ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

暖かさを感じる名古屋の週末

2024-02-26 09:00:54 | まち歩き
三連休の世間。
愛知県では“トヨタカレンダー”で就業している企業も多く、今回は連休無し。トヨタカレンダーは基本的には土日休み、でも、お盆、年末年始は長期の休みとなるので寧ろ歓迎する人達も多いですね。

土曜日は嫁さんも出展している華道展へ行くために名古屋の街をブラブラと。寒さは戻っていますが風がないので陽光があたると気持ちよく。
既に菜の花は満開
河津桜も満開。朝早くなので観光客も少なく。
嫁さんも出展している華道展へ

展示会場のデパートを出て休日の官庁街へ。途中、名古屋城のお掘りを通って。名古屋城のお掘りの中は、かつて電車が走っていました。瀬戸電気鉄道。瀬戸物で有名な瀬戸市から名古屋の街中を流れている堀川まで。瀬戸物を運ぶために。“お掘り電車”の愛称。堀川からは水運で瀬戸物を運んでいました。瀬戸電気鉄道は後に名古屋鉄道、通称”名鉄“に。
その名残がかつてお掘りの中にあった駅跡に残っています。
名古屋は水が豊かで、そのために多くの酒蔵が。そのうちのひとつ、大曽根にある”金虎酒造“さんへ。
新酒のときには緑色だった杉玉も茶色く
先週から販売された“寒造り、しぼりたて”を。
あっさりとしたキレのある美味しいお酒。以前、蔵の方とお話をしたところ越後杜氏の流れをくんでいるとのこと。いつも美味しくいただく上越のお酒に近いものが感じられます(あくまでも個人の感想)
夜は美味しくお酒をいただいて。

日曜日は朝から雨。近所の八事興正寺、普門園へ。期間限定でその時折の季節の催しを。今回は”桃花の室礼“。桃の花にちなんで、春の訪れを楽しむ催事。

人数制限の時間ごとの完全予約制なのですが、この時間は我が家だけ。スタッフの方と色々とお話をしながら静かに春の訪れを

このお雛様、座っておらず立ち上がっています。それは向いた方角に掛け軸があって、何か楽しそうな掛け軸なのでそれを見ようとしている、という設定だそうです。



座敷に作られた“釣り釜”
お茶の先生でもある嫁さんに聞いたら、釣り釜は扱いが大変だそうです、ユラユラと揺れるので。


スタッフの方が”桜湯“を。桜の花びらが、なんともいえない味を。

半世紀前のお雛様。当時の流行りの装いだそうです
この展示物、和服ではなくて、和服を掛けている調度品がメインだそうです。漆塗りに蒔絵が施されています。鮮やかな中に、しっとりとしたものを感じます

奥の茶室へ行くと五人囃子が




昔の和ガラス、微妙な歪み、光の屈折が中庭の雰囲気をまた独特に。
明と暗が見事な調和に

廊下から裏手の竹藪。
すると、雨音のなかから鶯の鳴き声が。今年、初めての鶯

この廊下を見ていたらふっと柱に飾りが。スタッフの方にお伺いしたら
“訶梨勒”(かりろく)という御香だそうです。このスタッフの方は、香道の専門家の方で色々と貴重なお話を。


スタッフの方たちとお別れをして外へ。梅の花が満開。五重塔を背景。

催事にはお寺の喫茶店”ライブラリー喫茶店“での季節のお菓子とお茶が半額て。
抹茶と季節の和菓子をいただきながら静かな時を。
雨の降る日曜日の午前中の静かなひとときを。














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三連休は近場で

2023-09-19 08:36:06 | まち歩き
夏休みの天気悪かったために、世間ではこの三連休がリベンジとのことでどこも混みそう。
こういう時には近場で。
華道の先生でもある嫁さんの華道展の準備に会場まで送ってから、名古屋の官庁街へ。ここは週末、祝日には駐車エリアとなり無料で。
街路樹も多く日除けになりますが唯一の欠点はムクドリなどの野鳥がいること。そのためにこのエリアは野鳥の糞、羽毛だらけ。野鳥がいるのはねぐらにする夜だけなのか朝はおらず。とはいえ凄い糞と羽毛。
朝の涼しいうちにフォールディングサイクルで。
名古屋市役所前の交差点には日本初のLED信号機

古い趣きのある名古屋市役所。映画のロケにも使われるようです。

名古屋城のお堀の中には昔の名鉄の線路の跡。
橋の下は狭くなっていて複線の線路は交わらないですが“ガントレット”という方式ですれ違い。

検索していたら出てきました、ガントレットの写真
このお堀の中をほぼ直角に曲がっていた線路跡。
今の瀬戸線は栄の地下が始発駅ですが、昔の瀬戸線はお堀の中を進んで堀川まで。堀川とぶつかる場所に駅があり、瀬戸からの陶磁器を堀川で運搬していました。
今でも終点の堀川駅の名残はあります。
そして少し前までは堀川へ荷物を下ろす太い鎖も堀川の堤防にありました。円頓寺商店街はこの堀川駅と名古屋駅の間にあり、そのために栄えた商店街。
名古屋の古い地域、今では高級住宅街の中には古い建物が残っています。

文化の道として名古屋市は散策、サイクリングルートとしています。
名古屋市市政資料館
無料です

映画のロケにはよく使われています。
とても趣きがあります。まさに明治の建物。






元々は高等控訴院の跡




まさに明治憲法下の法廷
裁判官と検察官は対等の立場。
そのために弁護士、被告人よりも高い位置に着座



これは戦後の法廷。
検察官と弁護士は同じ位置に。
この場所がロケに使われたテレビ、映画の案内。有名な作品が多いです

豊田佐吉さん、川上貞奴さん、その他の昔の著名人、経済人の方達の屋敷跡も沢山。
時間が早かったのでまだ開館していませんでしたが、もう少し涼しくなったらポタリングしようかと

近くの素敵な喫茶店で


陽が高くなってきて暑くなる前に(この日は真夏日予報)、名古屋城をグルリと一周

名城公園ではいろいろな人達が。
祭ばやしの練習する地元の人達、エイサーの練習をしている若者達、中には”おもてなし武将隊“の方なのなか、名古屋城のお堀に向かって発声練習を。
名古屋城の中は三連休なので他府県ナンバーの車沢山、観光客も多いですが、その周りはいつもの名古屋の風景。

官庁街の中にはリニア新幹線の工事現場も。
三連休最後の日は嫁さんも展示している華道展へ。
朝、嫁さんを送ってから昼前に訪れると、ちょうど次期家元の御主人と談話中


かなり緊張しているのがよくわかります、あまり物事には動じない嫁さんですが。
嫁さんのお花
家元の展示
次期家元の展示
嫁さんの先生の展示
嫁さんの先生の息子さんの展示
昼前、名古屋は雨、そして蒸し暑く

久屋大通公園の緑も寧ろ暑苦しく感じます。
遠くのテレビ塔もどんよりとした空の下に。







































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夏の涼しさを求めて

2023-08-22 08:40:11 | まち歩き
名古屋市博物館は老朽化のためかこの秋に改築。
近所にあることもあってその前にと。

昔ながらの”The 博物館“の様相


ちょうど、夏の暑さの中で涼しげな展示会














懐かしい、昔からの妖怪達 


撮影可能な”ヌリカベ“の前で。
近くにいた子供が“大きなこんにゃくゼリー!”と。
周りの人達、皆さん、クスッと。

ベトベトさん

でも、今の世の中、妖怪よりも“人間”のほうが怖いかもしれませんね

水木しげるさんの妖怪の事をまとめた冊子と”妖怪冷酒グラス“。涼しくお酒呑めるかな?
常設展示室へ。
愛知県は、三河と尾張の区別は昔ほどではないですが今でもあります。

今から20年以上前に名古屋に転勤となった時、三河出身の方の選挙演説会に行きました、上司と同僚で。
その時に
“三河の私がこの尾張の地で演説できるとは!”と。すると大きな拍手。
関東から転勤してきた自分にとっては衝撃の出来事。
上司から”尾張と三河は昔から厳然と区別されていた“と。
確かに東京から転勤するときに、“名古屋本”(“名古屋の忘れ物”)なるものがあり、愛知県の尾張と三河の事を書いてありました、おもしろおかしく。
名古屋に転勤して、もし
好きな武将は?と聞かれて間違っても”徳川家康“とは言わない事!と。
徳川家康は三河の武将。尾張の武将は織田信長、豊臣秀吉と。
今はそんな事無いでしょうが。

猛暑の名古屋の夏で手近に涼しさを。













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紅葉の名古屋

2022-11-28 09:39:15 | まち歩き
コロナも落ち着いて(感染が収まったと言う意味ではなく)、今年は予約制ではなくなった名古屋東山植物園のライトアップ。




風もなくライトアップされた紅葉が池に。まるで鏡のように


















東日本大震災のときと”奇跡の一本松“の分身。
大元の一本松は枯れてしまいましたが、子供は大きく育っています
昭和11年に造られた温室
現存する日本最古の温室で、国の重要文化財に指定されています
コロナ前にはライトアップ中にも中に入ることができました。密を避けることもあってか立ち入りできません
近くのスカイタワーと
不思議と沢山の人達が来園者していますが、この場所は少し離れているためか、我が家以外は、見回りのスタッフしかいません。ライトアップでの絶景ポイントなのですが。
土曜日は早朝、映画を観てから、歩いて近所の八事興正寺の普門園へ
八事興正寺の奥座敷。
素敵な中庭を観ながら抹茶を頂きます


人数限定(1時間に5組)なのでゆったりと中庭の過ぎ行く秋を堪能できます








トイレも少し趣あります
中の個室の扉は障子





あちらこちらに囲炉裏があります
四季桜よりは大きな花びらの、秋に咲く桜。



徳川家の菩提寺のひとつ、趣があります。
夜にはライトアップも。

過ぎ行く晩秋を。


























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天気の悪い週末

2022-07-18 15:30:56 | まち歩き
梅雨が開けたはずなのに雨模様。気象庁は“戻り梅雨”と言っていますが、そもそも今年の梅雨は”行った(開けた)“のかな。
そんなわけで、少し早いですが土用の丑の日の鰻を買いに湖西市へ
早めに家を出て、一般道で。でも、天気悪いせいか道は空いていて予定より早く到着するので寄り道。
二川宿本陣資料館へ。
資料館の後ろを新幹線が轟音たてて通り過ぎます。
本陣と旅籠が残っています
企画展も























隣の旅籠へ










旅籠の隣には本陣跡








中庭も小さいながら昔ながらの日本の庭
人も殆どおらず、ゆっくりと。

隣駅の新所原駅の鰻屋さんへ。
現役時代、取引先があり、何度も来た新所原駅
ここには鰻屋さんがあって、ときおり、帰りに買って帰りました。
この新所原駅は、第三セクターの天竜浜名湖鉄道の起点。昔、鰻を注文して、帰りに取りに来ましたが、一度、早くお店が閉まって、お店の二階にある天竜浜名湖鉄道の駅長室に預けてあった鰻を取りに行ったのも懐かしい思い出。
一般道を走って混んできたので音羽蒲郡インターで東名高速へ。
インター入り口には、豊橋名物のちくわ。


夜のお酒のアテに。

日曜日は明け方豪雨、その後急に晴れて、不安定な天気。買い物ついでに近くのトヨタ自動車博物館へ。明日までの企画展もあるので


子供の頃よくみた”小さな車“。といっても当時はこれが普通でしたが。
よく、ハンドルを切ると倒れた三輪車。








この電気自動車のモーターには現役時代関わっていました。
やっぱりスポーツカー、素敵です。ダットサンフェアレディは小・中学校の近所の同級生のお父さんが開発者の1人でした。


魅力的な車。今から見ると皆、小さいですが。
この(今の車に比べて)狭い車で肩を寄せ合ったのも懐かしい思い出。ギャランGTOは大学の先輩が持っていてよく載せて貰いました(助手席の床には錆びで穴が空いていましたが)
“パブリカ”や”カローラ“は、父がよく会社の同僚から借りてきてわが家4人で旅行に行った懐かしい思い出
外国の車も素敵です。特にビッグスリーに潰されたタッカーは。

それにしても、今の機能が前面に出ている車に較べるとデザインも個性的、そして、セクシーと感じるのは歳よりだからかな。

このトヨタ自動車博物館には資料館として、歴代の車のエンブレム、沢山。今回、スキーヤーのエンブレム発見。

昼前には戻って、プチ旅行。

















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