国の旅行支援を利用して毎年初滑りをする平湯温泉スキー場と高山泊
天気予報では、今年最強の寒波襲来、”不要不急外出の自粛“と。
目的の飛騨地方も大雪の予報。
こういうときには長年の経験から、東海北陸自動車道は通行止め、国道156号線も確実に通行止め、かといって松本経由は日陰の多い山道で滑りやすい、と言うことで確実な国道41号線で。
名古屋からみると大きく迂回する東海北陸自動車道と国道41号線では時間は殆ど変わらず。
この選択が正しかったこと、そして後ほど高山の人達から国道41号線が一番確実なのか、を教えて貰って納得。
朝4:00の名古屋市内は吹雪。
雪国の人達にとっては笑っちゃう雪ですが。
国道41号線は、安定して予定通りに。
目的地は、高山からさらに奥の北アルプスの麓、平湯温泉スキー場。
次第に横なぐりの吹雪となる中、この平湯温泉スキー場は山あいにあって、また、風向きも都合良く、強い風はふいていません。
しかも100%天然雪でパフパフの新雪
幹線の高速道路が大雪で不通になったせいか、スキー客も少なく、気持ち良く。
初滑りで、こんなにコンディションの良い雪に恵まれて幸運。
初滑りて怪我をしないように回数券を二人で使って切り上げて終了。
雪も激しくなってきて視界も効かなくなってきたのでちょうど良かったです。
高山へ戻って、昔からあった高山駅近くの街中華のお店が廃業して復活した新しいお店へ
ラーメン“おおもり”さんへ
住宅街の中のこじんまりとしたお店
おばあちゃん一人で。
昔ながらの、昭和世代には懐かしいお店。
美味しかったです。
高山の街中は、信じられないくらい閑散と。
中部、関西地方からの幹線道路の東海北陸自動車道が大雪で通行止め、JR.高山本線も不通、となりキャンセルが多発したそうです。
金曜日までは雪の無かった高山市内、たった1日で大雪。
神社の狛犬も大雪に埋もれています。
手長足長像も雪の中。
知り合いの人達と話をすると、”初雪なのに厳しい!雪かきに慣れていないのに!“と
夜はもう40年近く訪れている老舗のお店
若い頃に北アルプスを縦走して列車に乗る前に寄るささやかな贅沢でした。
色々とあった今年、来年は良い年でありますようにとご挨拶
そして、マスターが素敵なバーへ。
コンソメベースのカクテルを初めて。
バーのマスターといえば、寡黙と言うのがお決まりですが、ここは全く逆。マスターの話が楽しいお店。
今日も美味しく、楽しく時を過ごさせていただきました。
大雪で閑散とした高山市内の夜。クリスマスのイルミネーションが雪に映えて綺麗です。
翌朝はチラチラと雪が舞っている高山。
ときおり雪が止んでいます。
宮川も雪景色
もう、10年以上寄らせていただいている朝市のお店で飛騨地方の正月には欠かせない“花餅”と漬物を。おばさんと話をしているとちょうど、どこかのテレビ局が取材、インタビューも受けました。
おばさんと年の瀬のご挨拶をしてお店を後に。
近くの春慶塗のお店へ寄って、顔なじみのおじさんと色々とお話。
春慶塗と言えば高価な高山の伝統工芸品ですが、時々、掘り出し物があって我が家にある春慶塗は掘り出し物ばかり。裏に傷があったり塗りむらがあったり、時にはどこかの会社の創立記念に作られたがキャンセルになったものとか。普段使う表面ではない裏面の不具合なので自宅用では全く問題なし。ここへスーパーの割引の刺身とかをのせるだけで、とても素敵な気分になれます。
おじさんと年末のご挨拶
高山に来ると必ず寄る”京絲“さん。
高山と言えば“塩ぶり、寒鰤”が有名で市がたつくらい。
そのぶりを使ったぶり寿司と、飛騨牛の握り寿司、そして正月用の塩ぶりの切り身を。
夜の日本酒に。
お店の方と話をしていて、やはり東海北陸自動車道の不通によりお客さんのキャンセルが物凄く増えて、せっかくのクリスマスの週末も暇になったと残念がっていました。
来年は良い年になるようにとご挨拶をしてお店を後に
今の時期、飛騨地方では、飛騨ネギがちょうど旬。下仁田ネギのように甘くて、昨晩も夜、いただいてその甘さに驚いて買いました。嫁さんに言わせると”名古屋の近所のスーパーの普通のネギより安い!“と。
輸送費かけて運ぶネギよりも地元のネギの方が安いのですね。
名古屋への帰途の途中、久々野の坂本酒店さんで、普段呑みのお手頃なシャンパンを。このお店はワイン好きでは隠れた人気のあるお店。今のご主人のお父様が世界中のワインを集め、そのために地下通路まで作ってしまったお店。ご主人の博識はいつも感心させられます。
今回はご主人お勧めのポルトガルのお手頃価格のシャンパンを2本、全国旅行支援のクーポンで。
そして奥様、弟さんと突然の大雪でてんやわんやだったことや色々と楽しく時を過ごさせていただきました。
名古屋へ戻る途中、下呂市で名物の“鶏ちゃん”を。
有名なお店のようで沢山の芸能人の色紙が。
お昼前だったので並ばずに入店出来ましたが、食べ終わる頃には数組並んでいました。
下呂市の名物の味噌ベースの”鶏ちゃん“、このお店でもとても美味しくいただきました。
ところで、今回の大雪、太平洋と日本海を結ぶ道路としては、北陸自動車道、東海北陸自動車道、国道156線、国道41号線とありますが、国道41号線以外はすべて大雪で不通に。
逆に言うと国道41号線は守られていると。今回、色々な話をあちらこちらでうかがってその理由が判りました。
まず、北陸自動車道は毎年の雪の閉じ込めのために最初からすぐに閉鎖、東海北陸自動車道は高い所の橋が多く除雪した雪を外へ出せないので除雪出来ないので閉鎖。国道156号線は山間部なので除雪が間に合わないので閉鎖。
それに対して国道41号線は日本で四季が1番反映される幹線国道として国が認めていて、多くの資金を投じて管理していると。幹線国道としては日本有数の降雨量、北海道よりも多い積雪量なので管理に大金を使っているとのこと。
確かに飛驒川沿いの国道41号線は大雨ならば飛驒川の激流に曝されて、昔の飛驒川バス転落事故も。
今回は国道41号線を使ったので、大雪の影響を受けずに。
怪我もせずに初滑り出来ました。
今シーズンも、怪我無くスキーが出来ますように。