ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

まさか本当に…

2016-06-24 20:34:21 | 時事(海外)
イギリスEU離脱。

まさか本当にそうなってしまうとは…。
イギリスの人は、理想より現実的な選択をしたと言えるのかもしれないけれど、
今後は移民がイギリスの経済を圧迫しているというやや感情的な理由ではなく、
自ら選択した結果が経済に反映されるのを受け入れないといけない。

ユーロ導入もシェンゲン条約にも加盟していなかったイギリスが、多くのリスク
を背負ってまで離脱する理由はなかったような気もする。それでも、離脱して良
かったと思えるのか、後悔して、再び戻る選択肢があるのかはわからないけれど、
これが、戦後のイギリスにとって、もっとも大きな試練の時となったのは間違い
ないはず。

これから、イギリスは2年くらいかけてEU脱退の手続きを進めていくらしい。
気の遠くなりそうな実務交渉も待っている。けれど、こういう結果が出た以上、
是非、それをクリアして、例えEUから離れて、英国単独でも世界の中でうま
くやれることを示してくれたらと思う。もっとも、そうなれば、さらなる離脱が
進む可能性もあるけれど…。

反対にEUはさらなる離脱をさせないためにも、離脱したイギリスの対して関税
などの諸条件を、より厳しいものにするだろう。国内では、EU残留派のスコット
ランドが、再び、独立に向かうことも考えられる。この辺も試練だなと思える。

ただ、ヨーロッパは、今や確実にポピュリズム思考になりつつある。
人道主義のEUに、加盟国がうんざりしているのは、すでに見え見えだ。

ハンガリーやスウェーデンは、イギリスに続く可能性も。いや、もしかすると、
ドイツもフランスも、まとめるのが面倒になって「EU、もう、辞めようか…」
なんてことも、あるかもしれない。
そうなれば、難民はトルコから出られなくなり、一応、ヨーロッパは一息付ける。

理想と現実の落としどころが見つからない場合もある。

結果後、すぐにポンドの急落、円高、株安となった。

今後、景気は大きく下り坂へ向かうと言われている。

先日決まった消費税導入の見送り。今日の結果だけを見れば、まぁ、それもありだった
のかなと思える。





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