ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

天国と地獄 乗鞍岳平湯登山道、地元に愛されている道

2017-08-26 16:53:22 | 

早朝、名古屋は大雨、飛騨地方へ近づくとさらに激しく雨。なんと、アイサイトが使用不能な横なぐりの雨。
でも、天気予報は回復!とのこと。
平湯に着いて、だんだん明るく。

笠ヶ岳もくっきりと。
バスを一本遅らせて、天気回復を。

平湯でゆっくりと喫茶店へ

バスは平湯始発便

上高地行きは沢山のお客さん、乗鞍岳はほとんどなし。
ところが途中の朴の木平では満席。
途中の平湯登山道バス停で下車

下車したのは我々だけ。
運転手さんの“お気をつけて!”の言葉を背に受けて。

これからのルート

北アルプスによると向かって延々と。

ここの標高は2600m、下山口は平湯温泉1200m、標高差1400m。
ここから、天国のような縦走路。
我々以外、誰もいないので、ライチョウも油断していたのか、突然。


人もほとんどいないルートなので人なつこいです

二羽、つがいのようでした。

天気回復、でも稜線は風強し

でも、ずっと北アルプス。
黒部五郎、笠ヶ岳、槍、穂高、そして常念岳まで



そして地元の信仰厚い、乗鞍権現さん

乗鞍岳も遠くに


ここまでは天国、そしてここから急降下、地獄の始まり

地元の方たちに守られていた登山道、今年からクラウドファンディングで登山道整備を一般の人達と始めたりようです。

参加された人達のサイン入り!

こんなクラウドファンディングの使い方あるのですね!
急降下しているため、先ほどは目の高さであった北アルプスも次第に見上げるように。

ナナカマドも赤く色づいてきています

そして平湯温泉スキー場上部へ
目の前には、激しい火山活動をしていたアカンダナ岳

ここからが大変
1400mの標高差のうち、約600mがスキー場。
スキー場を遠望すると、その標高差、よくわかります


遠くにはよく登っていた笠ヶ岳。
スキー場下部には羊が。



下山したらすっかり天気回復

今回は我が家以外、まったく登山者なし。夏の名残と秋への季節の移り変わりを堪能できました









脚、ガクガク、真っすぐ歩けません😵

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“この世からいなくなること”にまつわる“ふっ と想うこと”

2017-08-23 08:36:00 | 映画

色々とバタバタしていて、なかなか、好きな映画をみることができなかったこの頃。
ようやく、レイトショーを

最初は若者向けだけの原作かとおもいきや、結構な熟年層も読んでいる作品、なんと言っても題名のインパクト大。
観た結果、小栗旬さん、北川景子さん他の芸達者な俳優さんが、初々しい、でも、十代の多感な感情を上手く演じた若手俳優さんをうまく引き継ぎ、すがすがしい気持ちになる映画。

レイトショーでしたが、結構、若い人達も多く(もちろん、年配者も)、最初はザワザワしていましたが、すぐに静かに。

今から20年近く前、腎臓がんを宣告、ちょうど、結婚する直前で、頭が白くなった気がします。

“何故、自分が?”

その時には、腎臓がんとは、そんなに凄いものではなく、手術で対応できる、ということよりも“癌=死”の思いが強く、“この世からいなくなること”の意味を色々と考えました。

病名、死への近さ、ということではこの映画の主人公に比べると(後から考えると)、軽い身ではありましたが、共感できるもの、多かったです。

でも、手術まで、やはり色々と本を読んだりして、(根拠はよくわかりませんが)前向きに考える発想の方が癌の再発率、減る傾向、という論文を見つけてからは、同じように、“もうすぐ死ぬ”というよりは“今後、何をしたいのか”ということを考えるように。

それにしても、この癌の時も、その後の頸椎圧搾症の手術の時も、本当に、自分の周りの人達に助けられた、本当に、運が良かった、と。

人間、産まれたとき、死ぬときには“ひとり”になってもその間には、色々な人達と、関わって生きていくこと、この映画の主人公の生き方をみて、そんな思いが。

この映画の表題のインパクト強烈ですが、でも、なんとなく仏教の輪廻転生の世界に近いものを。

不治の病で亡くなる、という映画、文学はたくさんありますが、この映画の新鮮な感覚は、よかった、と。

嫌なことが多かった最近、久しぶりのすっ と、した気持ちに。

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なんとか天気の持ちこたえた夏休み後半

2017-08-21 19:43:43 | アウトドア
環境省パークボランティア活動で笹ヶ峰を午前中ガイド。
笹ヶ峰の歴史、自然環境の説明しながら、平成の名水“宇棚の清水”

東京からいらっしゃった二組のご家族。
清らかな川の中を防水カメラで写真で撮ると

蒸し暑い中で、涼やか。
昼過ぎに、ガイドを終わって、明星荘さんで山菜そば

そしていつもながらの山菜

名古屋へ
妙高の知人からいただいた夕顔

茹でて冷やして刺身に。


週末にはこの夕顔と妙高笹ヶ峰の明星荘さんで購入した100%天然笹ヶ峰産のハチミツを持って東京の実家へ
高速道路、名古屋から東京まで新東名経由で

過去最高の燃費
ガソリンを給油すると

なんと!走行可能距離は1000Km越え!
驚きました。
実家の駅(阿佐ヶ谷)には、子供のときからある釣り堀

子供の時は大きく見えましたが、大人になってみると小さく。
さすがに、暑いので、秋に、釣り堀やってみよう!
ずっと東京で生活していた母親も夕顔は初めて。
好きなワインで夕顔を楽しんでいました。
天気は悪かったですが、夏の味覚を楽しめました。

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北海道から新潟妙高高原笹ヶ峰へ

2017-08-16 14:56:57 | アウトドア
北海道最終日は曇りがちながら晴れ。
日本海側をドライブしながら小樽へ。
まず、アンヌプリ近くの甘露水を

昭和天皇がこの水を”甘露なる味“と評した、柔らかい水。
そしてパノラマライン経由
昨年登った目国内(メクンナイ)山

そして岩内の海岸

街なかを観光しようと思ったら物凄い観光客、楽しくなさそうなのでフェリー乗り場へ


今年の6月に就航したばかりの新造船。
天気の悪かった4日間、ドライブで走行した距離は1,000Km越え

早めについたので2番目

北海道産のソーセージ、ホタテ他のエキス入り

早速、キャンプ用のイス、テーブルでリゾート気分

先ほどのソーセージ、ニセコのワインで乾杯
カモメも。

出航

夜は、キャンプ用のソーラーランタン

外にはこうこうと明るいイカつり漁船

夜明け、でも曇りがち

新潟港へ近づくと、粟島も遠くに。

新潟空港も近く

新潟港へ入るといつもよりも速度が落ち、外を見ると

前方をスクラップ運搬船

新潟港へ入ると、方向転換の船サイドからの噴出

出場


高速道路を妙高高原へ
途中、妙高SAのトイレに秋の訪問者


天気は悪く、雨模様

環境省のパークボランティア活動で、夏休み工作教室

笹ヶ峰キャンプ場へ来た子どもたちの相手
折紙、難しい!
それにしても、今年のお盆休みは天気、悪かった。
こんなこともありますね。
コメント (2)
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天気の悪い今年のお盆休みの北海道

2017-08-14 17:56:17 | アウトドア

天気予報では雨。山登りは諦めて、以前から行きたかった所へ。
高速道路は渋滞予想なので一般道で。
結論から言えば正解!
まず、夕張へ

ゆるキャラの”メロン熊“
そして、夕張と言えばここ。

”幸せの黄色いハンカチ“



天井、壁、すべてに色々な皆さんの願い事
なかにはこんなのも

映画で使用された車

ほかにも色々と



外には黄色いハンカチ

高倉健さんと倍賞千恵子さんとはいきませんが!
夕張では、あちらこちらで夕張メロンが売られており、たくさんのお客さん。
ここから、占冠村へ。
ここにある”しもかぷ工房“さんへ。
昨年、ここで作られたククサを購入したので、一度は訪問してみたかったです。

廃校となった小学校の部屋を工房として利用しているそうです。


色々と貴重なお話しをうかがうことができました。やはり、ククサに適した材料となる木材の手当てが大変、とのこと、下手に妥協しないところは、やはり職人さん。なお、ククサの本国で一番有名な”プーハリ“は材料の確保ができないとのことで廃業してしまったそうです。

快く写真撮影に応じていただきました。これからも大切にしていきたいです。
占冠村から南下して、ここも以前から行きたかった二風谷(にぶたに)のアイヌ民族の博物館へ



そして鮭の皮で作った着物




外には近くから移設した建物


この二風谷では、アイヌ伝統の工芸品の復活に力を入れているようです。
木工品、着物の実演を。ここでもアイヌ伝統の模様、色使いに色々なお話しを聞くことができました。

衣装を借りて着てみました。

三日目も天気悪く、登山を諦めましたが、とりあえずロープウェイで登れる有珠山へ行ってみようかな、と洞爺湖方面へ。
途中、真狩村には細川たかしさんの生誕を記念した銅像

見ていたら、遊んでいた地元のお子さんが、

銅像横にある手形を、押して音楽が流れます。

ここから、洞爺湖へ。
有珠山の噴火口跡を。

これを見ると、車で上ったらお金がかかると思い、他の観光客と歩き。
ところが、この看板の反対側に非常に見にくい看板

なんと、歩いて登ってもお金をとる、とのこと。
途中には

足下に壊れた注意書き

結局、30分近く歩いて、料金所に着いた20人近くの観光客、皆さん、”不親切な看板だ““詐欺だ!”
結局皆さん、入らず戻ってきました、我が家も。
壮瞥町、もっと看板を見やすくもしないと、詐欺と思われても仕方ないのでなんらかの対策が必要なのでは?
一方、有珠山の山頂付近は雲におおわれて、ロープウェイ諦めて、次の目的地、登別へ

昭和新山の後ろは有珠山、ちょうどまた、雨が降ってきました。登らなくてよかった。

目的地はアイヌ神謡集を書き、19歳で亡くなった知里幸恵さんの博物館へ

今から30年以上前に、NHKの日曜日の夜のラジオ番組”日曜名作座“で、この知里幸恵さんのアイヌ神謡集を森繁久弥さん、加藤道子さんが朗読、その言葉の美しさに感動して本を購入しました。
明治維新後、先住民の存在を否定する日本政府の施策、アイヌの人達は大変な苦労をされたことも、色々な書物で知りました。
その中で、日本人が失ってしまった自然との共生を大事に守り続けた中で生まれた作品。
ぜひ、訪問してみたかった場所。
観覧後は、アイヌの方達の飲まれるお茶を

苦味と独特な味。
アイヌの方達は自分たちに約にたつ木々、草花を色々な形で食べ物として取り入れていました。
そんな、生き方と密接な、伝承文化を著した本。
本当にに来てよかったです。
また、もう一度、読み返してみたいと。
今回は雨で、登山できませんでしたが、色々な所へ。3日間で走行距離は850Km。
雨のおかげかな?

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