ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

六根清浄(御嶽山)

2011-09-24 20:09:54 | 

連休中、天気がよいので御嶽山へ。そろそろ紅葉かなぁと期待しつつ濁河温泉口から。御嶽山は、夏は御嶽教の人たちが、

”六根清浄、御山は快晴、登らせ給え、懺悔、懺悔”

(ろっこん しょうじょう、おやまはかいせい、のぼらせたまえ、ざんげ、ざんげ)

と声を上げながら登ります。文章で書くとこうなりますが、節をつけながら山域に大きく響く声は声明(しょうみょう)のようで聞き惚れてしまいますし、やはり身が引き締まるような気持ちになります。さらに御嶽教は非常に多くの教会があるので、いくつもの教会の人たちが登っていく様子は、霊山”御嶽山”を肌で感じられます。

ちなみに、六根とは、”眼”、”耳”、”鼻”、”舌”、”身(触感)”の5つの感覚とそれらによって得られる思いである”意”です。また、”どっこいしょ”という語源はこの”六根清浄”に由来しているそうです(六根清浄は六根浄とも言って、ここから由来しているそうです)。これらは、御嶽山、二の池小屋のホームページに出ています。

これらの光景は、夏の、それもお盆までが中心です。

今回は御嶽教の人たちがよく登る木曽側ではなく比較的に宗教色が少ない飛騨側から登りました。宗教色が少ないとは言ってもやはり宗教的なものはあります。

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昨日は乗鞍畳平で今年の初氷、とのことで冷え込みました。御嶽でも橋は霜、霜柱もたくさんありました。

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そして、山頂近くでは、今年初めてのツララを発見

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でも、天気がよいので、見晴は最高!

Cid_16d3deb3bba148a29b0e4528f99f105 北アルプスの笠ケ岳、乗鞍山が絶景!

飛騨側山頂近くの五の池小屋で、昼食を。ここの管理人は非常に若く、スタッフも若いです。とても素敵な管理人さんとスタッフです。不思議なことですが、山小屋の管理人さん、スタッフが若いと、若い登山客が多いですね。この山小屋ができた10年前にはよく行きました。今年からデッキができて、思わず、ここで飲むビールは最高!と思い、500円を払おうと思ったら+100円でエビスビールが飲めますよ!との管理人さんのお言葉につられて、エキストラの100円を払ってしまいました。

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(多分日本の山小屋では唯一?)シナモンたっぷりの”ホットワイン”と”管理人お手製のアマゴの燻製が入った”おつまみセット”を。このホットワイン管理人が小屋をまかされた10年くらい前に、名古屋の登山店(よく我が家が行く登山店です)で”ヨーロッパの山小屋ではよく出るよ!”とのことから出したものです(ちなみに我が家もスキーツアーの時にはよくこのホットワインを飲みます)。管理人、スタッフといろんな話をしていたらスタッフの女の子が大きな声で”おつまみセットの方!”(少しはずかしかったです!管理人さんも”声が大きいよ!”と笑っていました) 

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  <おつまみセットは自家製のアマゴの燻製のほか、燻製チーズ、キュウリが>

紅葉は、まだ、まったくなく、それでも目を皿のようにして探してようやく、一部が紅葉した木を発見

Cid_eabe2dbfc9554d5e9b5e002454e3ecd紅葉は、あと2~3週間後かなぁ?

Cid_e1260b6e5ee644eea6b39a40cdfafd0ちなみに3年前の同じ日にはこうなっていました。

あとは、濁河(にごりご)温泉へ。

  

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磨き屋シンジケート

2011-09-22 19:57:08 | モノ・道具

新潟県の燕はステンレス食器の製造で有名です。これもその昔、銅の板を叩いて伸ばして作る伸銅技術で銅製品を製造していた関係で、この叩きの技術を応用してステンレス製品を作り始めたようです。20年近く前にはよく仕事で訪問しました(博物館に石川五右衛門の銅のキセルがあったのを覚えています)。安物のステンレス食器は中国製に押されていますが、しっかりした製品はやはり燕での製品が。特にステンレスの磨きの技術は世界でも最高峰の技術で、あのiPhoneのケースもここでなければできないそうです。ここではいくつかの会社が集まって”磨き屋シンジケート”なる集団を作って鏡面仕上げのビアマグを作っています。手作りなので手に入らない時には数年待つこともあります。

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たまたま、ホームページ見ていたら、在庫あり⇒即注文!SUS304ステンレスを使用、断熱2重構造で重厚です。また、さすがに職人の汗した鏡面加工は美しく、輸入の安物とは格段に違いますね。日本には、すぐれた技術があるのに、なぜか、安物の輸入品に飛びつくようになってしまい物を大切にしなくなってしまいました。”良いもの”を”大切に”使って日本の伝統的な技術を守っていきたいものです。メンテナンス用の柔らかい布も同封されています。

明日からの連休、これでビールを飲むぞ!(^^)

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秋の味覚とミンミン蝉

2011-09-18 11:58:11 | 食・レシピ

連休で混んでいると思い、近場で、秋の味覚を探しに!豊田市の山奥で、販売しているキノコを発見。

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帰りは、いつも立ち寄る五平餅を!おばあちゃん達の手作りですが、なんといっても、タレに、ゆずが隠し味となっていて絶品です。しかもお値段は200円。9月も中旬なのに、ミンミン蝉の声を聴きながら!

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酔っ払いステッカーとのツーショット!

でも、暑い!おばあちゃん達のお茶?が池で冷やされていましたが、冷えているのかなぁ~?

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熱いお茶になりそう(+o+)!

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大鹿村

2011-09-17 18:21:42 | 食・レシピ

台風の影響で豪雨、すこしでも北のほうが天気がよいと思い、長野県南部の大鹿村に避暑?を兼ねて、鹿肉を購入に。いつも行く”おい菜”へ。中央アルプスがよく見えるベランダは一面の霧。

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いつもそばをいただきますが、今日は丁度、今朝採ってきたキノコを使ったキノコそばを。採れたてなので、少し土?の香りが。でもおいしいです。

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付け合せのカボチャもとてもおいしかったです。

ここのご主人は、鹿、イノシシその他の肉の加工をされています。特に鹿肉については格別です。鹿の臭み、つまり、鉄?血?のかおりはなく、とてもおいしいです。肉については、冬に狩猟したもの以外は肉の傷みが出るので、使用しないそうです。ここでは、ステーキ用とタタキの両方がありましたが、例の富山の悪質焼肉店のおかげで、生肉であるタタキについては販売を自粛するように、とある筋(役所)から指導があったとのこと。ご主人によると、今後日本国内で生肉を販売できるのは、国が認めた数少ない加工場で加工された九州の馬肉のみだそうです。まぁ、ステーキ用肉をあぶればタタキになりますが。
帰りがけに、大鹿村の地元の物産販売所で元気なオバチャンたちと雑談、そこへ地元のおばあちゃんが、大量のミョウガを持ち込んできました。ミョウガおいしいよ!というオバチャン達の勢いにつられて購入。嫁さんと二人なのでたくさんはいらないな、と思っていまいしたが、
甘酢につけるとおいしいよ、酒のつまみには最高!とのオバチャン達の”悪魔のささやき”でオバチャンの3つかみ、なんと650gを400円で。

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帰りがけに自宅近くのスーパーで値段を見たら、3個で200円でした。600gのミョウガ、家であらためて見ると結構な量ですネ。とこれで、夜のおつまみが!!!

ミョウガは本来は夏が旬の野菜で、本当ならば過ぎ行く夏を思いながら、というところでしょうが、下界に下りてくると、居座って中々いなくならない夏を恨みつつ、ミョウガを楽しも~っと!

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キープレフト

2011-09-17 17:52:05 | 

高速道路を使う機会が多いですが、高速道路でのマナーが悪くなってますね。

(1)追い越し車線をゆっくりと走行している車が多いです。最高速度が80kmだからといって、追い越し車線を80kmで走行、追い越し車線で左抜き(交通違反)されても動じない車が多いです。よく見ると、軽乗用車の高齢者が多いです(マークがついています)。確かに1000円で、安い軽乗用車で、遠出しようという年配者はかなりいたと思います。

(2)車線変更禁止を無視する車が多いです。中央高速道路では恵那山トンネルが車線変更禁止ですが、守らない車が多いです。夜はトラックが、昼間はふつうの車が。

最近、高速道路に入口、高速道路上に、”キープレフト”と書いた看板をよく見るようになりました。この言葉、教習所で最初のほうに習った気がしますが。

これは、高速道路土日1000円が実施されてから目立ちました。特に、遠隔地ナンバーに多かったですが、最近は地元のナンバーも増えています。おかげで、長野県警高速警備隊は、追い越し車線を走行している車を摘発しています。

土日1000円がなくなってからは、かなり少なくなりましたので、運転はしやすくなりました。でも、懐が!

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