昨年発症した突発性難聴で病院へ。
診察の合間に目の前の公園で桜を。
桜を見ながら、ふっ といろんなことを。
30年、サラリーマン人生、長い?短い?
最初の15年間は、前しか見ず、ほとんど毎月海外出張、年間に年末と年始しか休まず、363日出勤、今では考えられない年も!。でも当時の”発展途上国”という言葉がまさに当てはまる国々での仕事は活気があり、やりがいが。
その後、伴侶を見つけたときに、大病をして、生死の境をうろちょろ。たまたま当時の上司の友人のいた病院へ入院。
その時の病院。
その時にふっ と立ち止まって、このままでいいのか?と考えましたが、新しい環境のもと、以前よりはゆっくりと前に、でも、時代の先端の環境事業に携わり、進んできました。
しかし、リーマンショック後、世の中は大きく変わり、製造業は最悪の状況に。特に、素材関係については、昔”発展途上国”と言われていた国々の技術が大幅に向上、メイドインジャパンと遜色なくなり、むしろ、競争力を持っています。今の日本の製造業と言われている業界で持ちこたえているのは、”すりあわせ技術”を駆使する製品(たとえば自動車など)のみ、素材産業は日本国内では再生は不可能に近い状況。
桜の花の隣では最後の椿が。
そんな状況の中で、長々と、会社にしがみついているのは、何故?と自問自答する、その答えは、やはり”お金”なのか?。昔のよい時代でよい思いをしてきた経営陣、旧来的な精神論で騒いでいますが、今の日本の(歴史的な)企業はことごとく、壊滅的。年寄りが会社にしがみつき、若手の活力をそいでいる、それが今の日本の会社かもしれません。
でも、それでよいのか?と自問自答、このまま60越えまで会社にしがみつき、さて、次の人生を、とかんがえる時には、既に体の自由がきかなくなってしまう、ならば、もっと早いうちに新たな生き方を探す、ということも必要なのでは?
かつて、入院していた病院から、患者さんたちが、桜の花を見ていました。
かつては、中から外を見ていた自分。
桜の花を見ながら、ふっ と想いました
目の間に、素敵なご夫婦