉教授、山口琉球大学准教授 、仲地沖縄大学学長などが「識者」として沖縄紙が垂れ流した「虚」に吠えている。

自由社の歴史教科書の代表執筆者で、教科書問題に精通している藤岡信勝拓殖大學客員教授が教科書採択制度について解説文を八重山日報に寄稿している。 沖縄2紙には藤岡教授の正論を掲載する勇気はないと思われるので、教科書問題について無知な「識者」たちに読んで欲しいと考えご本人の了解の下次に転載する。

例によって強調部分は引用者が施した。

以下の文章は拡散を依頼します。

**【拡散依頼記事】**

教科書採択手続きの改革は法律に基づく当然の措置
                   藤岡信勝 拓殖大学客員教授
                2011年8月28日八重山日報社 朝刊より

八重山採択地区の中学校教科書採択事務がほぼ完了した。八重山日報社の依頼に応えて、採択地区協議会による今回の採択手続の改革の意味について書くこととする。

(1)まず、教科書を採択する権限は、法律によって教育委員会に与えられている。
「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」は、その第23条で、教育委員会の職務権限を19項目にわたって列挙しているが、その第6番目に「教科書その他の教材の取り扱いに関すること」と明記されている。

沖縄の県紙や地方紙の記事や投稿を読むと、この法律による規定に全く無知のまま、「教科書は教師が選ぶべきだ」などという、自分の「思い」や「意見」を述べているものが余りに多い。日本は法治国家なのだから、その法律がどのように決めているのかを知らずしては、あらゆる議論は成り立たない。

現場の事を何も知らない教育委員ではなく現場の教師に教科書を選ばせるべきだという俗論も、教育委員会制度の理念について無知をさらしている。戦後アメリカから導入された教育委員会制度は、「レイマン・コントロール」(素人制度)といって、教育の専門家ではなく一般教養と幅広い視野をもった素人こそが、教育についてよりよい決定をすることが出来るという理念に基づいている。教育現場を知らないことは、かえって従来の惰性に縛られない自由な発想ができる可能性がある。

(2)教育委員会は市区町村の自治体ごとに設置されるが、「義務教育諸学校の教科用図書に関する無償措置法」では、複数の教育委員会にまたがる採択地区の設定を認めている。このような共同採択地区では、各教育委員会の代表からなる「採択協議会」を設置し、そこで第一種類の教科書を選ぶことになっている。傘下の各自治体は同一の教科書を使用しなければならない。

沖縄県は六つの共同採択地区に分かれているが、八重山採択地区はその一つで、構成する自治体は、石垣市(4万9千人)、竹富町(4千人)、与那国町(1600人)の一市二町である。人口で見ると、石垣市が9割を占めているが、協議会委員は3自治体から同数の委員が選ばれる。悪平等である。

(3)以上のように、法律は教育委員に教科書の採択権限を与えているのであるが、教育界には現場の教師が教科書を事実上決定する悪しき慣行があった。教育委員は教科書の現物を一度も見た事のないまま、事務局が提案した採択教科書の一覧表に「結構です」とだけ言えばその役目が務まるという実態も広く見られたのである。

そこで平成2年に当時の文部省は、「教科書採択のあり方の改善について」という通知を出し、「教職員の投票によって採択教科書が決定される等採択権者の責任が不明確になることのないよう、採択手続の適正化を図る」ことを求めた。

今回の採択手続の改革を主導した石垣市の玉津博克教育長が22日に公表した沖縄県教育庁義務教育課の平成17年の3月の通知も、「『一種絞り込み』を是正する事」と明記していた。この通知が平成2年の文部省通知を受けてものであることは自明である。

(4)こうした流れの中に今回の改革を位置づけてみると、それは当然なされるべき作業であったことがわかる。
八重山採択地区協議会の昨年の採択の実態をみると、調査員報告書の書式で「採択調査員」、「採択教科書名」、「採択理由」などの用語が使われ、調査員は一社に絞り込みの答申を出し、それ以外の教科書が採択される余地は全くなかった。文部省通知に違反する実態が長年放置されていたのである。

6月27日、八重山採択地区協議会は、調査員による教科書の「順位づけ」を廃止するとともに、採択協議会の委員の構成を変更する規約改正を行った
従来の委員は、3市町の教育長(3名)、担当課長(3名)、事務局より担当職員(1名)、会長の属す事務局から補助職員 (1名)、保護者代表(1名)の計9名から成っていた。
採択協議会の委員は、教科書採択について教育委員と同等の決定権を有する地位にある。その委員に事務方の担当課長や担当職員、補助職員まで入れていたとは驚きを禁じ得ない。 

新しい委員の構成は、3市町の教育長(3名)、3市町の教育委員(3名)、八重山地区PTA連合会代表(1名)、学識経験者(1名)の計8名。事務方の職員を外して教育委員を入れ、学識経験者を加えた。極めて常識的な改善であり、他県のどこにでも見られる構成となった。

(5)ところが、8月になって、沖縄県教委の不当介入事件が起こった。8月3日県教委は教育事務所を通じ、「協議会メンバーに校長・三市町教委指導主事を新たに追加すること」を求めた。その狙いは、協議会委員の中の教員出身者の比率を高めて、「つくる会系」の教科書の採択を阻止するためである事は自明である。
県教委は、ついに、特定教科書を採択させないために反対グループが盛んに宣伝してきた戦術を公権力の名をかたって推進したのである。

採択協議会は、8月9日に3教育長から成る役員会、翌日には総会を開き、県教委の介入を全面的に拒否した。これらの会議の中で、最も原則的な主張を展開したのは与那原町の崎原用能教育長である。
崎原教育長は、従来の教科書選定プロセスについて、「現場の先生の言いなりで(協議会の)組織が形骸化、旧態依然としていた」と痛烈に批判し、「教育長も (教育委員会職員の)指導主事も委員に入った場合、2人の意見が別々では仕事ができない」と述べた。教育長とその部下の職員が対等の資格で一票を投じる協議会の委員になるなどは、行政組織の指揮系統の破壊である。こういうデタラメが長年行われてきたことこそ糾弾されるべきである。

県教育庁義務教育課の狩俣智課長は、8月19日産経新聞の取材に対し、「一社絞り込み」について、「それも一つの決め方だ」と容認する認識を示していた(8月23日付け同紙)。
文部省の通知とも、過去にみずからが発出した通知とも矛盾する観点から恣意的な指導を行っていたことになる
8月10日、沖縄県教委の指導の問題点については国会でも質問があり、文科省が調査し国会に報告することになっている。

(6)八重山地区採択協議会は、8月23日、規約通り8人のメンバーからなる会議を開き、非公開、無記名投票によって教科書を採択した。
8月27日付の八重山日報によれば、今回の歴史・公民教科書調査員が提出した報告書に、自由社と育鵬社について、これらの教科書に反対する特定団体のパンプレットから引き写した文章が多数あることが発覚したという。調査の名にあたいしないもので、あってはならない事態である。おそらく反対派の言うとおり書けという圧力のもとで書かされたのであろう。「調査員の意見を尊重せよ」というメディアを巻き込んだ大合唱がどの程度のものであったかを暴露してしまったといえそうだ

 

 

 ■■講演会のお知らせ■■

沖縄紙に卑劣なバッシングを受けたケビン・メア氏が沖縄に登場です!

 

 青山繁晴氏、ケビン・メア氏 in 宜野湾市

【祖国と沖縄に光あれ  戦後日本と日米同盟 ―これからの沖縄の行方―】

日時:9 月19 日(月) 15:00開場 15:30開演~18:00終了

開場: 宜野湾市民会館

入場料: 無料

第一部/ 基調講演 青山 繁晴氏

第二部/ パネルディスカッション

ケビン・メア氏(前米国東アジア・太平洋局日本部長) 

屋良  朝博氏 (沖縄タイムス社 社会部部長)  

花城  大輔(JC 沖縄地区協議会会長)

お問合せ先TEL.098-858-1110

公益社団法人 日本青年会議所沖縄地区協議会フォーラム

※会場定員の1200 名に達し次第受付終了となります。また、駐車場に限りがございます。公共交通機関をご利用ください。
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コメント (2)

お笑い!発狂新聞

2011-09-01 12:52:33 | 八重山教科書採択問題

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沖縄2紙がデタラメな情報を垂れ流し、連日大騒ぎをしてくれたお陰で、良識ある県民は教科書採択の知識を得ることが出来た。

昨年までの教科書採択で、沖縄2紙が一行も報道しなかった理由が、沖教組主導の違法な採択法が実施されていたため、ということも知ることが出来た。

沖縄紙が、県民には違法な採択法は「知らしむべからず、よらしむべき」という態度をとったということも。

そして八重山協議会が、従来の違法な採択法を正常化するために教育改革を行ったことも知ることが出来た。

その意味では、沖縄2紙が今回の教科書騒動で果たした「功績」は大きい。

だが、一旦振り上げた拳の下ろし所を間違うと、とんでもない事態に陥る。

沖縄タイムスは引き際をを知っているだろうか。

八重山地区の教科書問題は、個々の教科書の内容の問題から、教科書採択制度の合法的適用か否かの問題になっている。

このまま沖縄2紙の扇動に乗った慶田盛教育長が暴走し続けると、教科書無償配布の問題に触れるのは当然のことである。

今時沖縄2紙の偏向記事で情報を得ようと思う人は少ないと思うが、お笑いとして楽しみに読む人は多い。

一例を挙げよう。

八重山教科書:3教育長が法を盾に応酬

沖縄タイムス 2011-09-01

≪公開された役員会。報道陣や教育関係者ら約20人が見守る中、玉津教育長が再三繰り返したのは無償措置法に基づく法律論だった

 「協議会は無償措置法に基づく。同一地区について同一の教科書を採択しなければならない」と、答申と異なる教科書を採択した竹富町の“違法性”を臭わせて同町の翻意を迫った。≫

≪ 「国の情報によると、法に従わなければ全教科が有償になる。八重山の中学生の手元に教科書が届かないという事態も想定される」と指摘し、「県通知も協議会の答申に合わせ採択してくださいと命令している」など独自の解釈で圧力。

 崎原教育長も「教育委員会には教科書を決める権限はあるが、協議会のように一本に絞る権限はない。竹富のせいで無償措置が受けられないことになる」と玉津教育長を援護した。

 法や通知をかざして竹富を追い込む発言に対し、慶田盛教育長は「竹富町は悪者なのか」と強く反発。

慶田盛教育長の「竹富町は悪者なのか」のコメントには思わずコーヒーを吹いてしまった。

そうです、あなたが悪者なのです。

沖縄タイムスが、「悪者は玉津教育長」「慶田盛教育長は正義の人」と繰り返し喧伝すればするほど賢明な読者は、「ルール破りの大悪党は慶田盛氏」ということが分かってきている。

あなたが悪者ですよ、慶田盛さん。

教科書騒動は3人の教育長の言動はどちらが適法か違法かという段階に入っているのだから議論は当然法律論に及ぶ。

既に自分らの主張が違法だと気が付き始めた又吉記者の次の文章に今度は食べかけのビーナッツをを吹いた。

いわく「法を盾に応酬」「法に基づく法律論だった」「法や通知をかざして竹富を追い込む」などなど、違法性を追求され、追い詰められた沖縄タイムスの焦りが表れ、充分笑わせてくれた。 

一知半解の生知識で教科書問題を語る沖縄2紙のヨタ記事や「識者の見解」を一つ一つ取り上げていたらブログが幾つあっても足りないので、琉球新報については「会長『答申に従え』」などと、いかにも玉津悪代官を臭わす見出しが笑わせてくれる次の記事をリンクする。

会長「答申に従え」 教科書再協議決裂 琉球新報 2011年9月1日    

では、昨日の3教育長の役員会では一体何が起きたのか。

あくまでも中立な視点で報道する八重山日報の記事を紹介する。」

八重山日報 2011年9月1日

9月1日 八重山日報

「不採択」見直しめぐり平行線

石垣・与那国「答申に従うべき」

「合意形成された」と竹富難色

竹富町教育委員会が育鵬社の中学校公民教科書を不採択とすることを決めた問題で、教科用図書八重山採択地区協議会(会長・玉津博克石垣市教育長)8月31日、市教委で役員会を開き、竹富町教委に対し、協議会の答申にそって、育鵬社の教科書を採択するよう要請した。
竹富町の慶田盛安三教育長は納得せず、役員会での決定を受け入れない考えを示し、両者の言い分は平行線をたどった。
これを受け役員会終了後、玉津教育長は、事態打開に向け「県の指導に受けて、協議会の8人の委員で再協議し(答申を)再確認することも有り得ると述べ、再協議の可能性に含みを持たせた。

3教育長「権限」めぐり激論

教科書選定と採択

育鵬社の中学校公民教科書が竹富町教育委員会で不採択になったことをめぐり、31日に開かれた教科用図書八重山採択地区協議会の役員会。協議会の答申に沿った採択のやり直しを求める玉津博克教育長、崎原用能与那国町教育長と採択の権限は教育委員会にあるとする慶田盛安三竹富町教育長が激論を交わした。
「教科書を採択する権限は教育委員会にあるが、選定する権限は協議会にある」と玉津、崎原両教育長。「教育委員会で何でも決められるなら、協議会を立ち上げる必要はない」(崎原教育長)と教育委員会と協議会の役割分担を強調した。
協議会の答申に従わず、あえて他の教科書を採択した竹富町教委の判断の妥当性を問うためだった。
これに対し、慶田盛教育長は「教科書の採択権者は教育委員会」と強調。3市町の教育委員全員で教科書を選定し直すよう求めたが、規約に規定がない突然の提案だったため、玉津、崎原教育長は「別の場所で話すべきだ」と取り合わなかった。
玉津、崎原教育長は教科書無償措置法に違反し、八重山地区が教科書を一本化できなかった場合、3市町とも「竹富町のおかげで、教科書の無償給付が受けられなくなる」(崎原教育長)などと懸念。慶田盛教育長は「財源に関することを、断定的にいうのは大きな問題だ」と猛反発した。
慶田盛教育長はまた、協議会での選定のあり方について「教科書の専門家である調査員(教員)が推薦していない教科書が、採択されたことの客観的な説明がない」と、再び問題視。(竹富町が)教育委員会を再度開いても、納得できる説明ができない」と訴えた。
これに対し、崎原教育長は「推薦に上がらなかったものを選んで何がおかしいのか」と反論。逆に竹富町教委で協議会委員でもある教育委員が育鵬社版の不採択を提案したことについて「協議会の委員自らが採択するなと提案することは協議会を愚弄(ぐろう)している」と強く批判した。

           ★

左翼団体の宣伝ビラに等しい「八重山毎日新聞」については「見出し」だけの
紹介に止める。

役員会は物別れ 教科書採択地区協議会
会長名で答申通り採択要請 竹富町は拒否の姿勢

玉津会長の解釈に疑義
県の通知などめぐり

県教育委員会
「一日も早く混乱の収拾を」
「教科書選定問題」で臨時会

             

 ■■講演会のお知らせ■■

沖縄紙に卑劣なバッシングを受けたケビン・メア氏が沖縄登場です!

 

 青山繁晴氏、ケビン・メア氏 in 宜野湾市

【祖国と沖縄に光あれ  戦後日本と日米同盟 ―これからの沖縄の行方―】

日時:9 月19 日(月) 15:00開場 15:30開演~18:00終了

開場: 宜野湾市民会館

入場料: 無料

第一部/ 基調講演 青山 繁晴氏

第二部/ パネルディスカッション

ケビン・メア氏(前米国東アジア・太平洋局日本部長) 

屋良  朝博氏 (沖縄タイムス社 社会部部長)  

花城  大輔(JC 沖縄地区協議会会長)

お問合せ先TEL.098-858-1110

公益社団法人 日本青年会議所沖縄地区協議会フォーラム

※会場定員の1200 名に達し次第受付終了となります。また、駐車場に限りがございます。公共交通機関をご利用ください。
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コメント (2)

県教育委の責任を問う!3教育長の協議決裂

2011-09-01 07:47:54 | 八重山教科書採択問題

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沖縄タイムスの紙面に狂気が復活です

今朝のおめざはこれ。

★一面トップ

3教育長 協議決裂

教育委協は解決意欲

★社会面トップ

役員会決裂

違法訴え翻意迫る 石垣 与那国

採択権は教委主張 竹富

3教育長、法盾に応酬

一本化の他教科は無償

公民決着 16日が期限

子への悪影響危惧

県教委が意見交換

一面トップを白抜きの大見出しで「協議決裂」などと書いて読者を脅かしたつもりだろうが、もはやこれを見て笑う読者はいても、驚く読者はいない。 無関心な読者はいるだろうが・・・。

そもそも、協議を繰り返した結果多数決で決めたことを、「全会一致にせよ」というなら、ごねている竹富教育長を説得するのが筋、というより子どもでも分かる理屈である。

ところが県教育委は、竹富教育長のルール破りにはひと言も触れず、八重山協議会に「全会一致」を強要していることが大間違いの出発点なのだ。 県教委くいの脳ミソも発狂新聞の狂った見出しで洗脳され、「正義の人・慶田盛教育長」「悪代官・玉津教育長」という構図が定着しているのだろうか。

マスコミが英雄に祭り上げている慶田盛教育長がいまさら翻意するはずもなく、「協議決裂」は最初からわかっていたことではないか。

「全会一致」を求めるなら竹富教育長を説得すべきところを、その労を惜しんで協議会に丸投げした県教育委の責任は大きい。 

■県の不当介入がこじれの最大原因

本来8月4日に協議会で選定の予定だったのを、メディアの恫喝に怯えた県教育委が「指導」という名目の不当介入し、選定日を延期させたのが問題をこじらせた最大原因である。

選定日の延期により時間を得た沖縄メディアが、連日発狂し、読者をご誤誘導したため、これほどまで問題が大きくなったことは周知の通りである。

玉津、崎原両教育長がこれほどまでに確固たる信念のもと教科書採択に望んだとは、沖縄タイムスにとっては想定外だったのだろう。 下手すると竹富町の全教科書が有償配布になることを恐れたのか、今朝の社会面「一本化の他教科は無償」という見出しに沖縄タイムスの狼狽振りが窺えて笑ってしまう。

これだけデタラメ報道で竹富町教育長を扇動したのだから、万が一の場合慶田盛教育長のポケットマネーで払えというわけにも行かず、一教科なら沖縄タイムスと琉球新報が折半で教科書代を負担するつもりなのだろうか。

沖縄タイムスは竹富教育長の反対の根拠を「採択権は教委主張 竹富」という大見出しの通り、「教科書採択権は教育委にある」と本気で考えているとしたら、これもまた大爆笑物である。

確かに協議会が選定した教科書を追認するのは各地域の教育委員会であるが、採択権限を有する機関は協議会である。 これは文部科学省の規約にも明記された事実である。

仮に慶田盛教育長の主張通り、教育委員会に採択権限があるのなら協議会の存在する意味がなくなってしまう。 そう、最初から各教育委員会で決めればよいことになる。

本来なら社会の木鐸たるべき新聞が慶田盛教育長の無知を諌めるべきなのだが、発狂した沖縄2紙にこれを求めることは・・・うーん、無理、ムリ。

■子どもの悪影響は慶田教育長のルール破りと教員のカンニング

見出しの中で特に気になるのは、「子への悪影響危惧」。

この手の問題に子どもを引っ張り出すのは左翼勢力の常套手段なので特に驚かないが、今回の場合、教育の責任者である教育長がルール破りで、民主主義を真っ向から否定しているのに、沖縄2紙がまるで正義の男のような扱いで連日紙面を飾っている現実こそ教育上子どもに悪影響を与えるのではないか。

子どもへの悪影響といえばもう一つ。

沖縄紙が「現場を知る専門家」として喧伝した調査員(教員)が、自分で調査研究することもなく、左翼団体が発行したパンフレットを丸写しして報告書に書いていたことだ。

子どもの教育に悪いのは先生のカンニング行為そのものだけではない。

八重山日報にカンニングの事実を暴露されたときの弁解のコメントこそ子ども教育に最も悪いのではないか。

沖縄2紙は教員のカンニングそのものを全く報道していないので、該当部分を八重山日報から引用する。

■八重山日報 2011年8月30日

【パンフ引用問題】

低評突出する保守系教科書

調査研究のあり方に一石

来年春以降使用される中学校教科書選定する教科用図書八重山採択地区協議会(会長・玉津博教育長)に提出された報告書が、保守系教科書に反対するパンフレットから多数引用されていた問題は、調査員(教員)の調査研究のあり方に一石を投じている。
育鵬社の教科書に賛成したと思われる協議会委員から「調査員は中立の立場で調査していない」と改めて批判が出る一方、教育関係者からは「正しいことを言っているのだから問題ない」と擁護する声もある。

(略)

▽ 「正しいことを言った」
調査員の報告書は本来、公表されることを前提としていない。教科書問題に対する高い関心を踏まえ、協議会は報告書の公表を決めたが、昨年までは公表を求める声もなかった。 露骨な引用の背景に、こうした事情を指摘する声もある。
ただ、育鵬社、自由社の採択に反対する人たちからは、報告書の内容を擁護する声が根強い。 ある学校関係者は「県民、市民誰もが報告書の通り感じている。 (一般人の感情から)そう逸脱していない。正しいことを言って、どうして悪いのか」と本紙報道を疑問視する。
「子どもと教科書を考える住民の会」メンバーのある退職教員は「教員は戦後の沖縄の状況を良く分かっているので、スタンスはみな同じだ。 文章の表現を丸ごと(パンフレットから)持ってきたのはちょっとまずいが、考えの真髄は変わらない」と話し、保守系教科書に対する批判の内容は、教員の共有認識だという考えを示した。 
報告書の内容が引用であっても、規約違反などの問題は生じないのも事実。
文部科学省も「調査員が調査研究したのでなのであれば問題ない」との考えを示している。
27日の竹富教育委でも、報告書を問題視する意見は出なかったばかりか、育鵬社版を府採択にする根拠として、報告書が改めて引用されるほどであった。
玉津教育長は「今後こういうことがないように、調査研究のあり方を確立すべきだ」と話すが、教科書問題の焦点は、すでに竹富町の不採用の是非に移った。
引用問題は「うやむや」のまま置き去りの方向へ進んでいる。

           ☆

ある学校関係者は「県民、市民誰もが報告書の通り感じている。 (一般人の感情から)そう逸脱していない。正しいことを言って、どうして悪いのか」と本紙報道を疑問視する。

調査員のパクリ報告書について、教育関係者が弁解していることは、「正しいこと言って、どいしてわるいのか」などと、一見正論を述べているようで、これほど教育上悪い例を知らない。

これではどんな卑劣な手段でも、目的のためには手段を選ばなくとも良い、と先生がお墨付きを与えたたことになる。

法治概念の薄かった西部劇の時代は、群集がならず者を縛り上げ、判事の到着を待ちきれず縛り首にすることが頻発したという。

「悪いやつを縛り首にしてどうして悪い」と言ったら顔をしかめるはずの先生が、ルールを無視したカンニングに対して、「正しいこと言って、どいしてわるいのか」と開き直れるのが不思議でならない。

この先生、イデオロギーで判断力が狂ってしまい、「カンニングをしても答えが正しかったら悪くない」とでも考えているのだろうか。

             ★

ルール破りの無法者を看過し、コンプライアンスを遵守した採択権者に翻意を促す沖縄県教育委員会の責任は限りなく大きい!

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