例年、クリスマス時期にスキー初滑りで奥飛騨の小さなスキー場へ。
しかし今年は数日前までの暖かさで雪が少なく、スキー場はオープンできず。更に金曜日からの大雪で今度はオープンに間に合わず。
ということで、ノンビリと岐阜県高山へ。
朝起きると、名古屋でも雪が降ったのか、それとも風に乗って飛んてきたのか、車のボンネットには白いものがポツポツと。
東海北陸自動車道はチェーン規制中。シーズン初めの上にこの高速道路は運転のヘタなドライバー多いので冬場のこの時期は使いたくないです。そこで国道41号線、通称“益田街道”で北上。この国道、国から委託されて整備している業者がしっかりしている(補助金多い?)のでどんなに天候悪くても通行できます。
ということで国道41号線で。

いつも気になっていた川辺町の酒蔵へ。

”平和錦酒造“さん
ふらっと立ち寄ったのですが蔵元さんが丁寧に説明してくれました。

江戸時代から続く酒蔵で、南部杜氏の流れをくんでいるそうです。


先週蔵出しされた新酒を。

懐かしい看板も。
すぐ裏には山がありその下を高山本線。
ここの山も軽い登山には良いですよ、と蔵元さん、すると女性ハイカーがお二人、登っていきました。
今度、簡単なハイキングに。

なぜか、全く車の走っていない国道41号線。順調に高山の隣の久々野へ。隠れたワインの名店、“坂本酒店”さんへ。

高山のソムリエさんに教えてもらった”シャンパン餃子“
餃子を醤油ではなくて柑橘類のタレと黒胡椒で、そしてスパークリングワイン、シャンパンを。

シャンパン、スパークリングワインは値段がピンからキリまでありますが、普段呑みにはお手軽価格のものを。
坂本からお手軽なワインを紹介してもらいました。モルドバ産の赤と白、チリ産の赤。1000円台。
地質学の専門家でもある坂本さんと楽しくお話を。弟さん共々、良いお年を!と言ってお店をあとに。
高山で昔からある味飯の専門店“おがわ”さんへ。地元の人達に長年愛されているお店

年月を感じさせるカウンター

メニューは味飯だけ。これでなんと!600円。
美味しくいただきました。
店主の方と、最近はなぜか外国人が増えた、と。そういえばお店に入ったときにも韓国人が3人親子でいました。

昼すぎなので高山を散策。
不思議なことに日本人観光客、ほとんどいません。外国人も西洋の人達はあまりおらずアジア系。

いつもお邪魔する春慶塗の”こくわ“さんへ行き、お話をさせていただきましたが、今週は西洋系の人達が殆どいないと。
時間も早いので雪の中、城山へ。
誰もおらず、屋根に雪が残った高山の市内を一望。
夜は40年近く通っているステーキ店へ。新入社員のときに北アルプスを縦走したときに先輩に連れて行ってもらって以来。新穂高のバスターミナルで仲間とお金を出し合ってお金を確認。粗食に耐えてきた登山の後、列車に乗るまでの僅かな時間に駆け込んだのが思い出
今日はクリスマスイブが近いので最初にチキンを。地元のチキンで柔らかすぎず肉がひきしまっていて美味しいチキンでした

スタッフの皆さんと、良いお年を!と。

夜なのにほとんど人がいません。クリスマスシーズンにはもっと沢山人がいたのですが。コロナのときも。

素敵なバーテンダーさんのいる“ラビットホール”さんへ
寡黙なバーテンダーさん、というバーのイメージの対局にあるような、よく喋るマスター。でも、その知識は、ウィスキー、ワインに、限らず色々と。ときには毒を交えて(たまに毒ばかりのときもありますが)
隣りの席の若いお兄さん、趣味でチョコレートを作っているとのことでいくつかいただきました。ラベンダー味のチョコ、絶品。一口いただいてほんのりとラベンダーの香り。そして暫くすると口の中にラベンダーの香りが。ラベンダーの香りが“味覚”として広がっていきます。マスターも、ブルーチーズに合うピートの香りの強いウィスキーに合うかな、と。全く同じように思いました。素敵なチョコレート、ありがとうございました!

良いお年を!と

翌日は朝市へ。

ぷらぷらと駅へ行くと最新鋭のハイブリッドディーゼルが。北海道でも各駅用のハイブリッドディーゼルに乗りましたが、モーター駆動のため山岳地帯でのパワーには圧倒されます。山岳地帯を走る高山本線では最適化と。同じようにモーター駆動の水素電池車の開発を発表したJR東海、山岳地帯地帯でのテストを行なう、ということなのでこの高山本線でも見ることができるかもしれません。

飛騨牛の握りとぶり寿司を注文していた”京絲“さんへ。この日の夕食に
。あとはひたすら名古屋へ

会社勤めの時に、取引先の方が加入されていた名古屋市民管弦楽団の定期演奏会へ

チェコのスメタナのわが祖国、全曲。素晴らしい演奏会でした。そして指揮者の井崎正浩さんのアクティブな、ときには繊細な、素晴らしい指揮も良かったです。
最後のアンコールはクリスマスらしく、ルロイ・アンダーソンのそり滑り、楽団員の皆さんはトナカイ、サンタ帽、昭和の時代にはよく見かけたメガネ。そしてなんと、指揮者の井崎正浩さんがホール後方からサンタクロースの姿で。
楽しい曲目はもちろん、指揮者の方も含めて楽団員の皆さんが楽しく演奏されていました。
とても素敵なクリスマスでした