HISの沢田社長が短くて3か月、長くて5か月の旅に出かけるというニュースが、ネットのニュースに出ていた。その昔、短い間だったがちょっと世話になった会社だったので気になった。
言わずもがなHISは旅行会社なので、多かれ少なかれ社員には旅行好きが多い。けれど、私がお世話になっていた90年代半ばころは、社員が旅に出かけるなんてほとんどできなかった職場環境だったと記憶している。残業こそ、個々の判断に任されていたけれど、有休などを使って旅行する社員などほとんどいなかった。
もっとも、今でもおそらくは同じような環境なのではないかと思っている。というのは、先日も従業員2人に労使協定の上限を超える時間外労働をさせていたとして、労務管理を担当していた幹部2人が書類送検されているし、各地の営業所が何度も労働時間の是正勧告を労働基準監督署から受けているからだ。そういう企業風土の中での今回の社長の長旅、社員はどう思っているのだろう?当然、視察旅行という名目で経費で行くはずだ。その間の報酬もちゃんと出ているはず。飛行機はビジネスクラスでホテルも高級ホテルだろう。これを3か月~5か月、普通で考えれば、大変、大きな経費だ。名目は何とでも言える。今後のビジネスの展開に役立てるとか、各国にある支店の視察などなど…。
まぁ、社長なんだし、利益さえ上げていて株主に文句を言われない程度なら何をしても良いとは思うけれど、その前に末端で働く社員にも少しは旅をさせてあげてほしいと、つくづく思う。そうでなくとも安月給なので行き難いのに、そこに休めない、長時間残業ではモチベーションも上がらないだろう。社長の長旅は良い宣伝にもなるし、何となく企業イメージにとってもプラスだ。けれど社長だけが輝いている企業なんて、どんなに大きくなっても、所詮、ベンチャー止まりで、いつまでたっても大手企業の貫禄は身に付かないような気もする。
まぁ、社員でもないのに余計なお世話だが、こういう立場での長旅は、心底、羨まし過ぎるので、ちょっと文句のひとつでも言いたくなった次第だ。
ルートはアジアから大陸を横断してヨーロッパへとある。まさか、バスに揺られてということはないと思うけれど、全部、チャーターした車でというのはあるのかも…、財力にモノを言わせれば、秘境でも快適な旅はいくらでもできる。
まぁ、くれぐれも、誘拐されないように気をつけて行っていただきたい。
言わずもがなHISは旅行会社なので、多かれ少なかれ社員には旅行好きが多い。けれど、私がお世話になっていた90年代半ばころは、社員が旅に出かけるなんてほとんどできなかった職場環境だったと記憶している。残業こそ、個々の判断に任されていたけれど、有休などを使って旅行する社員などほとんどいなかった。
もっとも、今でもおそらくは同じような環境なのではないかと思っている。というのは、先日も従業員2人に労使協定の上限を超える時間外労働をさせていたとして、労務管理を担当していた幹部2人が書類送検されているし、各地の営業所が何度も労働時間の是正勧告を労働基準監督署から受けているからだ。そういう企業風土の中での今回の社長の長旅、社員はどう思っているのだろう?当然、視察旅行という名目で経費で行くはずだ。その間の報酬もちゃんと出ているはず。飛行機はビジネスクラスでホテルも高級ホテルだろう。これを3か月~5か月、普通で考えれば、大変、大きな経費だ。名目は何とでも言える。今後のビジネスの展開に役立てるとか、各国にある支店の視察などなど…。
まぁ、社長なんだし、利益さえ上げていて株主に文句を言われない程度なら何をしても良いとは思うけれど、その前に末端で働く社員にも少しは旅をさせてあげてほしいと、つくづく思う。そうでなくとも安月給なので行き難いのに、そこに休めない、長時間残業ではモチベーションも上がらないだろう。社長の長旅は良い宣伝にもなるし、何となく企業イメージにとってもプラスだ。けれど社長だけが輝いている企業なんて、どんなに大きくなっても、所詮、ベンチャー止まりで、いつまでたっても大手企業の貫禄は身に付かないような気もする。
まぁ、社員でもないのに余計なお世話だが、こういう立場での長旅は、心底、羨まし過ぎるので、ちょっと文句のひとつでも言いたくなった次第だ。
ルートはアジアから大陸を横断してヨーロッパへとある。まさか、バスに揺られてということはないと思うけれど、全部、チャーターした車でというのはあるのかも…、財力にモノを言わせれば、秘境でも快適な旅はいくらでもできる。
まぁ、くれぐれも、誘拐されないように気をつけて行っていただきたい。