ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

2月に観た映画

2020-02-28 13:32:57 | 映画

ワンカットで撮影。
第一次世界大戦のフランス戦線での英国の若き伝令兵士。
やはり圧倒的な臨場感は引き込まれます。戦争映画としては残虐性、反戦をうったえているわけではなく淡々と。そのことが逆に戦争の空しさを。

自らの良心のため、その強い意志を通した映画。
今をどう生きるのか?、そして最後の審判での、その一点が重視されるキリスト教の考え。そのためには周りを巻き込んでも是とする、中々、仏教の世界には理解には困難な考え方。
強い信念、それはあくまでもその人ひとりのものであり、他の人、それが身近な人であっても、そのひとがどうなるのかは関係なく進む、まさに”個”を重んじる西欧的な世界観。
美しい自然と葛藤は見どころあります。
でも、インターミッション無しの3時間は長過ぎ。皆さん、終わると同時にトイレへ駆け込んでいました。

前日のキリスト教の世界からチベット仏教の世界へ。
来世と輪廻を中心とする仏教の世界。こちらの方が個人的には受け入れやすいかな。しかし、五体投地、これは難行苦行の世界。今でもおこなわれている、その思いはとても理解するのが難しいです。
一種のロードムービー、さらに血のつながらない親子の和解をチベット仏教の世界の中でアジア的な美しい自然を背景に描かれています。
そんな身近にあるチベット仏教の世界へ

愛知県名古屋市のはずれに、日本唯一のチベット仏教寺院があります。そこへ。
新婚旅行でネパールへ行って以来の独特な雰囲気を。

2月は宗教に触れる映画を。



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日本中がおかしくなってきている?

2020-02-24 09:19:51 | まち歩き
会社で突然、マスク着用の指示。


非常用の備品のマスクを支給されました。工場勤務者が通っていたスポーツジムにコロナウィルスの感染者が見つかったとのこと。この感染者はアメリカ(ハワイ?)への旅行者とのこと。
もう、”拡散”という意味では手遅れ。ただ生命の維持という点からはどうしたらよいのか。
そういえば、毎月通院している病院では人もまばら。但し、唯一呼吸器内科だけは年寄りが溢れています。


愛知県の指定感染病対応の病院なので。
土曜日に急遽決まった会社の歓送迎会も金曜日に中止に。お店も覚悟はしていたみたい。
土曜日、日曜日と映画に行きましたが、マスクしている人は1割くらい。さすがに咳き込んでいる人はいませんでしたが。
日曜日には以前から気になっていたお寺へ


日本唯一のチベット仏教寺院。
強巴林(チャンバリン)
名古屋市のはずれにあります。
この日は風が強かったですがタルチェも力強く風になびいていました。

チベット仏教の中でも女性は僧侶になれないという中で、唯一の女性僧侶の方が1代で建立されたお寺。建立にはチベット仏教の多くの支援があったそうです。

中は(当たり前ですが)撮影できませんでしたが、新婚旅行でネパールへ行ったとき以来のチベット仏教寺院。独特の雰囲気を五感で感じます。お寺も女性の関係者の方が多く、色々と女性も参加しやすい行事もあるようです。





海外、特に西欧人にはチベット仏教に興味をもたれる方が多いようで、著名な政治家、ミュージシャンも名古屋へ来た際にはお忍びで(写真があるのでお忍びではないかな?)来ているようです。
前日にはキリスト教の映画、今日はチベット仏教の映画と世界観のまったく異なる映画を。
それこそ末世のようにウイルス一つ対処できない日本を見ていて、色々と感じます。
日本の官僚組織はこれほど機能しないのか?
日本よりも特定の国を、大事にする政治家が左も右も関係なくいること、
そして完全に某国の属国の様相、新たな朝貢貿易が始まったその歴史の端緒に触れることが。
大変な事が起こりそう。



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いつもとは違う冬、でも、ひょっとしたらこれが本当の姿?

2020-02-17 10:53:50 | スキー
今年は、異常な?暖冬、らしい。
また、アジア系外国人の大幅減。
そんなこんなで先々週末は会社の先輩達と野沢温泉、先週末はいつもの赤倉へ。

数日前に久しぶりに雪が降った野沢温泉。でも、例年の3割くらい。それも長続きせず。一方でアジア系外国人のレンタカーが狭い温泉街で事故だらけ。おまわりさんも英語が通じない、と困っていましたが。英語が通じない外国人とは大陸の人だと思いますが、そもそも国際免許証は持てないはずなので、おかしいですね😡自分たちが事故起こしているのにスマホの自撮り棒で自分たちを録画しています😱

野沢温泉名物の外湯にはアジア系外国人は来ません。というか日本人の若い人達も、他人が入っていると入ってこないグループが多いですね。



夜には小柄なアジア系外国人がキャスター付き荷物をゴロゴロ。見ているのも可哀想なくらい滑りながらフラフラ、と。

とはいえ、野沢温泉スキー場は実質的に村営でしっかり運営しているので儲かっているのか、今年掛け替え予定のゴンドラの支柱も出来上がっています。あとから聞くと色々といわく付きのようですが。

土曜日、日曜日の週末は随分、ゲレンデが空いているな、と思っていたら、
元々、意図的か、受け入れる国を選別していたのか、大きな外国人の減少は無いそうです。

理由ははっきりと。
久しぶりに月曜日の平日に休みをとってスキーをしましたら、なんと週末よりも混んでいます。つまり、外国人が沢山。そういえば日曜日の夕方に外湯に行くときに沢山の(西洋系の)外国人達がバスでやってきていました。週末料金が高くなる”日本の宿泊システム”を避けているようです。
つまり、週末、空いているなと思ったのは圧倒的に日本人が減っている、その証でした。











いつものお店で、(個人的には)一番美味しい温泉饅頭を。
先週末はいつもの妙高赤倉へ。

暖かくて❄ではなく☔。
そして一面のガス

春の装い。
滑っていても平衡感覚がおかしくなって危ないので素敵なところへ




ログハウス風のロッジでサイホンコーヒーととシナモントースト。
本当に、なにかリゾート気分

そうこうしているうちに、回復予報の天気予報通り晴れて。

でも、、長続きせず。

夕方前にはまた、霧。
暖かいです。
夜は赤倉で



美味しい夜を。
翌日の日曜日は東京の実家経由名古屋へ。


いつも、実家の母親の好きな釜めしを購入しますが、前回の釜めしをリサイクル



東京へ行き驚いたこと。
とにかく、人が少ない、道路も空いていますし、皆さんマスク、異様な感じ。

昼頃には天気が悪くても沢山の人が歩いている出身の小学校前にも人は
物凄く少ないです。
さらに、



御殿場SAには、定期路線高速バス以外は皆無。
確かに、以前はワサワサした、煩わしさも感じたアジア系外国人で溢れていて、とてもドライバーの休息の場としてはどうかと思っていたSA。本来の静さとドライバーの一服の場所となっていました。
そして、今回も名古屋まで1台も観光バスを見ませんでした。
確かに、アジア系外国人が増えて経済的には、多分一部と思いますが、潤っていたと思います。
しかし、その代償として日本の良さ、”わびさび”の文化、そして(個人的には最近は偽善的と思う)”おもてなし”の文化が失われていたと。
今の京都は昔ながらの静かな京都に戻っていて、むしろ良い、とのこと。
日本のインバウンドよりもアウトバウンド(日本人の旅行)のほうが10倍の市場規模があるのにそれを生かしていない、と今の日本の観光行政を批判していた某有名ホテルオーナーの発言ではありませんが、今年の冬はある意味、今の日本を見直すのに良い機会だったと。
今年、ダメ、と言っている地域は元々日本人が見向きもしなかった地域が多かったのかもしれません。着実なところは大きな影響を受けていないのかもしれません(立場上、周りの目を気にして厳しいと言っているかもしれませんが)。













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雪も無し、人も無し、活気無し。これが日本の今の姿?

2020-02-03 09:56:39 | 社会・経済
週末は野沢温泉へ

梓川SAから見る北アルプスにも厳冬期とは思えないくらい雪が無いですね。

前日夜から雪が降った野沢温泉。でも例年ならば扉の半分まで埋まるのに1/3以下かな。
野沢温泉から七ケ巻(ならまき)へのツアー無理、強行しても藪漕ぎ上等となりそうなので中止して飯山の街歩きへ

混んでいるかな、と思って高橋まゆみ人形館へ行くとなんと我が家しかいません。

冬は少ないとはいえ、こんなこと初めて。おかげで館の方と色々とお話しできましたが。

いつもは雪と雁木が美しい飯山の街、でも今年は雪どこにもありません。
と言うことで、飯山と言えばお寺巡り。例年ならば除雪していないので境内にはいれませんがひょっとしたらと思って行ってみました。





長野県スキー発祥地、飯山。このお寺の住職が高田のレルヒ少佐にスキーを学びそこから板をはいて戻ってきたため長野県で最初にスキーをした人だそうです。

雪囲いの中に銅像。例年は半分くらい埋まっているので近づけませんが。
街歩きをすると飯山ならではの光景

どの家にも屋根に登る梯子があります。そして例年は雪が乗っているので雪下ろしをする人達がそこらにいらっしゃいますが今年は皆無。
ここまで雪が無いならば正受庵(阿弥陀堂)にも行けるかなと思って阿弥陀堂へ。



例年は下手をすると腰の高さまで雪が積もっていますが今年は10cmくらい。簡単に歩いて行けます。そして中も開いていました。
飯山の博物館共通券を高橋まゆみ人形館で購入したので他の博物館へ。

途中、北陸新幹線のトンネル。東海道、山陽新幹線ならば谷あいは開けていますが豪雪地帯を通る北陸新幹線は谷あいもトンネル(スノーシェッド)です。

ちょうど、時期柄ひな人形展



隣の展示場では飯山の歴史、日本のスキーの歴史を。

ここの説明だけが”レルヒ少佐”ではなく”レルヒ中佐”と間違っていました。中佐になったのは北海道で倶知安のレルヒ像は”レルヒ中佐”。











飯山は元々仏壇作りで有名な場所。そのためにその仏壇製造技術でスキーの板を。今では無くなったのスキーメーカーの名前も。懐かしい(歳ですね)。
隣の美術館の2階には工芸品としての仏壇が展示

高いもので数百万円(参考価格が展示してありました)。
あとは美術館では名前をよく聞く写真家の展示会



知っているスキーヤーの方も被写体になっていました。
野沢温泉に戻ってから温泉へ。

朝まで降っていた雪は溶けて道路は乾いています。暖かい。
運動不足なので1番奥の滝乃湯へ。









昼とはいえ、例年ならば必ず誰かいますが今年は誰もいません。

戻ってから宿で🍻

現役時代の会社の関係会社が作っているコンビーフ。このクルクルと回す開け方が間もなくなくなります。産まれてから還暦まで、コンビーフと言えばこの開け方。なにか寂しさを覚えます。そういえば翌日、実家へ行って買い物したときにコンビーフが山積みされて投げ売りされていました。

夜は雪も降らず翌朝は妙高山🗻
そしていつものように(個人的に)1番美味しいと思う温泉饅頭を

ここだけが温泉饅頭ではなく”道祖神饅頭”の称号。そしてもう作り手が一人になった道祖神の置物を販売しています。
いつものように横川SAで東京の母と食べる釜めしを。







懐かしい横軽(碓氷峠横川軽井沢間)専用の車両。勾配がきついために元々は蒸気機関車が補機としてためにトンネルの高さがありません。電化されてもパンタグラフではなく第三軌条(丸ノ内線、銀座線と同じ)で、高さ抑えていました。その後架線方式に変わりましたが、技術が進み、この区間を通る車両は全て空気バネに。それぞれの駅で空気をぬいて車両の高さを調整、そのためにこの区間、サスペンションの無い状態走るので身体中に振動が響いたのも懐かしい思い出。子供の頃家族で、スキーに行くときいつも感じていました。
東京の実家へ戻って、神奈川登戸の父のお墓参りをして東名川崎から高速へ。
ここで驚いたことが。

いつもは中国人のツアー客のバスで溢れかえっていた御殿場SA。そして中国語だらけの館内。
ところが今回は皆無。高速路線バスしかいません。
さらに驚いたのは東名川崎から名古屋まで1台も観光バスなし。こんなこと、3年以上、月に数回東京名古屋を往復していて初めて。
雪不足とはいえ、野沢温泉もガラガラ(多分ゲレンデは少ない雪に人が群がるので混んでいるところは混んでいるのでしょうが)、高速道路も観光客無し。
元々、日本自体、活力を失って生活のやりくりに苦労していて遊ぶ余裕は(特に若い人達には)無くなっていましたが、インバウンドとして国が半ば強引に外国人観光客を誘致していて景気がゆくなっているように”感じて”いただけです。その偽りの覆いが無くなるとまさに、今の疲弊した”本当の”日本が出てきます。外国人頼みではない、日本人のための日本という国を作り直す事が必要なのではと。
ソンなことをふっと 想いました。




















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