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■10/22放送 よみうりテレビ「あさパラ!」 午前中にツイッターで少しだけ紹介しましたが…
この際なので、全文書き起こしました。
嵩原(たけはら)弁護士、よく言ってくれました。
沖縄のご出身だけに、説得力があります。
反対派が以前から地元住民とトラブルを起こしていること。
先に仕掛けてきたのは反対派であること。
警官に対して「暴力」を振るっていること。
……などを説明、反対派を批判したうえで、
「今の日本で、あんなことが行われてるっていうことは異常事態」と断言。
メディアの報道についても、
「逆差別、煽っているとしか思えない」と批判を展開しました。
元動画:
https://www.youtube.com/watch?v=npde17Z78Qo※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。 内容紹介ここから____________________________
…………………………VTR開始…………………………
ナレーション
「沖縄で進められている、アメリカ軍のヘリパッド移設工事現場で、応援で派遣された大阪府警の機動隊員が、抗議する人々を、差別的な意味を持つ『土人』と罵った問題が、波紋を呼んでいます。火消しに追われる政府は…」
菅官房長官
「不適切な発言を行ったことは大変残念であるというふうに思います」
ナレーション
「しかし、警察官の監督者である大阪・松井知事は…」
松井一郎知事
「表現はまずかったし、反省すべきと。ですけども、彼がやってる職務そのものについては一生懸命やってるわけです。(VTR中略)
もともと混乱地で、無用な衝突を避けるために、警察官が全国から動員されてるわけなんでね。混乱を引き起こしてるのは、じゃあ、どちらなんですかと」
ナレーション
「と、市民らの抗議行動が過激だとの見解も示しましたが、嵩原さん、この問題にひと言お願いします」
嵩原安三郎(沖縄出身弁護士)
「
あの現場で実際何が起きているのか見て下さい。今の報道の仕方はかえって沖縄人を傷つけています」
…………………………VTR終了…………………………
(他の話題のVTRやスタジオトークのあと)
リンゴ(ハイヒール)
「沖縄で『土人』発言問題ってことでございまして、
松井知事は大阪府警を擁護するツイッターを、ま、出したということなんですけれども」
リンゴ
「まず松井知事はツイッターで、『表現が不適切だとしても、大阪府警の警官が一生懸命 命令に従い職務を遂行していたのがわかりました。出張ご苦労様』ということでございまして。府に寄せられた意見は、『人権を考えない姿勢には賛同できない』という批判が6割、警官をねぎらう姿勢は賛同するというのが4割で、分かれたということなんですが、これ先ほど、嵩原先生、沖縄のご出身で、ちょっとこの見方が違うというふうにおっしゃったんですが」
嵩原安三郎
「これね、まずその、現場、ま、今は、最近はツイッターなんかでも上がってる、
動画でも上がってるので、ぜひ現場で何が起こってるのか見てほしいんですよ。そうすると、あれ反対派の住民じゃないですからね。反対派ですから。で、住民…」
リンゴ
「住民じゃないっていうこと」
嵩原安三郎
「住民じゃない。もちろん沖縄の人間も少しは混じってますけど、
実際あの反対派と呼ばれる人たちは、地元の住民ともトラブルを起こしてますから。対立してますから」
一同
「えーーー?!(驚き)」
嵩原
「で、
地元の住民にすごく迷惑がられてて、で、対立したりとか、あと、その現場の警察官、ま、手出しできないじゃないですか、普通は」
リンゴ
「普通はもうこういう感じでね(何かジェスチャーしてる雰囲気だがカメラ映ってない)…、手出しできないっていう…」
嵩原安三郎
「むしろ、
もう、帽子を、取ったり、眼鏡取ったり、座らせたり、『次、お前、うちのテントに引きずり込むぞ!』みたいなことを言ったりとか」
一同
「えー……」
嵩原安三郎
「
で、個人攻撃すごいんですよ。あれ、今の日本で、あんなことが行われてるっていうことはもう、非常に、異常事態なんですよ」
リンゴ
「だからあれか、警官の人ってマスクしてはるんですよね」
嵩原安三郎
「そう、マスク取ってね、すごいんですよ。で、あれは沖縄人じゃないですから。あれやってる沖縄人混じってるのは、
僕ら沖縄人と認めてないですからね」
リンゴ
「抗議してる方(かた)…」
嵩原安三郎
「ただ、だから、ああいう暴力を振るってて、で、それに対して、ま、土人っていう言葉はね、これは良くないと思うけども」
リンゴ
「良くないね」
嵩原安三郎
「それに対して、
(土人という言葉が)出るっていうのは、仕方がないのかなっていうのも、あれ(現場)を見ると、出てくる。どっちが悪いのかというと、先に出してるのは、反対派の人たちです。で、これがひとつです。で、あとね、ただ、今回、その、土人っていう報道ね、沖縄人が土人だとこう言われてるってことを、さんざん報道してるじゃないですか。あれね(苦笑)、すっごい傷ついてて、沖縄人としては」
リンゴ
「それはそうですよね」
嵩原安三郎
「だってね、僕、来たじゃないですか、沖縄から来て、『沖縄出身です』って言って、『えっ(嫌な顔)』って言われたことないんですよ。『あ、そうなんですか』、すごい好意的で、受け入れられててね。で、そうすると、でも、沖縄の人それが分かんないんですよ。で、これがね、もし、たとえばですよ、リンゴさんが、ギブソンさん(ヤナギブソン)が何か言った時にね、『お前アホか』って言うとするじゃないですか。で、僕が必死にね、『いや、何て失礼なこと言うんですか、差別用語ですよ』って言ったら…」
リンゴ
「ああ~!」
嵩原安三郎
「ね、ギブソンさんにしたら、『えっ、嵩原って、もしかして俺のこと、ほんとにバカって思ってるの?』って思っちゃうじゃないですか(一同同意)」
リンゴ
「だからそれ、不細工って言われてね、『この子そんな不細工ちゃうよ』って言われたら、その庇い方ないかなって思うわな(一同笑&ざわ)」
嵩原安三郎
「……『不細工じゃない』じゃなくって、『不細工は差別用語だ』っていう言い方してるんですよ? だから、
土人っていうことを誰も否定してないんですよ。あれ(報道)見る限りでは。土人って使うな、なんですよ。だから、それが腹立つんですよ」
リンゴ
「ああー、そうか」
嵩原安三郎
「そうなんですよ」
リンゴ
「土人ではないっていう」
嵩原安三郎
「土人ではないっていう…、だからね、沖縄人っていうのは確かにね、1903年に大阪で博覧会行われた時に、土人として展示されてるんですよ」
リンゴ
「あ、そんなことがあったんですか」
嵩原安三郎
「
人類館事件っていうのがあって、ま、沖縄人だけじゃないんですけど、各地の土人って言って、生身の人間だと思うんですけど、展示されてるんですよ。それがあるんで、沖縄人の頭の片隅には…」
リンゴ
「薄くっちゅや薄く、やっぱり…」
嵩原安三郎
「薄~くあるんですよ。で、それを出てきて、で、
誰も、こっちの人は否定しないと(苦笑)。沖縄人は土人じゃないって言わないっていうことについて、すっごい怒ってるんですよ」
モモコ(ハイヒール)
「なるほど」
嵩原安三郎
「だから…」
リンゴ
「ほんまやな」
嵩原安三郎
「みんなそう思ってると思ってるから、思ってるっていう感情が出てきてるんですよ。
だから今の報道っていうのは、僕、すっごく腹立たしい」
リンゴ
「沖縄の、ご出身としてね」
嵩原安三郎
「沖縄人としてはすごく腹立たしい。逆に、
逆差別っていうか、煽ってるとしか思えない」
リンゴ
「松井知事、こうもおっしゃてます。『表現は悪かったし、反省すべきだと思う。もともと混乱地で、無用な衝突を避けるため、警察官が全国から動員されている。反対派の皆さんも、その反対行動、あまりに過激なんじゃないか』というのは、今、嵩原先生がおっしゃったようなことを指してる、何をしたかはおっしゃらなかったですけど。ま、今回のことも、機動隊の人の顔全部出て、ま、そういう名前とかも全部出てることで、ボッコボコにするのはいかがなものかというようなこともツイートされてるんですが、中野先生はこれ、どう思われます?」
中野雅至
「僕はちょっと真逆なんですよ」
リンゴ
「まあ、真逆ってそれは…」
中野雅至
「それは国家権力、対、何も持たない、プロ市民混じってるのは分かりますよ?嵩原先生。でも沖縄の民意自体は否定してるでしょ、基地を。明確に否定してるでしょ、衆議院選挙で全部、自民党と違う候補が出てる(当選してる)わけです。で、沖縄全体の総意としては、やっぱり基地反対なはずなんですよ。それはデモ隊がどうかは知りません、それ全部が参加してるかどうか。でも、総意としては反対でしょ。で、そこに持ってきて、やっぱり政府は無理やり進めてるんでしょ、国家権力で。で、それ何も持たない、武器も何も持たない武器の人が戦うとしたら、やっぱり、言葉使うしかないじゃないですか。だって、過激派が火炎瓶投げてるとかね、鉄パイプ振り回してるんやったら、ああいう暴言も分かりますよ。でも、そんなことやってるわけじゃないでしょう?過激や言うたって。だって、まして警官指名するって言うけど、それほんまに警官に暴力振るいます?そのプロ市民ぐらいの程度の人が」
中野雅至
「過激派やったら僕、分かります。機動隊がそう、意地になるのは。でも機動隊だって大阪、だけじゃなくて、たとえば東京やったら、国会議事堂前で誰も、安保反対デモとかあったけど、誰もそんな暴言吐いてないじゃないですか、機動隊は。今回初めてじゃないですか、機動隊こんな暴言吐いたのは」
川合俊一
「でももしかしたら、ずっと見てないから分かんないけど、あんな言葉が出ちゃうぐらい、ずーっと何か言われて…(一同ざわ)」
モモコ
「いちシーンやからね、(報道に出てる)動画は。その前があると思う…(一同ざわ)」
中野雅至
「でもね、でも、デモ自体は、90年代以降ずっと増えてますから。選挙率(投票率?)は下がってるのに、デモはずっと増えてるんですよ、レジスタンス運動は。だからそれは不満はみんなあると思います」
嵩原安三郎
「
これね、ちょっと分けてほしいのは、暴力は行われてます。これはもう火炎瓶は投げられてません。だけど相当な暴力は行われてます」
リンゴ
「手の暴力ってことですか」
嵩原安三郎
「手の暴力です。で、まずこれがひとつです。で、沖縄人が反対、それはそうです。だけど、僕も反対運動をね、小さい頃にたとえば、人間の輪ってみんな基地を手をつないで、囲って、反対意思をするっていうのをやりました。でも、そういう
平和的な行動をする、で、反対するっていうのが、沖縄人の本当のポリシーなんですよ」
リンゴ
「沖縄の方だけやと、そういうことになると」
嵩原安三郎
「そうなんです」
リンゴ
「それが…」
嵩原安三郎
「一緒にするな、なんですよ。あの、だから、思想が一緒で…」
中野雅至
「いや、ただね、おっしゃることも分かります、それは、うん…」
嵩原安三郎
「で、もうひとつ、
今回の、ヘリパッドの問題は、いわゆる山原(やんばる)っていう地域の、ものの、ま、半分、51%かな、返還するために、そこにある基地を移転するっていう、だけなんですよね。で、僕が思うのは、あれ反対したら、この51%返ってこないんですよ。で、県道越えの実弾射撃訓練とかも、それ昔、今もやってるのかな、行われてて、非常に危ないから、あそこを返還っていうのは昔から言われてたんですよね。だから、この反対派っていう人たちが、僕はね、中には良心的な人も入ってると思います、思いたいんだけど」
リンゴ
「全部が全部そうではないにしても」
嵩原安三郎
「そう、思いたいんだけど」
リンゴ
「これは、ちょっと…」
嵩原安三郎
「そう、
あそこで過激な運動をしてる人たちは、沖縄のためにはなってないと思います。結果的には」
リンゴ
「それは、そういう…」
中野雅至
「僕はよく、まあ、分かんないです、嵩原先生おっしゃるように、嵩原先生詳しいんで、僕はそこは分かりませんけど、ただ、どんな運動も政治運動化するといろんな人は入ってきますよ。それは仕方がないですよ。三里塚闘争でも農民闘争でも何でもね。だからその部分の濃淡はあると思いますけど、おっしゃるようにちょっと行動が、もう少しバランス良くね…」
嵩原安三郎
「そう」
中野雅至
「やってほしいのは確かに思う。
現場はこうやっていうのはもう、全然流れてきませんのでね。何でこの言葉が流れてきたかっていうのは、もうちょっと幅広くやった方が、一面的な、バイヤスかけてるような、だから嵩原先生の話聞いて、初めて分かったこと僕らもいっぱいあるんでね、そこは」
ヤナギブソン
「あと、まぁ…(言いかけるが)」
リンゴ
「ええ話、これ…、(ギブソンに)あぁごめんなさい、どう思う、まりあちゃん」
谷まりあ
「全部そうだよなって、いろいろ、はぁ~って思うんですけど」
川合俊一
「間違ったことを言ってないんだよね…」
谷まりあ
「だから、どっちがどっちってあんまり言いたくないっていうか」
リンゴ
「まりあちゃん、大阪の生放送、初めてやねんて(一同笑&ざわ)。ドキドキしてんねん。じゃあ、ギブソン、どうしたん、はい」
ヤナギブソン
「いや、まあ、善悪とかもう全く抜きにして、まあ、
自分が所属してる組織のトップが、ま、自分を守ってくれるような…」
リンゴ
「擁護してくれる発言」
ヤナギブソン
「そう、発言してくれるっていうのは、まあ、
ガバナンスとしてはすごい、なんか、何て言うんですかね、信頼置けるなっていう感じはする、じゃあ保身に走らずね」
リンゴ
「嬉しいっていうかね、自分が……(ざわ)。ちなみに、この処分された、警察官、機動隊員ですけど、戒告は一番ゆるい処分です」
千原せいじ(?)
「いや、そらそうや…(他の出演者等も納得している感じ)」
(この話題終了。次のコーナーへ)
____________________________内容紹介ここまで 中野さんが全く的外れな話を長々としていた時、「それは違う」って感じの目で見つめていた嵩原さんが印象的でした。
中野さんっていいことを言う時もありますが(たとえば
これとか)、今回はガッカリ…(T_T)
ま、最後は、「嵩原先生の話聞いて、初めて分かった」と、素直さも出してはりましたが…。