ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

15分

2012-11-19 21:52:26 | つぶやき
催事が終わった。

初日は終日雨で散々だったが、昨日は晴れて気持ちが良かった。
終了後は、友人主催のボジョレを飲みながらボサノバ歌手を招いての
イベントに顔を出して帰宅した。

昨夜は、友人宅に泊まった。友人夫婦は日本人の奥さんとブラジル人の
旦那さんで基本的に食事などの家事は旦那さんが担当している。すると
必然的に食材などの買い物も旦那さんがすることになる。

冷蔵庫やストックしてある食材や調味料、お酒などを見てちょっとびっくり
してしまった。そこには日本のメーカのものがほとんどなく、多くのモノが
ヨーロッパやブラジルのもので、普段見慣れないものばかりだったからだ。
もっともご主人は外国人なので当たり前と言えば当たり前なのだが、それに
しても日本にいてこれほどまでに異国情緒満載の台所ははじめてだった。

催事後、ご主人が台所に立ち夕食を作ってくれた。

手際よく出てきたのは、複数のチーズにパン、生ハムにリゾットにソーセー
ジサラダ。お肉と野菜の唐辛子の炒め物に茹でた越前ガ二だった。そして
カニ以外は全て外国風の味付けで生ハムは、レストランにあるような足の形
をした塊のままでそれをやや厚切りスライスして食べる。こんなの買うと一
体いくらするんだろう?という感じのもので、パック売りの生ハムしか知ら
ないものにとっては驚きだった。聞くとイべリコ豚でスペイン産だという。
料理はどれもこれも大変美味しかった。

そもそも焼き魚と煮物が主体の我が家とは、エンゲル係数の桁と食文化の水
準が大きく違うような気がした。

もちろん人にもよるが、多くの西洋文化圏で育った人は、日常の中に食を楽し
むという趣向を持っているような気がしている。それを日本人の私たちは感覚
的には理解できるが、やはりそれは特別な日だったりして、つまり非日常的な
ところで食は楽しむもの、という感覚だと思うのだ。しかし彼らは、おおよそ
毎日の夕食の中でそれを楽しんでいる。

文化の差だなと思った。

仕事を終え、帰宅後、作り置きの夕食を一人で済ます。

およそ15分。

私の日々の夕食の所要時間である。

そんなもんかとも思うが、ちょっと味気ない気もしている…。

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