ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

1月に観た映画

2025-01-30 16:16:42 | 映画
#
映画料金が安い映画の日。
文壇の裏側を面白おかしく描いた原作を堤幸彦監督のもと、のんさん、滝藤賢一さんの掛け合いでリズミカルに。昨年、閉館した山のホテルを舞台に。この映画、のんさんと滝藤賢一の軽妙な掛け合い、それにエスプリを効かせた田中圭さん他がうまく相乗効果。それにしてものんさんの昭和レトロを含めたファッションも魅力的。
正月の箸休めには最適な映画。
サービスデーで旧名古屋空港跡地のエアポート名古屋へ映画。ちょうど60年前の映画を。父に連れていってもらって観た映画。現代から見ればツッコミどころ満載。でも当時はワクワクして観たと。昔の東京、だいたい23区の国鉄の各駅近くには映画館がありました。住んでいた駅にも二つありました、今はその面影もありませんが。その時の懐かしい思い出。伊福部昭さんの音楽に心躍ったのは半世紀以上前。

サービスデーなのでお昼を食べてからもう一本。”アイヌプリ“とは“アイヌ式””アイヌのやり方“というアイヌ語。
北海道白糠の若いアイヌ一家を追ったドキュメント。昔と違って今の時代はアイヌの人達に対する考え方も随分変わってきています。半世紀前、予備校来ていた北海道と友人はアイヌの事を触れることそのものがタブーであった時代に比べると大きく変わってきています。アイヌの人達は食べ物を殺傷するのはあくまでも神様からの与えられているものという価値観。その中で生きていくために自分達が食べる以上の魚を獲ったり獣を撃つことにある意味割り切りをしているのが現代的。すべて自分達が生かされているのは万物の神によるという考え方を子供達に伝えていくその姿、現代の我々は失われてしまった大切なもの。そんな事を考えさせられる素敵な映画

キャストに広瀬すず、仲野太賀、岸井ゆきの、岡山天音、荒川良々、今田美桜、森七菜、草彅剛、吉岡里帆、神木隆之介と早々たるメンバーによるひとつのベンチをめぐる5話のオムニバス映画。それぞれ若手の実力派俳優さんたちの個性、素晴らしさが表れていて、この人にこんなふうに演じられるんだ、と改めて見直された素敵な映画
ミニシアターでフィンランドの映画。好きな人は好きなのでしょうが、ダメでした。いかにも理屈っぽいいかにもフィンランドらしい映画。日常生活と映画、映画館との密接な関係を。ドキュメンタリータッチなので、何度も寝落ちしそうでした。

岐阜県郡上市、下呂市の清流を舞台にした”fishing love story“。
俳優さん達は有名な人は殆どおらず地味な感じがしますが釣りを通して人々との交流しながら自分探しをする二人。最後の方でようやく目的がはっきりと。と、ここまでは良かったのですが最後の最後で理解不能な展開、せっかく美しい清流、釣り人達、地元の人達との交流の素敵さを感じる映画が残念に思われる結果。

カメラの整備のために名古屋の拠点へ。近くの木曜日が割引の映画館で中山晋平さんの映画。昭和世代には懐かしい曲ばかり。特に東京の小学校時代には何かイベントがあると必ず踊っていた”東京音頭“。運動会でも必ず踊っていました(中学校は東京でも指折りの組合活動盛んな学校で歌謡曲は一切禁止でした)。また、“シャボン”の歌の歌詞、野口雨情さんの悲しい意味があったこと、初めて知りました。
昭和歌謡の良き時代の映画
東日本大震災から10年以上。宮藤官九郎さんが脚本を書くとこういう表現の仕方があるのだな、と。自分も学生時代東北地方にいたので東日本大震災の後に何度か三陸地方へ行きました。未だに復興半ばという状況。それに対する宮藤官九郎なりの東日本大震災への接し方。素敵な映画。

このような史実があった事に初めて知ることができた映画。重税に苦しむ庶民の一揆。今の日本の重税、意味不明な税金に苦しむ我々としては羨ましくも。
大泉洋さん、堤真一さん、そして若手のアクション、とても素敵な映画

毎月”9“のつく日はサービスデーの県営名古屋空港(旧小牧空港)の映画館へ。最愛の人との別れをどうするのか、という誰にでもおこることを。若手の坂東龍汰さんの抑えた表情、西野七瀬さんの透明感、そしてそれを取り巻くベテラン俳優さんたち。岐阜県高山市と飛騨市でのロケ。美しい自然の中での人間の営みを。
素敵な営業

映画ポイント貯まったので無料券で。筒井康隆さんが64歳の時に書いた小説。“老い”に対して、抑えていた”性欲““食欲”他の”欲望“。これを“老い”により失うことへのメタファーを。非常に哲学す的、無機質に描いています。少し難しい映画ですが、長塚京三さんの抑えた演技、そしてモノクロの表現で考えさせられる映画。
#
種痘の普及に尽力した福井藩の笠原良策を取り上げた吉村昭さんの歴史小説の映画化。幕末のこの出来事を初めて知りました。笠原良策が蘭学者日野鼎哉のもと、当時大流行していた種痘を福井藩の子供たちへの接種のいきさつを。漢方学者の妨害のもと、でも、松平春嶽という優れた藩主の支援を受けて。知らなかった歴史を知ることができた、純粋な町医者夫婦を描いた素敵な映画


#
日本の特撮映画の歴史の中でもその大きな影響を与えたと言われる1962年の”妖精ゴラス“の4Kリバイバル版。地球衝突を避けるために、第二次世界大戦後の世界各国が協力。映画“アルマゲドン”のようにアメリカ単独の”カウボーイ“的に事を片付けようとするのとは違い、”まだ“集団保証体制の国連が頼りになっていた時代背景がよくわかります。1954年のゴジラ以降の怪獣特撮の影響で“大人の事情”で怪獣も出ていますがあっという間に片付けられてしまいます。この映画が後の特撮映画に大きな影響を与えたというのは、精巧なミニチュア。非常にリアル。ストーリー自体は突っ込みどころはあるものの、今から60年以上前の映画としては素晴らしい映画。




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1月に観た映画

2025-01-30 15:42:55 | 映画
#
映画料金が安い映画の日。
文壇の裏側を面白おかしく描いた原作を堤幸彦監督のもと、のんさん、滝藤賢一さんの掛け合いでリズミカルに。昨年、閉館した山のホテルを舞台に。この映画、のんさんと滝藤賢一の軽妙な掛け合い、それにエスプリを効かせた田中圭さん他がうまく相乗効果。それにしてものんさんの昭和レトロを含めたファッションも魅力的。
正月の箸休めには最適な映画。
サービスデーで旧名古屋空港跡地のエアポート名古屋へ映画。ちょうど60年前の映画を。父に連れていってもらって観た映画。現代から見ればツッコミどころ満載。でも当時はワクワクして観たと。昔の東京、だいたい23区の国鉄の各駅近くには映画館がありました。住んでいた駅にも二つありました、今はその面影もありませんが。その時の懐かしい思い出。伊福部昭さんの音楽に心躍ったのは半世紀以上前。

サービスデーなのでお昼を食べてからもう一本。”アイヌプリ“とは“アイヌ式””アイヌのやり方“というアイヌ語。
北海道白糠の若いアイヌ一家を追ったドキュメント。昔と違って今の時代はアイヌの人達に対する考え方も随分変わってきています。半世紀前、予備校来ていた北海道と友人はアイヌの事を触れることそのものがタブーであった時代に比べると大きく変わってきています。アイヌの人達は食べ物を殺傷するのはあくまでも神様からの与えられているものという価値観。その中で生きていくために自分達が食べる以上の魚を獲ったり獣を撃つことにある意味割り切りをしているのが現代的。すべて自分達が生かされているのは万物の神によるという考え方を子供達に伝えていくその姿、現代の我々は失われてしまった大切なもの。そんな事を考えさせられる素敵な映画

キャストに広瀬すず、仲野太賀、岸井ゆきの、岡山天音、荒川良々、今田美桜、森七菜、草彅剛、吉岡里帆、神木隆之介と早々たるメンバーによるひとつのベンチをめぐる5話のオムニバス映画。それぞれ若手の実力派俳優さんたちの個性、素晴らしさが表れていて、この人にこんなふうに演じられるんだ、と改めて見直された素敵な映画
ミニシアターでフィンランドの映画。好きな人は好きなのでしょうが、ダメでした。いかにも理屈っぽいいかにもフィンランドらしい映画。日常生活と映画、映画館との密接な関係を。ドキュメンタリータッチなので、何度も寝落ちしそうでした。

岐阜県郡上市、下呂市の清流を舞台にした”fishing love story“。
俳優さん達は有名な人は殆どおらず地味な感じがしますが釣りを通して人々との交流しながら自分探しをする二人。最後の方でようやく目的がはっきりと。と、ここまでは良かったのですが最後の最後で理解不能な展開、せっかく美しい清流、釣り人達、地元の人達との交流の素敵さを感じる映画が残念に思われる結果。

カメラの整備のために名古屋の拠点へ。近くの木曜日が割引の映画館で中山晋平さんの映画。昭和世代には懐かしい曲ばかり。特に東京の小学校時代には何かイベントがあると必ず踊っていた”東京音頭“。運動会でも必ず踊っていました(中学校は東京でも指折りの組合活動盛んな学校で歌謡曲は一切禁止でした)。また、“シャボン”の歌の歌詞、野口雨情さんの悲しい意味があったこと、初めて知りました。
昭和歌謡の良き時代の映画
東日本大震災から10年以上。宮藤官九郎さんが脚本を書くとこういう表現の仕方があるのだな、と。自分も学生時代東北地方にいたので東日本大震災の後に何度か三陸地方へ行きました。未だに復興半ばという状況。それに対する宮藤官九郎なりの東日本大震災への接し方。素敵な映画。

このような史実があった事に初めて知ることができた映画。重税に苦しむ庶民の一揆。今の日本の重税、意味不明な税金に苦しむ我々としては羨ましくも。
大泉洋さん、堤真一さん、そして若手のアクション、とても素敵な映画

毎月”9“のつく日はサービスデーの県営名古屋空港(旧小牧空港)の映画館へ。最愛の人との別れをどうするのか、という誰にでもおこることを。若手の坂東龍汰さんの抑えた表情、西野七瀬さんの透明感、そしてそれを取り巻くベテラン俳優さんたち。岐阜県高山市と飛騨市でのロケ。美しい自然の中での人間の営みを。
素敵な営業

映画ポイント貯まったので無料券で。筒井康隆さんが64歳の時に書いた小説。“老い”に対して、抑えていた”性欲““食欲”他の”欲望“。これを“老い”により失うことへのメタファーを。非常に哲学す的、無機質に描いています。少し難しい映画ですが、長塚京三さんの抑えた演技、そしてモノクロの表現で考えさせられる映画。
#
種痘の普及に尽力した福井藩の笠原良策を取り上げた吉村昭さんの歴史小説の映画化。幕末のこの出来事を初めて知りました。笠原良策が蘭学者日野鼎哉のもと、当時大流行していた種痘を福井藩の子供たちへの接種のいきさつを。漢方学者の妨害のもと、でも、松平春嶽という優れた藩主の支援を受けて。知らなかった歴史を知ることができた、純粋な町医者夫婦を描いた素敵な映画


#
日本の特撮映画の歴史の中でもその大きな影響を与えたと言われる1962年の”妖精ゴラス“の4Kリバイバル版。地球衝突を避けるために、第二次世界大戦後の世界各国が協力。映画“アルマゲドン”のようにアメリカ単独の”カウボーイ“的に事を片付けようとするのとは違い、”まだ“集団保証体制の国連が頼りになっていた時代背景がよくわかります。1954年のゴジラ以降の怪獣特撮の影響で“大人の事情”で怪獣も出ていますがあっという間に片付けられてしまいます。この映画が後の特撮映画に大きな影響を与えたというのは、精巧なミニチュア。非常にリアル。ストーリー自体は突っ込みどころはあるものの、今から60年以上前の映画としては素晴らしい映画。




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ちょっと変わった京都旅行

2025-01-27 09:19:04 | 旅行記
京都の知人のガイドで京都旅行

明け方の名古屋。

バスターミナル前の”ナナちゃん“人形。まもなく、この一帯はリニア開業に向けて再開発、名鉄デパートも閉店するとのこと。この“ナナちゃん”人形はどうなるのだろうか

名古屋から京都へは往復高速バス。二人で往復8000円強なのでお得に。ちなみにホテルもタイムサービスで二人で6500円。普段は倍近い値段ですが。

大垣を越えると雪をかぶった山々

途中のSAでトイレ休憩。バスのナンバープレートを見ると”999“。

京都駅にはほぼ定刻で。知人と合流して京都国際会館へ。人気があって中々入ることのできない洋食屋さん“じゅんさい”さんへ。開店前15分前には数人の方が並んでいました。
待っている時にもお店の外にまで漂っていたデミグラスソースの香り。そのデミグラスソースを使った美味しい洋食。


暖かい日差しが店内に
とても美味しいランチでした。
バスに乗って岩倉具視幽棲旧宅へ



岩倉具視公が一時住んでいた旧宅

お手植えの松


邸内からは大正ガラスを通して外を見ると穏やかな様子。
スタッフの方に色々な説明を受けて、改めて明治維新の時の岩倉具視公の激動の時代を感じられました。





縁側に厳冬期とは思えない暖かい日差しを

資料館へ。
昔の500円札のモデルでもあった岩倉具視公。色々な資料を。

岩倉具視幽棲旧宅から歩いて実相院へ



元々天皇家とはゆかりがあり歴代の天皇の位牌も。

寺内部は撮影禁止です。寺内部から見た春の新緑、秋の紅葉、冬の雪を狙って写真を撮ろうとする観光客で大混雑するので禁止となったようです。でも撮影可能な庭は素敵です。


近くの神社へ

夕方は早めにいつもの”京料理 およね“さんへ。




















美味しい京料理と美味しい日本酒て。京都の“味”を目で、そして食べて楽しめました。
早めに”およね“さんをお暇して、“つちや”さんへジャズライブ




京都へ来た時には知人の案内で何回か訪れています。



美味しいワインと素敵な料理


素敵なジャズライブでした。

翌日は京都へ水を供給している琵琶湖疎水へ

滋賀県民が京都市民に馬鹿にされると”琵琶湖の水止めてやるぞ!“という琵琶湖疎水。



高低差を解決するためのインクライン。インスタ映えで外国人に人気があります。この日もひたすらポーズをとっている外国人も。
コンビニ富士山もそうてすがインスタ映えの写真を見て“追体験”する旅行者が外国人に限らず日本人観光客が増えていますね。昭和時代の人がやっていないことを、他人が経験したことのない事を探しに行く旅行とは随分変わりましたね





南禅寺へつながる疎水

琵琶湖疎水を設計した”田邉朔郎“博士。旧東京帝国大学の卒業論文がもとになって作られた琵琶湖疎水。

インクラインの下のトンネル。インクラインの重量に耐えるために煉瓦をねじった形で積み上げたトンネル。


京阪鉄道で琵琶湖へ

途中、昔ながらの路面電車





琵琶湖疎水の取水口

ちょうど今は工事中で琵琶湖疎水の水が止められています。中々見ることができない光景だそうです



琵琶湖疎水近くの小さなお店で

近江牛の丼

琵琶湖疎水の琵琶湖口へ





まさに琵琶湖。流れる水に手を入れて、琵琶湖の水を感じました


旧大津公会堂。琵琶湖の周りには近江商人で栄えたこの地域、古い建物が残っています。

この日はこの旧大津公会堂地下のライブハウスで若い人のタンゴのライブ。この琵琶湖周辺を拠点としている若手の演奏家たちによるライブ。タンゴが好きな知人が是非ともということで、人生初めてのタンゴのライブ。





バンドネオン。
もうバンドネオンは作られておらず今あるものは何十年も前のものを直しながら使っているそうです。

タンゴには珍しく、サクソフォンを。
アルゼンチンタンゴの歴史、流れを曲の合間に。初めてのタンゴでしたが、素敵なライブ。南米には色々と造詣の深い知人の誘いで本番、アルゼンチンのタンゴを楽しめました。
これからもこの浜大津から若い人達が活躍していくのが楽しみですね。
京都へ戻って高速バスで。

往路のバスは“999”、復路は”777“
何かいいことあるかな?

京都というと外国人で溢れていて京都の風情など微塵も感じられなくなった今の京都。京都と知人によるちょっと変わった京都を。
有名なお寺さんはコロナ時に人が少ない時に楽しめました。ここ数回は知人の案内で、寺以外の京都らしさを楽しみした。おかげで、今回も外国人には京都駅で出会っただけ。ちょうど旧正月が始まる直前の外国人が少ない時期でもありましたが。
インバウンド、日本の本当の良さをどんどん失わせているように気がします。

静かな、京都を楽しむことができました。

























































































































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新年の長谷寺へ

2025-01-14 20:38:17 | 旅行記
定年退職をして一番やりたかった事!それは土日、祝日以外に出かけること。
連休明け、奈良県長谷寺さんへ。
長谷寺さんへは春・夏・秋・冬と四季に一度づつ。
長谷寺さんでは冬は7時から、夏は6時半から朝のお勤めに参加できます。
“祈りの回廊”

さすがウィークデー、朝6時に行くと我が家だけ。



回廊の灯りも綺麗

冬牡丹、花のついたものには雪囲い



我が家だけの廊下、週末ではまず無理。

国宝の本堂に着くと、若い僧侶の方が温度計を覗いています。
“寒いですか?”
と伺うと
”2℃あります“
今日は天気予報によると3月並みの天候と。例年感じる骨の髄まで寒さを感じる寒さはないです。

ようやく本堂へ
夜明け前、空が白んできた、美しい青い色。夜の漆黒と朝の太陽との混ざり合い。

誰もいない本堂、ゆっくりと天井を。かなり昔に寄進された百人一首をモチーフにした天井画



朝のお勤め開始前、10分前には我が家と他に女性が一人。
ところが僧侶が入ってきた時に慌てて飛び込んできた中年夫婦。
この中年夫婦、読経の途中でスマホが鳴り出すという大失態。バタバタ飛び込む行いなのでだいたい想像通り。
とは言え、静かな山々にこだまする僧侶の読経、最後の周囲の山々への”遥拝“。静かな山々に響き渡る読経。神聖な気持ちになります。

読経が終わると山から顔を覗かせた太陽が

長谷寺さんでは三脚禁止なので国宝の本堂にカメラを置いて。傷がつかないように細心の注意をはらって。

温かい太陽の光が五重塔に

擬宝珠にもこの日の太陽があたりその影が長く伸びています。


やはり週末とは違い、長い廊下にも誰もいません。

長い廊下の途中の寺の建物が今は“長谷寺カフェ”として利用されています。通常は朝9時からの営業なのですが、朝のお勤めに参加した人のために予約制で朝粥を朝8時からいただけます。
今日は我が家だけ

秋には目の前に紅葉したモミジが見事だった場所で。
窓を開けると寒いですが、柔らかい朝の光が顔に当たると温かさを感じます。

地元、月ヶ瀬のお米、弘法茶、素麺、そして地元の野菜、吉野葛。
寒さの中で茶粥の温かさが身体に染み渡ります。また弘法茶の独特な香りも温かさと相まってホッとします。
もう何年も来ていますが初めての朝粥体験。お店の方に伺うと2年くらい前から始まったそうです。
茶粥で暖まって境内を。

雪囲いの冬牡丹

苔にも柔らかい朝の陽光





冬牡丹が青空に映えています


いつも朝早くから営業されているよもぎ餅を。添加物は一切入っていないので、購入した日に食べないと硬くなってしまいます。とても美味しいよもぎ餅。
向かえにある柿の葉寿司店で柿の葉寿司を買おうと思ったらまだ閉まっています。週末は比較的早くから開いているので、ウィークデーに来たときの弱点かな?
あとはひたすら名古屋へ。

鈴鹿市にあるトンテキ屋さんへ。

ボリュームあるトンテキとコマ焼をテイクアウトで。夜の楽しみに

近くの酒屋さんへ

この酒屋さんには鈴鹿、三重県の地元のお酒が沢山。今回は鈴鹿の清水清三郎商店さんのお酒と名張の伊勢志摩サミットで饗されたお酒を。



お店には清水清三郎商店さんのお酒の自販機。
一度辞めて、その後復活した鈴鹿の清水清三郎商店さん、この酒蔵のお酒はこのお店で買えます。有名なのは”鈴鹿川“。漫画居酒屋“ぼったくり”にも取り上げられた美味しいお酒。そして今は”作“(ザク)。これは“ザク”という名前、ガンダムファンに人気が出て、今ではこの名前の方が有名になってしまいました。

お店を出てひたすら国道23号線、通称”名四国道“を。昼過ぎに帰宅。

これで正月の初詣を終わりですね。




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“鉄分”の多い日

2025-01-12 18:58:34 | 鉄道(模型)
夜明け前に嫁さんを初釜に送ってから三重県ら三岐鉄道北勢線へ

日本で現存する最古のコンクリート眼鏡橋。
@
すぐ近くには日本でも唯一?の“ねじれ橋”

珍しい形として登録



昨日は雪が降って残雪が田圃に



ナローゲージ、軽便鉄道なので線路の幅は狭いですね


近くの神社の鳥居をくぐるように走る軽便鉄道
採掘で削られた山肌の藤原岳。今も石灰を。かつてはセントレア、中部国際空港の埋め立てにも使われました。中部国際空港は初の民間飛行場、コスト意識も高く作られた飛行場。当初は知多半島の山を使おうとした時に、地元の自治体から足元をみられて埋め立ての土砂の値段がつり上がってしまいました。そこでトヨタ自動車が関係する民間飛行場であるセントレア、知多半島からの高値を吹っ掛けられた土砂の使用を拒否、この藤原岳他の土砂を。慌てた知多半島の自治体は値段を下げたのですがあくまでもセントレアは使用を拒否しました。そのために知多半島の自治体は財政破綻となり、隣の自治体と”南セントレア市“になる計画は破綻、自治体の長は責任を取らされたと。
欲にかられて惨めな事になった知多半島の自治体。藤原岳を見るといつも思い出します。

近くの日本唯一の“貨物鉄道博物館”へ。

現役時代に大型変圧器の製造企業と関係していたので馴染みのある大型変圧器輸送のための貨車”シキ“

無骨な鉄の塊。
時がたち、その役割を終えて、余生をこの博物館で。

雪がときおり舞う寒い冬の“鉄分”の多い日を。



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