帰国致しました。
昨日、バンコクから台湾に向かっていた頃、台湾で飛行機が墜落した。国内線だったが、
台湾の航空会社は本当に事故が多い。懇意にしているチャイナエアラインも事故の頻度は
高いほうだが、今回、事故を起こしたトランスアジアも二年連続で落ちている。
そういえば古い話だが、作家の向田邦子もたしか台湾の国内線での事故で亡くなっている。
台湾、しっかりしてくれ。
とはいえ、飛行機に乗って墜落事故に合う確率は10万回乗って1度あるかどうからしいので、
乗り物の中では、それでも安全な方ではある。
乾季のタイは涼しかった。果物の美味しい季節ではないけれど、最近はこの時期に大量の
イチゴが市場に並んでいる。昔は小粒のものしか見かけなかったが、近年は品質改良のおか
げか、大粒のものも出回るようになった。普通のひとパックが日本の4パック分くらいの量
である。ランクで価格が分かれ、もっとも安いもので300円ほど。最高ランクのVIPで千円
程度である。王室プロジェクト品ではないので残留農薬が気になったが、思い切ってVIP
を買ってみた。
甘くて美味しい。
残留農薬はさておき、この甘さで、しかもこの量で千円ならハマってしまいそうである。
ツーリストシーズン只中のタイ、特にチェンマイは年々、増殖中の中国人であふれていた。
中国からタイに来ても、常に中国人が周囲にいる。
もはや、東南アジア全域は完全に中華人に席巻されつつある。そのうち中国元がそのまま
使えるようになるかもしれない。そういえば、ラオスの一部ではすでに使えると聞いたこ
とがある。チャンマイの定宿も、宿泊者の半数が中国人だった。バンコクの行きつけの
そば屋も朝10時から30人ほどの中国人が行列を作って並んでいた。いつの間にか店内は
中国語で「泰国、雲呑麺専科」のキャッチコピーであるれている。完全に客のターゲットを
中国人観光客に絞ったようである。午後1時半に店の前を通っても行列はまだ続いていた。
中国人向けの「食べログ」にでも掲載して、当たったのだろう。午後3時の閉店前に店の
前を通ると、ようやく空席があったのでやっとありつけた。経営者のオヤジは奥のガラス張
りの事務所でお金を数えていた。
一年で城が建つに違いない。
面白いのは、店内の注意書きに「当店の支店はありません」といたるところに中国語で書い
てあった。どうやらこの店の繁盛を聞きつけたタイ人が、別のところでこの店の支店として
そば屋を開店したらしい。普段はのんびりしているくせに、こういうところのフットワーク
は驚くほど早い。まさにタイ人らしい出来事である。
留守の間に、人質事件に展開があった。
最悪の結末で、ヨルダン軍のパイロットのあの映像はありえなかった。
もうオレンジの囚人服だけは見たくない。
CENTER>
昨日、バンコクから台湾に向かっていた頃、台湾で飛行機が墜落した。国内線だったが、
台湾の航空会社は本当に事故が多い。懇意にしているチャイナエアラインも事故の頻度は
高いほうだが、今回、事故を起こしたトランスアジアも二年連続で落ちている。
そういえば古い話だが、作家の向田邦子もたしか台湾の国内線での事故で亡くなっている。
台湾、しっかりしてくれ。
とはいえ、飛行機に乗って墜落事故に合う確率は10万回乗って1度あるかどうからしいので、
乗り物の中では、それでも安全な方ではある。
乾季のタイは涼しかった。果物の美味しい季節ではないけれど、最近はこの時期に大量の
イチゴが市場に並んでいる。昔は小粒のものしか見かけなかったが、近年は品質改良のおか
げか、大粒のものも出回るようになった。普通のひとパックが日本の4パック分くらいの量
である。ランクで価格が分かれ、もっとも安いもので300円ほど。最高ランクのVIPで千円
程度である。王室プロジェクト品ではないので残留農薬が気になったが、思い切ってVIP
を買ってみた。
甘くて美味しい。
残留農薬はさておき、この甘さで、しかもこの量で千円ならハマってしまいそうである。
ツーリストシーズン只中のタイ、特にチェンマイは年々、増殖中の中国人であふれていた。
中国からタイに来ても、常に中国人が周囲にいる。
もはや、東南アジア全域は完全に中華人に席巻されつつある。そのうち中国元がそのまま
使えるようになるかもしれない。そういえば、ラオスの一部ではすでに使えると聞いたこ
とがある。チャンマイの定宿も、宿泊者の半数が中国人だった。バンコクの行きつけの
そば屋も朝10時から30人ほどの中国人が行列を作って並んでいた。いつの間にか店内は
中国語で「泰国、雲呑麺専科」のキャッチコピーであるれている。完全に客のターゲットを
中国人観光客に絞ったようである。午後1時半に店の前を通っても行列はまだ続いていた。
中国人向けの「食べログ」にでも掲載して、当たったのだろう。午後3時の閉店前に店の
前を通ると、ようやく空席があったのでやっとありつけた。経営者のオヤジは奥のガラス張
りの事務所でお金を数えていた。
一年で城が建つに違いない。
面白いのは、店内の注意書きに「当店の支店はありません」といたるところに中国語で書い
てあった。どうやらこの店の繁盛を聞きつけたタイ人が、別のところでこの店の支店として
そば屋を開店したらしい。普段はのんびりしているくせに、こういうところのフットワーク
は驚くほど早い。まさにタイ人らしい出来事である。
留守の間に、人質事件に展開があった。
最悪の結末で、ヨルダン軍のパイロットのあの映像はありえなかった。
もうオレンジの囚人服だけは見たくない。
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