桂川も真上から刺す太陽の光で真夏の暑さが続く
二泊三日の釣りだけの時間がゆったりと流れる
一日目
川茂堰堤上流の大場所で虹鱒の大物を狙うが、まるでアタリ無し。いつも何らかの獲物が居る吐き出し口のポイントにも、深い淵が連なる好ポイントでも小さな魚信ひとつない。途中で出会った若い餌釣りのお兄ちゃんと暫く話し込んだけど、昔のように一投毎に魚が餌付いた頃を取り戻す術は見つからない。明らかに釣り人は減っているのだから、川の問題なのかなぁ?大水が出た後にもう一度来てみよう。
午後からは西桂の公園から上流の滑床を探る。先日の日曜日に放流されたばかりだから、釣れ残った魚が弱々しく餌を追う。滑床に出来た小さいヨレには15cmに満たない天魚がかなり放流されているみたい。こちらは激しいアタリで餌を咥えて行くから面白い。夕方までそんな魚達と遊んで、公園の駐車場にテントを張る。寝袋は朝方まで不要なほどの陽気なので気持ちいい。雲のない夜空には満天の星々。
二日目
上流域を目指し湧水滝より上流に竿を出す。居そうなポイントにはだいたい魚が着いていてストレスは無い。桜淵に何のアタリもなかったけど日並みによっては大漁になることを知っているからアッサリ引き上げる。穴口堰堤上流も暫くは沈黙していたけど、瀬にはいつもの様に元気な魚が餌付いた。二股滝の下流の淵でそこそこの大物が釣れたけど肝心の滝の淵では今日もアタリ無い。滝上の細流は久し振り。短い竿でも張り出した木々に糸が絡みいちいち面倒臭い。
寿堰堤で遊んで終わりにしようと思って駐車スペースに行ってみると先行者がいるので、深山橋まで車を進めてみれば工事中の車両がひしめいており車を停められない。日暮れには少し早いけど竿を納め下流に向かう。
長竿を目一杯振りたくて明朝は最下流にターゲットを絞り、アピオの駐車場に寝場所を定める。読みかけの小説をゆっくり読んで夜を待つ。
三日目
8.5m竿をしならせる大きな虹鱒が暴れる淵で楽しむけど、大輪橋下の瀬は魚の気配がない。やっぱり増水しないと面白味がないのは仕方ない。
横浜に帰ろう。