映画と渓流釣り

物忘れしないための処方箋

2022 冬ドラマ始まりました

2022-01-26 16:40:00 | 旧作映画、TVドラマ

今年も冬のドラマが始まった
凄く期待しているものは無いけど、珍しくNHK大河ドラマを観ようと思い一年間頑張ってみるつもりだ

「カムカムエブリバディ」
深津絵里がヒロインになって、舞台は大阪の街にあるクリーニング屋とジャズが演奏されるお店を行ったり来たりしている。一月下旬にオダギリジョーと夫婦になって京都に暮らし回転焼き屋を始めるらしい。額の傷と母親に捨てられたと思い込んでいる心の傷にこの結婚は福音をもたらすのだろうか。朝ドラだから悲惨な結末にはならないんだろうけど、最初のパートは決して幸せな結末ではなかったからちょっと不安だな。もう少しで最終パートへ引き継がれるだろうからこの2週間あたりが山場になりそうだ

「ミステリと言う勿れ」
きっと原作は面白いんだろうと思うけど、このドラマはダメだ
菅田将暉は変わり者の主人公を楽しそうに演じているので流石だなと感心するけど、物語に枝葉が付きすぎて3話終わったところで急激にリタイアしたくなっている。妹を殺された謎めいた兄(永山瑛太)の登場が迷走路の入り口ならこれからもっと見通しのきかないドラマになりそうだ。伊藤沙莉のような使い勝手のいい女優を見殺しにしているのも気に食わない。殺された妹(白石麻衣)の真実と今後主要キャストで登場しそうな門脇麦が気になるのでそれまでは観続けるつもり

「恋せぬふたり」
久し振りにNHKよるドラを楽しんでいる
題名も思わせぶりだけど、恋もセックスにも関心を持てない人をアロマンティック・アセクシャルと言うんだそうだ。初めて聞くややこしいヨコモジに今時のドラマ作りの大変さが滲む。セクシャリティの線引きをも超えて今度は生物の根本にかかわるような問題を抱えているように思う。もう男とか女とかLGBTQとか言ってる場合じゃない。野菜やアイドルには惹かれるのに、自分以外の人間に恋愛感情を抱けないなんて病気じゃないか!攻めのNHKが観られるよるドラにあってもこの題材は結構過激だろう
そんな二人を岸井ゆきのと高橋一生が抜群に魅力的な人物として演じている
最後は二人の心に恋愛感情が芽吹くのだろうか?このまま飄々と夫婦になってゆく結末でも納得できるようなドラマになって欲しいと思うし、大いに期待している

「ファイトソング」
清原果耶は本当に美人なんだなと民放主演ドラマを観てつくづく実感
間宮祥太郎演じる一発屋ミュージシャンも内気な青年で好感持てるし、ジャニーズの子だと思うけど施設で一緒に育った幼馴染のハウスクリーニング屋もヤンチャさが似合っている。面白くなるドラマはやっぱり登場人物に思い入れできるかが大事だ。脇の栗山千明や稲森いずみも美味しい役回りだし、藤原さくらが個性的な目立ち方をしていて驚いた
このドラマの恋愛も直球じゃない。2か月で結果を出さなきゃならないミュージシャンと2か月後に聴力を失うかもしれない女の子のお試しカップルから始まる恋模様のようだ。名手岡田恵和がこの二人をどのように幸せにしてくれるんだろう。とても楽しみだ
知らなかったので驚きと共に嬉しかったのは、主人公花枝の「ファイトソング」だったのが先日ライブコンサートを見に行ったPerfumeの名曲STAR TRAINだったこと。しみじみ良い曲だ

「妻、小学生になる。」
まだ1話しか観ていないが、この冬一番の掘り出し物になるかもしれない
お話の骨格はかつて何度となく観てきたような既視感があるのだけど、何といっても凄いのは生まれ変わった妻を演じている毎田暖乃ちゃんの神がかった名演技だろう。この子役がいなかったらこんなに面白い導入部には絶対なっていない。生前の妻役である石田ゆり子の口調とか雰囲気とかを違和感なく見せられちゃうから、堤真一の夫も蒔田彩珠の娘も次第に妻(母)が本当に生まれ変わったんだと信じるようになるのだ。それはテレビのこちら側とて同じこと。フィクションのドラマだから、いつもなら荒唐無稽のファンタジーが起きてもせせら笑っているけど、何だか本当にしっかり者の妻が立ち現れたように思えたから凄い。朝ドラ「おちょやん」で健気なヒロイン幼少期を演じたので知ってはいたが、恐ろしいほど感の良い子役(女優と言ってもいいかも)が現れたものだ
精神的大黒柱(妻)を失くした家族(夫娘)が前を向いて歩きだす姿を感動的に描いてくれたならと、金曜日が待ち遠しい限り

「鎌倉殿の13人」
めったに大河ドラマは観ないのだけど、三谷幸喜の脚本である事、舞台が好きな町鎌倉である事、結婚後の新垣結衣も出演していることの3点で新年早々長丁場に取り組んでいる。何故大河ドラマを敬遠しているかと言うと、日本史に登場する人物相関図に疎いため名前とつながりを覚えるだけで嫌になってしまうからだ。この大河も1話目はやっぱり登場人物の相関関係が分からず辛かったけど、3話目にはだんだん分かってきて面白くなってきた。もともと三谷脚本は明瞭なのでここを乗り切れれば一年間観続けられそうだ

「DCU」
酷い
ハリウッドのスタッフに手伝ってもらおうが、つまらないドラマはつまらないのだ
何でこんなに酷い脚本なんだろう。4人で書いているがアダになっているようにしか思えない。特殊チームの意義も不明だし、スペシャルな能力も伝わらないなんて
次で多分リタイアだと思う