ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

達成感

2019-06-11 21:18:24 | 時事(海外)
アメリカ人の21歳、女性が史上最年少で世界196カ国を制覇しギネス認定へ…。

なんでもそれまでが24歳の女性だったらしいので3歳更新となったとのこと。記録のために世界のすべての国を訪れることに、一体どんな意味があるのか、などという、小難しいことはこの際、置いておくと、単純にこの年齢で達成したのは凄いなと思う。

金銭的にもそうだし、ビザの取得に難しい国や内戦中の国など、入国すること自体が難しい国々がある中、そういうところを目指すにはそれなりのエネルギーと時間がかかる。それをやり遂げるのは、結構、大変な労力だっただろうというのは安易に想像できる。

ちょっと調べてみると、この女性、両親が旅行会社を経営しているそうで、幼いころから両親に連れられて様々なところに旅行していたこともあり、すでに成人前には相当な数の国を訪れていたのがわかった。その後は、小さなスポンサーに資金提供も受けていたというのも記載されている。普通に誰の支援も受けずに、単純に行き当たりばったりでやろうとすれば、どうしても行けない国が出てくるもので、そこを突破しようとすれば、人や企業のサポートはかかせない。ただ、それを含めても、それはそれで偉業だとは思う。

旅好きで、ちょっとでもそれを考えたことのある人は、西アフリカと中央アフリカのいくつかの国と、カリブ海に点在する島国がビザ取得と資金面でネックとなるのがわかる。カリブ海の国々はその気になれば行けるので、今ならイエメンとイラクとシリアとアフガ二スタン、そしてソマリアの方がハードルが高いだろう。ただイラクはクルド人自治区へならアライバルビザで入国できるし、ソマリアへもソマリランドでの入国でクリアできる。アフガにスタンは日本人にはビザは出ないが、欧米人には出ているので、出身国によってハードルの高さは異なる。サウジは誰か人か企業のサポートがいる。やはり内戦国を除けば、西アフリカと中央アフリカの一部が一番のネックになるのかな。もっともお金に糸目を付けなければさほど苦労しなくても行けるのだろうけれど…。

知る限るでは、世界すべての国行ったことのある人は、世界でも13~14人ほどという情報がある。(未確認だが…)その中には日本人も含まれていて、この方は本も出している。私も20代後半で、100か国を超えた頃、ちょっとだけ考えたことがあった。ただ、資金面と自分の年齢と、何よりもそのまったく興味と関心のないところにスタンプラリー的な発想で行くのはどうなんだろうと考えたら、すぐにその思いは消えてしまった。

なんでもそうだが、物事をやり遂げるには、やっぱり志とか、やる意味を見出せないと難しかったりする。ゲーム感覚でやってしまうというのもあるかもしれないが、そこに費やす時間との対価を考えたら、よほど時間に余裕がないとできないものだ。

ネットの時代になり、世界は随分、狭くなった。
今は訪れる前に、おおよその情報も入る。

それでも、行かないとわからないこともたくさんあるし、行けば絶対、楽しいのが旅だ。

老後の資金問題は深刻だが、お金は使う楽しみがないと、働き甲斐がない。貯蓄をする、イコール、通帳に数字が増えていく、イコール、老後の安心に繋がる。ただ、その為に働くのだとしたら、こんなにつまらないことはない。

まさに「豊かな青春、みじめな老後」だ。

一度、沁みついたアリとキリギリス的生活は、どんなに年を重ねても変わりそうにない。


我が家で計画されている。来年の旅の候補地は以下の通りだ。

1)中国のカシュガルからクンジュラブ峠を超えて、パキスタンのフンザへ。
2)今年行けなかった、インドネシアのパプア州。
3)インドのアンダマン諸島。
4)バングラディッシュで船の解体現場を見る。
5)ラオスで像使いのライセンスを取る

今のところ、こんなところが計画されているが、とりあえず、全部、行きたい。
コメント