ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

11月に観た映画

2022-11-30 09:09:30 | 映画
現世とあの世の間の世界
この独特な世界の中で、そのままあの世へいくか、戻るか。
人は産まれたからには必ず”死ぬ“
その”死“について東北の震災もからめて、前に向かって生きていくことの素晴らしさを。
のんさん、門脇麦さん、大島優子さん、高良健吾さんという若手も素晴らしいですが、寺島しのぶさん、永瀬正敏さん、三田佳子さん、というベテランも味のある、素晴らしさを。
素敵な映画
日本のワイン界を引っ張ってきたひとり、麻井宇介さん(ペンネーム浅井昭吾)のワインにかける思いを繋ぐ若者たち。その日本のワインを世界的なものにしようとする熱い思い。
期間限定の映画でしたが、静かな、でも、熱い思いを感じられた映画
作家、水上勉さんの作品から作られた映画。
人が、周りの自然からの贈り物で素敵に“食べる”ということの当たり前を、北アルプスの美しい自然、ジャズのサウンドにのせて、そして土井義春さんのシンプルな、でも、美味しそうな精進料理。
色々と言われている沢田研二さんもこの映画では飄飄と。松たか子さんも、ちょっと都会的な、でもクスッと笑える女性を。
見終わってから、心もお腹も満たされた素敵な映画
“百万回死んだ猫”の作者、佐野洋子さんの作品
松坂慶子さんも、歳とともに若いときとは違う、素敵になっていかれますね。
ただ、元々がファンタジー要素のある作品、目で読み頭で想像していくものを実写化する事の難しさを感じてしまいました。
1週間限定の公開なのも、頷いてしまいます。
人の一生は、何によって左右されるのか。人種、民族、家庭環境、親からの遺伝。
そして、あるときに今ある生き方に疑問をもち、違う生き方をしたい、ゲームのリセットのようにしてみたい、と思うことは、必ずあると。
その人間の機敏を描いた素敵な映画
窪田正孝さんの陰のある生き方、純粋に人を信じる安藤サクラさんの生き方、真実を暴いていくうちに自分自身の生き方に疑問をもつ弁護士の妻夫木聡さん、皆さん素晴らしいです。
そして、最後のアッと驚く場面
素敵な映画
新海誠監督の最新作。
名古屋市の条例で終了時間が23時を過ぎる上映作品には未成年は観ることが出来ないレイトショーで。大人の人達が数組
新海誠監督の作品はここ最近の作品は観てきました。”天気の子。“はストーリーは破綻していますが、美しい映像はどちらかというとPADWIPSのMVのようで、それなりに。次の“天気の子”で、ストーリーとしても、そして相変わらずの美しい映像も素敵に。
そしてこの最新作も、表現の美しさは勿論、ストーリーとしても素晴らしいと。やはり現代の日本人には東日本大震災は未だに尾を引いている、忘れてはいけない、そんな事を感じさせる映画。
新海誠監督の作品は、非常に日本的な八百万の神、神的な、自然と一体となった日本人の生き方を美しく描いています。
大人が観ても(年寄りが観ても)素敵な映画。アニメというと、子供のもの、と思い込む昭和人の考え方を打ち壊す、そんな映画










コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本の車と伝統音楽

2022-11-28 10:04:40 | 旅行記
日曜日には福井県武生へ、日本の伝統文化を
福井県といえば恐竜の化石が多く出土している場所。なので恐竜のオブジェがPAに


福井県武生から少し足を延ばして、石川県加賀の日本自動車博物館へ
会社経営の個人の方が、日本の産業を支えた、あるいは発展とともに過ごした車が廃車になるのは忍びない、と全国を駆け回って集めた車。





膨大な台数が。

今の時代の“効率的”ものを追求する車とは異なり、個性あり、あるいは見た目も工業製品というよりも工芸品のような車の数々



子供の時、父親が会社の人から借りてきた懐かしい車も


場所柄、温泉地の近くのせいか、明らかに温泉地帰りのおじさん達が沢山。でも、駆け足なのはついでにここへ来たのかな?




故ダイアナ妃が来日した際に使われた英国大使館のロールスロイスの横で記念撮影


ゆっくりと観て、2時間。
そこから、福井県武生へ

いつも福井県武生に来ると食べる越前蕎麦。
辛み大根がなんともいえず、クセになる味
先月来たときには紅葉の季節、また、武生菊祭りの時期でもあり、長蛇の行列でしたが、我が家は昼前に入店したのでたいして列ばすに。
でも、食べ終わったら県外ナンバーの車の大行列、そしてガイドブック持った人達。
やはり人気ありますね
今回の目的、妙高高谷池ヒュッテのスタッフの大先輩の方の尺八を
開演前に、いただいた福井県の地酒と記念撮影




今回、少し尺八の音が弱いな、と。
先輩以外の方の尺八の音も弱かったので、不思議に思っていました。
あとで、先輩から、実は、空調の暖房が最初入っておらず、尺八の音に影響があったと。
確かに、最初の曲の時には寒かったのですが、段々と暖かくなってきて、最後の曲の時には、いつもながらの尺八の素敵な音を聞くことができました。
尺八、本当に、気温に影響を受けることを知りました。自然とともに生きてきた日本人そのものと。
日本の伝統を楽しめた、素敵な日曜日









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

紅葉の名古屋

2022-11-28 09:39:15 | まち歩き
コロナも落ち着いて(感染が収まったと言う意味ではなく)、今年は予約制ではなくなった名古屋東山植物園のライトアップ。




風もなくライトアップされた紅葉が池に。まるで鏡のように


















東日本大震災のときと”奇跡の一本松“の分身。
大元の一本松は枯れてしまいましたが、子供は大きく育っています
昭和11年に造られた温室
現存する日本最古の温室で、国の重要文化財に指定されています
コロナ前にはライトアップ中にも中に入ることができました。密を避けることもあってか立ち入りできません
近くのスカイタワーと
不思議と沢山の人達が来園者していますが、この場所は少し離れているためか、我が家以外は、見回りのスタッフしかいません。ライトアップでの絶景ポイントなのですが。
土曜日は早朝、映画を観てから、歩いて近所の八事興正寺の普門園へ
八事興正寺の奥座敷。
素敵な中庭を観ながら抹茶を頂きます


人数限定(1時間に5組)なのでゆったりと中庭の過ぎ行く秋を堪能できます








トイレも少し趣あります
中の個室の扉は障子





あちらこちらに囲炉裏があります
四季桜よりは大きな花びらの、秋に咲く桜。



徳川家の菩提寺のひとつ、趣があります。
夜にはライトアップも。

過ぎ行く晩秋を。


























コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桜と紅葉

2022-11-22 21:01:57 | 写真
ピンポイントで年休を取って、この時期の秋の色を探しに。
結果的にはこの日は曇りがちな晴れ、翌日は雨予報
夜明け前に僅かな明かりで。



日が出て来ると、四季桜のピンク色、紅葉の紅、針葉樹の緑の競演




柿の実も



1番多い山では、四季桜と紅葉。ただ残念なのは曇りがちな空。晴れていると青空とのコントラストは見事に

足元を見ると落ち葉
四季桜と紅葉をバックに

買い換えた車の赤と。

曇りがちな天気、今週末に天気次第で、再度トライしようかと。












コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

過ぎ行く秋

2022-11-21 10:14:16 | 旅行記
朝3:30に名古屋を出て東京日帰り
冬へと季節が歩みを進めると日の出の時間も遅くなり、富士山に陽が当たり始めるのは後方のバックミラー越しに。
なぜか朝6:30の段階で東京からの下り線は大渋滞。こんなに朝早くから渋滞しているのは珍しいと。旅行支援のせいか、それとも間もなくコロナ感染拡がり自粛要請が出るために慌てて出かけているのか。
そういえば、夜おうかがいしたお店でも、11月早々に忘年会の予約で混んでいて、12月は逆にそれほどでもないと。皆さん自粛要請を予感しているようです。
東京への上り線も早朝から渋滞し始めたので早々に一般道へ。
いつも気になっていたお蕎麦屋さん。よく行くニセコのある羊蹄山の麓には一面の蕎麦畑も拡がっています。
実家近くの大きな桜の木。
半世紀前に通っていた小学校の通学路にあります。

春の桜の花の下を友だちと通っていたの懐かしい思い出

小学校の前にある神社



昔は鬱そうとした森の中の神秘的な神社でした。毎日、放課後に友だちと鬼ごっこ、かくれんぼをしました。大木も多かったです。いまは、整備されて明るくなって、昔の面影は皆無です。


ここは東京にある伊勢神宮の唯一の分社です。
神社の前には小学校。
ちょうど音楽室からは練習の楽器の音
半世紀前に入っていた吹奏楽部、当時は銀座で始まったばかりの歩行者天国でほぼ毎週、マーチングに行っていました
創立147周年の小学校。校庭では少年野球の練習中。

小学校の横にはこの地区でも最後に残った武蔵野の面影のあった御屋敷林
でも、間もなくここに近くの病院が移転してくるので森の木々は無くなります。また、一つ、思い出が消えていきます
駅前の昔からある喫茶店。
なんと、今どき、分煙されていません

中は、タバコの臭いがする、昭和レトロ。
モーニングも名古屋のものに較べると控えめなもの。
用事をすませて神奈川県登戸の父の墓参りをしてから名古屋へ。
NEXCO中日本は、この時期に東名高速、中央高速、北陸道とリフレッシュ工事。日本の大動脈を寸断する利用者を無視したいかにもお役所仕事的スケジュール。
更に、コロナで人の移動が減って収益が下がった高速道路会社は、軒並みにSAを豪華にして、SA自体を目的地にさせるように改修。そのために高速道路の本来の目的である”移動“とは関係ない観光客の車も増えて、大混雑。特にSA手前では1車線が渋滞待ちの車の列。海老名SA(下り)はショッピングモール化されて日本一の集客数。
東名川崎から工事区間の御殿場まで2時間半。
途中では、今年使わなかった登山用の非常食を。
結構、美味しかったです。
御殿場を過ぎると高速道路も空いてきます。
午後の富士山をみながら
夕方前に愛知県刈谷パーキングオアシスへ。
少し小腹が空いたので豊橋名物の練り物の串を。色々な味を楽しめて、あらたな食べ方。美味しかったです。

夜は、わが家の親は結婚記念日(嫁さんの誕生日)のお祝いにいつも行く“おでんの幸主”さんへ


手作り豆腐



海老芋

下仁田ネギ
そして今日までのさんまの揚げ出し

あん肝




美味しいお酒も
結婚記念日のお祝いのケーキを。
いつもお会いする常連さんと女将さんと。
実は途中からいつもの事ながら、記憶が。スマホの写真を見て、思い出すことも。
翌日は天気もはっきりしていませんでしたが、お昼ご飯を食べてから近所の私設美術館へ。
こじんまりとした、年に数回開館される美術館。
茶道関係の展示品、そして中庭には中部地方から移設されたお茶室。










誰もいない素敵なお庭でわが家だけの秋を































コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする