ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

フィルター

2011-04-14 12:30:33 | 時事(国内)
今年はできるだけ、花見に出かけることにしている。

「打ちひしがれた気分で眺める桜は、ことのほか美しい…」
と何かに書いてあったが、まぁ、普通にきれいである。

被災地の東北では、これから見ごろを迎えるのだろうか。

東電の清水社長の記者会見を見ていて、この顔どこかで見た
ような…と思っていたら、構造強度偽装事件の「ヒューザー」
の小嶋元社長にそっくりなのであった。

また、似ているのは人相だけではなく、目付きの悪さと、腹
の立つしゃべり方まで似ている。まったく嫌な奴というのは、
とことん似てしまうものなのかもしれない。

もっとも、そういうフィルターで見てしまうのかもしれないが…。

また、この清水社長の昨年の役員報酬だが、なんと年間約7億数千
万円ももらっているそうである。これを聞けば、日本国民のみなら
ず、東電の全社員をも敵にまわしたも同然であろう。
また、東電にはこの額と同様の金額を報酬にしている役員が19名
もいるそうで、単純に合計しただけでもこれだけで、年間約150億
円を超えるのだ。

それにしても、爆発で吹っ飛んだ建屋の安っちいこと、この報酬
とのギャップはなかなかのものである。

そして、このような莫大な報酬は、東京電力が徴収する電気料金
収入なのである。つまり日本の電気料金は総じて高いのである。
2004年公開、役所広司主演の「東京原発」という映画によれば、
日本の電気料金は世界一高く、欧米と比較してもおよそ3~4倍
は高いと述べている。

そして、安い電気コストと莫大な電気料金収入の差額は原発利権と
なり、東電の高額な役員報酬のみならず、様々な機関や専門家・学
者へと分配されているそうである。

その証拠に記者会見などで、東電の社長などに詰め寄るマスコミは
いても、TVや新聞もこの利権に群がる関係上「原発反対」という
声や「原発デモ」は、ほとんど伝えようとしないのである。

まったく何が正しいのか、わからなくなってくる。

また、ボランティアにしても、震災が起きたとき、すぐに現地に駆け
つけることができる人がいる。
 
こういう人は、「なんでもいいから体を動かせばわかってくる」など
といい、まぁ、人の役に立っていると賞賛される人らではある。

しかし、復興には5年、10年という歳月がかかるのだ。3年後、その復
興を、実は、今何も出来ない人らが支えていたりするのである。

なんでもそうだが物事には、裏と表が必ずある。

つくづく、一方だけを見ていては、いけないなと思う次第である。

 
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