冬やってた、ゆるキャンっていう面白いアニメに触発されて久し振りにテント泊してみた。
女子高生が真冬の富士山裾野周辺で一人キャンプを楽しむという、ありえないお話しなんだけど、中でも志摩リン(主要キャラクターは東海三県の市名だったりする)ちゃんは常に孤独なソロキャンを愛する筋金入りの野外活動娘だ。クールだけどちょいお茶目で、こんな娘がやってんだからおじさんも負けていられない。
ずっと、お魚隊長とは付かず離れずの距離感でアウトドアライフを満喫していたから、誰も近くにいないテント泊は十数年ぶりかもしれない。三時には竿を仕舞い、相模湖のバックウォーターにテントを張り、500mmlのビール二缶を立て続けに呑み干し、日が沈む頃には寝落ちしていた。
夜半に目が醒めると、丸い大きな月が水面も辺りの山々をも優しく照らし出していた。
今年初めての釣りも飽きない程度に楽しみ、毎日の味気ない都会の日々から逃げ出した。
富士の春
吉田うどんを賞味し
丸い月眩しい夜を川辺で寝る