ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

初めてのお祓い

2020-01-31 10:01:42 | 
昨年、台風時に近くのスーパーで車をぶつけ(自損事故)、厄払いのため、人生初めての車のお祓い

とりあえず、愛知県と言えば熱田さん(熱田神宮)。
先着順で朝8時半から。

係の人が門を開けて車のお祓いの専用場所へ。
6,000円、8,000円、10,000円以上のご祈祷料、最初は我が家しかいなかったので近くで掃除をしている人に(小声で)相談。
”皆さん、どのくらいですか?”
”だいたい6,000円ですね。金額の違いはお祓いは一緒なので貰えるものが違うだけですよ。まぁ、気持ちの問題デスよ!”
嫁さんが”今年、高いのにしてまた、来年もお祓いをしなければならなくなったときに、今年より安い金額とはいかないよ!”との不吉な事を言うのでとりあえず今年は6,000円で。
これほど愛想のない巫女さんは会ったことはないくらいの無愛想な巫女さんに受付をしてもらって中へ。

ある程度人がまとまった段階で9時からお祓い。
お祓い場所の中で宮司さんが、つっかえつっかえながら祝詞を奏上、相変わらずの無愛想な巫女さん。

外へ出て個別に車のお祓い

運転席と助手席もお祓い。
ということで、我が家の車の後部座席に座るとお祓いの効力は無いかも😢
昼から、会社勤めの時の取引先の方がアマチュアオーケストラで演奏会と言うことでクラシック。
時間があったので、名古屋の栄での写真の展示会

能面には深い意味があるのですね。同じ1つのお面でも見る角度により笑ったり、泣いたり、怒ったり、そしてポーカーフェイスにも。



演目は珍しい曲。
ウォルトンは多分初めて。
マーラーの9番は曰く付きの交響曲。
”9番の呪い”
ベートーベン、ブルックナー他、交響曲9番を作曲すると亡くなってしまいます。マーラーも死を恐れて8番の次に作曲した交響曲は敢えて交響曲を名乗らず”大地の歌”と名付けています。そしてマーラーも大地の歌の後、交響曲10番作曲中に亡くなります。やはり呪い?
アマチュアとはいえ、弦楽器は素晴らしかったです。
日曜日はお花の先生でもある嫁さんが展示している華道展へ

バケツか?と嫁さんにメールしたらランプシェードだ!と怒られた返事でした。

ポカポカ陽気の名古屋。

冬はどこへ?





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トランプ大統領とグレダさん 

2020-01-23 09:02:42 | 社会・経済
トランプ大統領とグレダさん。
グレダさんはこれ以上地球を壊すな!
トランプ大統領はもっと経済活動を!
一見、矛盾だらけをの主張に見えます。
でも、よく考えると色々と。
グレダさんの主張はこれ以上地球を壊すな、化石燃料を使うな、もっとエコなものを。
そのために飛行機は使わずにヨットを。
そもそもここに矛盾だらけ。その最新鋭のヨットに使われている素材を作るために大量のエネルギーと資源が使われています。自動車も同様。EVが最適と言いますがモーター、大量の電子部品を使いますが、大量のエネルギーと資源を使用しています、そしてその採取のために環境破壊も。さらに使用する電気も山を崩しての太陽光パネル、そして長く使えないパネルの放置等、全体を見ると何が何だかわからない状態。ドイツは脱原発と言ってもフランスの原発の電気を大量購入。どの局面をとったらエコなのかよくわからないです。
勿論、トランプ大統領の消費は美徳の考え方は良いのか、といわれると疑問が多いのも事実。
そしてここに環境ビジネスが入ってきてSNSで情報戦が始まると本当に何が正しいのか、よくわかりません。
よく、中国の資源の大量消費、食料の爆買い、過剰生産設備による”無秩序な”輸出、そして環境破壊を非難されます。でも、既に、所謂”西欧的な”物質的な幸福に満たされている我々が中国に対していつまでも貧しい状態でいろ、というのは無理。彼らが西欧的な物質的な幸せを目指せば、結果は自明の理。中国の次はインドです。
グレダさんもトランプ大統領も同じです。どちらも今の自分達の”西欧的な”生活水準を落とす気持ちはさらさらありません。若い人達に未来を、と言っても、例えば今の日本を見れば24時間のコンビニ、通販、インターネット、そして24時間の眠らない町。これらを放棄して、あるいは制限することは絶対に容認しないでしょう。
ここに、そもそもの矛盾が。いや、矛盾ではない、人間のもっている欲望なのかもしれません。
これからは混沌、そして今でも顕著になりつつ日本社会の大きな格差が激しくなり、それを解決しないと(解はありませんが)、本当に荒れた国になりますね。
政治家は金のためならば国土を売ることはいとわなくなっています。外資に国土を買われても(一部植民地化、租界化され始めています)、個人的にお金をを手に入れたらそれでヨシと。
日本社会全体が金の亡者に。
なんでこうなったのかな?


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冬なのに

2020-01-20 16:55:41 | スキー

今年の暖冬、冬の寒さ、雪で生計を立てている人達にとっては深刻ですね。

いつもの妙高赤倉へスキー。
例年であれば駐車場とゲレンデとの間に50cm位の段差がありますが今年はほぼ同じ高さ。
名古屋から高速道路を使って来ましたが、ほとんど手前のスキー場へ。
感覚的には
80%が安曇野インター(八方などの北アルプス)、15%が信州中野(志賀高原)、残りの大半が豊田飯山(野沢温泉、斑尾)で新潟県はほとんどおらず。
これだけ雪が無ければわざわざ遠くに来ようとは思わないですね。
またオープンしているスキー場も滑る範囲も限られてそこへ人が集中するので危険な状況。うまく探すと空いているエリアもありますが、常連ではないと無理かな。
そんなときには、ゆっくりと。

いつもは混んでいるレストラン。やはり小雪なのでいつもは無い段差。




中は素敵なお店です。サイホンコーヒーでリゾート気分。
お昼はいつものぽん太郎さんへ

いつもながら、美味しいランチ。
混雑しているゲレンデには戻らず宿へ早めに入って温泉へ。

いつものユアズイン。今年は雪が無いので写真のような雪はありませんが😢
温泉もあり、妙高山も大きく、反対側には斑尾などの山々が一望された素敵な宿です。ここで夜までのんびりと。
夜は地元の知人と赤倉温泉街の昔ながらのお店へ。

お酒も、食べ物も素敵です。小さなカウンターと小さな小上がりのお店でいつものぞくと一杯ですがラッキーなことに空いていました。
更けゆく赤倉の夜。
翌日は東京の実家経由、父のお墓のある神奈川県登戸へ寄って名古屋へ。

暖かいはずです。前日に雪が降った東京も、日曜日には暖かくてセーターを着ていると汗ばむ気温

なぜかいつもは混んでいる環状7号線もガラガラ、東名、新東名もガラガラ。不思議。
それにしても、暖かい、高速道路の途中にあった杉林も杉の花が開花しようとしているのか山中が黄色く。
もう、スキーはできなくなるのかな😢









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1月に観た映画

2020-01-14 12:15:02 | 映画
還暦なって、そして会社でも嘱託として今までの責任とノルマに追われた生活から解放されて自由な時間が増えました。そして何よりも敬老料金(最近はシルバー料金と言うようですが)で安く観ることができて(夫婦割も含め)映画を観る機会が増えました。

学生時代から何度も観た映画。
なんといっても主人公は砂漠。
そして男しか出ていない映画。まぁイスラム教の世界ですから。完全版ということで、かつて削除されていたトルコ軍による所謂性的虐待(それを快感に思う部分)の部分も含まれています。でも俳優は名優と言われる人達ばかり。ロレンスの”知恵の七柱”は学生時代に読みましたが苦労した記憶。
現在の中東問題の出だし、混乱のきっかけとなったのはこの映画の通り。どうしても西欧的な見方で描かれていてアラビアの部族達を低くみているのも事実。
映画としては前半の輝かしい部分と後半の暗い部分が見事に描かれ、また、モーリス・ジャールの音楽が美しい、名作です。



汎用工業製品のフォードが芸術作品のフェラーリに挑んだお伽話のような実話。
アメリカの巨大企業が巨大なるが故に大企業病になり始め”物を創る”ことを忘れはじめたもののまだ現場の職人の力もあったよき時代。サラリーマン会社ではなくオーナー会社でもあるのかもしれませんが。出て来る車の美しさもありますがなんとしても勝ちたい!という人の想いが自動車という工業製品に命を吹き込むということ、そしてそれを取り囲む人々達の生き生きとした息吹と、一方で物を創ることを忘れ、組織を第一にして上を見て忖度している大企業の経営層とのぶつかり合いも面白いです。大企業になるとそこで働く人達を守る、という組織防衛が最大の存在意義が重視されるのはある意味仕方のないことですが。
いわば”アナログ”と”デジタル”の闘い。
面白い映画でした。

岩井俊二監督の映画。
世代的には同じ、仙台ご出身とのことでロケ地も仙台、白石。学生時代を過ごした東北ということもあり懐かしく。
ストーリーとしては高校時代の淡い恋心、その揺れる想いを、世代を渡ってとても美しく描かれています。青春という時代は遙か彼方という歳になりました。ても、逆に若かりしとき、まさにはその場では、動揺した心の中でそんなに客観的に自らを見つめることはできず、むしろ、歳をとってから振り返ってわかる、そんな想いかもしれませんが。
この映画も、淡い恋心、相手を想う、それも一方的、盲目的に想う気持ちを清々しく描いています。小林武史さんの音楽も素敵です。
でもなんといっても福山雅治さん、松たか子さんのベテランは勿論ですが、広瀬すずさん、森七菜さんという若手の実力派も若さ故の一途な想い、新たな状況に対してちょっと引いた気持ちをうまく演じていました。
スマホでメールをする現代に、手紙を書くということの素晴らしさを岩井俊二監督は見事に描いています。
素敵な映画。

人は生きていれば素敵なことだけではなく嫌なことだらけ。思い出したくもない事が沢山。その、嫌な事だけを忘れることができたら人は心穏やかに、幸せになれるのか?
嫌な経験、記憶があるが故に素敵な経験がより素敵に思えるのかもしれません。人は別れ、試練を肌で感じるが故に今、目の前の幸せを感じるのかもしれません。
そんなことを考えさせられた映画。
でも、最後の切なさはなんとも言えない、ぐっとくるものが。若手メインの映画でしたが面白かった映画です。

もう震災から9年。でも、復興は遅々として中々。昨年、会社の仕事で陸前高田のほうへ行きましたが、復興は遅々として。
広島から岩手までのロードムービー。
”生き残った者はなんとしても生きる”
生きる望みを無くした少女の生きる事への新たな希望を手にしていく成長物語。
出会う人達、海外から避難してきたクルド人達、とにかく生きること、そして飯を食べること。その力強さに接しながら成長していきます。
そして諏訪監督の独特な撮影手法、つまり台詞は決まっておらずその場の雰囲気で会話をする構成台本によるため会話が本当に自然の会話。
モトローラ世理奈さん、独特な雰囲気、引き込まれていきます。素敵な映画。

日本に不法に滞在している中国人。
最近は日本人が外国人を不当に使用している事が多くなっています。中小企業はもとより、農業でも(かつて高原野菜で有名な産地でも)。そんな中で他人になりかわっていた不法滞在中国人。それがわかって最後には見て見ぬふりを、そして逃がす。でも、悲劇的な未来が案じられる結末。
本当に日本、おかしくなってしまっています。海外から日本に憧れて来た外国人は日本に失望していくこと、本当になんとかしていかないと。
そんなことを考えさせられた映画。

藤沢周平原作の木曽福島を中心とした木曽地方を。
とても美しく、そしてなんといっても御嶽山の素晴らしさが。それもそのはず、日本初の8K映画。
そして今の日本を代表する俳優、女優さん達。
昭和の時代劇そのものの、そしてとても美しい映画。見応えあります。ただ、期間限定の映画なのが残念です。

ビートルズとデビッド・ボウイの音楽が。
戦争映画、反戦映画というよりは、子供の頃、誰にでもあったような空想の世界と現実世界とのギャップに戸惑う、そんな子供の感覚の映画。
それがたまたま戦争、軍服、というもので、戦争オタク、軍服オタクであった、そんな映画。
アンネの日記と、白薔薇団のエピソードが加わって表されています。
最後に現実世界での我に返った人達の善意が救われた感じです。
監督が出演、とても素敵な映画です。

日本公開前、世界中で酷評されて興行的に厳しい、という映画。
多分、ミュージカルという舞台を前提にした人達のの評価かな、舞台を観たことが無いので特に単純に映画として観ました(ストーリーは知っていますが)。
体に密着したコスチューム、そして生々しい表現は、少し、ゾッとしましたが、見馴れました。ただ、映画そのものとしてはなにか薄っぺらい、頭になにも残らないストーリーでした。海外では生々しい表現が酷評されていましたがむしろ演出、映画そのものに問題が。
出演者はひとりひとりは素敵なのですが話しが繋がらない。また、ダンスシーンはシルクドソレイユとかモダンダンスが好きな人達にはよいかもしれませんが、昔のミュージカルのダンスシーンにはもっと目を見張るものが沢山あります。
ここでふっと思うと、”舞台”はある意味観客の頭の中での空想、想像力を自由に駆使できますが、”実写”となるとその自由が奪われます。ひとそれぞれの世界をもつことのできる舞台とは異なりそれが世界的に批判されたのかもしれません。
中にはここ10年で最低の映画と酷評する人もいますが。
いずれにしても、出演者はプリンシパル、歌手等、実力者なのに勿体ない。
そんな残念な映画でした。

実際にある前田建設の話し。
マジンガーZの本体ではなく格納庫を現代の土木建築の技術で造ってみるとどうなるのか、どのようにするのか、そしていくらかかるのか?
空想ものに真剣に取り組んだらどうなるのか?
内容はコメディですが至極真面目に。
確かに鉄腕アトムの設定時期はもう、過ぎています。そしてマジンガーZも今の時代に近いもの。
昔の空想を今の技術で、つまり空想に現実が追いついたのか?
面白い映画。

でも、なんで、冬になると面白い映画が増えるのかしら。冬はスキーで週末は出かけるのでどうしても平日の夜の映画を。まぁ、ラッキーなことに家から車で30分のところに3カ所のシネコンがあるので便利ですが。









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車に魅力が無くなったのは?

2020-01-12 20:55:02 | 
連休中は嫁さんの初釜のアッシーと、どこへ行っても混んでいそうなので近場の博物館へ。
トヨタ自動車博物館
年始は週末には毎日先着100名に2000GTのカレンダーを配布。

開館前から長蛇の列。
そんなに人は来ないのですが。日本人は並ぶのが好きですね。というか無駄な時間捨てていますね。
昨年買ったカメラとレンズの練習のために。朝早くならば空いているので好きに写真撮ることができます。
入り口には



今回は好きな車を写真に














昔の欧米の車はデザイン的に素敵ですね、セクシーな雰囲気。 
日本の車も素敵でした



















特にダットサン”フェアレディ”は小学校、中学校の同級生のお父さんが設計者のひとりでした。



この車が最初に発売されたときには”天才たまご”というニックネームでした。ミッドシップエンジンで凄いと。その後のワンボックスカーブームのきっかけになった車。もう、生産中止に。時の流れを感じます。
そして個人的に好きな車

モノコック構造、エンジンといいまさに飛行機会社の車。
あとは、会社にいたときに開発に関係していた車も。



いずれも駆動用モーターにかかわっていました。
この自動車博物館の凄いところはトヨタ車以外も沢山あり、”トヨタ”の名が冠していますが世界中の車があります







車だけでも数百台、バックヤードにも多数。しかも全てが動きます。全ての車はサスペンションを守るために支えがついています。
ちょうどフォードの歴史を











併設されている特別展示室はこれもコレクションが凄いです。







ちょうど自分が産まれた時の雑誌も


最近、車が売れない、といわれますが、車そのものに魅力がなくなってしまったのかもしれません。ここへ来て昔の車をみているとそれぞれ個性的です。最近の車はあまりにも効率的すぎて、単なる移動手段であり、車を所有することについての魅力が無いような気がします。もちろん、車の値段が高くなりすぎたこと、そして個人の所得が減ってきていることという経済的な理由も大きいとは思いますが。
本当に最近の車は没個性的、面白みが無い、ソンなことをこの自動車博物館へ来ると感じます。
観光資源の無い名古屋といわれますが、この自動車博物館は是非訪れてほしい場所です。車に興味が無い人でも個性的なデザインの車には惹かれるでしょう。








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