土曜日は上越高田での”謙信酒祭り”。まず、1000円で、小さなぐい飲みを購入。
その後、出店しているいくつかの酒蔵のお酒を試飲、購入もできます。
するとあまり太平洋側では耳にしたことのない、蔵元を発見。
このお酒、とても飲みやすく、どのお酒を飲んだ後でも、おいしくいただける不思議なお酒!この、佐藤酒造、なんと宝暦4年(1754年)創業の蔵元で、家族3人で経営、とのこと。隣のブースの蔵元さんから、息子さんは継がないとのこと。この後、どうなってしまうんでしょうか?
どの蔵元も何人かの人たちで対応していましたが、ここは、社長さん?おひとりで応対。悪く言えば”愛想がない”でもよく言えば”実直”な職人さんのような方でした。我々6人で、ブースの裏の机でお酒を飲んでしまいました。
この世の中、なんでもかんでも”情報”に振り回されていて常にパソコン、携帯(スマートフォン)で情報を仕入れようと、必死になっています。そして情報を得ただけで、”実感した”と勘違いをしています。情報を得ることだけが自己目的化、しかも、その情報ですら、発信者の意図のもと発せられるもの。やはり、現場に行って”生の体験”が大切!
部屋から出て、外へ、アウトドアヘ!
最後に、この蔵元のおじさんに”おいしかったです”というと、はみ噛みながら”どうも”と言った笑顔が印象的でした。
朝から雨もあがり、いつもの長野県大鹿村へ。今日は、映画で有名になった”大鹿歌舞伎”の開催日。全国からすごい数の自動車が!その混雑を避けて大池高原のいつも行く”おい菜”さんへ。
ベランダから中央アルプスを見ながら山菜そばを。駒ヶ岳、宝剣岳から、恵那山まで、きれいに見渡せます。たまたま、地元の人もいらっしゃってお茶を飲みながらお店のご主人夫妻とも会話。大鹿歌舞伎は、地元の人は、出演者の親戚・知り合い以外はあまり見に行かず、こじんまりしているとのこと。ところが、今年は映画の影響で、村外から観光客が多数くるとのことで、”例年以上に”真剣に練習をしていた、とのこと。映画の影響はすごい。
ベランダの下はハングライダーのスタートポイント。 紅葉と中央アルプスが見事です。
その後南アルプスの絶景の展望地である夕立神公園へ。ここは標高は1600mを超えていますが、なんと海底の岩が造山運動で見られます。
この緑岩、かつての海底だそうです。ここには展望台があり、南アルプスがよく見えます。
下山をしてフォッサマグナを。
ラインが曲がっていますが、本当にフォッサマグナが曲がっているの、かなぁ?
”おい菜”のご主人が加工をした鹿肉でできた”ウィンナー”と”サラミ”を。
以前、お話をした地元のおばちゃんたちが絶賛していました。今日の夜はこれで冷酒!(^^)!
今日は、午前中は仕事。今日と明日は名古屋の”名古屋まつり”と”大須大道町人祭”が開催されます。この二つのまつり、非常に対照的です。
この”名古屋まつり”は織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の”三英傑”と濃姫、ねね、千姫に扮した人たちの行列が呼び物です。”三英傑”はかつては地元の有力者が、今は、形の上では”一般公募”ということになっていますが---。かつては、この”3英傑”になった人が自分の銅像を建ててしまった人もいます。ところが、濃姫、ねね、千姫たちは、松坂屋、三越、丸栄という地元の百貨店(地元では”3M”と言われています)から、持ち回りで選出してます。そのために、開催年によっては、”う~ん”(個人の感想です)とうなってしまうようなお姫様もでてしまいます。なんといっても、新参者でもあり、名古屋で一番売り上げが多い”JR高島屋”が外れており、売上が下がり続ける”3M”が新参者を排除する、という閉鎖性が如実に表れています。見物人が減っているのもうなずけます。今日は、大雨のため中止。
一方”大須大道町人祭は”全国から大道芸人を集めて、あちらこちらでパフォマーンスが行われています。
懐かしい、ガマの油売りも。また、金粉をまとった有名なパフォーマンス集団も。街中のあちらこちらでパフォマーンスが行われています。でも最大の呼び物は”花魁道中”です。
非常に多くの人で、あふれています。この”大須”、世界コスプレサミットが開催されたり、骨董品市(毎月18日、28日)、そして日本一安いパソコン街としても有名です。 秋葉原より先に”おたく文化”が栄えた街です。
名古屋は”よそ者を受け入れない”閉鎖性”がよく言われますが、このような大須のような”前衛的”な街も存在します。徳川時代には大きな反乱もない一方、倹約令に抵抗した徳川宗春、そして、今の県知事、市長というユニークな人材を輩出しています。不思議な街です。