25年も前から上演されていた舞台だとは知らなかった。
その頃既に「恋の季節」や「中の島ブルース」は懐メロだったし、ムード歌謡なんていうジャンルを知っている人は昭和四十年代にぎりぎり小学生だったわたくし世代以上の年配者だろう。
思えば日本の音楽シーンは多様性という意味で一番盛況だったかもしれない。ド演歌あり、アイドルポップスあり、ニューミュージックあり、ロックもフォークも小学生から老人まで口ずさめるような時代でもあった。
原作舞台の事は知らないので比べようがないけど、映画の脚本も原作者が書いているので殆ど同じ内容なのだろう。映画的に変更されているとすればヒロインの比重が高くなっていることだと思う。
ヒロインを能年玲奈(のん)が演じてなければ観なかった。大人の事情で封印され続けている才能を久しぶりに味わうことができた。まぁ業界(どこの世界も同じですが)の言い分といて、原石を見出し磨いて磨いてこれからお金に変えようとしたら逃げられちゃ、やってられないよ。っていうのもその通り。能年玲奈もあと少し我慢できれば役者としても得るものが多かっただろうし、何より表現者として活躍できたんだからちょっと勇み足だった。
温泉旅館のお座敷ステージで使いまわされたギャグと唯一のオリジナル曲を歌うオヤジコーラスグループに、歌手を夢見て挫折した女の子が加わることで映画は動き出す。能年玲奈演じるヒロインが’50Sっぽい衣装とメイクで可愛い。歌声も伸びやかな清涼感ある声で気持ちいい。そのまま単純なハッピーエンドでも良かったと思うが、少しひねった結末をもってきたのも笑えたから良しとしよう。
設定が東北の田舎町だったから、あまちゃんのアキがそのまま大人になったのかと思えるようなキャスティングも短絡的だけどツボに嵌まっている。これからももっと沢山の映画で女優能年玲奈を観てみたい。
その頃既に「恋の季節」や「中の島ブルース」は懐メロだったし、ムード歌謡なんていうジャンルを知っている人は昭和四十年代にぎりぎり小学生だったわたくし世代以上の年配者だろう。
思えば日本の音楽シーンは多様性という意味で一番盛況だったかもしれない。ド演歌あり、アイドルポップスあり、ニューミュージックあり、ロックもフォークも小学生から老人まで口ずさめるような時代でもあった。
原作舞台の事は知らないので比べようがないけど、映画の脚本も原作者が書いているので殆ど同じ内容なのだろう。映画的に変更されているとすればヒロインの比重が高くなっていることだと思う。
ヒロインを能年玲奈(のん)が演じてなければ観なかった。大人の事情で封印され続けている才能を久しぶりに味わうことができた。まぁ業界(どこの世界も同じですが)の言い分といて、原石を見出し磨いて磨いてこれからお金に変えようとしたら逃げられちゃ、やってられないよ。っていうのもその通り。能年玲奈もあと少し我慢できれば役者としても得るものが多かっただろうし、何より表現者として活躍できたんだからちょっと勇み足だった。
温泉旅館のお座敷ステージで使いまわされたギャグと唯一のオリジナル曲を歌うオヤジコーラスグループに、歌手を夢見て挫折した女の子が加わることで映画は動き出す。能年玲奈演じるヒロインが’50Sっぽい衣装とメイクで可愛い。歌声も伸びやかな清涼感ある声で気持ちいい。そのまま単純なハッピーエンドでも良かったと思うが、少しひねった結末をもってきたのも笑えたから良しとしよう。
設定が東北の田舎町だったから、あまちゃんのアキがそのまま大人になったのかと思えるようなキャスティングも短絡的だけどツボに嵌まっている。これからももっと沢山の映画で女優能年玲奈を観てみたい。