ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

笹ヶ峰、キノコキャンプ

2016-10-30 17:07:05 | アウトドア
恒例の笹ヶ峰キノコキャンプ。
でも、雨、冬型へ。

妙高に近づくと雨、と、晴れが入り混じって、大きな虹が二つ、三つ。
ところが、赤倉では霧と雨でしたが、笹ヶ峰に来ると明るく(でも雨)。笹ヶ峰マジック、少し弱め。

笹ヶ峰キャンプ場からキノコ探し





そしてにっこり

寒くなってきたので、髙谷池ヒュッテへ電話をしたら、写真を送ってもらいました

雪景色
夜のとばりと共に宴会

そしてキノコ汁

大人の火遊びも


夜は冷えて、寒い。

朝、遠くを見ると

山々に雪。
暑い夏、秋。そしてあっという間に冬。
色んな人々の色んな出来事があっても、季節は確実に。

来週は、小屋閉め。
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山小屋はどこまで便利にすべき?(2)

2016-10-25 17:07:46 | 

妙高、髙谷池ヒュッテの改築でかなり色々と変わる、ということで、色々とインターネットでネットサーフィンをしてみると色々と。
登山者が求めているのは
(1)食事
(2)寝床、プライバシー
(3)トイレ
と、いうことのようですね。
食事、ということでは冷凍食品を使用したものをうまく出している小屋が多いですね。揚げ物、焼き物にも。


寝床については、やはり清潔感のある布団、と、個室の要望。個室の要望は今までとは異なる現代的なもの。団体登山、グループ登山が増えていることも一因かも。ただ、一方で、単独行の登山者も多いです。これらへのバランスをとることも考えないと。

驚くことに、これから新造されるフェリーは、どんどん個室が増えていくようです。大部屋での雑魚寝はかつてのものになりつつあります。時代は変わりつつあります。 

トイレについては、やはり水洗、さらに洗浄機能の要求が強いようでね。
確かに昔からの登山者には、贅沢かもしれませんが、最近の(元々は山登りしていない)中高年登山者、水洗トイレ以外を知らない若い登山者には”ぽっとんトイレ“は耐えられないかもしれません。


もちろん、これらの要求を受け入れると値段はあがります。でも、民間の山小屋では、利益率は高いところも多い(経営者の収益が高い)のも事実。もちろん、ほぼ24時間、拘束されることや、緊急事態への対応をとらなければならないことも考える必要はあると思います。単純に収益が多い、少ないだけでは判断できないでしょう。
公営の山小屋であれば、損益分岐点を把握すれば、料金もおのずと下げていくことも検討できるでしょう。もちろん、このようなことは、廻りに民間の山小屋のあるところは難しいかもしれませんが。
かつて、北アルプスの山小屋に居候していたときに、意外と損益分岐点は高くはなかったと思いました。
これからは、山小屋も経営的な視野で運営することが、継続的に存在する、という意味では必要なのかもしれません、補助金、公的資金を当てにしてはいけないのかもしれません。
もちろん、大前提として、自然環境を破壊することは言語道断です。

時代とともに、変わらずに遺すものと積極的に変えていくもの、このバランスが求められるのかもしれません。

そして素敵なスタッフ。登山者に媚びへつらう必要はありませんが、やはり客商売なので、それなりの対応は必要かと。

髙谷池ヒュッテは古き良きモノを遺しながら新しい山小屋に変わりつつあるのかもしれません。

素晴らしい、この地を愛するスタッフがいる限りは山小屋が改築されても、大丈夫でしょう。そしてこの山小屋とスタッフのファンがいる限り。




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山小屋はどこまで便利にすべき?

2016-10-22 22:47:32 | 

週末、天気悪かったせいで山登りせず、体が鈍ってしまい、今日は、妙高へ日帰り。とりあえず今年の工事が終わった髙谷池ヒュッテへ。
そういえばハロウィン。上信越自動車道下り線野尻湖PAのトイレに


可愛らしい。いきな計らい。
天気は、よいはずなのに霧が。
でも、笹ヶ峰に近づくと

晴れ!”笹ヶ峰マジック“
今年は紅葉、近くで見ると葉が枯れていますが(夏の高温、秋の長雨)、全体で見ると、やはり綺麗に





やはり、運動不足と加齢?でバテバテ。空身に近い状態なのに、ヨレヨレ。
なんとか、展望台へ。

遠くには、槍ヶ岳も。

髙谷池ヒュッテ着

以前と比べると

何か今までの開放感からなんとなく砦のような外観に
扉を開けると

ずいぶん、明るく、垢抜けた印象


因みに、以前は

小屋の中で一番寒く、暗い”サティアン“のようだった管理人室も、広く明るく

また、ぶつかりあっていた厨房も、広く明るく

そして今までの食道兼憩いの場は

明るく。
と、ここまではよかった、と思いますが、他には色々と考えさせられることも、

200KVの保冷庫、と冷凍ショーケース
確かに、カレーとハヤシだけ(でも美味しいです)というのは、少し時代遅れな感じはします。でも、この設備を動かすためのエネルギー(電源)はどうするのかしら?一日中発電機回すのかな?
そして、もっと考えさせられるのは

三階建ての小屋のなんと、三階に巨大な水タンク。満タンにすると3tになるそう。強度的に小屋には手を入れたそうですが、本当にこんなもの必要なのかしら。目的はトイレ。すべてを温水洗浄機能付トイレ(ウォッシュレットとはTOTOの登録商標名)。髙谷池の水だそうですが、大丈夫なのか、と。
というのも、この手の設備、たしかにTOTOが世に広めましたが、この発想・技術はTOTOではなく、愛知県の某企業。仕事柄、この会社の幹部の方に開発の歴史を伺うと、水質によってトラブルが多く、大変、とのこと。
もちろん、個人的にはウォッシュレット、嬉しいですが、山小屋にここまで、巨大なタンクを作ってまで設置する必要あるのか、考えさせられます。
しかし、一番問題なのは、国の機関が却下したはずの”シャワールーム“の工事の準備。何かおかしい。
便利とは思いますが、必ずしも水が潤沢にあるわけではない髙谷池の水、どうするのかしら?枯れてしまいます。
どうも、便利に、観光客を、という錦の御旗を掲げて、工事をすること自身が目的と思われてしまいます。
どうも、どこかで、誰が得をしているような。
こういうことを言うと”ヨソ者、都会モノ“は口を出すな、と地方の人達。でも、よく、考えてほしいのは、地方の予算の大半は地方交付税は全国の国民からの税金。但し、地方交付税の必要ない東京都は別。地方の予算、好き勝手に使って良いわけではありません

本当に、これで良いのか?
色々と考えさせられることも。

丁度、今日は、工事関係のトイレ物資の荷卸し

ヘリコプターが来ると風が舞うので、管理人、スタッフと一緒にテント場のテントを守りに。

土曜日、日曜日で約30回の荷卸しだそうです。
下山して、ふれあい会館で汗を流して、名古屋へ。
色々と考えさせられた日帰り登山

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ふっと出会った素敵な雑誌(本)

2016-10-20 16:24:20 | 本と雑誌

インターネットサーフィンをしていたら気になる本。
昨年、創刊(とはいえ年に1冊)された
Stuben magazine
創刊号はシュナイダーの特集。
また、スキーのみならず雪国の文化、歴史を扱った、読み応えのある本。
創刊号が素晴らしかったので、先ほど出版された2号も。
1回読んだらほおってしまうような本ではなく、手元に置いておきたい、そんな本。
昔の色褪せた写真も、素敵。
山を歩いていて突然、素晴らしい景色に出くわした、そんな本。
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乗鞍岳・平湯尾根、隠れたパノラマルート

2016-10-15 21:07:24 | 

今年は本当に週末、天気悪い、特に土曜日は最悪(日曜日よくても翌日、月曜日に仕事があり、ダメ)。
そんな今年、初めて?土日の天気が良い今週末、今シーズン秋、初めての山登り。
ところが、そうなるとどこも、混みそう、ということで、隠し球。
乗鞍岳、平湯尾根へ。

高速道路では、今シーズン初めての、道路温度の低温注意表示。最近、朝晩、めっきり寒く。
高山に近づくと、朝焼けの乗鞍岳

平湯のバスターミナル、朝から上高地へのバスがひっきりなし

平湯バスターミナルにはサトちゃん?

平湯始発の乗鞍岳畳平行きのバスはほおのき平では満席、何人かは乗れませんでした。バスの運転手さんは“今シーズン最高のピーカンだよ!”

朝早くから自転車の人達。乗鞍スカイラインはバス、タクシー、電気自動車以外の乗り入れ禁止、ただし自転車はOK。

さすがに3000m近くの標高なので、日陰には霜も

バスからは乗鞍岳

畳平の池には氷も

乗鞍スカイラインを歩いて下り、平湯尾根への分岐点へ。
途中、白山も

続々と自転車が上がってきます

分岐点近くでは穂高連峰が


このルート、これから、いやっていうほど穂高連峰を始めとして見続けて行きます
振り返ると、
八ヶ岳連峰

そして南アルプス

平湯尾根の途中の硫黄岳でコーヒー。

穂高連峰をお供に、最高のコーヒー。
しばらく、黒部五郎岳から西穂高

黒部五郎、笠、双六、三俣、常念、蝶、槍、穂高連峰、西穂
そして手前に活火山、焼岳
本当に静かな登山道

もう、穂高連峰を見るのは飽き飽きしたころに、乗鞍大権現に。

ここから、乗鞍岳の山々が



ここからはひたすら急な下り

今年は紅葉がダメ、色づく前に枯れてしまっています。
脚がガクガクになったころに、平湯温泉スキー場の最上部に。

このルートの最大の難所、スキー場。
このスキー場、そんじょそこらの軟弱なスキー場とは違い、上級者コースは足もすくむような斜度、中級者コースも、自称中級者では無理なくらいの斜度と狭さ。

登山道はこの中級者コース。
転びそうになりながら、最下部の初級者コースに。
なにか、います

羊?

羊が放し飼い

スキー場の最下部には扉

そして登山道の入り口

今日、出会った登山者は、高校生?の男の子2人組と、若い女の子2人組の4人だけ。
本当に、静かな、そして素晴らしい風景のパノラマルート。
標識2700mの畳平から1200mの平湯温泉まで。



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