ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

7月に観た映画

2022-07-31 17:42:04 | 映画
夢枕獏さん原作、孤独のグルメの故谷口ジローさんのアニメ。
ヒラリーのエベレスト初登頂前に挑戦していたマロリーが遭難したが、登っている途中で遭難したのか、下山中に遭難したのか。ヒマラヤを巡るサスペンス。
実写でも岡田准一さん、阿部寛さんの映画も。
アニメとはいえ、非常に緊迫感ある描写は、引き込まれてしまいます。
新婚旅行ではエベレストを部屋から見ることができるホテル。カトマンズからホテル近くのヘリポート、そこから歩いてホテルへ行く途中に野口健さんとお会いしましたし、ナムチェバザールの飛行場では故田部井淳子さんにも。
そんなエベレストへの思いを持ちながら観ると、余計にエベレスト初登頂を巡るストーリーには引き込まれます。
素晴らしい映画。
一昨年の第一作が戦国時代を元にしたアニメが素晴らしかったので続編の本作品を。このアニメが凄いのは、歴史上の人物と言われている人が出ていること。もちろん、伝説とは異なるキャラクターもいますが。
映画の最後に次回作の場面が出て来るように、次回作のための人物紹介の意味も大きいと。
その意味では中国に場所を移した日本のチャンバラ映画の側面は否定できませんが。
その中で、清野菜名さんのアクションと憂いの表情は素晴らしいと。もちろんアクションはワイヤーを使っているとは思いますが、その身のこなしの素晴らしさは見応えあります。そして、その憂いの表情。
これから、次回作が非常に気になる、そんなエンタテインメント。
東日本大震災の同じ年に福島新潟豪雨。そこで、日本でも中々訪れることができない只見線も大きな被害。沿線は美しい日本の原風景。四季の美しさは目を見張るものが。とはいえ、通学の学生を除くと、生活路線としてはその役目を終えかかっているほどの閑散とした路線。その復活を目指してその自然の美しさをカメラで多くの日本人、そして台湾を中心とした観光客で多くの人達を集めている写真家。彼の只見線、そして会津地方をなんとかしようとするその強い想いが、地元の人達、自治体、そしてJRを動かしていく、その閑かですが力強い活動に、惹かれてしまいます。あっという間に時がたつ、美しいドキュメンタリー映画。その美しさ、只見線の自然の美しさは勿論、地元の人達の純粋な気持ちの美しさも。
サミュエル・ベケットの不条理劇の名作”ゴドーを待ちながら“を囚人達が演じ、そして最後の逃走劇。スウェーデン実話に基づいた映画。
囚人達の閉じ込められた境遇の中で“演ずる時のみ自由”、そして演じるのは不条理劇。
囚人達の演劇を認める文化的許容、その動きにも感心させられます。でも、売れない俳優、その彼が振付をした囚人達の演劇、最後に裏切られますが、その彼等の気持ちを独白する聴衆に語りかけるその独白劇も素晴らしいです。
サミュエル・ベケット自ら、この囚人達の演劇、そして最後の逃走劇そのものを”自らの作品の最高作品“と。
単なるハッピーエンドではない、ひとひねりした素晴らしい映画





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週末は天気の悪い今シーズンの夏

2022-07-27 12:26:26 | 
週末、乗鞍岳か御嶽山へ行こうと思って天気予報をみると曇り、雨予報。天気図を見ても登山口は天気良さそうながら高度が上がるほど悪い予報。
仕方ないので、近場で山登り、ということで愛知県最高峰の茶臼山へ。
とはいえ標高1400mなので朝早く涼しい時間、朝早く家を出て1時間半ほどで茶臼山高原へ。
少し離れた駐車場へ。
この茶臼山付近の茶臼山高原は星空撮影のメッカで多くの愛好家が集まります。特に流星群の時には。




最初は公園のような草地の中を。
暫くすると”山“らしく



高山?植物も。
山頂までは寄り道しながら1時間弱。
昔の愛知国体の“採火式”の記念碑
1等三角点も。

山頂の展望台からは一面真っ白な霧


イモムシが沢山

尺取り虫のように移動する虫も。今の若い人達には”尺取り虫“なんていう言葉、通じるのかな?

少し大きめのイモムシに接写しようと近づくと
威嚇されました
夜半に降った雨の雨粒が蜘蛛の巣に綺麗に。
宿り木も


久しぶりに蝉の抜け殻





降りてくると朝は一面の霧で視界が無かった茶臼山高原スキー場も見えてきました。
愛知県唯一のスキー場。
この芝生の上では子供から大人まで何人かがラジコンの車で遊んでいます。実車では中々ありえない動きを見ながらお茶を。昼前なのでまだ、少しは爽やかな風を頬に感じながら。
昼過ぎには帰宅、シャワー浴びて🍻。
翌日は早起きして知多半島の豊浜へお魚を買いに
知多半島の海、遠く鈴鹿の山も。

いつもの豊浜さかな広場へ

ただ、天気悪く漁に出た船も少なく魚も少なかったです。というのとで地元の鯛をさばいてもらいました。
何がぶら下がっているのだろう、近づいてみるとイカが。
売り場のおばさんに聞いたら“ヒイカ”と。”ジンドウイカ“とも。
灼いて炙ったら酒のつまみには良いよ!との誘惑に負けて夜の日本酒用に

戻って来る途中、閑散とした海辺

知多半島と言えば海水浴のメッカ。いつもは朝早くから海水浴客が道路整備を歩いていますがこの日は殆どいません。
新入社員の時には1年間の研修後、初任配属されたのがこの知多半島にある工場。工場には自転車が好きな人達が沢山いて、よく自転車でツアーをしていました。サイクリングは今でこそ当たり前の光景ですが40年近く前には珍しいこと。みんなでそれぞれ自転車店でお気に入りのパーツをつけてオリジナルのオーダメードの自転車を。会社の先輩達と朝早く独身寮を出て夏の知多半島を1周していました。勿論、自転車にのることも楽しかったのですが、夏は海水浴に来た若い女の子達を見ながらビールを吞むのが一番の目的だったかもしれません。今ではお酒吞んで自転車こぐ、というのは禁止為れていますが、まだ、長閑な時代。



昔は朝早くから埋まっていた駐車場もガラガラ。半分近くが休業中。
コロナのせいなのか、海水浴自体が少なくなったのか。

活気が無くて寂しくなりましたね





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天気の悪い週末

2022-07-18 15:30:56 | まち歩き
梅雨が開けたはずなのに雨模様。気象庁は“戻り梅雨”と言っていますが、そもそも今年の梅雨は”行った(開けた)“のかな。
そんなわけで、少し早いですが土用の丑の日の鰻を買いに湖西市へ
早めに家を出て、一般道で。でも、天気悪いせいか道は空いていて予定より早く到着するので寄り道。
二川宿本陣資料館へ。
資料館の後ろを新幹線が轟音たてて通り過ぎます。
本陣と旅籠が残っています
企画展も























隣の旅籠へ










旅籠の隣には本陣跡








中庭も小さいながら昔ながらの日本の庭
人も殆どおらず、ゆっくりと。

隣駅の新所原駅の鰻屋さんへ。
現役時代、取引先があり、何度も来た新所原駅
ここには鰻屋さんがあって、ときおり、帰りに買って帰りました。
この新所原駅は、第三セクターの天竜浜名湖鉄道の起点。昔、鰻を注文して、帰りに取りに来ましたが、一度、早くお店が閉まって、お店の二階にある天竜浜名湖鉄道の駅長室に預けてあった鰻を取りに行ったのも懐かしい思い出。
一般道を走って混んできたので音羽蒲郡インターで東名高速へ。
インター入り口には、豊橋名物のちくわ。


夜のお酒のアテに。

日曜日は明け方豪雨、その後急に晴れて、不安定な天気。買い物ついでに近くのトヨタ自動車博物館へ。明日までの企画展もあるので


子供の頃よくみた”小さな車“。といっても当時はこれが普通でしたが。
よく、ハンドルを切ると倒れた三輪車。








この電気自動車のモーターには現役時代関わっていました。
やっぱりスポーツカー、素敵です。ダットサンフェアレディは小・中学校の近所の同級生のお父さんが開発者の1人でした。


魅力的な車。今から見ると皆、小さいですが。
この(今の車に比べて)狭い車で肩を寄せ合ったのも懐かしい思い出。ギャランGTOは大学の先輩が持っていてよく載せて貰いました(助手席の床には錆びで穴が空いていましたが)
“パブリカ”や”カローラ“は、父がよく会社の同僚から借りてきてわが家4人で旅行に行った懐かしい思い出
外国の車も素敵です。特にビッグスリーに潰されたタッカーは。

それにしても、今の機能が前面に出ている車に較べるとデザインも個性的、そして、セクシーと感じるのは歳よりだからかな。

このトヨタ自動車博物館には資料館として、歴代の車のエンブレム、沢山。今回、スキーヤーのエンブレム発見。

昼前には戻って、プチ旅行。

















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低山登山。運動不足解消+夜のお酒を美味しくいただくために

2022-07-04 12:55:22 | 
夏休みの登山のためにトレーニングを兼ねて山登り。
若いときに較べて、還暦超えると、運動をしないと極端に筋肉が落ちていく事を実感
とはいえ、夜にはお酒を吞みに行くので近場、といっても暑い夏の低山ほど“修行”となる可能性大。暑くなる昼前には下山するように朝早く登る、そして太陽に曝されない樹林帯の山。
ということで、愛知県設楽町の寧比曽(ねびそ)岳へ。
登山口の段戸湖には沢山の車。釣りはまだの時間なので皆さん、同じこと考えて早くから登るのか、と(でも、違っていました)。



段戸湖は朝早くなので気持ち良く朝の光を受けています。

段戸湖を越えた辺りから人の気配。
なんと、休憩所の周りは、物凄い数の三脚と、超望遠レンズが乱立。
休憩所前の小さな池とそこに立っている一本の木にレンズが向いています。
カワセミ?の類かな。
多分、被写体の鳥が飛んできたら、林道歩いている登山者は罵られるか、通せんぼされるのでしょうね、撮り鉄のように。
それにしても老いも若きも、高いカメラに、高い望遠レンズ。平和な日本。

林道を歩いていると倒木も。

ここは、愛知県でも有数の原生林。そして東海道自然歩道。

秋には紅葉が見事です。


原生林の中を

鳥の囀りも色々と。鳥に詳しい人ならば、鳴き声でどんな鳥か判りますが、残念ながら😢



足元には蛙が。
よく見ました。

樹林帯の中をユルユルと進み、最後に急な坂道登ると山頂


山頂には地元の設楽町が管理している東屋があってそこに周囲の山々の説明が。どうもこのピラミダルな山は南アルプスの聖岳かな。
海側は雲が多くて三河湾は見えませんでした。

サンドイッチと、アイスコーヒーで我が家のモーニング。
大多賀峠からの登山者も多くなってきて山頂も人が多くなったので下山。
段戸湖からのルートは比較的長いので登山者は少な目。下山もゆっくりと。
往復4時間。
段戸湖には多くの釣り人達。
水に入って釣りをされている人達も多くて、暑い夏には涼しそう。
昼には下山して帰宅

夜は日本酒とお酒の美味しいお店へ。
大将、女将さん、そしてお客さんの素敵なお店




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